乃南アサのレビュー一覧

  • いちばん長い夜に

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    1巻目がとても優しい小説で、2巻目もそれを期待して読んだ。その概念は踏襲されているが、東日本大震災の渦に巻かれてしまい、それが非常に細かく描かれているところがなんとも強い印象を残してくれた。
    巻末の解説に、それは作者自身の体験であることが綴られているので納得。
    ただそれが起こったがゆえで、前半で起こっていたちょっとした事件について少し中途半端になってしまっているかもしれない。

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    2022年05月07日
  • それは秘密の(新潮文庫)

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    だいたいが少し前向きな終わり方で良かった。
    好きなのは「内緒」と「ピンポン」かな。
    このあともいつまでもお互いにびっくりしあえればとても良い。

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    2022年04月27日
  • 六月の雪

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    祖母の産まれ故郷 台湾へ向かった主人公。

    初めて知った台湾の過去。そして現在。
    そこで出会った人々。

    暖かい思い、つらい思い。そして別れ

    それでも前へ進もうとする主人公を応援したくなる

    私自身、台湾のことをまったく知らなかったけれど
    訪れてみたくなる1冊でした。

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    2022年04月21日
  • 暗鬼

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    ネタバレ

    嫁ぎにいった1人の女性がそこの家族に洗脳、支配されるまでの話。

    いつも明るく良心的な家族。9人もいる家族は誰一人としていじの悪い人がいない。そういう所から始まるが、氷屋家族の死亡と家族が関係あるかもしれないことを知った主人公が徐々にこの家族はおかしいと思いはじめる。

    歩けないといっていたおおおばあちゃんが歩けていたり、話せないと言っていたおじいちゃんが話せていたり。家族同士が異常なほどに濃密すぎていたり。

    結局は主人公も家族に飲み込まれて最後はとにかく気持ち悪い。

    おじいちゃんおばあちゃんと思っていたのは兄弟でお母さんお父さんと思っていたのも兄弟で
    とにかくこの一家の血を強く信じている

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    2022年04月14日
  • 自白 刑事・土門功太朗

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    昭和の事件や出来事が時系列に並んで、ノスタルジックに読み進みました。特にミステリーというわけでもなく、淡々と昭和という時代の警察小説でした。

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    2022年04月09日
  • 六月の雪

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    台湾について私も主人公の未来と同じ程度しか知らなかった。台湾にいつかは行きたい!と思える小説。特に台南。

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    2022年04月08日
  • いつか陽のあたる場所で

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    乃南アサさんは初めて読みました。
    ドラマでみていたので読みやすかったけど、そうでなかったらどうだったのだろう。

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    2022年03月06日
  • 幸福な朝食

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    著者のデビュー作で日本推理サスペンス大賞優秀作。タイトルからは想像できない救いようのなさ。もう少し違う生き方ができていれば…。

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    2022年03月04日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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    シリーズ物だったため買った一冊。

    女刑事シリーズ
    白骨死体発見から始まる事件捜査の話だった。

    白骨死体の事件はほとんど進まないが、その事件の関係者の殺人事件は徐々に進んで行くって感じで、スピード感がないが、捜査する刑事の心情が細かく書かれていてそこが、今何考えているか知ることができるのが良かった。

    事件のほうは、まだどうなるかわからない状態で上巻が終わってしまったので、下巻が楽しみ。

    もう少しスピード感出して話を進めて欲しいなと感じた小説でした。

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    2022年02月24日
  • 晩鐘〈下〉 新装版

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    やっぱり最後まで真裕子が苦手。

    加害者家族メインでよかったかも。

    あまりにも救いが無さすぎて苦しい展開だった。

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    2022年02月19日
  • 晩鐘〈中〉 新装版

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    ネタバレ

    真裕子がクソ過ぎてイライラする。
    このイライラは流浪の月の主人公に感じたものと同類。

    自分はの特別な出来事があって可哀想な人間

    みんな自分勝手でわかってくれない

    だから人間が嫌い

    そのくせ人間をとことん利用して寂しさを埋める
    友人の不幸を喜び、元彼にはストーカー、好きでも無い男とは不倫
    そのくせ、男にはか弱い繊細ぶりっ子系
    クソすぎてイライラ


    人間が嫌いってどの口が…
    自分が一番その嫌われるような人間性やんー!

    上巻では家族とのやり取りが多かったからか?

