野中香方子のレビュー一覧
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中国への間違っていた前提
1、完全な協力が得られる
2、中国は民主化への道を歩んでいる
3、中国経済は崩壊する
4、中国はアメリカのように成りたがっている
5、中国は世界の覇権を狙っていない(実際は、中国共産党の100周年である2049年までに、世界最強国家の座を握ろうとしている。)
中国ならではの戦略思考→戦国時代の思想・策略を、そのまま現代の指導者が踏襲している
その策略とは
①敵の自己満足を引き出し、警戒態勢を取らせない
②敵の助言者をうまく利用する
③とにかく待つ。数十年以上待つ。
④戦略目的のために敵の考えや技術を盗む
⑤長期の競争においては、軍事力は決定的要因ではない
⑥覇権国は極端で無謀な行動を取る
⑦勢を見失わない
⑧自国とライバルの相対的な力を測る尺度を確立し、利用する
⑨常に警戒し、他国に包囲されないようにする
中国の歴史を要約すると、「外では温厚に(儒教的)、内では容赦なく(戦国的)」
中国の策略家は「勢」という概念を理解し、活用している。これは状況を読み・形成し相手を囲い込むための創造性だ。
中国は、対ソ連のためにアメリカと協力すると見せかけ、アメリカの力とテクノロジーを利用し、自国を増強していた。レーガンが中国を戦略上の対等なパートナーとして扱った。
鄧小平は天安門事件を、中国のアメリカ化による結果だと信じた。中国の安定を揺るがすものだった。国のイデオロギーと教育カリキュラムからマルクス主義を外し、強大なナショナリズムを掲げようとしていた。
中国大使館誤爆事件を受け、対反米感情が露出し始めた。
アメリカは、天安門事件は中国の一時的な事件に過ぎず、いずれ民主化が進むと考えた。この期に及んでも鄧小平はハト派だと思っており、噴出する対米感情は年寄りの過激なタカ派の仕業と信じていた。いずれ死に絶えて中国はハト派になるだろうと思っていた。
ここから中国の誤った歴史教育が始まる。具体的には、世界大戦から現代に至るまで、アメリカは中国を侵略するため悪辣な対中政策を繰り返し、中国がそれを退けているというもの。多くの中国人が、このプロパガンダを真実だと信じている。
100年マラソンの勝敗は、中国のイメージを形作るプロパガンダが、外国のメディアを利用して上手く行くかどうかにかかっている。
中国の指導者は、外国の中国に対する見方を操るため、国内に流れるメッセージを管理している。そして、外国に流れる情報を内からコントロールしている。
孔子学院という中国語と中国文化を教える学校を外国に建て、プロパガンダのPR活動をしている。
中国上層部は、アメリカが中国を封鎖し分断しようとしている、と「本気で」思っている。そのために軍備増強をしている。
殺手カンというものは、自国より強い国の急所をついて勝つための非対称兵器である。それが破壊する兵器よりはるかに安価で、敵の軍事行動開始を遅らせ混乱させる意図を持つもの。EMP兵器のような、電子機器の無力化を狙ったもの。米軍は軍の兵器のほとんどを人工衛星に頼っているため、これを無力化するのに役立つ。
敵の情報システムや最新システム、兵站システムを無力化するための設備を、中国は持っている。
人民解放軍のある部隊が、企業や国際組織や外国政府を含む141以上のネットワークに侵入している。
【経済発展】
中国の成長を促進しているのは、中国のGDPの40パーを占める国有企業に、国から政策的に与えている助成金である。中国は国有企業の数が多く、民主主義とは程遠い状態にある。中国の指導者たちは、中国の経済と安全保障に必要な主要産業を正しい方向に向かわせるためには、政府の支配が必要であると考えている。
【中国が覇権を取った2050年の世界では】
・ネットの検閲が進み、他国の国民が見るものにも検閲が及ぶ
・アフリカの途上国への支援を通じて、現地に独裁政権を強化していく
・アメリカの敵と同盟を結ぶ
・水質汚染と大気汚染が深刻化する
・外国企業の自国からの締め出しと、IP窃盗
・国連とWTOの弱体化、中国主導の新たな貿易圏の拡大
・大量破壊兵器の輸出
今後は、戦争や領土侵略ではなく、経済・貿易・通貨・資源・地政学的協力をめぐる攻防が起こる。
中国を止めるためには、中国国内の民主的で文明化された社会集団を支援し、中国流プロパガンダを切り崩していくことが効果的。また、同盟諸国やパートナー諸国と連携を結び、法に違反する行為をした際には、世界から孤立することを「分からせる」のがよい。 -
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キッシンジャーは1923年、ドイツ生まれ。
ハーバード大学で教鞭を執った後、1969年、ニクソン大統領の国家安全保障問題担当大統領補佐官に任命され、1973 年には国務長官に就任。ソ連や中国などとの数々の重大な交渉に関わった。
