ジェネリック――それは新薬と同じなのか

ジェネリック――それは新薬と同じなのか

ジェネリック薬とは、先発薬と有効成分の化学構造が同じ医薬品のこと。先発薬の特許満了後に発売される。開発にかかる費用が少ないため、低価格で販売できるのが強みだ。ジェネリック薬は先発薬と同じ効き目があるとされるが、この「同じ」をめぐっては激しい論争があった。有効成分は同じだが、形や添加剤などが違っており、先発薬と「まったく同じ」ではない。それはどの程度重視すべきものなのか。同等性の根拠をどこにおけばよいのか。半世紀前はいかがわしい薬とみなされていたジェネリック薬が現在の地位を得るまでには、臨床、消費、政治、法律をめぐって様々な攻防があった。ジェネリックはきわめて社会的な薬といえる。〈ジェネリックは問題の種なのか、それとも解決策なのか――明らかにその両方だ〉。ジェネリックの誕生から社会に定着するまでの全体像を描いた本書は、ジェネリックの歴史をはじめて明らかにした書物として、高く評価されている。

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ジェネリック――それは新薬と同じなのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年09月27日

    何をもってジェネリックなのか。
    新薬と「同じ」なのか。
    何が「同じ」なのか。
    「同じ」であれば代替できるのか。

    ジェネリック医薬品の政治と科学について、様々な角度から、アメリカにおける歴史を記述。
    登場人物、機関の複雑さには辟易したけど、語られるドラマには熱中できた。

    ジェネリックに限らないが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月08日

    アメリカのジェネリックの歴史について書かれているけれども、アメリカの医療と薬の仕組みについてよくわからないのでなかなか理解しづらい。

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