    風紋の時より家族に言い返したり、意見を言えるようになっていて『お!人間らしくなってる!』と思ったのに。

    けど、真裕子の父親

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    2022年02月17日
  • 晩鐘〈上〉 新装版

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    ネタバレ

    小学生の心情としてはかなり大人びててピンとこない…


    真裕子は前回の風紋より人間味が出ててよかった。
    前回は真裕子という人物像がつかめなかったから。

    真裕子を取り巻く人間が勝手過ぎてそりゃー人間嫌いになるわ。

    風紋で父と姉が散々クズだったけど、今回も反省してると思えない態度や言動で、私なら縁切りたくなるわ。

    挙句に後妻や血のつながらない弟までできてるし。
    よくあんな父親に再婚相手みつかったわ。
    その弟もかわいげないし。
    全体的に取り巻く人たちにイライラした。

    けど、それなりにハマる。

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    2022年02月16日
  • 躯 KARADA

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    中年以上に差しかかった頃、高校時代の同窓会で、ある男子が「女性の後ろ姿だけでだいたいの年齢を当てるにはどこを見ればよいか」を皆に力説してくれて、大笑いしたことがあります。お尻、肘、膝の裏。本作はなんだかその説を証明するかのようだなぁと苦笑い。

    ほかに登場する部分もヘソ、顔のシワ、つむじ、顎といった、特に老いの現れる部位として描かれているわけではない場合も、見た目を多少なりとも気にする人であれば、コンプレックスの集まるところ。

    ハッピーエンドは無し。気にせずにいられたらよかったのか。だってどうせなら、やはり美しく強く生まれたいでしょ。

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    2022年02月13日
  • 躯 KARADA

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    身体にまつわる短編集。
    なかなかに後味の悪い話です。
    執着って怖いね、という。

    特別に目新しい内容ではないけど、サクッと読めます。

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    2022年02月03日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    シリーズ物だから買った一冊。

    女刑事の短編集だった。

    シリーズの最初の頃はクールでトゲトゲしいイメージの主人公がだんだんマイルドなイメージになってきたと感じた。

    どの話も主人公の感情や考えている事がくわしく書いてあり、その変化がよかった。

    事件の話ではなかったが、3話目の「木綿の部屋」がなんとなく印象に残った。

    シリーズ次の話も楽しみになってきた小説でした。


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    2022年02月03日
  • 女刑事音道貴子 未練

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    シリーズ物だから買った一冊。

    主人公のプライベートな時も知る事ができる短編集だった。

    前作で酷い目にあった主人公のその後がどうなったか知ることができた。
    事故でもプライベートでも事件に巻き込まれる言葉の多い人だと感じた。

    古物商の事件がどうなったのか気になる。
    殺人者の話で解決するのかと思ったが違った。

    主人公の事は気が強く生意気な感じで書かれてるが、弱さや優しさも書かれてその辺の差がある所が主人公の魅力でもあるんじゃないかと感じた小説でした。

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    2022年01月21日
  • 暗鬼

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    ネタバレ



    毒々しい。
    だんだんと毒が回っていく感じが気持ち悪い。
    救いようのない主人公。ちょっとイライラしてくる。

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    2022年01月10日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    シリーズ物だった為買った一冊

    音道シリーズ3作目

    最初から半分くらいまでは、はっきり言ってだらだらして捜査もあまり進まずつまらなかった。

    しかし主人公と相棒の仲が悪くなった辺りから急に面白くなってきた。

    主人公が活躍するってより、頑張っているという印象が強い。
    一作目からよんでいるが、2作目まで主人公のイメージは優しさはあるがクールでドライみたいな性格と感じていたが、今作では、人らしい弱さみたいなのが見えてきて今までと違う主人公を見れたような気がする。

    それにしても相棒はクソだ。

    まだ上巻。
    下巻の天海がすごく楽しみになる小説でした。

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    2021年12月02日
  • いちばん長い夜に

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    刑務所暮らしを経験した女2人が、普通の生活に戻る。些細な幸せが落ちている感じで好きです。
    終盤は3.11のテーマが続いて、そのとき自分はどうしてたのか思い出させられます。
    笆子と南くんが東北から東京に戻ってくるタクシーのシーンは実際に乃南さんが体験された事だと知ってびっくりしました。

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    2021年11月25日
  • 火のみち(下)

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    上巻は次郎の怒り、葛藤、更生でテンポ良く読めたんだけど、下巻はだれちゃった感じがする。結局次郎は好き勝手生きられて、割をくったのは妹の君子。次郎は最後は汝窯に夢中になりすぎちゃって、償いとか関係なくなってる。
    汝窯ってそんなにすごいもんなのかなー。一回ホンモノを見てみたくなった。

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    2021年11月24日