キッシンジャーの交渉事例から、例えば、次のような教訓を引き出すことができる。
・ズームアウトとズームインを繰り返す:
自らの戦略の確認(ズームアウト)と、面前の相手の観察(ズームイン)を繰り返しながら、目指す方向に向けて交渉を進める。
・基本的前提を何度も見直す:
交渉のテーマなどについての基本的前提が正しいかどうか、何度も検討、確認する。
・交渉のテーマに精通する:
交渉の分野について十分な知識を持つ。または、その分野に精通した人をチームに加える。
・長期的な視点に立つ:
将来に多大な利益をもたらす合意を達成するために、長期的な視野に立って戦略を考える。
・広角的な見方を取り入れる:
交渉相手だけでなく、広く他の関係者や問題を見渡し、取り込むべき相手や問題を見極める。
・現実主義になる:
合意を得るために最低限必要な条件が整っているかどうか、慎重に評価する。
・交渉の要素を不変と見なさない:
交渉の状況を有利に変えるために、関係者や要素を加えたり除外したりする。
・戦略的に考え、臨機応変に行動する:
交渉の状況に変化が生じた時は、戦略を見直し、臨機応変に行動する。
・表現力を磨く:
言葉を巧みに組み立てたり、あえて曖昧にしたりするなど、状況に応じて表現方法を変える。 -
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●感想
企業文化は変えるのでなく、企業や組織内の各個人の中にある共通の「WHY」を見つけて、それに基づく行動に注力するのが大事と受け取った。
「形質」というものが最後まで捉えられなかったため、自分のステージが上がった際に再読したい。
●なぜ読んだか
・企業文化の強みを生かす方法に興味があった
・企業文化の変え方に興味があった
●学んだこと
企業文化は変えるのではなく進化させるもの
方法は下記の流れとなる
①組織内で共通の形質(価値観?)を見つける
②形質(価値観?)を反映する行動リストを作る
③影響度が大きく努力量が少ない行動に絞る
④役職と関係なく周囲に影響力が強い人に行動を促す
※影響力が強い人は成果が高いチームに潜んでいる
●今後やること
・共通の形質を日々の対応から探る
・エンゲージメント調査の結果をみてみる
・成果が高いチームの中のキーパーソンを探す -
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ネタバレ【気になった場所】
好業績を導く社風の構築に必要なもの
→社員一人ひとりの「なぜ働くのか」が明確
働く動機
・楽しさ
・目的
・可能性
・感情的圧力=取り残されることへの不安
・経済的圧力
・惰性
→社風によって前3つを最大にし、後3つを最小にすると、ToMoが最高レベルに達する
→働くことに楽しさと目的と可能性を感じさせる社風は、社員のパフォーマンスを高め、それを継続させる
※ToMo=Total Motivation(総合的動機)
目的が動機になるのは、仕事そのものでなく、仕事の結果に価値が感じられる場合
非難バイアスの取り除き方
・思い出す
・説明する
・尋ねる
・計画する
Tomo指数の上げ方
・組織の現状のTomoを知る
・Tomoを上げる分野を探す
・社風の鍵を分析する
・理想とするTomoを決めて共有する
・計画を練り、投資対効果を検討する
Tomo指数の測る質問(1-7段階評価)
・今の仕事を続けているのは、楽しいから(×10)
・今の仕事を続けているのは、重要な目的があるから(×5)
・今の仕事を続けているのは、自分の目標を達成する上で有益だから(×1.66)
・今の仕事を続けているのは、辞めたら、自分のことを気にかけてくれる人を落胆させるから(×1.66)
・今の仕事を続けているのは、仕事を失うと金銭上の目標を達成できなくなるから(×5)
・今の仕事を続ける妥当な理由はない(×10)
→前半3つ-後半3つで計測
Tomoは成績ではなく指数
→成績だと業績の評価として使われる
→感情的圧力が強まり、楽しさが減る
Tomoをあげるリーダーの要素
◆楽しさ
・学ぶ時間の余裕と場所を従業員に与える
・高業績とは何かを共有する
・問題があれば従業員自ら解決するよう促す
◆目的
・従業員が自身の仕事が重要で意味があると思えるよう後押しする
・自ら手本となり、従業員が前向きで一貫した価値観と共通の目的意識を持つことを期待する
・顧客の利益を最優先する
◆可能性
・仕事と従業員の個人的な目標を積極的に繋げる
・従業員が自分の弱点ではなく強みに注目し、時間をかけてそれを伸ばすことができるよう手を貸す
・従業員の技術の向上に合わせて、より責任の重い仕事を任せる
◆感情的圧力
・正しく妥当な目的や目標を、従業員が抱くようにする
・公正で、正直で、透明性のあるリーダーシップを振る舞う
