野中香方子のレビュー一覧
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グロークライン=人口減の恩恵
GDPは減るが、人口も減るので、一人あたりGDPは増える。
修正資本主義=政府のウエイトが大きい、
アメリカよりヨーロッパ、更に中国。
全体の幸福が個人の幸福より尊重される。そうしないと持続可能な社会は出来ない。
気候変動は少なくとも2040年までは深刻ではない。
その後は暴走を始める。
サービス業や介護の仕事が嫌なら、省エネ関連または再生可能エネルギーの分野で働くこと。
北京語習うこと。
化石燃料を扱う会社の株価は、将来急落する。
都市化が進み、出生率が低下する。世界人口は2040年直後にピークをむかえる。
経済の成熟、社会不安の高まり、異常気象による -
Posted by ブクログ
ネタバレこれからの40年で世界がどうなるかを推測している。警告の書。
既に地球は需要超過(オーバーシュート)の状態に陥っている。つまり、既に持続不可能な状態である。一方で、民主主義は短期志向である上に、「問題の発見と認知」には時間がかかり、さらに「解決策の発見と適用」にも時間がかかる。将来は、資源枯渇や環境汚染、気候変動や不公平といった問題を解決するために、より多くの投資が必要になり、生産性の伸びは鈍化する。多くの先進国では、経済成長は滞り、失業と不公平はますます拡大するだろう。
最終章に、20の個人的アドバイスが載っている。面白いと思った5つが以下。
(5)生物多様性に興味があるなら、今のうちに行 -
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Posted by ブクログ
【あくまで予想】
予想はあくまで予想で、未来は誰にもわかりません。しかも、40年も先の話です。1年先であれば何となくわかるかもしれませんが、40年先の予想は不可能です。
人の予想に乗っかるより、自ら考えて思うところを自分なりに予想する方が重要に感じます。
ただ、予想という表現は適切ではないと考えます。予想となると当たる当たらないという、運まかせになってしまいます。運まかせではなく、そこを目指すというかたちで能動的に考えるべきです。
どの本かは忘れました(しかも、文面も異なると思います)が、
「人生は自分が判断したことが、後に正しかったと言えるように努力することである。それが人生である。」 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ1972年の「成長の限界」から40年。当時の著者の一人、ヨルゲン・ランダースによる最新の未来予測。40年を振り返りつつ、今後の40年=2052年までの世界がどうなるか。
「成長の限界」が世界に与えたインパクトの大きさから考えると、著者らが当時30歳前後だった事に驚かされる。
「成長の限界」と「2052」との違いは、前者がシナリオ分析であるのに対し、今回ランダースが行ったのは、彼が最もありうると考える未来予測である事だ。
そしてその結論は、本人は「悲観的」と表現しているが、「成長の限界」での帰結から比べると、幾分穏やかに修正されているとも言える。
「成長の限界」では、21世紀の前半には人 -