乃南アサのレビュー一覧
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90年代前半、つまり平成初期のバブルピークと思わしき東京が舞台。現在から約30年前、つまりちょうど1世代前の話。
携帯はあるがポケベルもまだ現役。ローバーの乗用車が高級車として販売されている。水商売の女性はタバコを吸い、飲酒運転も一般的。インターネットはなく、メジャーなプロスポーツはプロ野球と大相撲。30代半ばから40前後の主要登場人物は1955年〜60年ごろに生まれている模様。PCは存在しているが、30代以降のおっさんにとっては面倒なものの模様。東品川と鮫洲の間のシナネンのゴルフ練習場がマンションになる前の時代。
インターネットと携帯の普及によって、情報伝播の経路や、仕事の進め方がこんな -
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女刑事音道貴子シリーズ第6弾。「凍える牙」「鎖」に続くシリーズ3作目の長編。
今回は再び音道刑事と滝沢刑事がタッグを組み、事件捜査に当たることになった。
前2作は割と短期間の展開だったのでストーリー自体がスリリングな様相を呈していたが、本作は事件の内容上、割とゆっくりとした展開になっている。それだけにお互いが今までどのように思ってきたのかも描かれており、信頼関係を垣間見ることができる。
上巻はあまり進展しない事件捜査について描かれているが、最後に音道がフッと思いつきを口にする。そこから一気に進展する予感をさせたところで下巻に引き継がれている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『風の墓碑銘』がよかったので、読んでみた。
もちろん、巻末の付録の「滝沢刑事・乃南アサ 架空対談」が目当て。
自分は、音道なんかより、滝沢ファンなのだw
『あなたの匂い』は、確かにキモチ悪い。
こんな目に遭ったら、男でもキモチわるくて、とりあえず風呂入って体中ゴシゴシ洗いたくなると思う。
ま、幸か不幸か、男の家のゴミを漁って、匂いを嗅いで喜んでいる奴もいないだろうけど(笑)
話(ストーリー)としては、イマイチかな?w
『冬の軋み』は、なんだかなぁーって話。
内容としては、(具体的には思い出さないけど)昔、こんなストーリーのドラマがなかったっけ?みたいな。
ただ、暗くなるのが早い冬の夜にある -
Posted by ブクログ
乃南アサさんの作品は、ミステリもホラーも面白いので、余り選ばずに読んできた。
ところが、この作品は、表紙と題名からの期待がちょっと裏切られた感じだった。
見合いで気に入って嫁にきたが8人が同居する大家族だった。98歳の下半身が麻痺した曾祖母までいる。
が、夫を頼りにして入り込んでみると、揃って陰りのない笑顔で、まるで作り物のように笑いかけてくる。何をしても歓迎、喜んでくれる。常に皆が笑顔で褒めちぎられるなんてことなどあるのだろうか。それでも、不思議ではあるが、悪い気はしないで次第に馴染んでいく。
ただ、ときに不審な人物が曾祖母を訪れる。生活の智恵を授けているらしい。
しかし暫く暮らしてみると