三国志 第十巻

三国志 第十巻

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

3.8

劉備亡き後の蜀を長く支えてきた諸葛亮(孔明)は重篤な病のために倒れ、建興12年8月、五丈原で死を迎える。享年54。その後蜀では以前から諸葛亮に反感を抱いていた魏延と、その魏延を非難する楊儀の対立が鮮明となり、ついには魏延が斬られることに。そして楊儀も宿命的な最期を遂げ、蜀は衰亡の道を辿り始める。諸葛亮と同様、長く魏を支えてきた司馬懿(仲達)も、孔明の死後、容易には栄達の道を歩めないでいた……。宮城谷版「三国志」シリーズも第10巻に達し、いよいよ佳境。

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三国志 の一覧

1~12巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~12件目 / 12件
  • 三国志 第一巻
    682円 (税込)
    宮城谷文学の集大成。現代日本の『三国志』決定版! 後漢王朝の衰亡――。建武元年(西暦25年)に始まる後漢王朝では、幼帝が続き、宮中は皇太后の外戚と宦官の勢力争いに明け暮れていた。正義の声は圧殺され、異民族の侵入が頻発し、地震や天候不順が続く。6代目の帝に皇子が生まれた時、守り役に1人の幼い宦官がついた。その名は曹騰(そうとう)。後に8代目順帝の右腕となった彼こそ、曹操の祖父である。
  • 三国志 第二巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第2巻。黄巾の乱、起こる――。徳政を目指した順帝も急逝し、後漢王朝は外戚と宦官による腐敗を深めてゆく。そのような永寿元年(西暦155年)に、曹操は生まれた。続いて孫堅・劉備が。30年後、宗教組織・太平道の信者を核に36万人が黄巾の叛乱に応じた時、曹操と孫堅は討伐軍に参加、劉備は学問を諦めて無頼集団の中心となっていた。
  • 三国志 第三巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第3巻。曹操、挙兵す――。霊帝が崩御すると、宮中で宦官の大殺戮が起きた。この混乱に乗じて力を得た董卓(とうたく)は独裁者となり、皇帝を長安へ移し、洛陽の都を焼き払う。各地の叛乱は中央を離れた独自の勢力となりつつあったが、強大な董卓軍に最初に戦いを挑んだ曹操は惨敗し、次に戦った孫堅が大勝した。劉備は北方の公孫サン(こうそんさん)の元で、黄巾軍に初めて快勝する。
  • 三国志 第四巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第4巻。劉備、徐州に起つ――。董卓に大敗した曹操は、エン州(えんしゅう)を拠点に黄巾軍を味方に引き入れていく。だが徐州の陶謙に父を殺され、仇討ちに徐州へ大虐殺の軍を進めている間、エン州で叛逆が起き、窮地に追い込まれた。朝廷では董卓が謀殺されたが、董卓軍の将たちが幼帝を奪い合い、帝は都を出て逃亡する。孫堅は急死し、息子の孫策は袁術を頼って揚州へ赴いた。
  • 三国志 第五巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第5巻。震天動地の戦いがはじまる――。曹操はついに立った。天子を奉じることを決断、7年前に脱出した洛陽へと向かう。時代は、攅峰(さんぽう)を均(なら)すという作業をはじめた。ひときわ高い山だけが残る。たれに帰服すればよいか――志のあるものは、高山の麓に集まりつつある。呂布、公孫サン、袁術らが舞台から姿を消し、いよいよ曹操と袁紹は天下分け目の「官渡の戦い」へ。
  • 三国志 第六巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第6巻。劉備、孔明を訪う――。袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその霸道を阻む。曹操、孫権、劉備。三者が天下に並び立つ完成図を胸に献策を続ける諸葛亮。次第に力をつけた孫権は劉備とともに曹操を攻める――「赤壁の戦い」である。曹操軍は水上戦で得意の鶴翼の陣を展開し勝利を手にするはずが、疫病と風に足元を掬われ、窮地に陥る。
  • 三国志 第七巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第7巻。曹操、魏王となる――。荊州において劉備の勢力が膨張している。孫権は本気で荊州を劉備に任せたのであろうか。北方にいる曹操の目には、両者は協調しているように映る。そして西方には馬超と韓遂が――熾烈な戦いを進める初老の曹操にとっていまや歳月さえも障害になりつつある。建安21年、魏王となった曹操は、後継を誰にするか迷いの中にいた。
  • 三国志 第八巻
    652円 (税込)
    『三国志』決定版、第8巻。英雄たちの葬送――。戦え、と天はわれに命じている。天意を感じた関羽はわずかに笑み、そして孫権の兵に突入し斃(たお)れた。復讐を誓い荊州に出兵した劉備だったが、自らも死の病に伏す。30余年の霸道を駆けぬけた魏王曹操もついに崩じ、王位は嗣王の曹丕に。戦国の英雄たちの死によって後漢王朝期は終焉を迎え、今ほんとうの三国時代が始まる――。壮大な叙事詩、いよいよ佳境へ!
  • 三国志 第九巻
    652円 (税込)
    建興5年。蜀の諸葛亮(孔明)は皇帝に上表をおこない、魏を攻めるための軍を発した。そのとき書かれたのが歴史に名高い「出師の表」である。漢中に駐屯した諸葛亮は魏の太守を寝返らせるが、その太守はすぐに魏の司馬懿に斬られてしまう。その後も魏軍の反撃と先鋒の馬謖のまずい布陣で諸葛亮の軍は惨敗。漢中に帰着した諸葛亮は馬謖を処刑――。シリーズ第9巻は戦争の厳しさと難しさを冷徹に描きます。
  • 三国志 第十巻
    693円 (税込)
    劉備亡き後の蜀を長く支えてきた諸葛亮(孔明)は重篤な病のために倒れ、建興12年8月、五丈原で死を迎える。享年54。その後蜀では以前から諸葛亮に反感を抱いていた魏延と、その魏延を非難する楊儀の対立が鮮明となり、ついには魏延が斬られることに。そして楊儀も宿命的な最期を遂げ、蜀は衰亡の道を辿り始める。諸葛亮と同様、長く魏を支えてきた司馬懿(仲達)も、孔明の死後、容易には栄達の道を歩めないでいた……。宮城谷版「三国志」シリーズも第10巻に達し、いよいよ佳境。
  • 三国志 第十一巻
    693円 (税込)
    宮城谷三国志、次の時代へ動き出す。 老年の孫権はもはや英明な君主ではない。諫言を呈する臣下をみな誅殺し呉を弱めた。魏では曹爽一派を族滅し司馬氏が権力を握る。
  • 三国志 第十二巻
    733円 (税込)
    正史に基いたかつてない三国志、ここに完結 後漢、曹操の祖父の時代に原点を求めた新しい三国志はついに蜀の滅亡へ。迫る魏軍に劉禅は降伏を決意し、三国時代はこの日畢った――

