乃南アサのレビュー一覧

  • それは秘密の(新潮文庫)

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    短編集。3ページぐらいで終わるのもある。
    日常で起こる心の揺らぎを様々なシチュエーションで描いている。

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    2017年04月11日
  • それは秘密の(新潮文庫)

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    相思相愛なんてのは片思いが上手く交差しているだけであって、恋はいつもは独りよがりで、コントロールも説明もできない衝動的で本能的なものであるなと思う。
    大人になればもっと理性的になれると思ってましたが、多分案外そうでもない事は多いんだろうなぁ…

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    2017年04月08日
  • 暗鬼

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    両親に祖父母、曾祖母、弟妹の大家族と暮らす和人と見合いをし、その家に嫁ぐことになった法子。皆優しく何不自由ない生活を送るが、近所で起きた心中事件から、家族への疑惑が生まれる。
    その疑惑は膨らむばかりだが、そのうちとんでもない方向へと向かっていく。
    確かにそれぞれの家族にしかわからないこともある。そんなことがホラーになっている。
    あとがきに「家族とは、ひとつの宗教である」という一文があるが、これを読み終わったら、頷ける一文である。
    まだ嫁ぐ前の方にはオススメ出来ません…

    2017.4.3

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    2017年04月03日
  • ウツボカズラの夢

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    一見幸せそうに見えたとしても、本当はどうなのかは他人にはわからない。
    立派な家に住んでいる鹿島田家の人たちは、田舎を追われるように出てきた未芙由にとっては別世界の住人のように見えた。
    しかし、一緒に住み始めて初めて見えてくるものもある。
    持ってうまれたものなのか、才能なのか。
    それとも幸せになりたいと強く願う気持ちから出た知恵なのか。
    未芙由の立ち回りの上手さには唖然となった。
    したたかさを通りこして、もはや怪物のようにも見えてくる。
    母親が死ぬまでは未芙由は普通の家庭に育ってきたはずだ。
    両親が暴力を振るうわけでもない。
    確かにお金はなかったかもしれないが、熱心に母親の看病も熱心にし主婦代わ

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    2017年03月27日
  • ドラマチック チルドレン

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    人はいつからでも、何歳からでも、やり直すことが出来る。
    それはきっと真実なのだろう。
    でも、変わろうとする意思がなければ人は変われない。
    誰に強制されても、本当に変わりたいと願わなければ変わることなんて出来ない。
    結局のところ、自分自身が一歩を踏み出すしかないのだろう。
    川又は驚くほど忍耐強く子どもたちに接している。
    他人だから持てる忍耐と許容のような気がした。
    親なればこそ子どもに期待もする。夢もみる。
    子なればこそ親に甘えもある。理解してほしいと屈折した表現もする。
    互いに「どうしてわかってくれないの!」という思いがあるのかもしれない。
    わかってほしいなら言葉にしなくちゃ伝わらない。
    親な

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    2017年03月20日
  • 暗鬼

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    後味が異様に悪い物語がある。
    けっしてつまらない物語でもなく、悪い物語でもない。
    ただ、本を閉じた瞬間に忘れてしまいたくなるような、そんな後味の悪さを刻み込む物語がある。
    家族とはいったい何だろう。
    百の家族があれば百の家族の在り方があり、正解などどこにもない。
    幸せだと、家族が感じて暮していること。
    それが何よりの正解なのだと思う。
    志藤家の家族の在り方。
    物語なのだから、とは思う。
    それでも、粘り気のある何かがまとわりつくような気持ち悪さがどうしても払いきれない。
    そんな嫌悪感を感じてしまう物語だった。
    歪んだ正義を突き進む者は怖ろしい。
    ただひたすらに歪んだ道を突き進む者の中にこそ、鬼は

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    2017年02月17日
  • 美麗島紀行

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    歴史を知り、今を知ることが台湾という複雑な社会を理解するには必須であることを著者の乃南氏は2011年の東日本大震災に伴う台湾からの義援金の多さをきっかけに気づいていく。自分と乃南氏とは同世代だが、確かに学校教育の中で台湾のことをきちんと教わった記憶はない。その辺はよくわかる。台湾に興味関心をもつことによって日本とは何かも見えてくるという視点も大事なことはその通り。しかし、実際に著者が見聞きし、ここで書いていることはちょっと勉強すればすぐにわかること。その意味で、今後もっとテーマを絞って深く掘り下げて欲しいな、と上から目線ながら思った次第。

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    2017年02月16日
  • 新装版 鍵

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    両親を亡くし、兄弟三人で暮らす家族が事件に巻き込まれる。高校教師の長姉、商社勤務をやめた兄、高校生で聴覚障害をもつ妹の三人兄弟。ある日、電車の中で高校生の妹のカバンに挟み込まれた鍵によって、事件に巻き込まれていく。
    乃南アサの作品としては、異色の作品。好みは分かれるかと。。。

