あらすじ
その不調、野生に戻れば治ります
進化のルールに照らせば、現代人のライフスタイルは、人間としての健康や幸福につながらない。文明が進み、スマホやパソコンのOSがどんなにアップデートされようとも、あなたの体は20万年前から変わらない〈人類1.0〉のままだ。そもそも野生の体には、ガンも鬱も肥満も高血圧もない。人間の体と心が本来持つ治癒力を使い、現代生活の痛みやストレスから逃れて健康と幸せを手に入れるために、ライフスタイルを再び野生化させよう!
ロングセラー『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方』の著者による最新作。近年話題となっている糖質制限やパレオダイエット、山や自然を走るトレイルランニング、そして注目の瞑想法マインドフルネスなどを、人類の進化の観点から科学的かつ包括的にとらえた注目の一冊。
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Posted by ブクログ
食事、運動、睡眠、マインドフルネス。
それぞれ筆者の経験と様々な論文やデータに基づいた情報が盛りだくさんで、ぶつ切りのようで全て繋がっており全て大切な要素であることを理解できた。
食事については低糖質食事法を科学的根拠と体験談を用いて説明している。
私は元々炭水化物を少なめな食事を続けていると体調が良いので既にそのようにしているが、それが如何に正しいかを知り納得できた。
運動ではトレイルランを勧めていた。恥ずかしながらトレイルランの事を初めて知ったのだが、単調なジムでの運動よりも脳をフル活用し、体全体の筋肉を動かすそれはまさにワイルドだろぉ。
さすがにトレイルランを始めるのはハードルが高いので、山へバイキングに行くことから始めようと思う。
睡眠とマインドフルネスについては、
今の私には響きにくい内容だった。どちらも大切な事は理解しているので、またタイミングが来たら読みたい。
▼オススメしたい人
・健康な生活を手に入れるきっかけが欲しい人
・心身ともに不健康な人
・低糖質ダイエットはリバウンドが怖いからやらないと言ってくるデブ
Posted by ブクログ
低炭水化物のすすめ
ブドウ糖は血流にあると毒である。インスリンは血流からブドウ糖を取り除くことを最優先する=脂肪を燃やすのやめブドウ糖から燃やす。
人類進化の過程では、食物繊維から消化に時間をかけゆっくりと摂取してきた。現代では瞬く間に吸収されてしまう形で多くブドウ糖を摂取しており、消化のシステムを完全に無視した状態。結果、インスリン抵抗性状態となりオオカミ少年のようにその警鐘を真にうけなくなる。
土踏まず、長いアキレス腱、薄い体毛、発汗システム。人類は「持久狩猟」すなわち走り続ける事に適した身体を持っている。
Posted by ブクログ
簡単に言えば、多くの現代病(文明病)は、ヒトの生物学進化(つまり身体)が、文明化された生活に追いついていないために生じている。だから、生活(食事、運動、睡眠など)を、人間が野生であった頃に近づけていけば、健康に過ごせるよ、という話。
人間も動物の一種に過ぎないのだから、生物学の延長で考えるべき、というのは当然のことである。しかし、どういうわけか、これがなかなかできない(「俺たち神様に似せて作られたんだもんね」という中二病的、いや西洋的バイアスだと思うが)。ゆえに、こういった本を読むと、刺激を受けるところが多い。
最も印象に残ったのは、人間の脳が進化した理由として、「状況に応じて複雑に体を動かすため」と断言されていることだ(人間だってユクスキュルの「環世界」を生きているのだ!)。
これは別の本に書かれていたことだが、ある種の野鳥を餌と安全が確保した状態で飼育すると、頭を使った遊びを始めるという。本来、生きるためにフル活用していた脳に余力が生まれるのだろう。人間から見て「賢く」見えるような行動をするようになるのである。
人間自身もこれと同じで、農耕を始めて以降、本来は生きるために複雑に体を制御していた脳は、その力を大いに持て余している。余った力は、他のこと=思考に使っている。つまり、我々の「思考」などというものは、良く言って「副産物」、悪く言えば「暇つぶし」というわけである。
いや、この脳の余計な活動(考えすぎ)のおかげでストレスを抱え、死ぬ人さえいるわけだから、「思考」とは、コンピュータでいう「暴走」のようなもの、といってもいいかもしれない。