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三国志 第十巻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    多くの作家が三国志という壮大な歴史的ストーリーを描いてきましたが、著者のそれは一番難しかったです。
    ただ、三国志のコアファンの一人として、読み応えは抜群でしたし、細かな描写から戦の雰囲気まで、かなり楽しませてもらいました。
    三国志初心者の方にはオススメ出来ないと思ってしまったのは、一巻は主要な登場人物が現れないし(曹操の祖父の話など)、桃園の誓いもなければ、赤壁の戦いにおける劉備軍の活躍もないです。
    なので、初心者の方はシンプルに横山光輝の漫画をオススメします 笑

    0
    2026年05月28日

    Posted by ブクログ

    第9巻は曹操をはじめ魏陣営を高評価に描写したいがため、相対的に諸葛亮および孫権(呉)について辛辣かつ不当に非難する件がいくつかあり、読んでいてこの点が不快でならなかった。
    しかし当第10巻は諸葛亮逝去という重要な描写があるためか、さすがにいつもの宮城谷昌光らしい穏やかな筆致と言えるもので満足できた。
    『正史』準拠のため三顧の礼や赤壁の戦いでの活躍も描写されなかったためか、諸葛亮の逝去は今ひとつ感慨が薄かったといえる。

    0
    2020年04月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    曹操の後を継いだ曹丕の出来が悪かったけれど、在位期間が短かったのが幸いして魏に大きなダメージは少なかった。
    曹丕の後を継いだ曹叡は、軍事にも行政にも有能であり(というか、大局を見る目を持っているのだと思う)、諫言を聞き入れる素直さも持ち合わせていた。
    ただ、巨大な建造物を作るのが好きって言うのが悪い癖というか、これだけは臣に諫められてもやめられなかった。
    30代、人生はまだこれからだったのに。

    後を継いだのは8歳の子ども。
    曹操の血を引いた子どもは出来なかったので、出自不明の養子である。
    いきなりその子どもが皇帝であると言われても、忠誠を誓うのはなかなか厳しい。
    血統も実績もないのだから。
    曹氏で王朝をつなごうと思うのなら、曹叡の弟とか従兄弟とかに後を譲るべきだったよね。

