【感想・ネタバレ】不発弾のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年08月22日

6つの短編集。
どの短編もうるっときたり、ぐっときたり。話それぞれが濃くて感情移入しやすかった。
「かくし味」はラストのオワッって感じが良かった。「夜明け前の道」はほのぼの出来て「福の神」はうるっときた。
この3つがお気に入り。

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Posted by ブクログ 2020年12月13日

ミステリー短編集。
どの話もすき。どんどん吸い込まれていく。

『かくし味』
『夜明け前の道』
何年経っても忘れられない。

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Posted by ブクログ 2020年03月31日

さすが乃南アサさん。短編集ですべてがいい!と思える本はなかなかないのですが、この本はどの話も面白かったです。黒かったり、ほろっとする話だったり。

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Posted by ブクログ 2021年03月01日

乃南さんの短編集。
ホロっとするのから、後味悪い、怖いのまでの6作品。
好きなのは、この2作品かな。
後味悪い系
「かくし味」
 常連さんばかりの赤提灯。いつも常連さんでいっぱいで、なかなか入れない。
ある日、席が空いて…
それが、これとは怖い…

ホロっと系
「福の神」
自身の店に、離れ...続きを読むた娘の名前。
会えるとか思ってないけど、やっぱり、別れたとは言え、子供はね。
どういう巡り合わせか…こんな事が…
涙なくして見れん…読めんか…^^;

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Posted by ブクログ 2021年01月31日

表題作を含む6編の短編集。はじめの「かくし味」で乃南ワールドに入り込む。絶品の料理が、実は鉛中毒の源泉という落ちが最高に怖い。表題作「不発弾」はごく普通の家庭に潜むストレスに上手く焦点を当てた作品。多くの家族に「不発弾」が存在する寓意を感じた。「幽霊」では蹴落とされたテレビマンが、深夜の通販番組をプ...続きを読むロデュースして逆転劇を演じる、爽快で好きな話だった。

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Posted by ブクログ 2020年03月30日

後味悪めが3編、スッキリ系が3編の短編集。一番好きなのは『かくし味』。煮込みが絶品の老舗店に通い詰める男の話。この主人公の気持ち、めっちゃわかる。私もお店の人とは話したいけど、常連客とは絡みたくない。『福の神』も小料理屋の話でじんわりいい話。『幽霊』も良い。『夕立』はオチはイマイチだけど、ポケベルや...続きを読む女子高生のギャルとかが懐かしい。表題作『不発弾』は期待したよりは普通。『夜明け前の道』は印象に残らず。やはり乃南さんは長編の方が好きだけど、たまには短編も良い。

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Posted by ブクログ 2017年01月05日

乃南アサ著「不発弾」
 現代社会で抑圧された不発弾の様な人々の思いが6つの作品に描かれている。
 恐怖、狂気、恨みなどの怖さが根底の作品の中でひとつ「福の神」は趣の異なる心にしみる話。私は少し泣けました。
 寂しさと涙を不発弾の様に抱え、こらえて生きてきた女性に幸せを運んできた福の神とは・・・

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Posted by ブクログ 2014年08月22日

相変わらずの乃南さん。
「かくし味」はなにかのアンソロジーで読んだけど、血の気が引いちゃうような最後が気に入っている作品。
あとは…「福の神」が、まさかの感動展開だったのには驚いた。
個人的には「夕立」はもう少し説明がほしいところ。ただただかわいそうな教頭と少し悪い女子高生の話、というだけの印象にな...続きを読むってしまった。。

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Posted by ブクログ 2013年11月22日

老夫婦の営むモツ煮込みのうまい店。だが常連客が次々と死んで行く…「かくし味」
女子高生が痴漢男をつかまえて慰謝料を搾り取る悪巧みを繰り返す…「夕立」など5つの短編集

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Posted by ブクログ 2013年06月29日

最初の話が印象的。
煮込みって食べたことが無いけど、どんな味かな・・・
うなぎのたれとか、継ぎ足しを何十年も繰り返している店ってあるけど、衛生面でどうなんだろうっと思った。
でもこういう「みの吉」のようなコミュニティがあったらいいなと思う。ほんとうに。

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Posted by ブクログ 2013年02月28日

短編集。
どの話もある程度先が読めてしまうが、とても良かった。

「福の神」が特に好き。
「夕立」は好きなタイプの話。「幽霊」も楽しかった。

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Posted by ブクログ 2012年09月17日

後味わる~い作品多数の短編集。
ありえちゃうじゃん~、という設定が上手くて、怖い。

「福の神」だけはジーンとくる話で涙しました。
さらっと読めるので通勤時などにおすすめ。

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Posted by ブクログ 2012年02月04日

かくし味が一番ぞくぞくして面白いです。
煮込みが十八番のお店で、常連客が次々に死んでいく…
何を想像するか次第でオチのびっくり具合が変わると思いますね。

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Posted by ブクログ 2011年05月16日

自分より先に読みきった弟曰く:これ、ホント不発弾だわww




読んでない人に感想を述べるでないっ!

