あらすじ
敏腕社員の依田は家庭的な真純との結婚を控えていた。しかし性に奔放な桐江との関係も続けたい。式の前夜、密かに桐江と過ごした依田だが、その夜の甘い会話には艶麗な罠が潜んでいた…!(「二人の思い出」より) 男女の愛憎を描く傑作心理サスペンス集。
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Posted by ブクログ
短編集&恋愛ミステリーな1冊。
女って、、、。
帯には「おぞましい7つの愛の物語」なんて書いてあったけど、、、。
おぞましかったかなぁ?
それとも共感できる部分があるアタシが、おぞましいのか?(笑)
☆キャンドル・サービス
☆背中
☆お引っ越し
☆たのしいわが家
☆口封じ
☆挨拶状
☆二人の思い出
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イヤミスってこうゆう感じ?
男性女性の主人公出てくるけど、たしかに共感はできない。こういう人もいるよなーくらい。
後味は悪いかもしれんが、人間の幅広さを知れる点では、好きかも。
強く生きようと思う。あと、因果応報だなって。悪いことすると帰ってくるんだなって。
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タイトル通りただ"幸せになりたい"だけの女達の短編集。
1話もう少しの辛抱だったのに、やはりやっちまったか。
2話やられたな。養育費、慰謝料……‥。
果たして不倫してまで手に入れた者と幸せと思える再婚をした人はどれぐらいいるのだろう。案外少ないんではないか。人の者だから魅力的に見えていただけ。居るんだよね、人の者が好きな人。不倫している人に読んでほしい一作。目が覚めるかも。
3話村上さん屈辱的ですねーーwざまぁみろ。
4話気持ち悪い毒親。
5話悪魔のような女だ。
6話女の嫉妬は怖いというけど男の嫉妬もなかなか怖いものだ。努力でどうにもならないのが才能。
7話女を舐めているとこうなる。騙されてた女同士が結束した時が一番恐ろしいんだぞ。
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幸せになりそこねた人たちの人間模様をまとめた短編集。後味の悪さが残り考えさせられることが多かった。
おもしろい。特に背中と楽しい我が家が好き。
あとがきを読むとこの本の意図が読み取れてさらに理解度が増すので最初に読むことをおすすめする。
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恋愛サスペンスというジャンルらしい。どれも、最後にうわってなるのがすごいいい!どれも嫌~な終わり方なのに、読後感は割とすっきり。「背中」が結構好きでした。こんなもんだよねぇ、と結婚したこともないのに思ってしまった。
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恋愛サスペンスって感じの小説です。
こういうジャンルははじめて読みました。
タイトルとは正反対の内容で、女の嫉妬や憎悪、欲望は怖い!と思わせる小説でした。
自分の考え方、行動次第で最悪にも最高にもなる。
タイトルのように幸せになりたいなら、今一度自分を見直して発言や行動をしていかねば…と考えさせられました。
Posted by ブクログ
あれ?
今一瞬見た評価が思ったより低いような‥(笑)
すごい面白かったけどな〜
ひどい話ばっかりでやりきれないけど^^
面白いのばっかりだったけど
「お引っ越し」っていう、上司におべっかばっかり使って同僚の女の子をいびる話が超スッキリして楽しかった〜
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いろんな本屋さんで取り上げられてたので、なんとなく購入。
大人の恋愛に関する短編集。
サスペンス調が強かったというか、これはあまり周りには薦めたくないかな。
結婚に対してマイナスのイメージを抱かれそうだから。
今まで結婚ってキラキラしてたり、幸せ!っていう認識が強かったけど、そんな簡単なものじゃないんだなって改めて感じた。
相手だけじゃなくて、相手側の親族との関係も考えなきゃだし、不倫なんて言語道断ですよね。