そして、この「暴走」の図式は、人間の周りがクリーンになってしまい、免疫系が力を持て余して、自分を攻撃し始める「自己免疫疾患」と全く同じである。
Posted by ブクログ
•ジャンクフードはよくない
•炭水化物を避ける
•トランス脂肪酸=鬱
•オメガ3は良い
•野菜や果物も良い
•ビタミンDをとれ
•ストレスという通貨で睡眠不足分を支払っている
•有酸素運動がよい
•砂糖水は飲まない
•
Posted by ブクログ
前作に引き続き、興味深く読み終わったした。
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ひとりのこどもをちゃんとした人間に育てるには、四人の大人が必要とされるのだ。
糖尿病は糖分と精製炭水化物のとりすぎがもたらした生活習慣病なのだ。これは最初に文明病として記録された病気のひとつであり、生活に砂糖と小麦が登場した時期と重なる。
重要なこととして、塊茎(ジャガイモ)を含めこれらの作物はすべて、高密度の炭水化物、すなわちデンプンの塊だった。これが文明だ。
(「共進化」)それが意味するのは、二つの種が長年にわたってともに影響しあいながら進化してきた場合、(略 感染性細菌と人間)敵同士であったとしても、一方を排除するともう一方もダメージを被るということだ。
数々の証拠が、心臓病はトリグリセリド値から予測できることを語っている。そしてトリグリセリド値は、盗った脂肪の量でなく糖の量に比例して増える。トリグリセド値が高く、HDLが低いプロフィールは、心臓病との関連が非常に強い。
「私たちが思考と呼ぶものは、進化の過程で動作が内在化したものである」
長い進化の鎖のどこにおいても、脳の動きとの間にはこのようなつながりが見られる。その相関は明らかで、多くの動きが求められるほど脳波大きくなっていく。
瞑想はある意味で狩猟採取時の心の状態とよく似ているというものだ。(略)瞑想とは、「今、ここ」に注意や意識を向けることであり、それはまさに野生の人々が自然環境で生き延びるために必要なことなのだ。
「いつでも反応できるよう注意し、警戒する」とはまさに狩猟採取民の性新常態だ。進化の導きにより、わたしたちは注意・警戒することで報酬が得られるようになっていることがわかってきた。
進化が狩猟採取民に与えた生き残るための方策も「新しい変化に着目すること」だった。
バソプレシンであれ、「社会性分子」オキシトシンであれ、わざわざ鼻からスプレーしたりしなくても、運動すれば自然に放出される。
オキシトシンは諸刃の剣なのだ。
(略)(信頼、共感、忠誠といった望ましい性質を促進する一方で、同胞への偏愛を強め、それ以外への偏見を強める。)
よそ者への不信は、自分にもっとも近い人々を信頼する社会的結び付きの裏返しなのだ。
人が仲間と協力するだけでなく、(捕食者に対し)抵抗し防御するという点でも適応を助けているのだ。
ヒト科が大きな脳を進化させるには、保育と食料供給における協力が欠かせなかった。はじめに共同保育ありき、なのである。
事実、自律神経系を軸とするこの(呼吸を調整する)システムには音楽ーとくに、ポーガスが「韻律」と呼ぶものーが深く絡んでいる。韻律とは、音楽、過小、氏、詠唱のリズムや抑揚のことだ。(略)人間の発達においては音楽は言語より前から存在したと述べている。それは、音楽のほうがより重要であり、鳥や鯨といったほかの動物の進化においてもすでに音楽は存在していたからだ。
迷走神経と繋がる器官や部位の多様さを見れば、それが作用するのが精神面の健康だけでないことが容易に理解できる。じつのところ、現代の身体疾患の多くは、迷走神経と腸神経系が関わる領域で起きているのだ。
リラックスと覚醒はおもっているほど対立しているわけではない。(略)最たる例はセックスで、もっとも基本的な心臓のポンプ活動という意味では完全な覚醒が求められるのと同時に、リラックスして完全に心を開き、相手と繋がることを求められる。
Posted by ブクログ
自分の心身の不調の原因はこの本でほぼ説明がつくほど、納得の内容でした。
大切なのはやっぱり運動、睡眠、食事なんですね。当たり前すぎることですが、なぜ大切なのか人類の進化の歴史や豊富な事例をもとに書かれているため、とても説得力があります。
