乃南アサのレビュー一覧

  • 禁猟区

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    監察官の女性の奮闘記。
    短編集なので小さな事件の集まりであったが
    どれもやりきれないものばかり。
    犯罪に手を染める警察官の危険察知能力の低さに呆れかえるばかり。
    こんなにおまぬけな警官ばかりじゃないけれど
    こう立て続けに読んでしまうと
    徒労感が拭えない。。。

    シリーズ化されても読む気はおこらないかもなぁ。

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    2016年10月31日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    再読です。このシリーズを読んでいると季節と共に時間の移ろいを意識させられます。シリーズ第一弾でコンビを組んだ滝沢との再会。ひょんなことから滝沢の家族問題に首を突っ込むことになる「木綿の部屋」もふとした瞬間に見せる人となりが完璧でないところがいいですね。登場人物に肩入れしている私にはいとおしい一冊です。

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    2016年10月29日
  • いちばん長い夜に

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    三部作の最終編です。前科持ちの女性2人が肩寄せあって下町でひっそりと生きていたのですが、今回は3.11の震災が大きな影を落としております。色々な事が有りましたが収まるところに収まったという感じでしょうか。書く前は違う構想だったようですが、実際に綾香のエピソードを書く為に仙台に行っている最中に筆者が被災したという事で、今回震災を大きく盛り込む事になったようです。
    評価はそれなりですが、なんとなくボディーブローのように長く残るような気がするそんな本です。

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    2016年10月24日
  • 女刑事音道貴子 未練

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    音道シリーズ。再読です。短編集なので読みやすかったです。当たり前ですが、事件を追う側にも私生活があり、仕事環境が男女にかかわらず(女性は特に)厳しいため、どうしても家庭にしわ寄せが・・・世間では労働環境云々言われていますが、こと警察関係には適応されてなく、仕事で精神的につらいことが多いので何とかならないかと、本編と違ったところで切に思いました。”山背吹く””殺人者”が好きでした。

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    2016年10月14日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

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    ネタバレ

    音道巡査が救出されるまでの捜査の様子・以前コンビを組んだ滝沢の心情、彼女の犯人グループと自分の属する警察組織の間を揺れ動く心が交差していやがうえにも緊張感が高まって来ます。
    救出された後の滝沢とのやりとり・・やっぱり彼女は刑事だったんだと納得!それにしても滝沢の音道に対する感情が「-女にしておくのは、もったいねえな」とは・・・

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    2016年09月14日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    主人公音道巡査が犯人グループから拉致されたと知った時の、警察官同士の仲間意識に感動しました。事件を追っていた時に、組んだ上司が↓だっただけに、際立っています。拉致された間、主人公が、時間と共に変わって来た自分と家族との関係や、様々な感情と向き合う部分も興味深かったです。
    それにしても、下巻超300ページ。早く音道巡査を救出してください!

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    2016年09月13日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    音道刑事シリーズを順に再読中です。季節感を漂わせた短編集。巻末には作者と前作で音道刑事とペアを組んだ滝沢刑事との対談付き。 事件を追いかけている間に、月日が経って行くんだなあと・・・作品を通して季節が肌感で語られていて、現在海外暮らしの私にとっては懐かしさを呼び起こされました。揺れる30代を警察官として、娘として、一人の女としてなどいろいろな側面で描かれていて、音道刑事がさらに魅力的に思えました。プラス「長夜」の安曇も素敵でした。

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    2016年09月06日
  • 岬にて―乃南アサ短編傑作選―

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    選ばれた14篇からなる短編集。トラベルもの,職人もの,何気ない家族の不気味サを描いたもの…,分類するとこんな感じかなあ。繊細な女性の心情を描かせるとさすがの作者さん。男の僕には「?}のものも。ミステリー色は薄くコワサも少ないので,そちらを期待する人には向かないかもです。

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    2016年08月20日
  • 結婚詐欺師(下)

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    あの手この手(あの口この口とも言う)で1人1人のタイプに合わせた口説き方をする橋口が面白い。警察側の章は後半になるにつれてぼったい雰囲気になるため、合間に挟まる橋口の章が楽しみで仕方なくなる。結婚詐欺師としてのノウハウを楽しむだけなら面白かった。「その辺りならばカツラではないからいくら触れられても不安にはならない」この台詞笑ったなー。

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    2016年08月16日
  • 新釈 にっぽん昔話

