【感想・ネタバレ】孟嘗君(2)のレビュー

あらすじ

快男子・風洪(ふうこう)は学問に志し、武を捨てて商人・白圭(はくけい)と名告り、国々を自由に往来する。戦乱の国々を行き交う学者や商人たちの姿……。秦の孝公が覇道を進み、公孫鞅(こうそんおう)に厳格な法の体系をつくらせるなか、白圭は美しい翡媛(ひえん)を妻に迎え勇踊、魏に囚われた、天才軍略家・孫ぴんを救い出す。法に生きる冷厳な男と、侠に生きる熱い血の男の、鮮やかな対比。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

〇十年という時間をやろう。十年後に、幻術くらべをしよう。わしの富となんじの富とをくらべるのだ。(74p)

〇僕延、人とともに悲しみ、人とともに喜ぶことを知らずに生涯をおえるのは、さびしいぞ(329p)

★風洪改め白圭と、田文を逃がした僕延が出会った!ワクワクが止まらない。

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2025年01月02日

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全五巻の為最終巻で感想。

今回思い至ったことがある。
作者は風子(白圭)を用いて孟嘗君の生きた時代を、読者に見事に理解させた。

そしてこの巻は潜入と奪取。
「人とともに悲しみ、人とともに喜ぶことを知らずに生涯をおえるのは、さびしいぞ」
白圭が僕延へ伝える。
ワクワクがとまらない。

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2024年06月14日

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風洪を中心に各国の駆け引きなども絡み、展開が早く面白い。
身近な話から、国同士の駆け引き、勧善懲悪的要素も含まれているので、先が気になり一気に読みすすめてしまう。

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2020年10月14日

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めちゃたのしい。書いてて混乱しないのかな。
あの時の人たちー!がたくさん出てくる。3巻への期待高まる。
司馬遼太郎もだけど、こういう身体がうずうずしてくる作品は一気に読んじゃうな。

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2020年05月08日

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この小説は、斉の田文が主役であるが、前半は田文の育ての親である風洪の物語。第二巻は、風洪から白圭へ名前が変わり、武士から商人になる。この巻は、次巻以降で起こる事への布石が沢山あり、まるで探偵小説のよう。

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2019年12月05日

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風洪がその名を捨て、同時に無頼から商人になった。
文で書くとあっさりしてるけど、
変化を遂げる過程は常にワクワクしたし、
そこに自分を重ねてみてがんばろうってやる気にもなった。

後々の主人公の田文もすくすく育ち、
凛とした仕草など、すごさをかいま見る。

舞台が中国なだけあって
登場人物の名前が難しい漢字で
覚えるのに四苦八苦w

話が面白みを増してきた!

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2012年05月14日

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ネタバレ

戦国時代の主人公たちが一人、又一人と云う具合に登場してきます。本巻は孫子(孫ビン)。孫子の兵法の作者です。孟嘗君はやっと10才を超えた辺りですが、ボチボチ「戦国の四君」の片鱗を見せ始めたところ。複雑に絡み合う人間模様がどの様に解きほぐされていくのか次巻が楽しみです。

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2012年04月12日

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この2巻までが、田文(後の孟嘗君)の育ての親、風洪が主人公。
田文は斉の君主の子、田嬰の息子であるが、出生日のせいで不吉な子どもとして殺されかける。それをたまたま助けたのが風洪。
この風洪、とてもできた人物で、相手(友)のためにはあらゆる親切をする、とってもできた人物。人を見る目も高く、本人も努力家で向上心があり、学はないが人としてはとても明晰。
こんなできた人には同じようにできた人物が集ってくるのかどうか、、とにかく周囲には後の○○などといったすんばらしい人たちでいっぱい!!
読んでいてもとても清々しく、私は風洪に惚れた!!(笑)
というわけで、あまり話の説明になっていないけれど、とにかく風子が主人公となっているこの2巻まではとても楽しく読めた。

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2009年10月04日

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学問に目覚め「白圭」と名を変え、商人になった風洪。魏に身を置き富国強兵を推進し法整備に着手する公孫鞅。そしてスリリングな孫ビンの救出劇。その裏で暗躍するホウ涓、謎の豪商・恢蛍。
白圭の快い魅力が乱世の傑物たちの才覚を引き出している印象がある。物語のスケールがどんどん大きくなってきて、今後どんな人物が登場するのか楽しみ。
そして白圭・田文の親子にどんな展開が待っているのか。このまま3巻に突入。

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2017年09月10日

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第2巻も文の育ての父、風洪の活躍がメイン。
学問を志し、商人として生きることを決意した彼がその名を白圭と改め、新しい人生を歩み始めます。
「孫子の兵法」の孫臏も登場し、盛り上がってきます。

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2015年07月05日

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風洪が大活躍し、孫子と関わり、田文の父である田嬰と関わるようになる。また商鞅が秦であの有名は厳しい法律を作って国を新たに改めようとする。まだ田文は子供でまだ話の中では風洪の子でメインに活躍はしていない。でも話としては十分面白い! 再読中!

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2014年08月21日

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いつの世も。。ある意味、3000年前から変わってない??特に人間関係は。色々と学ばさせていただいてます。

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2012年12月13日

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相変わらず、孟掌君の回りの人々の話が続く。秦の孝公に仕えて、国を法家思想で改革する公孫鞅(こうそんおう)や魏に囚われて孫鋤リ(そんびん、孫子)が両足を切断される話などが出てくるが、まだ孟嘗君は幼子で話題の中心にはなって来ない。これでは、主人公の話はまた尻切れトンボ??

しかし、一つ一つの話は面白く作ってあり、飽きさせる事はないのだが、、、、

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2010年04月05日

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ホウケン登場によりテンション上昇、ページをめくる速度もアップ。完全な善人じゃないところがいい(笑)。風洪さまの男ぶりも好みだけど、心に曇りのない美男子より、心に曇りのある美男子の方が好みです。そして彼が片思いだというところがなおいい。

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2009年10月04日

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戦国時代、斉・魏・秦の宰相になった「孟嘗君」を書いた作品なり。
戦国時代の中にいて国よりも人間を愛した孟嘗君の仁と義の心を味わっていただきたいなり。

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2009年10月04日

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田文の育ての親・風洪が商人になるために学問を志す一方で、孫子(孫臏)が登場して田文に少なからず影響を与える存在となる。孫臏が登場したことで時代背景が何となく理解できてきた。

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2018年08月30日

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