野中香方子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2052年にはどうなっているのかを記し、対策を提言。細かすぎるところ、冗長もあり少し読むのが骨な所もあるが、最後の「あなたは何をすべきか」は具体的かつ一般の私でも出来そうな事で為になる。
【学】
Q.アジアは何をしなければならないのか?
A.自分達を消費へと駆り立てるものを拒絶しなくてはならない。それらは、アジアを「成長の原動力」にして世界経済を立て直そうとする西洋の経済人や指導者、国民はひたすら経済成長を求めているというアジア政府の思い込み。
資源管理を政策の中心に据える必要がある
【予測】
・2040年世界人工のピーク
・世界のGDPの6%を地球環境改善に回せば、悪化は改善できる
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、『成長の限界』(ローマ・クラブ)の共著者が2052年の世界を予測し、パラダイムを変換する必要を述べるもの。広義の環境問題が半世紀後はより深刻化し、政府の役割がより重要にならざるを得ない、という指摘は仕事の上でも頭の片隅に置いておくべきと感じました。ちなみに、ページ数の割に中身は重畳的です。
(主なポイント)
●世界の総人口は2040年直後に81億人でピークとなり、その後減少(都市化が進み、出生率が急激に低下するため)。
●世界全体のGDPは成長が遅くなるが、2050年に現在の2.2倍に達する(人口増加率が鈍り、労働生産性が減少するため)。
●生産性向上のスピードは鈍化(経済の成熟、格 -
Posted by ブクログ
2052年。約40年後の世界についてのお話。都市化、人口増、中国の台頭。そして何より温暖化の恐怖について様々な予測をまとめている。
特に温暖化については楽観的な予測はなく、私の孫(できたら)は大丈夫か、真剣に心配になった。
確かに私も含めた今の人の暮らしは、化石燃料をはじめとした過去の財産と、膨大な国の借金(未来の負債)に頼っており、それはいつか必ず破綻するであろう。
そうならないための方策について、筆者の予測では民主主義国家では、視点が短期間になってしまうため、これからの難しい選択への判断が難しいだろうということ。
いや、これ。
どうしたらいいのだろうね。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレまず、日本。
今後労働人口が減少し、GDPは減少する。成長戦略の見直しが必要。売上増を目指すのではなく、利益率の確保を追求する?国内ではモノが売れない、所得が伸びない中でどうするか。ただ、近年は消費量が伸びていたって事実は知らなかった。
次に気候。
温暖化が進むことで、海面が上昇し、幾つかの地域では住めなくなる。そして流氷が溶けることで塩分濃度が薄まり海流に影響が出たり、天気に影響がでたり、干ばつや洪水がおこったり。土木業は仕事がありそう。あと50年で2度気温が上昇したら大変だ。貝とかも貝殻作れなくなるなんて。
次にエネルギー。
原子力や化石燃料は無くなるかな。太陽光発電とか技術進歩でなんとか -
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Posted by ブクログ
現代人はどうしたらもっと働かなくなるのか。
最近本気で考えていることです。
そんなときにちょうど積読されていた本書を開き、著者の力強いストレートな文章を読んで、ひたすらうなづくことばかりでした。
個人的にベーシックインカムはあった方が良いと思ってますが、受け取る側の意識の変化も大切だと感じます。
ただ「お金がもらえるラッキー」と思うだけでは世の中は変わらない。
デヴィット・グレーバーが言う「クソどうでもいい仕事(ブルシットジョブ)」が、なかなか無くならない現実。
これ以上働き続けたら、地球がもたないというのに。
それに加担している自分も自分。
そんな世の中で、「とんでもない存在」は何 -
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Posted by ブクログ
この下巻では、上巻で、人間が本来性善であるという証明を試みたものを、今の社会が利己的・性悪説に立ったシステムの中で、本来的な性善を取り戻し社会に拡めるにはどうしたらよいか書いている。
同じ主観をもつ共感よりも、私の主観的な視点からの思いやりを持とう。
対立には、会話、質問による交流が時間がかかるが一番効果的。
遊びこそ自由への希求と自由を利他として使えるようになる行動。
権力者は利己的でないとなれないか、権力を持った途端利己的になる。そのための権力の譲渡が必要。
この本で学んだことは、
・シニカルな見方ではなく、性善説に立ったうえでの理性と現実直視からなる思考と行動をせよ。
→シニカルな -
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