それにしても、エリートコースを進むには「よくできた妻を迎える」っていうステータスも必要なんだって知りました。うーん確かにそうかもね。
乃南さんの作品でこんなぞくっとしたのは初めてでした。
Posted by ブクログ
昨夜寝れなくなったので一気読みした。
この間yomyomで気になった作家さんだったので、早速買ってみた。
「女って怖いなー」とゾクゾクッとして、少しばっかり「わかるー」と思ってしまう。
Posted by ブクログ
男女の愛憎を描く心理サスペンスの短編集です。
「キャンドル・サービス」
財産もなければ親もいない直未は、岳彦との結婚を控えていた。
岳彦は、親がお金持ちで派手な結婚式をすると言う。
直未は、派手で無い方がよかったのだが・・・。
結婚式当日、直未は、一日我慢すればいいと思いながらその日を迎えた・・・。
「背中」
恭子は、夫の和正と喧嘩ばかりする日々を過ごしていた。
結婚していた和正を別れさせて、この人と暮らせば幸せになると思っていたのだが・・・。
「お引越し」
村上は、部下の木下爽子を嫌っていた。
年を追うごとに、口答えが多くなり無愛想になりそして村上に対する反発も強くなっていた。
村上は、彼女をいじめるのだが・・・。
「たのしい我が家」
ラブホテルで住み込みで母親と働いてる寛子。
中学の時に父親に母と一緒に見放されて、ある事件をきっかけに各地のラブホテルを転々として暮らして来たのだった。
今、住み込みで働いてるラブホテルに従業員として若い男が来たのだが・・・。
「口封じ」
付添婦の仕事は、好きでしてる訳ではない。
孝枝は、家庭から少しでも離れようと仕事を選ぶ時に学歴が無いためにこの仕事しかなかったのだった。
孝枝は、今日も嫌々ながら仕事をするのだが・・・。
「挨拶状」
藤川は一通の手紙に苛立っていた。
個展を開くようになって知名度も出てきたカメラマンの藤川。
手紙の送り主の右子は、同じ師匠に付き同じ時代を生きていたのだが、師匠は右子の才能にひかれ可愛がっていた。
突然辞めて結婚した右子は、再びカメラを持って小さいながら個展を開くと伝えてきた・・・。
「二人の思い出」
大手商社に勤める依田は、二人の女性と付き合っている。
家庭的な真純と性に奔放の桐江。
伴侶に真純を選ぶが桐江との関係を続けたいと思っていた。
結婚前夜、依田は桐江と夜を過ごす。
そして、結婚式当日・・・・。
と、言う感じで送る7つの短編集です。
ちょっとあらすじだけでは解らないと思いますが、そこは、乃南アサです。
上手く纏まっています。
なかなか、面白かったですね
Posted by ブクログ
【あなたと別れて、よかったわ】
読後爽快感を味わうか、それとも胸糞に感じるかは読み手の人生と価値観に委ねられる7つの物語。玉の輿、略奪婚、出世欲、放火癖、子を愛せない母、嫉妬に狂う写真家、二股。主人公は皆ただ今よりも幸せになりたかっただけなのだと思う。しかし、その必死さや打算的な考えが仇となり、やがて取り返しのつかない絶望的な結末を迎えることに…。文体はとても読みやすく感情移入しやすい展開なので読書が苦手な方やバッドエンド好きの方にはおすすめしたい。覚悟のある方は怖いもの見たさにぜひ!
Posted by ブクログ
Rさまオススメ本の乃南アサさん
Rさまには珍しく短編集
7つのそれぞれ幸せになりたいひとたちだったのだろうと思うけど、なかなかに毒のあるお話が多い。
読み終わって感じたのは、やはり女のほうがたくましいということかな。
Posted by ブクログ
たんぺんしゅ。
暗くなるお話たくさん。スカッとするお話もあります。
基本的に
カス男vs女の構図。
女、勝ちます。ステキ。他人を一切気遣えない人間は滅びれば良いんじゃないですかね。
Posted by ブクログ
あとがきによると、初出は1991年、実に20数年前に書かれたとのこと。そんなに古いとは思わなかった。男女の話に変化はないということかしら。
「背中」不倫相手は奥さんが気をつけていたからパリっとしていた所が好き。
「お引っ越し」上司にいびられた女性の復讐手段が部長との結婚、というのは残念。最近ならちゃんと仕事で復讐する内容になるかな。
「二人の思い出」二股していた男が結婚式に二人から復讐されるのが痛快。
Posted by ブクログ
乃南アサの初読み短編集。
これぞ、恋愛心理サスペンス!という感じでどれも面白かった。
