乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者の直木賞受賞第一作である表題作を含む短編集。ちょっと怖い話が多い。それも女性の怖さというのか。冒頭の「薬缶」というのはごく短い話なのだが主婦の不満ということを題名がじつにうまく象徴していてうまい。しかも耳に?いやほんとうに怖い。ある女性と義弟の不可思議な関係を描いた「愛情弁当」というのもよい。これを愛情だと言われてしまうとなんとももっていきどころがなくなってしまうんだがなあ。「最後の花束」っていうのもそういう意味では女性の怖さを描いた作品ですよね。そう、男が真似ようと思ったってかなうわけはないんですよ。それに表題作もなんというか口の中で砂を噛むような読後感ですね。どうも、なんだかやりきれな
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Posted by ブクログ
父親が朝の満員電車で痴漢に間違われたことをきっかけに徐々に崩壊していく家庭を描いた作品。読んでいる最中に絶えず思ったのは家族ってこんなにもろいものなのかな?という疑問です。この家族の特殊性を考慮に入れてもちょっとこれはひどいのではないでしょうか?家族の崩壊と言ってしまうから違和感があるのかもしれない。この家族にはほんとうの意味でのつながりなどじつは最初からなくて、事件をきっかけにして自分たちが家族というものを演じていただけなのだと気づかされる物語ということかな?それならばわからないではない。これだけもめておいてこの結末というのにもどこか釈然としないものが残るのですが、心の奥底にずっとがまんして
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Posted by ブクログ
オール読物などでは読んでいるが、単行本としては初読みの作家。推理小説のイメージがあったが違ったようだ。
5つの短編。内容が暗く、何度も途中で挫折しそうになった。
題名の通り、母と子供の物語。離婚や死別で独り暮らしとなった母親が主人公。
いつも小さい頃から笑って暮らしていた母親が、実は胸の中に鬱憤が溜まっていて、ある日息子が訪ねて見ると、義父母を殺していたり、父親(夫)を見殺しにしていたり。ぞっとする。
父親と離婚した母親が、息子と娘がマンションを出て生活し始めると生活が一変。化粧と派手な服装。マンション中の男達と噂になる。ある日、連絡が取れなくなって子供達が訪ねて見た部屋の凄惨な風景に悲しくな