宮城谷昌光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少年ジャンプで連載していた封神演義の知識しか持ち合わせておりませんが読んで見たいなぁと思い手に取りました。
仙人や宝貝とか特殊能力バトルが始まると思いきや意外と現実路線!
波乱万丈の前半と恵まれた出逢いにより積み上げられる能力とコネクション!
中巻が楽しみです!!
最初長いかなぁと思いましたが上巻が終わってみると、同じボリュームがあと二冊!!とワクワクします!
中国の殷末期!紂王が即位の前に人狩りと称し遊牧民族の羌族を襲う!
一族の殆どが囚われ族長等主だった者は殺されるが、主人公の太公望は運良くその難を逃れ、羌族の少年少女五人を引き連れ北の果てにある街を目指す・・・ -
Posted by ブクログ
春秋時代や戦国時代に、少しだけ興味がある。
どうやって知るか、となると、研究書にしても、何を読んでいいかわからないし、読みこなせるとも思えない。
そこで、何か小説で、と宮城谷さんの本のお世話になる。
本書は、古代中国の文化や文献を素材にした随筆なのだけれど、同時に夏王朝の頃を描いた出世作、「天空の舟」などを書いた頃の話や、故郷蒲郡についてのエッセイもあった。
宮城谷さんは、英文学をやってきた人だったことも、本書で初めて知った。
また、立原正秋ら、大学の恩師たちとの関わりと修業時代のことも何度も出てきた。
正直、この世代の作家が、大学の文学誌(早稲田文学)で世に出ていくというコースがあるのかとは思っていなかったから、驚いた。
高校時代に作家になることを志し、大学時代外国語をマスターしつつ、文体を確立させ、そしてさらに数年かけて書くべき題材を見つけた。
こんな風に作家になっていく人は、今いるのだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ史実に基づいた小説…なの?
きちんと文献に当たり、資料を読み込むことで書かれたこの作品は、もちろんノンフィクションとは言えないのだろうけれど、まるで見てきたように描写される古代王国はもはやフィクションですらない。
難しい言葉、知らない風俗が次々と現れるのに、不思議と読みにくくない。
決してドラマチックな文章ではないのに、全く退屈しない。
曽祖父の専横がたたって、祖父、父と不遇をかこってきた華家。
知る人ぞ知る知恵と礼儀(信義)の人・華元を訪ねてきたのは宋の王の弟。
不義の王を弑して、自分が王になろうと思うのだが…。
自ら手を汚す者は決して善ではない。徳を積みながらチャンスを待て。
そしてチャンスをものにしたのが文公で、その時以来ずっと文公は華元を信頼し、華元は文公を盛り立ててきたのである。
大国晋と楚に挟まれた宋の立場は難しいものであるけれど、目先の利益などでは決して動かず、筋を通した華元の生涯。
筋は通すが手腕は柔軟。
ここが面白い。
解説によると、晋と楚を同盟させるということは、日本の首相が冷戦時代のアメリカとソ連の手を握らせたような大事業なんですって。
味方を怒らせ、敵の陣地に1人置き去りにされたり、王の立場を守るために人質になったり。
あれ?結構ドラマチックな生涯じゃない?
しかしひたすら粛々と物語は進むのです。
ドラマチックだからこそ、粛々と。
文公、王姫、華家の家宰、部下の士仲。
魅力的な人物もみな実在の人。
歴史ってやっぱり楽しいなあ。