【感想・ネタバレ】それは秘密の(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか? なぜこんなに友人の母親が気になるのか? 隣室で虚ろで奇妙な音を出し続けるのは何者か? どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか? なぜ暗闇で出会って顔も見えない彼女がこんなにも愛おしいのか? なぜ、なぜ……。愛とも恋とも言えない、不思議な感情――。心理描写の洗練を極めた珠玉の短編九編を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

*美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか?なぜこんなに友人の母親が気になるのか?隣室で虚ろで奇妙な音を出し続けるのは何者か?どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか?なぜ暗闇で出会って顔も見えない彼女がこんなにも愛おしいのか?なぜ、なぜ…。愛とも恋とも言えない、不思議な感情―。心理描写の洗練を極めた珠玉の短編九編を収録*

巧いなあ…
臨場感、緻密な心情、後に残る甘やかな余韻。文句なしに読ませる短編集。
お話の長さや内容がバラエティに富んでいて、その作品たちの配置もいい。

中でも特に良かったのは、掌編たち。たった5頁ほどの作品なのに、その場の空気感が見事に伝わってくる。その前後のストーリーに思いを馳せたくなる読後感も、癖になりそうです。

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2021年05月06日

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