女の嫉妬、憎悪が繊細に描かれていて怖くなるが、因果応報ってあるんだな~と思った。
「背中」「お引っ越し」「二人の思い出」が特によかった。
Posted by ブクログ
乃南アサさんの、恋愛短篇集です。
実は、ベタ甘な恋愛を読んでみたくて買ったんですが、乃南さんでそんなわきゃないですよね~~~~~~~。
そうだな、幸せになりたかった、というがわかりやすいか。
結婚、恋愛の失敗談ばかりです。乃南さん流の、女の怖さ、脆さ、男の愚かさ、、、、
あ~あ、というよりは、むしろ、恐い。という感じのドロンドロンした恋愛短編集。
近々結婚します!!という人は読まないほうがいいです。
私は楽しく読みました(笑)。
Posted by ブクログ
最初の数作はイマイチ。
ただ、きらんと光る面白かった作品も数点。
最後の一作はなんとなく、ジョシ的には溜飲が下がったかな。
ありがちなエンディングよりもちょっとだけすかっとしました。
ただ、もう一度読み直すかって言われたらないなー。
Posted by ブクログ
女性心理を中心に置くサスペンス。恐ろしいわ後味悪いわで、この種類の本はしばらく読みたくない。
解説で香山リカが「後味は意外なほど悪くない。それどころか、登場人物たちの肩をポンポンと叩いて、『まあ、あんたも頑張ったんだよね』と励ましてやりたいような気分にさえなる」と書いている。いやいや、ないわぁ。
笑顔の裏で心が凍り付くようなやりとりを日常で行いストレスを溜めている人が、「そうなのムカつくー!」って読むのが正しい方法な気がしてきた。
Posted by ブクログ
女って怖い!ってとにかく感じた。どれもアンハッピーエンドだから気分が落ちてる時に読むのはおススメしません。笑 人を裏切ると必ず罰が当たるのかなぁ。。
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ずいぶん前に読み終わった一冊。何となく登録してませんでした。。
何のつもりでそんな目をするのよって第一話の直未のセリフが何回も思い出されちゃって登録する気になったのかな。
全然設定は違うんだけど、わたしも今そんな気分。
でも口封じはぐろい。読んでて胸になんかつっかえそうだった。
Posted by ブクログ
10年ぶりくらいに乃南アサを読んだ気がする。平積みになってたから新しいのかと思いきや、ポケベル世代の話でした。
年齢とともに嗜好は変わるというのを少し感じつつ、でもやっぱり面白いと思う。
人間の汚い感情をサスペンスにするのが本当に上手いと思う。あと、女性作家なのに、男性心理の描写にハラハラさせられる。
Posted by ブクログ
本屋に平積みされていて思わず手に取った一冊。
「結婚」にまつわる短編小説集。しかも、人間の暗い部分をクローズアップしていて、いかにも乃南アサらしい話が並んでいた。
正直読後感はそんなに良くないが、人間誰しも持っているであろう負の感情を語っている部分は共感できる。“怖いね~人って”って思うけど、キレイゴトばかりのフェアリーテイルよりは面白い。
個人的には、“出世欲が強く万事ソツのない男性が、「目の上のタンコブ」的な存在のデキの良い女性の部下を画策して退職に追い込み、いよいよ自分の出世街道が開けてきたら、実は…”という話が面白かった。
さらさら読めるし、通勤途上に読むのには良い本。後にはあまり残るものはなし。「読み易さ」の観点で☆3つ。
Posted by ブクログ
結婚にまつわる短編集。
ただし、披露宴会場ですがるような目で見て来る元カレに腹を立ててキャンドルサービスでその服に火をつける話だとか、
不倫の末に略奪結婚したら相手がクズだった話とか、
とにかく「結婚なんかするもんじゃねぇ」としみじみ思えるような悲惨な話のオンパレード!
Posted by ブクログ
気持ち悪くて不愉快な人たちがたくさん出てくる短編集。利己的で打算して、最後には自分に返ってくるようなものがほとんどです。
たまに読むなら良いですが、1度読んだらもう当分はお腹一杯です。
Posted by ブクログ
買う時には気がつかなかったけど、
ものすごく古い本だったらしい。
ポケベルとか出てくる。
今だったら、すんごく派手な結婚式の最中に何かあるんじゃなくて、
そこをこらえて結婚したあかつきに…ということになりそう。