先入観があれほど反応を変えると、心理のクラスで習わなかったのかね、ちみはっ!

「駄目だよ」と言われれば、「駄目なのか~」と思って読んだり、「いや、あいつの頭はおかしい。面白いはず!」と思って読...続きを読むんだり、先入観なし・まっさらな状態での反応とは違ってくるでしょっ!

・・・あれ?
・・・先入観がなくても結局最後は好/嫌どちらかにたどり着くわけで・・・
・・・先入観によって引き起こされる好/嫌も予測不可能なわけで・・・
・・・結局最終的結論に達する前にランダム要素が加わってもランダムであるが故に他因子と同じ扱いができるから・・・
・・・・・・もしや先入観って、関係なし?・・・・・・



ちっが~う!!!絶対関係ある!!ダメ、絶対!!覚醒剤並みに不必要=先入観!!!


事実なかなか面白かったもん。
弟の意見に「なにくそ」と反発したせいか、
自分が自覚してる以上に乃南アサファンなのか、
はたまた本当に面白かったのかは今になっては特定不可能だけど、

事実なかなか面白かったもん。



ただ、弟の気持ちも分からんでもない。

第一話が最後に謎が解けちゃうよ系ミステリーだから、それを期待して読み始めてがっかりって言うのは十分ありうる。
事実2時間足らずで読みきったやつは各話の間に時間的ギャップがないだけ前話の印象も強いであろう。
奴の失敗は、この本が「平和な日常、ちょっとしたことで変わっちゃうよ」と言うテーマに気づけなかったことだ!

そう思って読んでみると、なかなか面白い。

テンポがいいので、短くても物足りないこともなかったし。


20越えると人間にもっと興味が出てくるものだよ、弟よ。

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Posted by ブクログ 2019年11月05日

内容紹介
今度はあなたが、爆発させてみる? 退屈な日常から逃れられるきっかけなんて、どこにでも転がってる。デパート勤務の的場智明は、地味な売り場での仕事に耐える日々を過ごしていた。そんな折、息子や娘の、“秘密”を妻までが一緒になって隠していたことに気づく。たまりにたまった憂さをはらすために彼がとった...続きを読む行動とは……。表題作など、現代人の爆発寸前の心境を的確に捉え、見事な筆致で描く、秀逸短編集

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Posted by ブクログ 2016年05月25日

胸のなかにくすぶっている様々な要素を短編集という形で表したものかな。秀悦した作品とイマイチの落差が激しかったのが残念。
表題の不発弾が一番つまらなかったのも気になるところ。どうしてこの題名にこだわったのかとか。。。。

短編だと特に物語の落とし所が肝なのだと痛感。
福の神がとても好きな作品だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月08日

どれも仕事とプライベートがある普通の人がでてくる。
絶品煮込みの話、ゾクゾクして面白かった。
ありそうな隣の噂話という感じ。

でもさすが乃南アサだと、するする読める。

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Posted by ブクログ 2015年08月06日

乃南アサの短篇集。面白いお話と、そんなにでも無いお話が混ざっているが、こういった短篇集は、空き時間にも手軽に読めてGood。
本のタイトルにもなっている「不発弾」は、「あぁ、確かにそんなことも考えるな・・・」と、自分に置き換えてしまえるところが怖い・・・。

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Posted by ブクログ 2015年05月25日

 それなりに読み進めたくなるが、数年後に再度読み返してみて覚えている自信がない。
 短編の宿命かなあと思う作品集。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年12月26日

 乃南アサさんの本は久しぶりです。
 この作者さんは、私に強い影響を与えた一人だったと思います。今もその本を読んだときの衝撃は忘れてないし、これからも一生忘れない。

 さて、そんな個人的感慨はさておき。
 この本の内容について簡単に説明すると、短編集でした。
 表題作は、家族に対して不満を漏らすこ...続きを読むともなく、父親として「こうあろう」と思っていたことをしっかり守っていた父親に対して、思春期を迎えた子供を始め、妻までも当たりがきつくなり、男の人が爆発し切れないモヤモヤを抱えたまま、最後には家を飛び出してしまう話です。

