乃南アサのレビュー一覧

  • 結婚詐欺師(上)

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    90年代前半、つまり平成初期のバブルピークと思わしき東京が舞台。現在から約30年前、つまりちょうど1世代前の話。

    携帯はあるがポケベルもまだ現役。ローバーの乗用車が高級車として販売されている。水商売の女性はタバコを吸い、飲酒運転も一般的。インターネットはなく、メジャーなプロスポーツはプロ野球と大相撲。30代半ばから40前後の主要登場人物は1955年〜60年ごろに生まれている模様。PCは存在しているが、30代以降のおっさんにとっては面倒なものの模様。東品川と鮫洲の間のシナネンのゴルフ練習場がマンションになる前の時代。

    インターネットと携帯の普及によって、情報伝播の経路や、仕事の進め方がこんな

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    2020年12月15日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    ミステリー短編集。何気ない日常に潜む女の人の怖さ、狂気、歯車の狂った愛情を描いている。
    サクサクと読めて、ついつい引き込まれてしまいます。

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    2020年10月30日
  • 岬にて―乃南アサ短編傑作選―

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    短編傑作選 14編

    夫の子供を産もうとしてる若い女の元へ向かおうとする女。
    ひたすら芸の道を極めんとする舞踏家

    他、中年にさしかかった女たちの心を描いた短編集

    しんしんと心に響き、身につまされる作品たち

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    2020年10月19日
  • いつか陽のあたる場所で

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    ネタバレ

    下町でひっそり生きる女性の話
    短編小説なので気軽に読める。
    自分がムショ帰りであることが常についてまわっているという心理描写が丁寧。
    二人の切っても切れない関係が良いと思った。

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    2020年10月11日
  • 風紋 下 新装版

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    母を殺した犯人とされる教師の裁判が始まる。
    公判というのは続けてやるものだとばかり思っていたが、
    期間があくものなのだと初めて知る。

    犯人の罪が確定しても、被害者とその家族が救われる事があるはずも無く、
    読んでいて気持ちがズーンと重くなる。

    家族たちはその後どう生きていくのだろうか。
    時間が解決してくれるとは到底思えないが、
    何とか光を見つけて欲しいと願う。

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    2020年09月17日
  • 花盗人

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    とにかく、生々しい。

    短編のひとつひとつに、執着心だったり、怨恨だったり、コンプレックスだったりが、濃密に織り込まれていて、何となく、首の辺りに絡みついてくるような、独特の不快感。登場する女性たちも、そんな感じ。

    ストーリーは 良く出来ていますが。

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    2020年09月06日
  • 風紋 上 新装版

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    一家の何の変哲もない主婦が殺され、車に放置される事件が起こる。

    これは辛い。
    母を殺された娘の慟哭が物凄くリアルで、かなりキツい。

    母の死を受け入れられないまま日数だけが過ぎ、
    ジワジワと壊れていく次女。
    とにかく事細かに描写されているので、休憩を挟みつつ読まないと気持ちが滅入ってきてしまう。

    犯人は判明するのだが、それで安定が訪れるはずもなく
    被害者家族はこれからどうなってしまうのか。

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    2020年09月06日
  • それは秘密の(新潮文庫)

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    短編集。
    男女の感情を上手く描いている。
    すれ違い、勘違い…心の隙間を埋めてくれるような、なんとも言えない気分になる。
    本当に数ページの短い作品でも、グッと心に響いてくるものもあって、面白かった。

    2020.7.27

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    2020年07月28日
  • 殺意・鬼哭 <新装版>

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    殺した側の前編と、殺された側の後編。明確な殺意が見当たらないが故にゆっくり辿っていくのだが、フリが長く引っ張りに引っ張って、、。前後編を逆にして殺した理由を最後にもってくるとまた違った読後感になった気がする。

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    2020年06月25日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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     女刑事音道貴子シリーズ第6弾。「凍える牙」「鎖」に続くシリーズ3作目の長編。
    今回は再び音道刑事と滝沢刑事がタッグを組み、事件捜査に当たることになった。
     前2作は割と短期間の展開だったのでストーリー自体がスリリングな様相を呈していたが、本作は事件の内容上、割とゆっくりとした展開になっている。それだけにお互いが今までどのように思ってきたのかも描かれており、信頼関係を垣間見ることができる。
     上巻はあまり進展しない事件捜査について描かれているが、最後に音道がフッと思いつきを口にする。そこから一気に進展する予感をさせたところで下巻に引き継がれている。

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    2020年06月21日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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     音道貴子シリーズ第5弾にあたる第3短編集。
     長編には欠かせない相方である滝沢刑事も1編に登場するが、他の収録作と比べるとやや印象が薄い。逆に言うと、他の作品の印象が強いということ。表題作「嗤う闇」をはじめ、人の心の奥底に潜んでいる闇に注目した作品集といった趣が強い。ミステリーではあるが、そうした心理描写を読む楽しみの多い作品集。
     音道シリーズの短編集はこれで3冊目になるが、本書がそういった意味で一番インパクトのある作品集である。