・職場での親交を後押しする
◆経済的圧力
・従業員を包括的に評価する
◆惰性
・仕事をやりやすくし、従業員の努力が無駄にならないようにする
すべては「なぜ」に始まる -
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人類は走るために生まれた。
腸が短いので草を食べられない。肉食動物であることの証拠。
遊動狩猟生活、二足歩行、雑食。
文明病は農業と定住生活がもたらした。原因はブドウ糖。米、小麦、トウモロコシが三大穀物。南米のジャガイモが4番目。これらで75%のエネルギーを摂取している。でんぷんは複合糖質。簡単に単糖になる。少しずつ炭水化物を摂ること。
ジュース、ソフトドリンクはだめ。
オメガ3脂肪酸を摂る。
パレオ路線の食事をする。穀物と糖は取らない。
トレランは運動だけでなく、脳も使う。
はだしランニングに慣れれば足を故障しない。
クロスフィットトレーニングに参加する。
健康を保つための運動は楽しくなければ本物ではない。
夜8時に寝て、真夜中に2~3時間目を覚まし、また寝る。二度寝パターン。
ストレスは1~2時間の短いものなら脳に呼応かがある。
瞑想でテロメラーゼが増加する。
瞑想は何もしない、ただ心を静めるだけ。
運動で筋肉を鍛える。瞑想で脳を鍛える。
バイオフィリア=自然欠乏障害にならない方法。
自然の中で運動すると2乗の効果がある。
帰属意識、同族意識は人類を定義する特徴。
マラソンは往々にして脱水状態にあるランナーが勝つ。
暑い日のランニングはパソプレシンが出て利尿作用を抑える。
ストレスを除いても、問題は解決されない。多様性が有用。野生を取り戻す。
炭水化物とトランス脂肪酸をやめる。ピザ、クラッカー、コメ、パスタ、パンを食べない。野菜と果物を食べる。ナッツを食べる。コーヒーにクリームは入れない。
砂糖水を摂らない。食べ物を一切取らなくても7時間走れる。脂肪を燃焼するように体を仕向ける。
水に溶けた砂糖はダメ。
トレラン、仲間でできる運動などをする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本語で言うならストイックとか、江戸時代を見習うとか
そういったことに興味があったので
手に取りました。
多くある仮説のひとつに過ぎす、
この本の内容すべてに納得がいくわけではないですが
それもこれをきっかけにして自分で本当のことを考えてみる
という点において素晴らしいものであると思います。
アメリカ先住民の言葉として
すべての動物は人間より賢い、というのが書かれていましたが
全くそう思いますし、本来の日本人は
比較的そういった考え方だったと思います。
そこに正反対の、人間が一番であるという西洋思想が流れ込み
自分たちが一番という欧米思想が流れ込んできました。
それについても全てが駄目とは言いませんが、
悪影響の部分もやはりあったでしょう。
マインドフルネスひとつとっても、
江戸時代あたりの日本を目指すことが
自分の中では正解なのかなと思いました。
白米はごちそうという文化ではありますが。
当時もそれで脚気は流行りましたし
しかしながら栄養が足りていないと思われた
当時の人の方が身体が強いということもありますし
何事もバランスであって
それは自分で探していくべきところなのだろうと思います。 -
Posted by ブクログ
・人が創造的、生産的でいられる時間はせいぜい4時間。朝の時間帯が望ましい。いたずらに労働時間を増やしても生産性は落ちる。
・戦略的に休息をとるには以下の方法がある。
└歩くこと気分転換をし、体を動かすことで脳を活性化する。
└中断する次の展開が読めている段階で仕事を中断することにより、翌日の滑り出しがスムーズになり生産性が向上する。
また、類似タスクを間に挟むことによって生産性が向上する場合がある。
└回復する仕事とは完全に切り離した場所に行き、休息する。
└奥の深い趣味絵画など、奥が深い、仕事とは別の趣味をすることでストレスが緩和される。
└サバティカル創造性を再充電することが可能。 -
Posted by ブクログ
中国が1949年から100年かけて世界の勢力のトップになる計画がある事、著者の元アメリカの対中国の防衛政策担当が親中派だったせいか読みが甘かった事など過去の中国に対する政策失敗例など盛り沢山。孫子の兵法の教えは今も生き続ける。ここからは自分の考えだが、中国の総人口を考えてみても、民主主義に変えてしまうのは、自己中な気質からして国をまとめる立場の人間からすると上手くいかないのを知っている気がする。だから永遠に中国共産党のまま、民衆を政府の監視を置いておき政府は尖閣諸島や日本の西側を好き勝手にやり続ける。これは日本やアメリカの国力を見越しての行動とは思う。習近平の言動は奥に秘めた本質を見抜かないといけない。