    というわけで、親族からは曹爽が、軍事・行政ともに優れた業績を持つ司馬懿とともに幼帝を輔弼することになったのだけど(曹叡の遺言)、だんだん歯車が合わなくなっていく。
    要は、曹爽がその器ではなかったということなんだけど、浮華の者=華やかだけど中身のない人たちを周囲に置くことによって、どんどん司馬懿とかみ合わなくなっていく。

    私は、どうして司馬懿が魏を倒して新しい国を創ったのかが疑問だったのだけど、今作を読んで腑に落ちた。
    曹叡が長生きをしたのなら、曹爽が真摯に幼帝と国のために力を尽くしたのなら、きっと司馬懿は立たなかった。
    曹操のもとで行政手腕を発揮し、曹丕によって軍事面でも才能を顕にした司馬懿は、庶民が、度重なる戦で荒れた土地で苦労をしていること、国の政策如何で救いようがあることを、遠征に行くたびにきっと痛感したのだと思う。
    だから、曹氏を、彼らが治める魏という国を見限ったのだ。(まだ見限ってないけど)

    蜀では諸葛亮の死が、あらゆる方面に大打撃を与える。
    彼の遺した言葉すら、自分に都合の良いように解釈する者たちの間で、同士討ちしそうになる騒ぎ。
    それを見越して司馬懿は追撃したかったけれど、深追いするなという皇帝の命によって引き上げたのであって、死せる孔明が生きる仲達(司馬懿)をビビらせて走らせたということはない、らしい。←でしょうね

    諸葛亮の最大の過ちは、後継者を育ててこなかったことだと思う。
    言うほど蜀に人材がなかったわけではないのに、育てた形跡があるのは馬謖だけというのなら、彼には人を見る目がなかったってこと?
    それとも好き嫌いの問題?
    彼には『銀河英雄伝説』を読むことをお勧めします。
    どれだけ突出した才能があろうとも、一人が全てを治めていては、後継者などできやしないということ。そしてその結果は…。

    魏も蜀も、統治者がスケールダウンしたので、ようやく呉の時代到来か!というわけでもなく、孫権が道を誤っても止める者がほぼいないという状況。
    儒教の力の強い呉では、差し出がましいことをするのは悪、という思想が主流なので、上に物申すことが心情的にできにくいらしいのである。
    「いやいや、間違ってるんならちゃんと言ってよ!」と思う孫権と、「ちょっと言ってみたけど聞く耳もたなかったじゃん」という家臣たちの間に溝が生まれ、そのうえ才能あふれる逸材だった皇太子が亡くなり、先行き不安なのである。

    曹叡の在位末期、魏は遼東を征伐する。
    形のうえでは魏に従っているが、実質は公孫氏が支配する王国は、朝鮮半島と中国本土の間にあり、ゆくゆくは朝鮮も版図に納めることを考えると、今のうちに潰すか、と。
    魏も呉も、適当な距離を取りながら、攻めたり警戒したりしていたのだけど、それをいいことにちょっと目ざわりの度が過ぎちゃったのね。
    焦った公孫氏は朝鮮半島の高句麗と同盟を結ぼうとするのだけど、もちろん高句麗にその気はない。
    徐々に孤立していく遼東。

    というタイミングで、卑弥呼の使者が魏に赴くのである。
    これってすごくない?
    ちゃんと貢物を持って行ったんだよ。
    史料が残ってないから想像でしかないけど、多分倭国は高句麗や遼東と行き来をしていたんだと思う。
    だから、このタイミングで遼東を見限って魏に行ったんだよ。
    大陸の情勢をかなり正確に知っていたということ。
    そのうえで、次は朝鮮半島と自国だと思って、先手を打って魏に使者を出したんだとしたら、思った以上に卑弥呼はすごいやつです。
    っていうか、倭国、すごいな。

    0
    2022年07月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    諸葛亮も司馬懿も最初から用兵に長けていたわけではなく、経験を重ねて強くなったというのを書くのが新鮮で面白かった。
    魏延と楊儀の残念なぐだぐだ。
    諸葛亮には劣るがしょうえん等有能な人材もある、まだ目立って衰退の兆しは見えない。

    遼東平定、合肥新城等々まだまだ楽しい。
    曹叡トゥーヤングトゥーダイ……

    呉もだんたんぐだぐだしてきたな。

    0
    2019年08月26日

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