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    2020年06月19日
  • 女刑事音道貴子 未練

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     音道貴子シリーズ第4弾。2作目の短編集。
     長編では「凍える牙」「鎖」と滝沢刑事が相棒など物語の構成上、重要人物としてとして登場するが、短編は音道刑事の滝沢以外の繋がりについて書かれていることが多い。そのため、長編と短編を別個にして読むこともできるが、内容の繋がりというか、音道刑事の心理描写を追うと、やはり順に読んでいくべき。
     本作は短編集なので、一部を除きほとんどが単独の内容となっており、表題作の「未練」はそれ単独として存在しているが、このタイトルが6編全てに関わってくるところが面白い。

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    2020年06月16日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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     音道貴子シリーズ第2弾。本作は表題作含む6篇を収録。
     前作「凍える牙」でコンビを組んだ滝沢刑事も時折登場するが、本作は音道が配属された立川の機動捜査隊を中心に描かれている。
     前作のような緊迫感は感じないが、代わりに人の強さや弱さ、温かみを感じる作品が多い。ジャンルとしてはミステリーだとは思うが、謎解き要素が少なくやや物足りなさを感じるかもしれい。

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    2020年06月05日
  • 殺意・鬼哭 <新装版>

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    なんだろう。
    長いつきあいだからって、関係に甘えてちゃダメなのねってゾッとした。
    だからって
    だからって?
    サイコパスに生まれ変わらなくてもよくないか?

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    2020年05月21日
  • 暗鬼

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    大家族の暗部に焦点を当てたストーリー。
    だんだんと日常が瓦解していく不穏な雰囲気が読み進める度に味わえました。

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    2020年04月29日
  • 風紋 下 新装版

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    流石に長すぎる。上下巻で1131ページ。母を殺された家族とその被疑者の家族をめぐる物語。心情描写、文章はうまいけれど、展開がスローなのは上巻と一緒。下巻では劇的な展開を期待したが、思ったほどでもなかった。話自体は興味深いけれど、これはちょっと集中力が持たなかった。終章が蛇足に思えたのでその前で終わってよかったような。長かったわりに本当に知りたかったことは藪の中なのも消化不良。とはいえ圧倒されるところもあり(特に上巻)読んでよかった。でも再読だったと994ページ目に気づいたときは自分のボケ具合に落ち込む。

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    2020年04月28日
  • ニサッタ、ニサッタ(下)

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    自分自身の人生を受け入れ、愛する人のために働くことができるようなった主人公。読み進めていけばいくほど、彼の言動の変化が目に見えてわかりました。一度失敗したって、必ずそばで支えてくれる人はいるのだから、どんなときも人生をあきらめてはいけないと思わせてくれる話でした。

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    2020年04月18日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    ネタバレ

    『風の墓碑銘』がよかったので、読んでみた。
    もちろん、巻末の付録の「滝沢刑事・乃南アサ 架空対談」が目当て。
    自分は、音道なんかより、滝沢ファンなのだw

    『あなたの匂い』は、確かにキモチ悪い。
    こんな目に遭ったら、男でもキモチわるくて、とりあえず風呂入って体中ゴシゴシ洗いたくなると思う。
    ま、幸か不幸か、男の家のゴミを漁って、匂いを嗅いで喜んでいる奴もいないだろうけど(笑)
    話(ストーリー)としては、イマイチかな?w

    『冬の軋み』は、なんだかなぁーって話。
    内容としては、(具体的には思い出さないけど)昔、こんなストーリーのドラマがなかったっけ?みたいな。
    ただ、暗くなるのが早い冬の夜にある

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    2020年02月11日
  • 暗鬼

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    乃南アサさんの作品は、ミステリもホラーも面白いので、余り選ばずに読んできた。
    ところが、この作品は、表紙と題名からの期待がちょっと裏切られた感じだった。

    見合いで気に入って嫁にきたが8人が同居する大家族だった。98歳の下半身が麻痺した曾祖母までいる。
    が、夫を頼りにして入り込んでみると、揃って陰りのない笑顔で、まるで作り物のように笑いかけてくる。何をしても歓迎、喜んでくれる。常に皆が笑顔で褒めちぎられるなんてことなどあるのだろうか。それでも、不思議ではあるが、悪い気はしないで次第に馴染んでいく。
    ただ、ときに不審な人物が曾祖母を訪れる。生活の智恵を授けているらしい。
    しかし暫く暮らしてみると

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    2020年01月13日
  • あなた(上)

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    うわぁ、秀明嫌な奴と思ってしまったが、この年頃のそこそこモテる男子の正直な胸の内なのかも。
    下巻にどんな展開が?!

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    2019年12月24日