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    日本の昔話のパロディ。
    昔話らしく語り口調で、オノマトペもたくさん。リズムよくすらすらわくわく読める。

    最初の「さるとかに」が流れは一応そのままなのに、昔話にしては妙に現代的な感覚でおもしろかった。オチもたのしい。
    ほかのものもおもしろかったけど、さるかに合戦ほどのパロディではなかったから、どうせならぜんぶそれくらいだったらいいのにと思った。

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    2016年08月15日
  • いちばん長い夜に

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    ネタバレ

    前科持ちの二人の女性の、支えあいながらひっそりと静かに生きていく日常の物語かと思っていたら、最後は苦しくて読むのが辛かった。
    取り返しのつかないことはたくさんある。
    軽々しく、前向きに!とは言い難く、少し切ないラストだと思った。

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    2016年07月26日
  • 禁猟区

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    警察官でありなから不正や犯罪に手を染めていく者たち、
    そしてそれを取り締まる沼尻いくみを含めた捜査班の物語。

    どこの世界でもあると思うが、権力に付随した不正はほんとに見苦しい。

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    2016年07月13日
  • 風紋 下 新装版

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    思ったよりあっさり終わった。
    被害者の遺族も辛いが、加害者の家族も辛い。結局真相は藪のなかだが、浮気された上、殺人犯の妻になってしまった香織の悲哀はものすごいと思う。
    建部はマスコミの良心のように描かれているが、結局自分の興味のために家族をつけ回しているようにしか見えなかった。

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    2016年07月03日
  • 夜離れ

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    虚栄、妬み、妄想、暴走・・・
    女性のじわじわと来る愛の恐ろしさを描いた短編集
    どれも、もしかしたら普通にいるかもしれない女性たち。

    うん、女って怖い

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    2016年06月30日
  • 悪魔の羽根

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    恋人たちや夫婦、友人、家族・・・
    さまざまな関係のゆがみを描いた短編集
    ひとつひとつが短いのでかなり気軽に読めます

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    2016年06月25日
  • 地のはてから(上)

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    方言が分かりにくくて読みづらかったけど、慣れるにつれておもしろくなってきた。
    12歳で奉公って考えると、昔の人は本当に大変だったんだなって思う。
    とわ、がんばれ!

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    2016年06月17日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    妬み、嫉みという単語がしっくり来る話を集めた短編集。
    後味悪い結末、バッドエンドな話がほとんどだけど「はなの便り」「ハイビスカスの森」はハッピーエンドだった(=´∀`)!
    まぁどちらともサスペンス調の話である事には違いないんですが…w

    普通の日常から一転、みたいな描き方も好きだし巧いと思うんですが、続けて読むと同じような話が続く感があり少し食傷気味に(^^;;
    少しづつ読めばいいんだけど、ついつい一気に読んじゃったよ(苦笑)

    「最後の花束」を最初に読んだ時はそんなに共感しなかったんだけど、16才の僕の絵梨佳への気持ちが切ない。
    てっきり婚約者が僕かと思ったよ…

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    2016年06月12日
  • 涙(上)

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    最初からずっと泣かせるストーリーか。
    今、ざっと見た他の人のレビューが酷くてなんだかさみしいな。
    純粋な気持ちで物語を楽しめない人はかわいそう。
    一気に読み終えたという事は、面白いという事でしょうね。
    下巻ももうすぐ終わりそうです。
    名前の読みが昔の親友と同じなので、どうしてもそのイメージで進めてしまう。これほど強くないと思うけど透明なきれいな人でした。

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    2016年05月27日
  • 不発弾

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    胸のなかにくすぶっている様々な要素を短編集という形で表したものかな。秀悦した作品とイマイチの落差が激しかったのが残念。
    表題の不発弾が一番つまらなかったのも気になるところ。どうしてこの題名にこだわったのかとか。。。。

    短編だと特に物語の落とし所が肝なのだと痛感。
    福の神がとても好きな作品だった。

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    2016年05月25日
  • 岬にて―乃南アサ短編傑作選―

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    短編傑作選。
    表題作であり文庫本初収録の”岬にて”他、13編。

    一番好みなのは”岬にて”
    背筋がぞわりとするような作品もあったり。
    ”愛情弁当”はぞわりを通り越して、本を閉じたくなってしまいました。

    好みの作品と、そうではない作品が入り混じっていて、★3つになりました。

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    2016年05月22日