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快男子・風洪(ふうこう)は学問に志し、武を捨てて商人・白圭(はくけい)と名告り、国々を自由に往来する。戦乱の国々を行き交う学者や商人たちの姿……。秦の孝公が覇道を進み、公孫鞅(こうそんおう)に厳格な法の体系をつくらせるなか、白圭は美しい翡媛(ひえん)を妻に迎え勇踊、魏に囚われた、天才軍略家・孫ぴんを救い出す。法に生きる冷厳な男と、侠に生きる熱い血の男の、鮮やかな対比。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
〇十年という時間をやろう。十年後に、幻術くらべをしよう。わしの富となんじの富とをくらべるのだ。(74p) 〇僕延、人とともに悲しみ、人とともに喜ぶことを知らずに生涯をおえるのは、さびしいぞ(329p) ★風洪改め白圭と、田文を逃がした僕延が出会った!ワクワクが止まらない。
全五巻の為最終巻で感想。 今回思い至ったことがある。 作者は風子(白圭)を用いて孟嘗君の生きた時代を、読者に見事に理解させた。 そしてこの巻は潜入と奪取。 「人とともに悲しみ、人とともに喜ぶことを知らずに生涯をおえるのは、さびしいぞ」 白圭が僕延へ伝える。 ワクワクがとまらない。
風洪を中心に各国の駆け引きなども絡み、展開が早く面白い。 身近な話から、国同士の駆け引き、勧善懲悪的要素も含まれているので、先が気になり一気に読みすすめてしまう。
めちゃたのしい。書いてて混乱しないのかな。 あの時の人たちー!がたくさん出てくる。3巻への期待高まる。 司馬遼太郎もだけど、こういう身体がうずうずしてくる作品は一気に読んじゃうな。
この小説は、斉の田文が主役であるが、前半は田文の育ての親である風洪の物語。第二巻は、風洪から白圭へ名前が変わり、武士から商人になる。この巻は、次巻以降で起こる事への布石が沢山あり、まるで探偵小説のよう。
風洪がその名を捨て、同時に無頼から商人になった。 文で書くとあっさりしてるけど、 変化を遂げる過程は常にワクワクしたし、 そこに自分を重ねてみてがんばろうってやる気にもなった。 後々の主人公の田文もすくすく育ち、 凛とした仕草など、すごさをかいま見る。 舞台が中国なだけあって 登場人物の名前が難...続きを読むしい漢字で 覚えるのに四苦八苦w 話が面白みを増してきた!
この2巻までが、田文(後の孟嘗君)の育ての親、風洪が主人公。 田文は斉の君主の子、田嬰の息子であるが、出生日のせいで不吉な子どもとして殺されかける。それをたまたま助けたのが風洪。 この風洪、とてもできた人物で、相手(友)のためにはあらゆる親切をする、とってもできた人物。人を見る目も高く、本人も努力家...続きを読むで向上心があり、学はないが人としてはとても明晰。 こんなできた人には同じようにできた人物が集ってくるのかどうか、、とにかく周囲には後の○○などといったすんばらしい人たちでいっぱい!! 読んでいてもとても清々しく、私は風洪に惚れた!!(笑) というわけで、あまり話の説明になっていないけれど、とにかく風子が主人公となっているこの2巻まではとても楽しく読めた。
学問に目覚め「白圭」と名を変え、商人になった風洪。魏に身を置き富国強兵を推進し法整備に着手する公孫鞅。そしてスリリングな孫ビンの救出劇。その裏で暗躍するホウ涓、謎の豪商・恢蛍。 白圭の快い魅力が乱世の傑物たちの才覚を引き出している印象がある。物語のスケールがどんどん大きくなってきて、今後どんな人物が...続きを読む登場するのか楽しみ。 そして白圭・田文の親子にどんな展開が待っているのか。このまま3巻に突入。
第2巻も文の育ての父、風洪の活躍がメイン。 学問を志し、商人として生きることを決意した彼がその名を白圭と改め、新しい人生を歩み始めます。 「孫子の兵法」の孫臏も登場し、盛り上がってきます。
風洪が大活躍し、孫子と関わり、田文の父である田嬰と関わるようになる。また商鞅が秦であの有名は厳しい法律を作って国を新たに改めようとする。まだ田文は子供でまだ話の中では風洪の子でメインに活躍はしていない。でも話としては十分面白い! 再読中!
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