Posted by ブクログ
「既に充分、野生じゃない?」という友人達のツッコミが聞こえるような気がするが。きっと気のせいだ、うん。
著者2人のケーススタディが説得力あり。更に日本語版編集者のケーススタディまであり。編集者も大変ね〜
Posted by ブクログ
一般的な健康本よりも学術的な記述が多く厚い本ではあるが、文章は易しく読みやすい。本来のヒトとはどういうものであったのか、ということから、私たちが目指すべき食生活や運動、その他の生活習慣のことについて記述してある。食事については、糖質の摂取については未だ多くの論争があるので、本書の記述に従って極端な炭水化物カットはしないほうがよいだろう。しかし、「多様性のある食事」という点は意識したい。また、ランニングと水分の記述では、ランナーが飲むべき水の量についてのアドバイスは過剰であり、過度の脱水状態の方がそうでない人より深刻な体調不良を起した人はいなかったとしている。この点は、命に関わるようなことなので、不用意に実践しないほうがよいのではないか。
一部、実践するのは難しいことや、未だ論争中なこともあるが、しかしそれ以上に、本書から学べる点は多いし、実践すべき点も多い。バイオフィリアやトライブといった章は、健康本ではみられないところなので、大変興味深く勉強になる。
Posted by ブクログ
私の人生を変えた前作『脳を鍛えるには運動しかない!』のジョン•レイティ博士の続編ということで期待して読んだ。面白く、有用な本であったが、前作ほどの衝撃はなかった。また、本書で度々言及される『Born to Run』も名著なので、レイティ博士の本が好きな人はぜひ読んでいただきたい。
Posted by ブクログ
元々の人間の特性を現代の生活に取り入れて健康に過ごせるようにしたいと思えた。
そのために食事、運動、睡眠を少しずつでも改善していき動ける身体を維持していきたい。
Posted by ブクログ
体のあらゆる部位は繋がっている。
原始人はその身体を使って狩をして生きていた。
きっとここに人間の生命の原点があるということのようで、そのことを解説しているということか...
身体と脳は繋がっており、単調な動きでなく多様な動気をすることが脳の刺激となる。
その多様な動きをするための提案として自然の中を走ることを推奨しているのか?
心拍数を意識し、上げる、元に戻すを繰り返す。
自然を感じ運動を楽しむ。
精製された糖や炭水化物は病気を引き起こす。
加工物も避けた方が良い。
腸内細菌を増やすために多種多様なものを食べよう。
睡眠、瞑想の重要性と効果も...
そんなことが書かれている。
各章に該当する事例が多く書かれていて、それを読むのがまどろっこし気感じたが...やっぱり必要な内容だったと思う...
読み応えあり。
Posted by ブクログ
健康な体を保つには、適切な食事と睡眠、運動を取り入れることということが書かれている。野生の体を取り戻せ!という副題にある通り、人類の進化の歴史を振りかっても、都市で暮らすようになったのはつい最近の話。体は、まだ都市での生活に順応しているわけではない。長年、自然の脅威と共に生き延びてきた私たちの体質は1万年前とそう大きく変わらないことを想起させる。
いつ、次の食事にありつけるかわからない期間が長かったため、栄養を溜め込むことはごく自然のこと。今のように食べたい時に食べれる環境に適した体ではないということなのだと思う。野生に立ち返って、都市と自然の環境でバランスよく過ごすことが健康に生きるコツなのだ。
Posted by ブクログ
言っていることはシンプルで、運動、食事、睡眠、瞑想を行って幸せになろうということ。
確かに運動や睡眠はきちんと実施した日は実感としてパフォーマンスが上がっているのは分かる。食事や瞑想も意識してみようと思う。
Posted by ブクログ
学びになるのでコメント頂けると嬉しいです。
「前著の脳を鍛えるには運動しかない」を読んで既知の事ばかりだったので今回もそうかな?と思いつつ読んだがやっぱり既知の事ばかりだった。
しかしながら「幸せな生活とは行う事である。」と言った私には新しい考え方がたくさんあった。
「運動、人間関係、食事と言った生活面に関して野生に戻るのが良いよ。野生ってのは何前年前の人類の生活に少し寄せる事だよ。」ってのが書いてあります。
