野中香方子のレビュー一覧
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40年まえの1972年の「成長の限界」の著者の一人による、40年後の未来予測。
「成長の限界」とその続編が、複数のシナリオを示しながら、「まだ間に合う」かもしれない可能性と行動を呼びかけるものであったのに対して、今回は、基本的にはもっともありそうな未来の予測。
本全体を通じて、人類の未来に対して悲観的なトーンである。未来を変えるために行動する、というよりそうした状況を受け止め、それに適応していく感じ。
著者は、この数十年間、地球と人類の未来を案じ続けていたのだが、悲惨な未来を受け入れことで、なんだか肩の荷がおりたというか、諦観がひしひしと伝わってくる。
ティク・ナット・ハンの本で、すべては無常である。人類も、地球も無常である、地球温暖化という大きな問題を前にして、私たちは絶望するが、この絶望を受け入れるところからしか、本当の行動、本当の平安は見出せない、といったことが書いてあったが、それと通じるものがある。
「成長の限界」系の本をよむと、いつも、うつ状態になってしまうのだが、さて、どうしたものだろうか。 -
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運動せねばと思わせられる本
この本を読むまで何となく運動が健康に大事ということは聞いたことがありました。
しかし、科学的なデータを見たことがなかったためどのように健康に影響するのかということは知りませんでした。
そのため、運動の重要性をさほど理解していませんでした。
この本には、運動が脳に与える影響を動物実験で証明するデータや人間の情動に与える影響をうつ病患者で証明するデータ等を多数紹介しています。
運動やらなきゃなぁと思っているけど中々始められない人に是非お勧めしたい本です。
きっとこの本を読めば重い腰を起こし外にランニングしに行こうという気持ちになると思います。 -
Posted by ブクログ
・勝利を手にするまで、数十年あるいはそれ以上、忍耐する。
・「鼎の軽重を問うな」十分な力を備え、敵に対峙できるようになるまでは、自分が敵であることを悟られてはならない。
・挑戦者によって最悪の間違いは、好機が訪れる前に、覇権を握る強国と対立すること。皇帝が力を失い、同盟国に見捨てられた段階になって初めて、挑戦者はその真の目的をむき出しにする。
・皇帝を操って、そうと気づかれないように自らの成長を後押しさせる。
・皇帝を促して、挑戦者の野心を疑う皇帝の側近を処罰させ、利用できそうな側近を重用させた。
・趙紫陽や胡耀邦が真の改革者であることをしらずに、鄧小平や江沢民が真の改革者と思っていた。アメリカにとって取返しのつかない過ちだった。
・中国の国家戦略は中国人の歴史的知恵の産物。孫子の兵法や戦国策から導かれる「勢」という思想に基づく。
・この論理を活用して、米国を操作し共産党革命100周年にあたる2049年までに世界の経済・軍事・政治のリーダの地位を米国から奪うことを狙っている。
・胡錦濤は、台湾を征服するより「買収」するほうが楽で金がかからない。 -
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農業や食べ物に関心のある方は一読しておいた方が良いでしょう。世界中で食用に飼育されている家畜の凄まじい現状のレポート。もはや飼育ではなく工業的に生産されていると言った方が、残酷だが正しい表現。鶏に与えられたスペースはA4一枚程度、豚や牛に至っては一頭分以下(つまりほぼ重なり合っている)。その理由は場所の有効活用と”動物が動くとエネルギーを消費し、無駄だから”。これを支える飼料は世界中の飢餓を補って余りある量の穀物。先進国の一部の人間が肉を食べるために、途上国のコーンや大豆やイワシが牛豚鶏の餌になっている。また、工場から出る廃棄物、病気予防や成長促進のための薬物などは深刻な環境汚染をおこしているだけでなく健康被害も多発している。養殖サーモン等もまたしかり。発色剤など薬漬け。
ことさらに肉食を否定するつもりはないが、きちんとした食品や飲食店を選ぶことは、自分や家族の健康のため、また将来の農業のためにも重要なのだと改めて痛感した。 -
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「成長の限界」という本が出て約40年。
