西村美佐子の作品一覧
「西村美佐子」の「コード・ブレーカー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「西村美佐子」の「コード・ブレーカー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
下巻が特に面白いのは、世界で初めてゲノム編集赤ちゃんを作り出した中国の賀建奎を巡って人間がその領域に手を伸ばす事の是非を巡る論争。同氏はゲノム編集により双子の赤ちゃんを誕生させたが、倫理的な観点から国際的な非難を受けた。また、バイオハッカーと呼ばれる元NASAの生化学者、ジョサイア・ゼイナーも登場する。自分の遺伝子を変化させるために遺伝子編集ツール「CRISPR」を使用した最初の生体人間となった。
鎌状赤血球貧血症は赤血球に関わる疾患であり、赤血球を生産する幹細胞は、容易に患者から採取して、再び患者の体内に戻すことができる。この病気は、ヒトDNAの30億以上ある塩基対の1文字が変異しヘモグロ
Posted by ブクログ
ゲノム編集技術CRISPR-Cas9の開発によってノーベル賞を受賞した女性科学者ジェニファー・ダウドナの業績を中心に描いたノンフィクション作品。ダウドナ博士の生い立ちから、「自然に対する純粋な好奇心」が、ゲノム編集技術の誕生に至る原動力となった経緯に迫る。また、科学者たちの競争や協力、そして彼らの発見がどのように世界に影響を与えたかについても掘り下げる。ゲノム編集、デザインベビーの技術からmRNAワクチンまで。科学的な領域も分かりやすく、科学者の伝記としても面白く読めた。
ー 2018年ある中国人科学者がクリスパーを使ってヒト胚のゲノムを編集し、その原因になるHIVウィルスの受容体を生成する
Posted by ブクログ
伝記作家のウォルターアイザックソンの新作。
ゲノム編集技術クリスパーの開発経緯から、その後の特許紛争、新型コロナへの対応までを、ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナさんを中心に描いたノンフィクション。
ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか知らなかったので大変勉強になった。 著者自身が編集作業を経験したり、特許やこのツールの将来の在り方についても絡んでいて、自己の見解を述べたり、研究者間の橋渡し役になっている所が普通のノンフィクションとは違っている。当事者の視点も盛り込まれている。科学者間のポリシーの違いから、医療と生命倫理について考