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    2017年02月16日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

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    上巻に比べるとやや読み応えがなくなったなぁと感じた。

    下巻はもっとまとめることができたのでは、と思う。

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    2017年01月30日
  • 暗鬼

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    うーん。
    読んだ後の後味が。。。
    決して悪いわけではないけど、背筋がムズムズする感じ。
    初めから「これは変だ!」「あぁぁ!?!」
    と思うことばかり。
    やばくなった所で知美が登場。
    これでなんとか…と思ったのもつかの間、
    どんどん洗脳されていく法子。

    最終的には知美まで。。。
    でも、個人的には、ちょっと受け付け難い家族だなwww.

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    2017年01月30日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    久々に乃南アサさんの作品を読みました。
    短編集なので読みやすかったのですが、「青空」を除いては恋愛をテーマに結構コワイ内面が書かれています。
    嫉妬とか思い込みとか。

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    2017年01月01日
  • 今夜もベルが鳴る

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    サスペンス

    続きは気にはなるし
    世界観は描けているけれど。。。

    世界観が好きでないのでイマイチでした。

    でも小説書くのが上手いなぁ、と感心はしました。

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    2016年12月14日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    短編集。表紙のイラストがかっこいいじゃないですか。
    先日読んだ「凍える牙」の続編シリーズの一つなので前から読んでみたかった本です。
    文庫本なので、通勤時にさくっと読めます。

    私が一番好きなのは、巻末にある、作者と滝沢刑事との対談でした。いままで、作者と登場人物との会話の企画をみたことはなかったかもしれないなぁ。そりゃ、気心が触れた会話になりますよね~。

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    2016年12月12日
  • ウツボカズラの夢

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    ただ高校卒業したからってだけで上京して、特にやりたいこともないみたいだし、なんだこの子は、と思っていたら。

    立派なサバイバーでしたね。

    初めに想像していた内容とは全然違いました。
    もっと家族が不気味な感じなんだろうと思ってた。

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    2016年12月06日
  • すずの爪あと―乃南アサ短編傑作選―

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    本を開いて、一番最初に飛び込んできた文章が
    『おらっちゃあ猫ながや。』
    ・・・もう心鷲掴みです。
    11個の短編、すべて外れなし。
    不気味で少し残酷ででもどこか切ない、
    乃南さんが浮き彫りにする人の心の形は
    読後いつまでもザラリとした後味を私に残すのです。

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    2016年11月30日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    地道に捜査を続けてきた点が次第につながり始めてゆく。時の流れと共に、人間関係にも変化が表れてゆくのも自然なことと思えて来る。最後には落ち着くところに落ち着いたという感。
    そろそろ、滝沢・音道コンビの新しい作品が読みたいなあ。それにしても、犯人の犯行に至った動機の何と自己中心的なことか・・・

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    2016年11月07日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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    再読です。滝沢・音道の名コンビ復活がとにかく嬉しい作品。事件は時効もちらつき、手掛かりはようとしてつかめず時間ばかりが過ぎてゆくもどかしさ。コンビの微妙なバランスの変化、捜査の進行具合、プライベートでの人間関係の変化などなど、いろんな切り口で楽しんで読んでいます。

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    2016年11月05日
  • 禁猟区

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    監察官の女性の奮闘記。
    短編集なので小さな事件の集まりであったが
    どれもやりきれないものばかり。
    犯罪に手を染める警察官の危険察知能力の低さに呆れかえるばかり。
    こんなにおまぬけな警官ばかりじゃないけれど
    こう立て続けに読んでしまうと
    徒労感が拭えない。。。

    シリーズ化されても読む気はおこらないかもなぁ。

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    2016年10月31日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    再読です。このシリーズを読んでいると季節と共に時間の移ろいを意識させられます。シリーズ第一弾でコンビを組んだ滝沢との再会。ひょんなことから滝沢の家族問題に首を突っ込むことになる「木綿の部屋」もふとした瞬間に見せる人となりが完璧でないところがいいですね。登場人物に肩入れしている私にはいとおしい一冊です。

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    2016年10月29日
  • いちばん長い夜に

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    三部作の最終編です。前科持ちの女性2人が肩寄せあって下町でひっそりと生きていたのですが、今回は3.11の震災が大きな影を落としております。色々な事が有りましたが収まるところに収まったという感じでしょうか。書く前は違う構想だったようですが、実際に綾香のエピソードを書く為に仙台に行っている最中に筆者が被災したという事で、今回震災を大きく盛り込む事になったようです。
    評価はそれなりですが、なんとなくボディーブローのように長く残るような気がするそんな本です。

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    2016年10月24日