自白 刑事・土門功太朗

自白 刑事・土門功太朗

作者名 :
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作品内容

“アメリカ淵”と呼ばれる渓谷で発見された女性の全裸死体。手がかりは仏(ほとけ)が身につけていたネックレスただひとつ……。警視庁捜査一課の土門功太朗は、徹底的な地取り捜査で未知の犯人ににじり寄る。やがて浮かんだ容疑者。息詰まる取調室の攻防。懐かしの昭和を舞台に、男たちの渋い仕事っぷりを描いたノスタルジー刑事小説。「落としの達人」といわれた男の、迫真の事件簿シリーズ開幕!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内ミステリー
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
317ページ
電子版発売日
2013年03月29日
紙の本の発売
2013年02月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

自白 刑事・土門功太朗 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年09月03日

    戦後から高度経済成長期の日本が舞台。戦後昭和史、出来事が作品内に散りばめられている。まさに昭和の刑事・土門功太郎の事件簿。短編集して4作品が所収。事件ごと、短編ごとに、土門の年齢も違い、土門の家族情景も描かれている。

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月09日

    乃南アサの刑事モノは面白い。大好き。
    この「自白」は警視庁の刑事、土門功太朗が容疑者を巧みに落とす様が面白い。
    そしてその時代設定が絶妙。
    4作の短編から成る連作ですが1作目「アメリカ淵」は1981年初夏が舞台、出て来る時代ワードはダイアナ妃、藤田巨人、マッチ、聖子チャン。
    そして土門の2人の娘が中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月24日

    科学捜査がまだ未熟だった時代、主人公の土門は情熱と経験と勘を頼りに、地道な捜査を続ける。

    小さな手がかりをつなぎ合わせて事件の全容を明らかにし、容疑者を自白に追い込むさまは、職人芸の趣です。

    大阪万博、三島由紀夫の割腹自殺、ディズニーランドの開園といった出来事や、「矢切の渡し」「また逢う日ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月13日

    長編かと思ったら短編集でした
    4編収録
    土門功太朗刑事のお話
    4編の時系列が前後してるのがいまいち
    内容はそれぞれ楽しめましたけど

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    Posted by ブクログ 2014年07月18日

    土門刑事が、静かに着実に容疑者を追い詰める。
    派手なアクションやトリックはなし。
    70年代80年代のざわざわした雰囲気をしっかり描写できる地の文の力と、土門刑事の骨太のキャラクターで、独特の読みごたえになっている。
    乃南アサ、女を描いても、男を描いても、うまい。
    やはり侮れない…

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    Posted by ブクログ 2013年12月07日

    警視庁捜査一課・土門功太朗の渋い活躍ぶりを描いたノスタルジックな刑事小説。
    時代背景が昭和なので、勿論、パソコンも携帯電話もない。捜査の基本である地取り鑑取り捜査の徹底化と、「落とし」と呼ばれる取り調べの巧みさ。刑事にも犯人にも「情け」があった時代が何ともいえない。

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    Posted by ブクログ 2013年04月28日

    現実の捜査はこんなものだろうと思わせる。三島由紀夫事件、ディズニーランド開業。時代背景の織り込み方も面白い。

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    Posted by ブクログ 2013年04月13日

    久し振りに読んだ骨太の刑事小説。
    主人公の土門功太朗。昭和の時代背景と共に事件を解決していく様が絶妙でした。
    彼の人間性はもちろん、容疑者の人間性、そして昭和の香りたっぷりの社会事情がよく描かれていました。
    アメリカンスラッカー、マッチ、聖子ちゃん、これだけで一気に引き込まれた私は、やっぱり昭和の女...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月09日

    昭和の事件や出来事が時系列に並んで、ノスタルジックに読み進みました。特にミステリーというわけでもなく、淡々と昭和という時代の警察小説でした。

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    Posted by ブクログ 2021年09月13日

    初めての乃南さん作品。
    偏愛ミステリーと帯にありましたが、ミステリーを楽しむというよりは、昭和の刑事(デカ)を楽しむほうに重きを置いている短編集でした。トリックもなければどんでん返しもなく、地味な感じながら最後まで飽きずに読んでしまったのは、創作力のなせる技ですね。昭和の刑事ものに興味があるわけでも...続きを読む

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