そんな話し違う本で読んだことあるよって人も読んで見て下さい。面白いし、新しい見方ができると思います。
私のtodoとしてはわかっちゃいたけど元に戻る低炭水化物食生活です。
Posted by ブクログ
進化や食事、運動、睡眠、共感、瞑想、ほぼ健康法に関しての情報を網羅しているかのような内容。
専門用語も思ったより少なく、わかりやすい内容だった。最終的には全員に当てはまるものではなく、自分がやり易いなど、自分にあったもの試すのがよいだろうとのこと。すぐに取り組めそうなことから
難易度が高めのものまであるので興味のあるものから試していきたい。
Posted by ブクログ
人間には、恒常性維持機能(ホメオスタシス)が、備わっていて、そこを上手く活かすっていうのが本書の本質。高城剛さんと同じような論調。
その中で、全てを極端に変えることは難しいということを著者がわかっていて、具体的には、
・低炭水化物にすべき
・食べ物もバランスよくすること
・運動をすること(トレイルランを推奨)
という最低限を守りつつ、個人個人の裁量に任せるという結論にしていること。
ただ一つ、砂糖水を飲まない、ということは本社から学ぶ一つのルールとして、守るべきであるとは言っている。
そして私が嫌いな野菜から取るセルロースを人間は消化できないため、草食動物にアウトソーシングしていることの確認もできた。(人間は菜食主義でなく、肉食/タンパク質、資質、ミネラル等、だからきちんとしたものを食べている肉が体にいい)
自分の人生を生きるのに、何を選択するのか。
考えていきたい。
Posted by ブクログ
『脳を鍛えるには運動しかない! 』のジョンJ.レイティによる作品。「GO WILD」とあるように、ライフスタイルを野生化させることで現代のストレスや痛みから逃れて健康を手に入れるための手法が紹介される。トレイルランだったり森林浴だったりの自然に触れること(バイオフィリア)や、低炭水化物食・パレオ食を食べることによる効能などが語られる。マインドフルネス解説の部分で、瞑想を1万時間以上しているチベット僧の脳を調査したところ常人の脳とまったく結果が違っていたのが(瞑想の効能が見て取れて)非常に興味深かった。
Posted by ブクログ
農耕以前の食生活に戻り、野生に近い生活をすれば健康になる、という本。
科学的な真偽はともかく、読んでいて面白い。
実際、糖質・穀物抜きのパレオダイエットがアメリカではブームになっている。
ちょっとやってみようかな。
Posted by ブクログ
運動、食事、睡眠、精神など、人間のシステムに合った生活を様々な研究から推奨する本。
一つひとつの説明はさらに詳しい本があるが、全体像を把握したい人におすすめ。
Posted by ブクログ
人間の進化適応環境は新石器時代であり、それと大きく乖離した現代の生活様式は、様々な疾患や不健康の原因になっている。ヒトが野生だった頃の生活様式に学ぶことで健全な身体を取り戻そう、という本。著者はハーバードの医学者。
低糖質食の効能について語るときに狩猟採集時代の食生活に言及される(人間はナッツ、果実、肉を中心に食べていた期間の方がイネ科の穀物を常食するようになってからの期間よりも圧倒的に長い)ことが多いが、本書がカバーする範囲は食事だけではなく、睡眠、人間関係(同族意識)、バイオフィリア(自然を好む性向)などにも渡っている。
いうなれば、「野生の人間」、すなわち私達の体のハードウェアの部分が適合しているのはどのような生活スタイルなのかということを広く取り上げているのだ。
例えば、公園や川の近くのタワーマンション(マンハッタンのミッドタウンや武蔵小杉)の上層階の物件価格がなぜ高いのかについて、本書のバイオフィリアの視点から説明できる。
Posted by ブクログ
著者は医学博士とライター。タイトルからは原始時代の生活を安直に賛美するものとも思えるが、全体を通して科学に基づいた内容になっている。
ワシントン大学保険指標・評価研究所(IHME)は、世界の疾病負担研究で健康に対する危険度の高い12のリスク因子をあげている。
高血圧
喫煙
アルコール
家庭の空気汚染
果物をあまり食べない
BMIが高い(肥満)
高血糖
低体重
大気汚染
運動不足
塩分の摂りすぎ
ナッツ類をあまり食べない
狩猟採集民は、肉だけでなく、肝臓や脾臓、骨髄、脳、とりわけ脂肪を食べることによって、微量な栄養素を摂取している。
