野中香方子のレビュー一覧
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本書では現代のライフスタイルが人間の健康や精神に及ぼす影響を分析し、より自然に沿った生き方を提案する本人間が本来持つ「野生の力」を取り戻すための方法を紹介している。
また、「現代の生活が私たちの身体や心をどのように歪めているか」を明らかにしている。
得られる生活ノウハウ(実践できるポイント)
1.定期的な運動が脳と精神を最適化する
→ 特に「持久運動(ランニング・ウォーキング・サイクリング)」が脳の神経可塑性を高め、ストレスを軽減し、幸福感を高める。
2.加工食品を減らし、自然な食事を意識する
→ 砂糖・加工食品・精製炭水化物を避け、魚・肉・ナッツ・野菜など、人類が長く食べてきたものを -
Posted by ブクログ
一般的に心身に良いとされていること、地中海食を食べ、定期的に運動し、短すぎず長すぎない程度に寝て、良い人間関係を築き、こどくにならないこと、をしていればこの本が言っていることから大きく外れることはない。
高齢者は一般に、口うるさくなるイメージなので、好ましくない出来事より好ましい出来事の方をよく覚えている、というのは意外だった。
本の内容としては、科学的な根拠もしっかりと載っており悪くないのだか、洋書特有の長ったらしい言い回しのせいで事実がすんなり頭に入ってこなかった。
好みが分かれるところだが、もう少し簡潔な内容でまとめたものであればまた読みたい。 -
Posted by ブクログ
序盤は理解しやすい印象だが、中盤以降ストレスや不安に対する脳の反応や身体の仕組みの話からわかりにくい内容に感じた(個人の理解力の問題か…?)。
要約:思考バイアスを避け、自己改善と健康的な生活を目指すアプローチが大切。
**思考バイアスに注意**
1. マインドリーディング:他人の考えや感情を勝手に推測すること。
2. 過度の一般化:限られた出来事を全てと捉えること。
3. 自己中心的な考え方:他者も自分と同じ見解や価値観を持っていると決めつけること。
4. 感情的な推論:感情を事実と誤認すること。
5. 心のフィルター:思い込みを裏付ける証拠を探すこと。
6. 〜すべき思考:過度の期待か -
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Posted by ブクログ
グルタミン酸とガンマアミノ酪酸(GABA)が脳内の信号送信の約80%を担っている。グルタミン酸は、ニューロンの活動を活発にして信号の連鎖的反応を始動させ、それまで結合したことのないニューロンの間に信号を送り、結合を促進する。GABAはその活動を抑える。
運動によってすべての神経伝達物質が調整される。ノルアドレナリンが急増し、脳を目覚めさせて働き出す。ドーパミンが放出されることによって気分を前向きにし、幸福感を高め、注意システムが活性化される。習慣的に運動すると、ドーパミン受容体を作る酵素が生成されて受容体そのものが多くなり、何かを成し遂げた時により強い満足感を得られる得られるようになる。セロ -
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脅しというか、戦争の道具だな。
ただ経済力というより、インターネットなどの情報が集中するハブになっており、それを極めて有効に利用できることに気がついた。
ネットは、政府や既存の規制からの独立を期待していたのだが、結局のところ、さまざまな効率、費用、利益の点から結局一極集中になり、一旦集中すると動かすことが物理的に困難になり、結局、首根っこを、米国という既存の権力に握られてしまった。
ところがこれが狙ってやったわけでなく、個別対応でこれいいじゃん、が積み重なって来たところもあって色々な思惑、力学が錯綜している。
その舞台には、国家と同じレベルで企業が対等して来たりしたんだが、結局「権力」「 -
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原題:WHY HAS NOBODY TOLD ME THIS BEFORE?
Google翻訳:なぜ今まで誰も私にこれを教えてくれなかったのでしょうか?
著者は心理学者・臨床心理士であり、本書は日本語に翻訳されたものである。P.357によれば、本書は、読者のためのツールキットであり、メンタルヘルスとウェルビーイングを改善・強化するために利用できる。本文中にもツールとしての図はあるが、イラストはなくほぼ文字であるので、個人的には読み進めるのがやや難しかった。ちょうどYouTubeで本書をまとめられている動画があったので、それを見て理解を深めることができた。時間をおいて、じっくり読んでみたい。 -
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資本主義とは何か
格差拡大、気候変動を背景にポスト資本主義が注目されており、多くの議論がなされている。
多くは、資源や環境を維持しながらどうやって成長するかが課題であり、いわゆる脱成長は異端的な扱いだろう。
本書の序盤では、資本主義を長期の時間軸でふりかえり、資本主義の本質的な暴力性を主張する、なかなか過激な内容である。資本主義による成長は、資源化、希少化による交換価値の蓄積であり、必ず貧困や格差を生み出す、国も投資家も企業も、そのような資本主義を推進する指標、GDPや資本コストで動いている限り、ジャガーノートのように破壊し尽くすしかない、という。確かに一面ではそう思うが、特に日本は欧米とは -
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ネタバレ気候変動や生態系壊滅の理由は、資本主義に欠かせなくなっている成長主義、富裕層(先進国国民もふくむ)による過剰消費なわけで。なぜこうなったのか、の歴史が丁寧にひもとかれていてわかりやすかった。GDPを指標にしたのがダメ押しだったかー。背景となるデカルトの思想と、反発したスピノザの思想の話とか初めて知って、面白かった。
後半、資本主義と民主主義はセットではない、全体主義にならず民主主義のままでも脱成長主義は目指せる、とい書かれていて。本当にそうだといいのだが。
別の本でもあったけど、テクノロジーで解決できるというのは幻想だそうで。残念。省エネ化しても大型化したりして、結局エネルギー消費量は増え -
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