乃南アサのレビュー一覧

  • すれ違う背中を

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    前科持ちシリーズ2作目。
    芭子がやりたいことを見つけてやっと始動した感じ。2人のつつましい生活に切なくなるけど、大阪に行ったり男性と食事をしてみたり、少しずつ経験値が上がっていくのを応援しながら読んだ。

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    2025年12月09日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

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    “女”の嫌な部分を煮詰めたようなお話。
    表面上は仲良くしても、内心は相手を馬鹿にし見下しつつ、嫉妬し蹴落としたいと考えている。
    殺意はないけど恨みや憎しみはある。
    物語の時代は1991年。
    携帯電話やSNSがなかった時代だからこその話だと感じました。

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    2025年11月30日
  • 美麗島紀行

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    ネタバレ

    台湾と日本の歴史を全く知らなかったわけではないけど、過去に台湾が日本だったという歴史は日本人の中でもっと強く持っておくべきだ。そして台湾の人が日本人に与えてくれる恩や優しさをこちらも返していけるようにしたい。

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    2025年11月21日
  • 暗鬼

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    大なり小なり、その家族にしかわからない常識ってあるなぁ。新しく、その一員となる嫁さんには洗脳に近い状態でようやく受け入れられるかもしれない。これは自分の経験からも。
    中村うさぎさんの解説も良かった。救いのないモヤモヤとした読後感を言葉にして表現してくれた。

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    2025年11月14日
  • 暗鬼

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    嫁にきて大家族で生活することになった法子は、明るく仲の良い家族には自分の知らない秘密があるのではと疑いはじめる。
    疑心暗鬼からの題名だったのね。
    なんだか設定に無茶も感じたけど、追いつめられる法子の様子が切羽詰まっていてハラハラした。
    こんな家族やだなあ。

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    2025年11月03日
  • マザー

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    様々な家庭の母親を軸にした、5つの短編を収録。

    先日とある講演会で、乃南アサさんの話を聞く機会があった。ゆったりとした口調と雰囲気とは裏腹に、子ども時代にいじめられていたこと、毒親ともいえるような母親に育てられたことの苦しみを赤裸々に、しかも淡々と語られていて、正直なところ驚いた。
    そこにきてこの『マザー』、母親と死とが絡みあい、全体的にホラーにも近い印象を受けたのだが、講演会のあとに読んだだけに母親の闇や子との関係など、余計に考えさせられるものがあった。

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    2025年10月16日
  • いちばん長い夜に

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    いつか陽のあたる場所で』
    『すれ違う背中を』
    に続く第三弾
    第一と第二は軽い感じですぐ読め
    何だかんだあったがようやく主人公の2人の就職が落ちついて来た‥

    第三弾の前半はハラハラで目が離せ無かった
    後半から東日本大地震がきっかけで
    大きく状況が変わって
    切ないフィクションの様になった。
    作者が偶数取材に遭遇した経験もあったのか
    作風が違う方向が変わった様な気がして
    読む側として戸惑った。

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    2025年10月10日
  • マザー

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    短編5篇。
    後味は悪いが、、、
    色んなマザーがあるのだなと思った。どの人も、表に出ている部分以外の方が多いということを感じるこの頃だが、まさにこの5篇はそれが書かれているように思えた。怖いな。

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    2025年10月08日
  • 女刑事音道貴子 未練

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    前作で酷い目にあった音道のその後が知れた。
    あれだけ辛い思いをしたのだからもっと休んでいいんだよ。と声をかけたくなった。

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    2025年10月03日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    音道貴子シリーズ2作目。
    前作のときより音道さんちょっとだけ明るくなってるかな?
    安雲とのやりとりにちょっとほっこり。

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    2025年09月30日
  • 躯 KARADA

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    軀は変えられない、変えてはいけないという意識があるからこそ、登場人物の苦悩が伝わってきたし、残酷さを感じた。
    すべて自分には当てはまないものだったけど、表現が生々しく伝わりやすかったため、いい意味で気持ちが悪かった。
    血流が一番気持ち悪かった。
    人間の内部を流れるものに、興奮を覚えるって…

