西村美佐子のレビュー一覧
-
ゲノム編集について特に興味を持った。
病気や遺伝的異常を取り除ければ、とても優れた特徴であるが、生殖細胞系列のゲノム編集については考えさせられる。
Posted by ブクログ -
ジェットコースターのような展開がとてもスリリングで読み飽きない。下巻はいよいよクリスパー(CRISPR)が実装されていくステージに入る。プレーヤーもバイオハッカーのザイナーやクリスパーベビーを誕生させたフー・ジェンクイらが登場してくる。
クリスパーに代表されるテクノロジーは「滑りやすい坂道」に例え...続きを読むPosted by ブクログ -
ノンフィクションを読んでも本当の事は分からないのだろうが、自然科学、研究、論文、特許、人間模様、のグローバルな時事刻々の進展をインタビュー取材で掘り出し、記録し、組み立て直した著者の力量に圧倒される。冒険物、スリラー物が好きな人にも勧められる。生命科学用語の難易度は、果たしてどうなのかな、一般教養レ...続きを読むPosted by ブクログ
-
伝記作家のウォルターアイザックソンの新作。
ゲノム編集技術クリスパーの開発経緯から、その後の特許紛争、新型コロナへの対応までを、ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナさんを中心に描いたノンフィクション。
ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか...続きを読むPosted by ブクログ -
スティーブジョブスの伝記を書いたアイザックソンの著作ということで、期待をしていたが、その期待以上の筆致で唸らされた。(上)はこの本の主人公であるダウドナが、化学の道を選び、RNAの研究者としてクリスパーキャス9システムのメカニズムを解き明かしていくまでが時系列で丁寧に描かれている。
(下)はもっとス...続きを読むPosted by ブクログ -
スティーブジョブスの伝記を書いたアイザックソンの著作ということで、期待をしていたが、その期待以上の筆致で唸らされた。(上)はこの本の主人公であるダウドナが、化学の道を選び、RNAの研究者としてクリスパーキャス9システムのメカニズムを解き明かしていくまでが時系列で丁寧に描かれている。
(下)はもっとス...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェニファー・ダウドナ著の『CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』を読んだので、上巻は復習かなぁと思っていたが、知識の雨がざぁざぁと降ってきた上巻。
なぜ、面白かったのか。思いつくのは4つ。
1)全体的には登場人物が多いのに、メインのストーリーラインを失わない著者の構成力
2) 各人物について...続きを読むPosted by ブクログ -
とても面白かった。
生命科学の最前線でもあるし、コロナ禍で研究者が如何に困難に立ち向かっていったか、その結果ワクチンの開発が早く進んだこと、まさに今旬の話題だと思う。Posted by ブクログ -
ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡...続きを読むPosted by ブクログ
-
ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡...続きを読むPosted by ブクログ
-
DNA編集技術のクリスパーCAS9の発見に至る経緯を追うノンフィクション上下巻の後編です。後編ではDNAを編集できる技術をどう活用すべきかという論理的な問題が主なテーマです。DNA編集の技術は先天的な遺伝子疾患の患者さん達にとってはまさに福音でした。多くの遺伝子疾患が治療対象の候補となっています。一...続きを読むPosted by ブクログ
-
コロナウイルスのワクチンの仕組みと既存のものとの違いについて、かなり詳しく理解できた。本書のテーマは専門的で難しいかもしれないと思っていたが、RNAとその役割について分かりやすく説明してくれており、素人でも読みやすかった。
以下、本書よりメモ書き
コロナウイルスの特徴として、その形状が挙げられる。...続きを読むPosted by ブクログ -
科学の世界で繰り広げられるドロドロの人間ドラマ。特許権や論文を巡る争い、研究室同士の確執…どのような業界でも争いは存在するのである。自身の名誉と利権のためにあらゆる手を使って相手を出し抜く大人たち。笑顔の裏に潜む相手の本心は誰にも分からない。ノンフィクションだが、まるで上質なサイエンスミステリー小説...続きを読むPosted by ブクログ
-
上巻はダウドナ先生中心の情緒的な話題が多くつまらなかったが下巻面白い。ヒトのゲノム編集の是非は読み応えあり考えさせる。コロナへの対応については内容少なめ。Posted by ブクログ
-
飛行機が先にあって
あとから航空力学が確立する
蒸気機関車が先にあって
あとから熱力学が確立する
発明が先にあって原理はあとからついてくる
行き詰まった研究の突破口を開くのが
その分野から 程遠い 素人の意見であったり
する ということが面白かった。
勤務時間など気にせず
人生をかけて研究にう...続きを読むPosted by ブクログ -
クリスパーキャス9の発明者の、発明に至る経緯と、特許紛争の実情等の、激しい開発競争の状況が明らかにされる。
中国のデザイナーベビー誕生が話題となったが、その状況についても詳しく書かれており興味深い。
今後もこの技術の活用が進んでいき、病気との戦いには明るい未来が見える。一方で、デザイナーベビーの問題...続きを読むPosted by ブクログ -
特許だったか会社関係の話がちょっと長い、もちろんそこも歴史的には重要なドラマなんだけど、個人的には科学的発見の過程をもっと読みたかった
それは上巻で出尽くしたのか?Posted by ブクログ -
人類が長く生きられるようになった背景には様々な要因があると考えられている。その一つが技術の進歩であり、誰もが疑うことなきことだと思う。しかし、これからは長生きだけでなく、健康に(病気に負けない)生きることができることを目指して進歩し続ける分野があることに気付いた。それが、バイオテクノロジーの分野であ...続きを読むPosted by ブクログ
-
生物学者のダウドナを中心とするヒトゲノム研究の歴史
科学的な話というよりは人間模様、倫理観の話が多く面白い。Posted by ブクログ -
生命科学の話は面白い。ワクワクする。
誰かの伝記は初めて読んだが、研究の好奇心や競争の状況がよく感じられた。Posted by ブクログ