そこから約40年後の2052年の世界で
消費(経済)はどう変わるか、消費(経済)はどのような
社会や自然環境でなされるのかを予測した本。
世界は成長が経済的利益をもたらすという信念で、今後も経済を推し進めようとする。アジアを成長の原動力にして世界経済を立て直そうとする西洋人やそれを求めるアジアの政府。だが都市化による出生率の低下により人口は2040年頃に頭打ちとなり、GDPは望むほどあがらない。
自然環境や社会にとって、持続可能な経済は上記の信念や主流からはほど遠く、持続可能な幸福、つまり生存可能な経済への転換が求められていく。
自体は思わしくない。
これからの成長は弱肉強食ではなく
協力がキーワードになる。
この本の予測が当たらない世界にするのは
今を生きる私たち次第なのだ。 -
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グロークライン=人口減の恩恵
GDPは減るが、人口も減るので、一人あたりGDPは増える。
修正資本主義=政府のウエイトが大きい、
アメリカよりヨーロッパ、更に中国。
全体の幸福が個人の幸福より尊重される。そうしないと持続可能な社会は出来ない。
気候変動は少なくとも2040年までは深刻ではない。
その後は暴走を始める。
サービス業や介護の仕事が嫌なら、省エネ関連または再生可能エネルギーの分野で働くこと。
北京語習うこと。
化石燃料を扱う会社の株価は、将来急落する。
都市化が進み、出生率が低下する。世界人口は2040年直後にピークをむかえる。
経済の成熟、社会不安の高まり、異常気象によるダメージ、生産性の伸びも鈍化。
21世紀後半には、歯止めの利かない気候変動が起きる。
資本主義と民主主義は短期的志向なので手遅れになる。 -
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ネタバレこれからの40年で世界がどうなるかを推測している。警告の書。
既に地球は需要超過(オーバーシュート)の状態に陥っている。つまり、既に持続不可能な状態である。一方で、民主主義は短期志向である上に、「問題の発見と認知」には時間がかかり、さらに「解決策の発見と適用」にも時間がかかる。将来は、資源枯渇や環境汚染、気候変動や不公平といった問題を解決するために、より多くの投資が必要になり、生産性の伸びは鈍化する。多くの先進国では、経済成長は滞り、失業と不公平はますます拡大するだろう。
最終章に、20の個人的アドバイスが載っている。面白いと思った5つが以下。
(5)生物多様性に興味があるなら、今のうちに行って見ておこう
(9)あなたの生活水準を脅かす持続不可能性について知ろう
(12)成長は良いことだという考え方から脱却しよう
良い成長と悪い成長を見わけ、良い成長と良い衰退を等しく祝福できるようにならなければならない。
(15)相応の義務以上のことをしよう。将来後ろめたい思いをしなくてすむように
(20)政治において、限りある資源の平等な入手は、言論の自由に勝ることを認めよう
推測は厳しい内容が多く、しかも当たりそう。しかし、気を滅入らせたり、あきらめたりする必要はない。やるべきと思ったことをやるだけ。以下の言葉に賛成。
P44
私は、この予測が間違っていることを願っている。19世紀の小説家で人道主義者のロマン・ロランは、こう述べている。
「知能の悲観主義は、意志の楽観主義を締め出したりはしない」と。 -
Posted by ブクログ
【あくまで予想】
予想はあくまで予想で、未来は誰にもわかりません。しかも、40年も先の話です。1年先であれば何となくわかるかもしれませんが、40年先の予想は不可能です。
人の予想に乗っかるより、自ら考えて思うところを自分なりに予想する方が重要に感じます。
ただ、予想という表現は適切ではないと考えます。予想となると当たる当たらないという、運まかせになってしまいます。運まかせではなく、そこを目指すというかたちで能動的に考えるべきです。
どの本かは忘れました(しかも、文面も異なると思います)が、
「人生は自分が判断したことが、後に正しかったと言えるように努力することである。それが人生である。」
結果的にそうなったという運まかせではなく、自分が判断した方向に自ら引き込んでいき、しかもあきらめない人間であれば、最終的に判断は正しかったという結果になります。