 なんというか、私は娘で。
 まだ母にはなったことがなくて、また、母にしかなれなくて。
 こういう父親の気持ちってよくわからないけれど、確かにこういう扱いであったら、腹が立つんだろうなというのはなんだか身につまされた。
 そんな歪でもない。何処かにありそうな。でも、どこかボタンを掛け違えてしまった家族の話がたくさん載っていました。

 読んでいて思ったのは、決して他人事じゃないよなあ……ってことで。
 こういうことって、何処にでもあるんだろうなって思いました。
 例えば表題作の男の人だって、結局家族に怒りをぶつけられないまま家を飛び出しちゃって、一番最初にすれ違った人に怒りをぶつけようと考えながら街を歩いているところで終わっているんですが、これ、本当にぶつけちゃったらどうするんだろう……とか、これでぶつけられないまま狭いシングルか何かのビジネスルームで一泊して帰ってきちゃうのが普通なんだろうな、と思ったり。
 でも、後者だったらいくらでもある話、ですむかもしれないけど、前者だったら「足を踏み外した」なんて一言じゃすまない話なんだろうなって思います。

 一つ一つの話をこうやって掘り下げて考えていったら、きっと考えさせられることって多いんだろうなって思うんですが、あんまりそればっかりやってるとレビューとしてキリがなくなってしまうので、このあたりでやめておきます。

 いつもどおりの作者さんのいつも通りの短編集です。
 安心して読んでください。

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Posted by ブクログ 2013年02月18日

何か、芯でシンクロする話の詰まった短編集だった。
のめり込むでもなく、友達の話を聞いてるみたいな近さというか、さらっと入ってくる浸透感でサクサク読める。

ただ、なんか話が近すぎるのと、鬱憤の方向が似過ぎて、若干凹む面も(笑)

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Posted by ブクログ 2012年10月29日

全6篇の短編小説。
はじめはショートショートかと思ったが、それぞれに微妙に味の違う作品が並んでいる。
最初の1篇はブラックユーモア的な、そんなことがあったらちょっと怖いなという内容だったが、ほかはいかにもありそうで、そしてそんな気分になってしまいそうな内容。

特にタイトルと同じ、不発弾は家庭で置き...続きを読む去りにされていく父親の気持ちを、うまく表現しており、自分に置き換えて、そうそうその通りと納得。
過激な結末まではいかなくても、心の中ではそうしてみたいと思ってしまうような、妙な共感を覚えた。

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Posted by ブクログ 2012年10月09日

私は長編作品派だけど、乃南アサの短編は好き。今回も人の情念に絡んだちょっと怖い系の話なのかなと思ったら、心温まる結末のものもあり、それが意外でよかった。

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Posted by ブクログ 2011年12月28日

「かくし味」はやばい。
1行だけで相当ぞくっとした。
こえー。

「幽霊」が気に入った。
すごい気分良く読み終えた感じ。

でも表題作はあんま好きじゃない。

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Posted by ブクログ 2011年08月25日

短編集。なかなか面白かった。読み易かった。
ただ、特別な感想は無かった。

本の題名から、切羽詰まった内容かと思ったけど・・・・。
思ったより暖かみのある内容もあった。

この人(乃南アサ)も直木賞とっているので、今度はそっちを読んでみる。

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Posted by ブクログ 2010年04月25日

皆さんのレビューとほとんど同じ意見かもしれないが、今ひとつパッとしない作品ばかり。
タイトル通りの中身なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2010年02月04日

まあなんというか、頭をあんまり使いたくないときに読むとあっさり読めていい感じ。時代を反映した家族モノや、軽い話が多いので、いつまでも手元に置いておくというほどでもないけど文がうまいので可もなく不可もなく。
それにしても手塚治虫の短編マンガみたいだな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

世の中っていろいろあるよね・・・

ストレスって敵だ。自分も感情を爆発させたい!!!ってときあるもん

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

乃南アサさんの、サイコサスペンス的なものは読みやすいのだけれど、私には少し刺激が足りない。
普通に読み物として面白いし、さらっと読めるのだが、もっと「げぇー」っとなっていまうくらいの逸脱や、行為を見てみたいとも思う。
小説の楽しみ方のひとつ。

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Posted by ブクログ 2009年11月06日

◆あらすじ◆
デパート勤務の的場智明は、地味な売り場での仕事に耐える日々を過ごしていた。
そんな折、息子や娘の"秘密"を妻までが一緒になって隠していたことに気づく。
たまりにたまった憂さをはらすために彼がとった行動とは……。
表題作など、現代人の爆発寸前の心境を的確に捉え、見事な...続きを読む筆致で描く、秀逸短編集。

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