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    2025年09月30日
  • すれ違う背中を

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    ネタバレ

    昔の本 再読。
    すごい出来事があるわけではないけれど。
    2人の支え合っていく感じがいいなぁ。大阪のエピソードは悲しかった。

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    2025年09月12日
  • 来なけりゃいいのに

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    まぁ面白かったです。短編集。ところどころに乃南節が垣間見れます。タイトルの「来なけりゃいいのに」、「春愁」が良かったかな。

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    2025年09月02日
  • ピリオド 〈新装版〉

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    初読み作家の乃南アサさん
    40歳バツ1フリーカメラマンの女性を軸に話が進んでいく。
    生きていたら色んなことがあるなと思う
    経験してないこともあるけど、これから色んな経験していくんだろうな笑

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    2025年08月24日
  • 幸せになりたい

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    【あなたと別れて、よかったわ】
    読後爽快感を味わうか、それとも胸糞に感じるかは読み手の人生と価値観に委ねられる7つの物語。玉の輿、略奪婚、出世欲、放火癖、子を愛せない母、嫉妬に狂う写真家、二股。主人公は皆ただ今よりも幸せになりたかっただけなのだと思う。しかし、その必死さや打算的な考えが仇となり、やがて取り返しのつかない絶望的な結末を迎えることに…。文体はとても読みやすく感情移入しやすい展開なので読書が苦手な方やバッドエンド好きの方にはおすすめしたい。覚悟のある方は怖いもの見たさにぜひ!

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    2025年08月24日
  • 幸福な朝食

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    なぜ人は嫉妬心を抱くのだろうか
    愛情の裏側は独占欲でしかないのか

    何かを捨てて何かを得たものは、捨てずに得るものに憧れ、捨てずに進んだものは、何かを捨てて得るものに憧れる
    孤独は他者との関わりを求め、他者との関わりは孤独を求める
    人間面倒くさすぎる

    本著は憧れがもたらす想像力をドロドロと具現化していると思った
    狂気と思う一方で理解出来てしまうことが恐ろしい

    志穂子が手にした幸福が、偽りの想像世界でしか保たれないことは哀しかった

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    2025年08月23日
  • いちばん長い夜に

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    この作品に、東日本大震災が出てくるのは意外だった。それにより、なんか想定外の終わり方になった。もう少し、心を打つようなエンディングになって欲しかったな。
    そして、振り返ってみると、主人公のハコはあまり性格のいい女性ではなかったよなあと思った。

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    2025年08月20日
  • 暗鬼

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    サイコミステリー、ホラーとあるが、それほどでは無かったのである意味安心しました。
    ただ、このような家族も昔はいたんだなあと歴史書を思い出しました。
    主人公の心の変化が丹念に丁寧に描かれておりました。


    親子四代、総勢9人という現代では珍しい大家族に嫁いだ法子。まだ他人の法子にとって、初めて知る大家族とは、暖かくお互いが理解し助け合う最高の絆であった。だが、ふとしたきっかけから、法子は家族の表面的な優しさの奥に潜む奇妙な人間関係、謎の多い行動に気付き、ひとり調査を始めた――。“本当の家族になりたい”と切に願う法子によって、次々と解き明かされてゆく真実の家族の姿とは……!?家の呪縛、血の絆まで描

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    2025年08月17日
  • 続・犬棒日記

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    前作の「犬棒日記」と比べると内容がややマイルドになったのは、著者が見かけたのがそのような人達だったのか、著者の語り口が変わったのだろうか?。

    そんななかの著者を宗谷岬へ運んだであろうタクシー運転手の淡々として歴史を感じさせる独白が、他のひどい人のひどい話のなかで救いのように心を落ち着かせてくれた。

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    2025年08月10日
  • マザー

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    ネタバレ

    読書はエンタメ派の私にとっては、何でこの本読もうと思ったんだっけ⁈と思いながらも、何故か最後までページをめくる手が止められなかった
    決して後味の良い訳ではない、いやむしろ何かもやもや不穏な空気が拭えない短編集だったのに
    流れ込むように読み進められる文体とリアリティ溢れる怖いもの見たさみたいなものがあって、他の作品も読んでみたい作家さんではある
    とは言え、う〜ん…次は楽しい本が読みたい

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    2025年08月07日