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Posted by ブクログ 2010年02月28日
第三巻は12代霊帝の終盤から14代献帝初期の時代。しかし最早帝号で時代を数えることにあまり意味はない。中央政府は統治能力を失い、内乱から群雄割拠の時代に入るからである。
正史は政権の正当性を重視する。軍事力で洛陽を占領した董卓は極悪人だし、董卓以前の地方軍閥も「賊」扱い。後世の知識人は暢気な歴史観...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月10日
遂に崩れゆく漢王朝、もはや首の皮一枚でつながっている状態。傀儡として生かされる皇帝。
何進が意外といい人だけれども絵にかいたような「いい人止まり」。乱世では生き残れないなあ。
董卓ははじめこそ辺境のまなざしでを持ち王朝を冷やかに見ていたのに、王朝の権威に満足してしまっているのでがっかりだ。どちらに...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月23日
俄然三国志らしくなる3巻。袁紹の知恵の貧弱さ。袁術の貪婪。孫堅の武勇・・・・綺羅星のごとき英傑の陰には歴史に埋没した悲運の人たちも克明に掬い上げるのが宮城谷三国志。これまできにもとめなかった皇甫嵩。黎明期の活躍には目を瞠るものがある。どこで方向を見誤ったのか判断を狂わせたのか。それとも偶然なのか運命...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月12日
衰退した漢王室の専横を企んだ董卓に対して、最初に挑戦したのは曹操であったとの事で、横山(コミック)版では、悪役となっていた曹操が、本書では好漢として描かれる一方、横山版で主役であった劉備玄徳に対しては、ずいぶん評価が低い。
それにしても、曹操が戦争初体験で敗走、貴重な経験を肥やしにして、ようやく頭...続きを読む
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