炭水化物は消化によってさまざまな種類の糖に分解されるが、いずれも果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)からできている。ブドウ糖には毒性があるため、インスリンを分泌して血中濃度のバランスを保とうとする。ブドウ糖は、グリコーゲンに変えて筋肉に備蓄することもできるが、その量は少ないため、それ以上は脂肪に変えて蓄えられる。果糖は酵素によって数時間かけて分解されてブドウ糖になる。
トリグリセリド値が高く、HDL値が低いと、心臓病のリスクが高くなる。トリグリセリド値は、糖の摂取量と比例して増える。コレステロールの多い食事が血中のコレステロール値に及ぼす影響は、ほんのわずか。
マーガリンなどに含まれるトランス型不飽和脂肪酸の摂取が2%増えると、心臓病になるリスクが23%高くなる。
脳と体を健康にするには、精力的に有酸素運動をするのが一番いい。動かない生活は、認知機能の低下をもたらす。学生に有酸素運動の日課を取り入れると、学力が目覚ましく向上する。
日中に情報を2時間取り込んだら、その意味を理解するために1時間の睡眠を必要とする。1日に8時間半眠るのがよい。
テロメアは、細胞の成長に伴ってDNAが分裂する際にDNAを完全な状態に保つ役割を果たす。テロメアを保護するために分泌されるテロメラーゼは、老衰のスピードを遅くする。瞑想をすると、テロメラーゼが著しく増加する。
新しい変化に着目すると、好ましい結果をもたらす。マインドフルネスによって、その効果が得られる。
Posted by ブクログ
チーターは肉しか食べないけど生きていける。なぜか、それは肉を食べることで、野菜を食べる必要性をカバーしている。そういうことか!と思いました。不思議と炭水化物ばかり食べるようになった昨今、食の見直しが必要なのかもしれませんね。
Posted by ブクログ
「GO WILD(野生を取り戻す)」というコンセプトを、進化学・神経科学・ライフスタイルの実践の観点から丁寧に探っていている。
「食事」「運動」「睡眠」「自然とのつながり」「マインドフルネス(瞑想)」「コミュニティ(社会性)」などのテーマを通じ、科学的根拠をもとに“野生化”ライフスタイルを探る。
自分のライフスタイルや価値観に照らし合わせてカスタマイズし実践する事ですね!^_^!
Posted by ブクログ
本書では現代のライフスタイルが人間の健康や精神に及ぼす影響を分析し、より自然に沿った生き方を提案する本人間が本来持つ「野生の力」を取り戻すための方法を紹介している。
また、「現代の生活が私たちの身体や心をどのように歪めているか」を明らかにしている。
得られる生活ノウハウ(実践できるポイント)
1.定期的な運動が脳と精神を最適化する
→ 特に「持久運動(ランニング・ウォーキング・サイクリング)」が脳の神経可塑性を高め、ストレスを軽減し、幸福感を高める。
2.加工食品を減らし、自然な食事を意識する
→ 砂糖・加工食品・精製炭水化物を避け、魚・肉・ナッツ・野菜など、人類が長く食べてきたものを中心に摂る(パレオダイエットに近い考え)。
3.自然と触れ合うことでストレスを減らす
→ 森林浴、登山、キャンプなど、自然の中で過ごす時間を増やすことで、精神の安定や創造力が向上する。
4.十分な睡眠が脳の機能を最適化する
→ 睡眠不足は精神的・肉体的な健康を大きく損なうため、規則正しい生活と快適な睡眠環境を整える。
5.ストレスを適度にコントロールする
→ 瞑想・呼吸法・マインドフルネスを活用し、ストレスに対するレジリエンス(回復力)を高める。
6.コミュニティとのつながりを大切にする
→ 孤独は健康を害する要因となるため、家族・友人との時間を増やし、社会的なつながりを意識的に築く。
7.「遊び」や「冒険心」を忘れない
→ 子どものように好奇心を持ち、新しいことに挑戦することで脳が活性化し、幸福度が向上する。
総評
「元来の野生の人間らしい生き方」を取り入れることで健康と幸福を取り戻せることを説いた本。
わたしが著者のファンでないからか、少し文章がくどく、書籍の厚みに比してノウハウは薄いと感じた。ノウハウ目当ての読書なら、実行項目だけに着目して拾い読みするか、書籍要約で概要把握するのがおすすめ。
Posted by ブクログ
トレイルラン 低炭水化物 マインドフルネス
