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Posted by ブクログ
社会派ドラマな小説でした。
見た目は幸せな本当の家族に見える一家が、いろんな災難にあい、ぶつかっていき、最後に本当の家族になれた。というストーリー。
実際、こんなに災難が一気にくるわけないのだろうけど、災難が災難を呼び、チェーンリアクションのように崩壊していく様を読んでると、ホント一人一人の登場人物に同情しちゃう。
してもいないことの濡れ衣をきされて、でもそれに立ち向かって負けない姿をよむことに救われた気がした。
結局、「話さなかった」ということが事態を悪くして、信頼も信用もお互いできなくなったんだよね。
友樹くんが現れて、この家族が救われてよかった。
人がヒステリックにお互いを憎しみ合ってるときは、誰か(直接的でなくても)の存在が間に入るだけで、少しは冷静になれるのかも知れない。
いや~~。それにしても、絢子が加害者の両親たちにタンカ切ったときは、スキッとしたねー。
イイぞー!イイぞー!絢子!!
って応援した。
やっぱり絢子って私に似てるな。
Posted by ブクログ
サラリーマンの城戸崇は、一人息子の渉をつれて絢子と再婚した。年頃の男の子にも関わらず、継母との関係も良好、すべてがうまくいっているような家族だった。そんなある日、崇は満員電車の中で痴漢に勘違いされてしまう。警察にいかなくてすむのならと、示談金を払うことにしたが心は晴れない。帰ると今度は絢子に「妊娠した」と告げられる・・・。渉は渉で、毎日学校で繰り広げられる”ゲーム”に辟易していた。
家族に心配かけないようにと、崇も絢子も渉も、言いたいことを全部閉じ込めるが、同時に何も話さないことでお互いを疑い、家族の溝が広がっていく。ちょっとしたことがきっかけで家庭崩壊が始まっていくこの恐さ。特に絢子の妊娠する前と妊娠した後の少しの言動・思考の違い、その微妙な違いに反応する崇や渉がよく書かれているなぁと思った。ストーリーはものすごく暗いのだけど、最後は以外にもハッピーエンド?「死んでも忘れない」というのはてっきり復讐の言葉だと思っていたけれど、それは間違いだった。
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