野中香方子のレビュー一覧

  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来

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    上巻はCRISPRの歴史や革新さについて記述があったが、下巻はそのCRISPR・Casシステムを社会に実装するうえで突き当たる課題が述べられている。
    2018年の中国のデザイナーベイビーは、当時も大々的にニュースに取り上げられていたが、こうして辿って読んでもやはり衝撃。
    CRISPR・Casシステムは簡便に狙ったゲノムを編集ができるから革新的なのだが、それ故に良くも悪くも様々な研究が行われてしまう。
    研究を進めて科学を発展させる必要がある一方で、倫理や安全面からの規制も重要。このバランスの難しさを考えさせられる内容であった。

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    2025年05月08日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    本書では現代のライフスタイルが人間の健康や精神に及ぼす影響を分析し、より自然に沿った生き方を提案する本人間が本来持つ「野生の力」を取り戻すための方法を紹介している。

    また、「現代の生活が私たちの身体や心をどのように歪めているか」を明らかにしている。

    得られる生活ノウハウ(実践できるポイント)
    1.定期的な運動が脳と精神を最適化する
     → 特に「持久運動(ランニング・ウォーキング・サイクリング)」が脳の神経可塑性を高め、ストレスを軽減し、幸福感を高める。
    2.加工食品を減らし、自然な食事を意識する
     → 砂糖・加工食品・精製炭水化物を避け、魚・肉・ナッツ・野菜など、人類が長く食べてきたものを

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    2025年02月27日
  • ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である

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    一般的に心身に良いとされていること、地中海食を食べ、定期的に運動し、短すぎず長すぎない程度に寝て、良い人間関係を築き、こどくにならないこと、をしていればこの本が言っていることから大きく外れることはない。

    高齢者は一般に、口うるさくなるイメージなので、好ましくない出来事より好ましい出来事の方をよく覚えている、というのは意外だった。

    本の内容としては、科学的な根拠もしっかりと載っており悪くないのだか、洋書特有の長ったらしい言い回しのせいで事実がすんなり頭に入ってこなかった。
    好みが分かれるところだが、もう少し簡潔な内容でまとめたものであればまた読みたい。

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    2025年02月21日
  • 一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

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    序盤は理解しやすい印象だが、中盤以降ストレスや不安に対する脳の反応や身体の仕組みの話からわかりにくい内容に感じた(個人の理解力の問題か…?)。

    要約:思考バイアスを避け、自己改善と健康的な生活を目指すアプローチが大切。

    **思考バイアスに注意**
    1. マインドリーディング:他人の考えや感情を勝手に推測すること。
    2. 過度の一般化:限られた出来事を全てと捉えること。
    3. 自己中心的な考え方:他者も自分と同じ見解や価値観を持っていると決めつけること。
    4. 感情的な推論:感情を事実と誤認すること。
    5. 心のフィルター:思い込みを裏付ける証拠を探すこと。
    6. 〜すべき思考:過度の期待か

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    2024年12月16日
  • アレクサ vs シリ

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    アレクサがどのようにして生まれたのか、どういうものなのかを知りたくて手に取った。

    スタートレックなどのSFに出てくるような音声でやりとりできるコンピュータが欲しい!と考えて開発して来た人たち、亡くなった人がまるで生きているかのようにやりとりするためのAIレプリカを作った人たち、そんな話が出てくる。

    小説の中の話みたいなことが、リアルに繰り広げられているんだなー

    大好きな人が亡くなってしまった時、その人がずっといるみたいにAIレプリカでおしゃべりしたいと自分は思うだろうか。

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    2024年11月22日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    新型コロナウィルス対策の切り札と言われたmRNAを使ったワクチン。その開発に必要なゲノム編集技術を切り開いた1人の科学者の物語。研究者としての人生(存命)の中で出会った様々な人々、小学校の先生、家庭教師代わりの父の友人、大学時代の友人、恩師、研究仲間やライバルたち。その切磋琢磨の中で発見した手法がノーベル賞を受賞し、ワクチン開発の大きな助けとなる。科学者の一生を追いかけるノンフィクション。

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    2024年11月12日
  • 一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

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    洋書独特の解りづらい翻訳が少なくスラスラ読むことができた。
    書いてあることは似たような内容が多いが、メンタルマネジメントについてこれまで学んだ事の再確認になった。

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    2024年10月14日
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

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    グルタミン酸とガンマアミノ酪酸(GABA)が脳内の信号送信の約80%を担っている。グルタミン酸は、ニューロンの活動を活発にして信号の連鎖的反応を始動させ、それまで結合したことのないニューロンの間に信号を送り、結合を促進する。GABAはその活動を抑える。

    運動によってすべての神経伝達物質が調整される。ノルアドレナリンが急増し、脳を目覚めさせて働き出す。ドーパミンが放出されることによって気分を前向きにし、幸福感を高め、注意システムが活性化される。習慣的に運動すると、ドーパミン受容体を作る酵素が生成されて受容体そのものが多くなり、何かを成し遂げた時により強い満足感を得られる得られるようになる。セロ

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    2024年10月07日
  • 武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか

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    脅しというか、戦争の道具だな。

    ただ経済力というより、インターネットなどの情報が集中するハブになっており、それを極めて有効に利用できることに気がついた。
    ネットは、政府や既存の規制からの独立を期待していたのだが、結局のところ、さまざまな効率、費用、利益の点から結局一極集中になり、一旦集中すると動かすことが物理的に困難になり、結局、首根っこを、米国という既存の権力に握られてしまった。

    ところがこれが狙ってやったわけでなく、個別対応でこれいいじゃん、が積み重なって来たところもあって色々な思惑、力学が錯綜している。

    その舞台には、国家と同じレベルで企業が対等して来たりしたんだが、結局「権力」「

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    2024年10月03日
  • 一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

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    原題:WHY HAS NOBODY TOLD ME THIS BEFORE?
    Google翻訳:なぜ今まで誰も私にこれを教えてくれなかったのでしょうか?