走れ
魚食え
低炭水化物 米 小麦 トウモロコシ 芋 少なめ
リスク要因
高血圧 家庭空気汚染 果物食べない BMIが高いor低い 高血糖 運動不足 塩分摂りすぎ ナッツ類食べない
オメガ3脂肪酸 亜麻仁油
クロスフィット
自然環境音
喜び=気づきと予想外の報酬
新しい変化に着目
真の敵は変化のない決まりきった日々が続くこと
Posted by ブクログ
食事にも運動にも多様性が大事、ということが書かれており、そこには共感できる。
それ以外に関しては、いやそんなん言われてもそんな生活できるかいな…と思うことが多い。
もちろん、仕事辞めるレベルでやろうとするならできると思う。
原始人や原始的に暮らしている人々は幸福である!と言われても、トンカツ食べたことない人間がトンカツ食べたいと思わない理論な気がするし、結構強引な気がする。
めっちゃ病んでたり体調が終わっていたりする、今の生活を続けられない人は読むと良いかもしれない。
Posted by ブクログ
野生を取り戻すことの真髄は、ストレスに対する免疫力を高め、回復力を養うことにあるという。
それには、安心安全だけではなく、不思議、脅威に満ちた世界に踏み出すことが大切だという。この両極を軽やかに、優雅に行き来することこそ、重要というのは至言である。
言い換えるならば、人間は矛盾に引き裂かれた状態でこそ成長するということだろう。
Posted by ブクログ
人類は走るために生まれた。
腸が短いので草を食べられない。肉食動物であることの証拠。
遊動狩猟生活、二足歩行、雑食。
文明病は農業と定住生活がもたらした。原因はブドウ糖。米、小麦、トウモロコシが三大穀物。南米のジャガイモが4番目。これらで75%のエネルギーを摂取している。でんぷんは複合糖質。簡単に単糖になる。少しずつ炭水化物を摂ること。
ジュース、ソフトドリンクはだめ。
オメガ3脂肪酸を摂る。
パレオ路線の食事をする。穀物と糖は取らない。
トレランは運動だけでなく、脳も使う。
はだしランニングに慣れれば足を故障しない。
クロスフィットトレーニングに参加する。
健康を保つための運動は楽しくなければ本物ではない。
夜8時に寝て、真夜中に2~3時間目を覚まし、また寝る。二度寝パターン。
ストレスは1~2時間の短いものなら脳に呼応かがある。
瞑想でテロメラーゼが増加する。
瞑想は何もしない、ただ心を静めるだけ。
運動で筋肉を鍛える。瞑想で脳を鍛える。
バイオフィリア=自然欠乏障害にならない方法。
自然の中で運動すると2乗の効果がある。
帰属意識、同族意識は人類を定義する特徴。
マラソンは往々にして脱水状態にあるランナーが勝つ。
暑い日のランニングはパソプレシンが出て利尿作用を抑える。
ストレスを除いても、問題は解決されない。多様性が有用。野生を取り戻す。
炭水化物とトランス脂肪酸をやめる。ピザ、クラッカー、コメ、パスタ、パンを食べない。野菜と果物を食べる。ナッツを食べる。コーヒーにクリームは入れない。
砂糖水を摂らない。食べ物を一切取らなくても7時間走れる。脂肪を燃焼するように体を仕向ける。
水に溶けた砂糖はダメ。
トレラン、仲間でできる運動などをする。
Posted by ブクログ
日本語で言うならストイックとか、江戸時代を見習うとか
そういったことに興味があったので
手に取りました。
多くある仮説のひとつに過ぎす、
この本の内容すべてに納得がいくわけではないですが
それもこれをきっかけにして自分で本当のことを考えてみる
という点において素晴らしいものであると思います。
アメリカ先住民の言葉として
すべての動物は人間より賢い、というのが書かれていましたが
全くそう思いますし、本来の日本人は
比較的そういった考え方だったと思います。
そこに正反対の、人間が一番であるという西洋思想が流れ込み
自分たちが一番という欧米思想が流れ込んできました。
それについても全てが駄目とは言いませんが、
悪影響の部分もやはりあったでしょう。
マインドフルネスひとつとっても、
江戸時代あたりの日本を目指すことが
自分の中では正解なのかなと思いました。
白米はごちそうという文化ではありますが。
当時もそれで脚気は流行りましたし
しかしながら栄養が足りていないと思われた
当時の人の方が身体が強いということもありますし
何事もバランスであって
それは自分で探していくべきところなのだろうと思います。