野中香方子のレビュー一覧

  • ジハーディ・ジョンの生涯

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    「安倍よ、お前が勝つ見込みのない戦争に参加するという無謀な
    決断をしたために、この刃はケンジのみならず、いかなる場所に
    おいても、引き続き日本国民を殺すだろう。つまり日本の悪夢が
    始まるのだ」

    2015年に日本人ジャーナリスト後藤健二氏を殺害したことを告げ、
    インターネット上で公開されたイスラム国の動画の中で、黒装束
    の処刑人は日本へ宣戦布告をした。

    ジハーディ・ジョンと呼ばれた処刑人はこの動画を最後に公の場
    から姿を消し、2015年11月12日にアメリカ軍のドローン攻撃によっ
    て殺害された。

    アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーから日本人2人の
    殺害ま

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    2017年08月23日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    ネタバレ

    チーターは肉しか食べないけど生きていける。なぜか、それは肉を食べることで、野菜を食べる必要性をカバーしている。そういうことか!と思いました。不思議と炭水化物ばかり食べるようになった昨今、食の見直しが必要なのかもしれませんね。

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    2017年07月24日
  • ジハーディ・ジョンの生涯

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    ジハーディ・ジョンの生涯というより,誰でもがジハーディになりえたかもしれない脅威.不寛容,対応のまずさ,追い詰めることからのますますの過激化.世界を震撼させるテロの前に,悪循環の悪夢ばかりが思い浮かぶ.何とかならないものだろうか.非常に考えさせられる本である.

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    2017年05月13日
  • ジハーディ・ジョンの生涯

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    どのようにして普通のイギリス人がイスラム国の処刑人になっていくのか.ジハーディー・ジョンことモハメド・エムワジに英国保安当局の嫌がらせ受けていると相談を持ちかけられたことのある著者が豊富な情報を元に説明する.

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    2017年04月14日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    中国共産党が中国を支配してから100年越しでどんな計画を持って世界をリードする大国になろうとしているかというのが米国の専門家によって語られている。中国は皆が信じ込まされているように弱く儚くもないし、民主化へ進むこともないし、タカ派も強いし、中国古典からの教訓に基づき淡々と世界の覇者への地位を狙っている。この現実は西側諸国の指導的地位にある人間は認識しとかなければならんな。

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    2017年01月23日
  • トランプ

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    オバマ氏が大統領選に勝利したあとは、彼を絶賛する書籍が多く出版されたが、トランプ氏の場合は逆に警戒心溢れるものが多い。本書が象徴的だろう。
    しかしながら中身はとても興味深く読めた。
    さてどんな大統領になり、どんな手腕を発揮するのだろうか。
    怖くもあり楽しみでもあるな。

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    2016年12月10日
  • トランプ

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    ドナルド・トランプについて取材をした本。彼の半生について第三者目線で書かれている。
    トランプはナルシストで、自分がいかに凄い人物かを見せる能力に長けていることがよくわかった。ビジネスでの華々しい成功があるものの、それなりに大きな失敗もしているが、その失敗を見せないようにうまく振る舞ってきている人物である。
    このように、自分のために働いてきた人物が、アメリカの大統領となり、どのように振舞っていくか、そして何を残すか、見ものである。怖いけど。

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    2016年12月02日
  • ジハーディ・ジョンの生涯

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    敵国の人間を斬首するというショッキングな映像を見せられてからイスラム国の戦士はどのような経緯を経てこんな残酷なことができるのだろうと思っていた。
    結局彼は,テロを防ぎ、国を守るためのイギリス当局の執拗な干渉に自由を奪われ、結婚も邪魔され、新天地への移住もできなかった。そうした処遇も手伝ってイギリスを憎みイスラム過激思想にのめり込んだのだろう。
    そんなイスラムの戦士の中でも他の戦闘員にない寡黙さを持ち、失うものが何もないようだったという記述に、人間としての尊厳を奪われ、失意のどん底から立ち直らないままいびつな性格、人間性を固定していったのではないだろうか。、
     だが、しかしそれでもあの残酷なシー

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    2016年09月29日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    かの国は怖い。
    それを改めて印象付ける。
    市井の個人でなく、米国の対中国情報分析の重要人物による分析で、過去、自分たちがうまく踊らされて来たことへの反省にも言及。
    日本人が読めば、さもありなんと思える。
    これに比べれば、米国なんぞ子供。日本に至っては人が良すぎて話にもならない。
    この先、本当にどうなるんだろうね。

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    2016年08月14日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    現代中国を支える基盤となる同国の長期戦略について良く理解する事が出来た。日本は地理的に非常に厳しい位置にいる事を忘れてはならないとあらためて気付かされた。

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    2016年05月22日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    著者はアメリカの政策に大きな影響を影響を与える人で、元々は親中派だったのが、現在は中国に大きな懸念を持っている人です。要旨は、中国は共産党設立100年となる2049年に世界を制覇するという超長期な目標を持ち(中国にはそのために100年マラソンという言葉があるそうです)、それを実現するためにはアメリカを追い越さなければならない、そのために世界(特に西側)の常識では考えられないやり方でその実現に向けて着実に進んでいるということです。本当だろうかと思いましたが、現在の中国を見ているとたしかにその通りかなという気がして恐ろしくなります。中国は現在南シナ海を軍事拠点化しつつありますが、その後には東シナ海