     著者は心理学者・臨床心理士であり、本書は日本語に翻訳されたものである。P.357によれば、本書は、読者のためのツールキットであり、メンタルヘルスとウェルビーイングを改善・強化するために利用できる。本文中にもツールとしての図はあるが、イラストはなくほぼ文字であるので、個人的には読み進めるのがやや難しかった。ちょうどYouTubeで本書をまとめられている動画があったので、それを見て理解を深めることができた。時間をおいて、じっくり読んでみたい。

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    2024年10月02日
  • 一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

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    やる気が出ない、自信を失った等、メンタル不調のときの対応方法が書いてある本。
    目次の不調に該当するときにまた詳しく読もうと思った。

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    2024年08月28日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    トレイルラン 低炭水化物 マインドフルネス
    走れ
    魚食え
    低炭水化物 米 小麦 トウモロコシ 芋 少なめ

    リスク要因
    高血圧 家庭空気汚染 果物食べない BMIが高いor低い 高血糖 運動不足 塩分摂りすぎ ナッツ類食べない
    オメガ3脂肪酸 亜麻仁油
    クロスフィット
    自然環境音
    喜び=気づきと予想外の報酬
    新しい変化に着目
    真の敵は変化のない決まりきった日々が続くこと

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    2024年09月11日
  • 10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか

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    若い子の無謀な判断の背景が知りたくて読んでみた。
    大人の視点だと、後々の人生で後悔することが容易に想像できる行動がある。十代後半にもなれば社会のこともある程度は理解しているはずなのに、なぜ人生を棒に振るような行動を選択するのか?あまりにも不思議なので、本書を手に取ってみた。

    期待していた前頭葉に関わる内容は一部だけで、全体としては精神病や薬物の影響まで広範囲にカバーしている。

    <アンダーライン>
    ★★★★
    洞察力は、自分を客観的に見る能力によるところが大きい。そして、この能力は、前頭葉と頭頂葉から生じるので、成熟するまに時間がかかる。

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    2024年08月08日
  • 武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか

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    そもそもの成り立ちからアメリカは争いの国。
    逆に言えば競争や駆け引きが上手な国。
    台湾企業を買収し、中国との対立を深めるやり方。
    日本ではできないですね。

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    2024年05月05日
  • 資本主義の次に来る世界

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    資本主義とは何か
    格差拡大、気候変動を背景にポスト資本主義が注目されており、多くの議論がなされている。
    多くは、資源や環境を維持しながらどうやって成長するかが課題であり、いわゆる脱成長は異端的な扱いだろう。

    本書の序盤では、資本主義を長期の時間軸でふりかえり、資本主義の本質的な暴力性を主張する、なかなか過激な内容である。資本主義による成長は、資源化、希少化による交換価値の蓄積であり、必ず貧困や格差を生み出す、国も投資家も企業も、そのような資本主義を推進する指標、GDPや資本コストで動いている限り、ジャガーノートのように破壊し尽くすしかない、という。確かに一面ではそう思うが、特に日本は欧米とは

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    2024年04月28日
  • 資本主義の次に来る世界

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    ネタバレ

    気候変動や生態系壊滅の理由は、資本主義に欠かせなくなっている成長主義、富裕層(先進国国民もふくむ)による過剰消費なわけで。なぜこうなったのか、の歴史が丁寧にひもとかれていてわかりやすかった。GDPを指標にしたのがダメ押しだったかー。背景となるデカルトの思想と、反発したスピノザの思想の話とか初めて知って、面白かった。

    後半、資本主義と民主主義はセットではない、全体主義にならず民主主義のままでも脱成長主義は目指せる、とい書かれていて。本当にそうだといいのだが。

    別の本でもあったけど、テクノロジーで解決できるというのは幻想だそうで。残念。省エネ化しても大型化したりして、結局エネルギー消費量は増え

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    2024年04月20日
  • 賢い人がなぜ決断を誤るのか?

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    みんなで考えようということか?
    自分もだいぶいろいろなバイアスがかかっている。
    バイアスかヒューリスティク(直観的近道)かわからないこと多いと思う。

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    2024年03月09日
  • 138億年のものがたり 宇宙と地球でこれまでに起きたこと全史

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    ほぼ人類史。期待した内容と違った。
    宇宙~地球の物語の全体像を知るならば、でかいけどビッグヒストリーがおすすめ。

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    2024年02月07日
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

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    2009年と15年前に発行された本なので、今は更に新たな見解が生まれてるかもしれないが、運動が如何に脳にとって大切か勉強になった。

    朝、最大心拍数の75%以上になる運動を20-30分してから仕事に取り組むのを実践してみたい。

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    2024年01月13日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    『希望の歴史』ほどのインパクトはなかったが、ベーシックインカムの制度などが、そこに至るヒントとなったのはまちがいない。

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    2023年12月07日