乃南アサのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
乃南作品の評価が一般的にどうかは知らないが、
感覚的には恩田陸や辻村深月などよりも低いように思う。
めちゃめちゃ個人感覚でいうとその理由は、
あまりに半径3メートルの設定にあることだからではないかと思っている。
常にその辺にいそうな女性の物語。
あるいは家族内のストーリー。
ダイナミズムにかける、というのかもうひとつ広がらないというのか。
今回のテーマは、様々な珍しい職業の人にスポットをあて、
ならではのしっとりした死をテーマとしている。
その意味では、設定を3メートル以上に広げたとも言えるのだが、
ただし物語ごとに、展開はやはり、主人公を中心としたいわば二親等内の話。
設定が面白いん -
Posted by ブクログ
全編が子供にまつわる話。そしてその子供全員が純粋とはかけ離れた怖い子供達。
子供は純粋で可愛い! なんて考えの人は読むとキツい、嫌な話しかない。
そうでなくてもこの気味悪さは心に来ると思う。
短編だからサッとオチがつくのは分かるけど、あまりにも呆気なく話が終わるのがちょっと残念かな。
オチが有ったり無かったり、読み手の想像任せの話もあるし。
「坂の上の家」はちょっと酷い。
「さくら橋」は良かった。
ひたすらに子供が怖いんだけど、その原因は環境なんだよね。
大人がどういう環境で子育てをするかにかかってるから子供に罪はないというか。
そんなことを考えさせる本だった。