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『三国志』決定版、第6巻。劉備、孔明を訪う――。袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその霸道を阻む。曹操、孫権、劉備。三者が天下に並び立つ完成図を胸に献策を続ける諸葛亮。次第に力をつけた孫権は劉備とともに曹操を攻める――「赤壁の戦い」である。曹操軍は水上戦で得意の鶴翼の陣を展開し勝利を手にするはずが、疫病と風に足元を掬われ、窮地に陥る。
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Posted by ブクログ
赤壁の戦いが淡々と書かれている。宮城谷にかかっては、諸葛亮も魔術師ではなく、堅実なる軍師。 魯粛は、横山三国志では、オロオロとばかりしているが、この巻では、非常に頼りになる志士である。 呂蒙、甘寧など、呉の武将の安定さが際立つ巻であった。
赤壁。周瑜が劉備一行に対してすごく冷たい。諸葛亮とは知らないひとどうし。劉備たちの蚊帳の外感が半端じゃないしすごくやる気がない。 劉備のことが嫌いで一貫して塩対応な周瑜が新鮮だった。長生きしてほしい(無理) もう棄てることができないということは、これから失うものが増えるということのフラグだ
面白いです。 史実への忠実さを感じます。吉川三国志がどうしてもベースにありますが、演義ではないより客観的な三国志が読みたい方には最適と思います。
三国志では俄然盛り上がる赤壁の戦い。期待通り正史を踏襲した内容で素晴らしいと思いました。今後の劉備主従の描かれ方に期待が高まります。
うほーきた、レッドクリフ!いわゆる赤壁の戦い。華北を手中に収めた曹操がついに南下、迎え撃つ若き才能たち。そらもうめらめらと燃え上がる期待感。 とはいえ、実際のところ疫病の流行だとかでそれほどの派手さはない。有名な諸葛孔明だとか劉備だとか、ほぼ何もやってないし。 ここら辺の出来事って、ついつい力をい...続きを読むれて書きたくなるような実に小説的な場面だけど、それでも正史ベースでさらりと流すところに好感度アップ。 オモシロイのだが、次の巻がでるのは来年の今頃。 1年待たせるのかよっ!
張飛のあざなが「翼徳」ではなく「益徳」になっているなど、『正史』準拠で面白い。無論、本巻で描かれる「赤壁の戦い」も正史に準じている。
西暦208年、赤壁の戦。三国志のハイライトともされるこの水戦に曹操は敗れ、南方攻略の足場を失った。歴史にイフは禁物だとしても、この敗戦がなければ、曹操は存命中に全中華の八割方を支配することができたに違いない。 この時代の正史を書く陳寿も、この史実を吟味しただろう。ここをどう書くかで正史というス...続きを読むトーリーの視座が定まる。三国鼎立の始まり、と見るのは我々を慣れ親しんだ史観だが、魏や晋を正統と見るならば、珍しく和同した南方抵抗勢力が報いた一矢、と描いただろう。 曹操は呂布、袁術、袁昭と強敵を破り、天子を保庇し、有用な人材を登用して華北に平和と安定をもたらした。陳寿は羅漢中のような小説家ではなく正史著述者であり、自らは晋の治世下に生きていた訳だから、曹操に始まる魏晋王朝を正統と見なす必然性は十分にあった。赤壁戦を評価するにあたっても、孔明がまだ国すら得てない劉備に三国鼎立の計を説くというのは本来滑稽であり、実は後講釈なんじゃないか、と思えなくもない。しかし陳寿は、三国それぞれに正統性があるなどという中国史上ユニークな立場をとった。それは何故か。 一つは劉備という不思議な人物をどうしても劉邦に重ね合わせたかったから。これは羅漢中的な見方に近いが、もう一つ考えるとすると、魏晋を連続王朝とするのではなく、晋の前に三国時代があったとすることで、魏を相対化できるから。魏晋を一つとすれば曹操と司馬懿と司馬炎を比較する必要があるが、日本史において信長と秀吉と家康のいずれも捨てがたいのとは異なり、どうしても曹操に軍配が上がってしまう。 とまれ、曹操は一代では天下を得ることができなかった。その直接の原因となった赤壁戦で、呉軍では若手が勇躍し、劉備は荊州でようやく地と人望を得た。大きなターニングポイントを経て、歴史は三国時代へと向かう。
本作は、袁家掃討から、荊州南部攻略までが描かれています。 宮城谷さん版三国志には、知らない人物や評価を見直さないといけない人物がたくさん出てきます。(某ゲーム社の数値と比較してですが。) 私にとっての今回の白眉は、「田ちゅう」と「李典」でした。 (田ちゅうは、初めて知りました(覚えていないだけか...続きを読むも・・・)。 李典は、楽進と張り合う”武一辺倒”かと思っていましたが、 宮城谷三国志では、かなり評価アップされている気がします。) 黄忠が戦う前から劉備寄り(?)なのも、いつもと違う感じで興味深かったです。 言うまでもなく次回に期待です。 ※孔明は、今のところ、イメージ通りです。
袁紹、袁術一族を滅ぼし、勢いづく曹操。その頃、劉備は孔明に出会って飛翔し始め力をつける。劉備は、力をつけてきた孫権と共に、「赤壁の戦い」で早々に勝利する。 宮城谷昌光の描く、三国志は、作者の作風らしくおもしろい
長坂、赤壁、合肥、荊州などの合戦が史実に忠実に描かれる。無論、壇を築いて東南の風を吹かせるなどという演出はない。赤壁で劉備はどう行動したのか諸葛亮はどうあったのか、これまでとは全然違う彼らの実相をすこぶる興味深く読んだ。劉備の不思議さ、不可解さ、そして魅力。いろんな意味で考察を深めることができた。今...続きを読む作で目を引くのが孫権配下の武将らの目覚ましい活躍。どいつもこいつも見直してしまった。とことん惚れ直した。これまでぶつ切りだった三国志が理路整然と繋がっていく過程にこのうえない感動を覚えた。
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