【感想・ネタバレ】それは秘密の(新潮文庫)のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月06日

*美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか?なぜこんなに友人の母親が気になるのか?隣室で虚ろで奇妙な音を出し続けるのは何者か?どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか?なぜ暗闇で出会って顔も見えない彼女がこんなにも愛おしいのか?なぜ、なぜ…。愛とも恋とも言えない、不思議な...続きを読む感情―。心理描写の洗練を極めた珠玉の短編九編を収録*

巧いなあ…
臨場感、緻密な心情、後に残る甘やかな余韻。文句なしに読ませる短編集。
お話の長さや内容がバラエティに富んでいて、その作品たちの配置もいい。

中でも特に良かったのは、掌編たち。たった5頁ほどの作品なのに、その場の空気感が見事に伝わってくる。その前後のストーリーに思いを馳せたくなる読後感も、癖になりそうです。

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Posted by ブクログ 2020年12月13日

男と女の恋愛模様を描いた短編集。

人間の不器用なところであったり、
素直なところ、
汚いところが上手に描かれている。

共感できたり、できなかったり。
おもろい。

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Posted by ブクログ 2019年07月01日

短編小説はあまり好きではないのだが、乃南氏の作品は、短編も読み応えがある。わずか数ページの掌編でさえ唸らせる。とても良い一冊だった。

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Posted by ブクログ 2019年03月26日

さらっと読める短編集。超短編が好きでした。ピンポン、内緒、早朝の散歩がきらっとした一瞬を切り取って好き。
なぜか表題作が一番読んでいてだるい感じがしてしまった。

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Posted by ブクログ 2018年02月02日

ハズバンズ/女は女で問題あったが、なんたってできる男の腹黒さは半端ない。
ピンポン/最初だけだと思う。欠点というのはだんだん許せなくなってくると思うけど精々幸せになってください。
僕が受験に成功したわけ/こういう親が毒親っていうのだろうな。小学生に色目とか気持ち悪。
内緒/お婆ちゃんとの会...続きを読む話が初々しい。
アンバランス/男と女というのは何故こんなにも考えてる事が違うのだろう。男は忙しくなるとそのことだけで頭がいっぱいになって女を放置しがち。すると女は冷めたんだと思いがち。順調だと思ってる男、けじめをつけようとする女。よく書かれている。
代表作それは秘密の/墓場まで持っていったほうがお互いにのため。一日だけの特別な時間。

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Posted by ブクログ 2017年03月18日

ハズバンズ/ピンポン/僕が受験にせいこうしたわけ/内緒/アンバランス/早朝の散歩/キープ/三年目/それは秘密の

短篇集、10ページ無いのもあってビックリ。数ページでもそこに物語がある。すごい!

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Posted by ブクログ 2017年03月15日

テーマは恋。大小さまざまな9つの短編集。ままならぬ恋、厄介ではあるが、愛おしく掛け替えのない宝物でもある。数ページの物語でも思いを馳せることができる乃南さんは、やはりすごい方なんだな。おススメします。
あらすじ(背表紙より)
美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか?なぜこ...続きを読むんなに友人の母親が気になるのか?隣室で虚ろで奇妙な音を出し続けるのは何者か?どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか?なぜ暗闇で出会って顔も見えない彼女がこんなにも愛おしいのか?なぜ、なぜ…。愛とも恋とも言えない、不思議な感情―。心理描写の洗練を極めた珠玉の短編九編を収録。

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Posted by ブクログ 2023年06月18日

他人の恋路を傍観している分には、滑稽で単純で無邪気でなんやかで楽しそうだなと思えるとだけど。これが自分事となるとそはいかない。シチュエーションは様々だけど、結局のところ自分含め誰もがこんな姿さらしながら生きてるもんなのかな。そう思うと少し気が楽になる短編集でした。

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Posted by ブクログ 2022年07月29日

シワ取りの費用とかおカネがいるので、前の夫の所に無心に来る元妻、男女の感情秘密にしていた所も多々有るどこでも有りそうな日常が面白い。

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Posted by ブクログ 2022年04月27日

だいたいが少し前向きな終わり方で良かった。
好きなのは「内緒」と「ピンポン」かな。
このあともいつまでもお互いにびっくりしあえればとても良い。

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Posted by ブクログ 2021年01月28日

9編が収録されています。
唯一、心に残った作品はタイトルの「それは秘密の」です。

過去にないシチュエーションで読みながら情景が目に浮かび、秘密を共有している様な錯覚に陥ります。

ただ、好きな作家さんで過去の全作品を読んでいますが、この短編集に至っては作者の持ち味のキレの良さやぐいぐい読み手...続きを読むを引きつける魅力に欠けて淡々とした印象が残りました。

ショートショートな短編もあり、悪い作品ではないけれどどこか寄せ集めた感が否めませんでした。

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Posted by ブクログ 2020年07月28日

短編集。
男女の感情を上手く描いている。
すれ違い、勘違い…心の隙間を埋めてくれるような、なんとも言えない気分になる。
本当に数ページの短い作品でも、グッと心に響いてくるものもあって、面白かった。

2020.7.27

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Posted by ブクログ 2018年07月15日

いろいろな男女のお話。
女性の視点、男性の視点、男の子の視点、恋人同士、夫婦間、別れた元夫と妻、全くの他人、様々なシチュエーションで描かれている。
人の想いって複雑だな。だから物語になるのか。

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Posted by ブクログ 2018年03月12日

「共感」の要素が少なくて、しっくりこなかった・・・何年か経って読み直したら、感想が変わるものもあるかな?それに期待しよう。

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Posted by ブクログ 2017年04月11日

短編集。3ページぐらいで終わるのもある。
日常で起こる心の揺らぎを様々なシチュエーションで描いている。

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Posted by ブクログ 2017年04月08日

相思相愛なんてのは片思いが上手く交差しているだけであって、恋はいつもは独りよがりで、コントロールも説明もできない衝動的で本能的なものであるなと思う。
大人になればもっと理性的になれると思ってましたが、多分案外そうでもない事は多いんだろうなぁ…

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