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    2016年05月15日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    ネタバレ

    米国の対中国外交の中枢に長くいた重鎮が、中国語の原典資料を直接読む、中国要人と会話する等で得た情報に基づいて考察した結果至った、中国の行動原理なので、説得力がある。我々がニュース等で知る事実のバックグランドにこの原理を仮定するとよく当てはまる。我々日本人の感覚でも中国人の上層部が考えそうなことのように思える。
    それにしても、このまま中国を放置しておくと20年もしないうちに、その経済力は米国の倍以上になって、全世界は自由を許さない「悪の思考」の中国が牛耳るダークサイドになってしまうのかと思うと、なんともやりきれない。
    でも、バブル以降の日本以上に「(特に中国は盗んだ情報で)ものまねはできても新し

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    2016年04月11日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    2016年のベスト。
    運とテクノロジーと人と根気を使ってネアンデルタール人のゲノムを読み取った生物学者の道のりと半生を記す。まず著者がバイセクシュアルでノーベル賞受賞者の婚外子だという話もさらりと出てくるところが面白いが、何より色んな人と関わり合い、試料を探し出し、最新の技術を使い、分析して、既存の概念に挑みネアンデルタール人のゲノムを読み出すことに成功するその学者冥利につきる半生を追体験できるのが痛快である。

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    2016年02月25日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    著者スヴァンテ・ペーボはスウェーデン人の分子古生物学者。彼とその仲間たちはネアンデルタール人のゲノムを明らかにし、私たち現生人類のゲノムの中に、ネアンデルタール人の遺伝子が入っていることを突き止めたのである。

    彼が新たな研究分野を確立するために組織を一から作り上げていく苦闘も描かれている。加えて、同性愛者であった著者が同僚研究者の妻に恋をしてしまい略奪してしまう話もあったりと、もはや単なるサイエンス本ではない。情熱あふれる著者の一代記である。

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    2016年01月28日
  • 2052 今後40年のグローバル予測

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    当り障りのない観点からの未来予測なだけにほんとっぽさが漂う。
    しっかり読み込んで自分のポジションを決めないといけない。

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    2016年01月01日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    「ジュラシックパーク」が上映された頃は、何千万年前の化石から恐竜のDNAが採取されたことが話題になったが、DNAは極めて変質、分解しやすく、恐竜のものの採取は不可能というのが最近の常識らしい。
    当時「採取」されたのは、混入した他の(もしかすると採取した研究者本人の)DNAだったのだろう。

    本書には、こういった「汚染」を除去しながら、前人が試みなかったミイラや化石からのDNA取得とゲノム情報解析を著者(とそのグループ)が、数多の困難を乗り越えていかに実現したかの、30年にわたる苦闘の歴史が記されている。

    それだけでも感嘆するに余りあるのだが、本書には著者の性的嗜好というかジェンダー傾向も隠さ

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    2015年11月17日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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     我々の中にネアンデルタール人のDNAが残っいる・・その事実については、まあだからどうした、というくらいの感想しかないのであるが、その事実を明らかにする過程がスリリングである。というか、真の科学者というのはここまで「科学」に対して誠実であることができるのだということに感動した。。
     掘り出された古代のDNAにはすでに現代の微生物や人のDNAが混入している。それらから目的のDNAだけを取り出し、増幅する。だが、目的のDNAだと思ったものがやはり混入した現代人のDNAだったりする。様々な設備や装置や仕組みを自ら開発し、2重3重のチェックを自らに課し、そしてたぶん科学ではもっとも重要なことの一つ「再

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    2016年01月09日
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

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     先日、P・リンベリー 氏らによる「ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト」を読み終えました。
     レイチェル・カーソンの『沈黙の春』は、以前から読んでおこうと思っていた本なのですが、そちらより先に本書を手にとってみました。
     今、世界的に拡大している「農業・畜産・漁業の工業化」がもたらす地球規模の影響について、著者たちのリアリティ溢れる警鐘が興味を惹きます。先に読んだ「里山資本主義」で著者の藻谷浩介氏が抱いている問題意識とシンクロして、危機の切迫感や対応の緊急性・必要性等、強く印象付けられました。

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    2015年06月13日
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

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    工場のような家畜飼育

    ファーム 農業 がもたらすハルマゲドン

    食料植民地主義

    バタリーケージ、クレート、ソウ・ストール

    ブロイラー用のケージ、A4用紙1枚
    子牛用の狭い檻、やわらかく白い子牛肉、
    妊娠した雌豚用の狭い檻

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    2015年03月25日
  • 2052 今後40年のグローバル予測

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    ネタバレ

    40年後の未来を様々な観点から、その道のプロフェッショナルが事実をベースとして予測している。
    現在が過去のままの状態ではないように、未来もまた現在と同じような状況ではないことは、頭では容易に予測できるが、受け入れ行動にまで影響を及ぼすのは難しい。
    だからこそ、このような本で、深く考えたり、思考し続けたりする機会のなかったトピックについて、かじってみることは大切である。
    特に、興味を持ったのは、エネルギー関連と食料関連の話。まずは興味を持った分野から掘り下げていきたい。

    〈著者からの20のアドバイス〉
    ①収入より満足に目を向ける
    ②やがて消えていくものに興味を持たない
    ③最新の電子エンターテイ

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    2014年12月26日