乃南アサのレビュー一覧

  • 犬棒日記

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    日常生活の中ですれ違う人達の会話や行動を集めたショートショート。
    結末が気になる物が多いので、モヤモヤしますが、サラッと読めるのでちょっとした空き時間に読むのが良いですね。
    1つの話は5ページ弱なので。

    内容は嫌な気持ちになるものが多いです。
    次は幸せなショートショート読みたいですね。

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    2025年02月05日
  • ピリオド 〈新装版〉

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    ネタバレ

    他人は煩わしいけど、独りは寂しい。
    過去を切り捨てたいけど、情や世間体に振り回されて切り捨てきれない。
    腹の立つ相手をやり込めたいけど、勇気がないのかめんどくさいのか、それができない。
    ゆらゆら揺れ動いてはっきりしない、そんな主人公に少し共感してしまう。
    モヤモヤしながら読んでたけど、最後は自分のスタンスをしっかり定めて進んでいったのにはすっきりした。

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    2025年01月24日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    シリーズ第六作。4つの短編を収録。機動捜査隊から隅田川東署の巡査部長となった音道貴子の活躍を描く。『嗤う闇』では、恋人の昴一がレイプ犯の被疑者に。その事件を追う音道。デンボが良く、面白かった。

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    2025年01月22日
  • 涙(下)

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    戦後、高度成長期の日本。婚約者の刑事である勝が突然失踪し、勝の先輩の娘が無惨な形で殺害される。萄子は、容疑者としての疑いをかけられた勝をどうしても諦められず川崎、熱海、焼津、田川、、と小さな手掛かりを手繰って捜し求め彷徨う。

    結末は、正義感と自らを顧みず人のために自己犠牲を惜しまない勝の人格と、刑事特有の逆恨みに対する輩からの制裁に巻き込まれた凄惨な事件。

    事件の展開が非常にゆっくりであるが、最終章である「涙」はやっと再会出来た勝と萄子の抗うことができない嵐と人生を絡めた壮大なクライマックス!
    結末が気になり上下一気読みした物語だった。

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    2025年01月13日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察小説アンソロジー
    「オール讀物」2023年6月号掲載(+書下し2)
    佐々木譲の入れ墨問題は最近緊張感を味わったw
    乃南アサの古き良き警察モノは読後感が最高
    松嶋智左の女性刑事モノは秀逸、特殊なヤギノメw
    初めての大山誠一郎、理屈は分かるケド荒唐無稽
    長岡弘樹、秘かな執念、悲惨にならなくて良かった
    櫛木理宇氏は青春作品を引きずるが切れ味は良し
    今野敏、主役をあーだこーだと小さな事で悩ませる
    長岡氏の教場シリーズ借りる事にしたw

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    2025年01月08日
  • いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)

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    一話目は「そんなに都合よくいくかな?」とは思ったけど、ちょっといい話。
    二話目以降はちょっと怖い話、乃南ワールド。

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    2025年01月08日
  • 死んでも忘れない

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    「不倫の口封じのため、殺された私。愛は憎しみに変わり、霊となってあなたを見つめ続ける…」
    かと思ったら違いました。
    悪意なんてどこにでもありますから、
    小さく済めば良しとします。

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    2025年01月01日
  • しゃぼん玉

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    ひったくり、強盗障害を繰り返してきた23歳の学生・伊豆見翔人が逃避行の末に辿り着いたのは宮崎県の山深い椎原村。そこで怪我をしていた老婆を救い、そこまま椎原村での暮らしが始まる。田舎で次第に浄化されていく翔人。感涙とまではいきませんでしたが、ほっこり暖かくなります。

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    2024年12月04日
  • 死んでも忘れない

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    ネタバレ

    中盤まではどんどん転がり落ちて救いようがないから読み進められなくて、ハッピーエンドを確認してから再開した。
    30年前の小説だから今と感覚が違うのか、崇と絢子に全く共感できなかった。
    渉の気持ちだけは痛いほどわかり、段々と心を閉ざしていく描写に心が痛くなった。
    最後はまぁ、出来すぎてるけどね。

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    2024年12月01日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    雑に括れば女刑事もの。
    面白かった、けど、なんとなく評価しにくい作品。


    作中では、
    ・不可解な2種類の犯行方法の謎
    ・殺人の動機となった過去についての謎
    ・男性社会における女性主人公の抵抗
    ・女性主人公と男性のチーム成長譚
    ・ウルフドッグと人間の生の躍動の対比
    といった複数の要素の絡み合いがある。
    ポジティブに言えば、それが物語を面白くしている。
    ただ、ネガティヴに言えば、それが物語のピントをぼやかしてしまっている気がした。

    けど、それは言い方を変えれば「上下巻にして倍くらいのボリュームで読み応え倍増して欲しかった」という、ポジティブな感想でもある。

    女性主人公が、職場でも家庭でも、理

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    2024年11月23日
  • 女刑事音道貴子 未練

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    女性刑事・音道貴子シリーズとしては第五弾。短編集は二作目。6つの短編からなる。第三、四弾にあたる『鎖』の前編、後編を読んでいないので、ちょっとわからない話があった。『聖夜まで』は、被害にあったのが幼女だっただけでなく、犯人に驚き、さらに犯人の背景に驚きながら、読むのが辛くなってしまつた。

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    2024年11月16日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    女性刑事・音道貴子シリーズ第二弾。今回は6つの短編を収録。四季を感じられたが、まだ主人公のキャラはつかめない。三十路、バツイチ、結構美人。刑事の勘は鋭いのか?特殊能力はあるのか?もう少しシリーズを読み進めよう。

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    2024年11月16日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    初出が古い作品があったり、番外編が多かったりと気になる点もあったが全体的には良かった。
    特に長岡弘樹「噛みついた沼」が良かった。

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    2024年11月08日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    警視庁機動捜査隊の女刑事・音道貴子の活躍を描く。シリーズ第一弾。深夜のファミレスで体が突然炎上した事件を、警視庁立川中央署のオヤジデカ・滝沢保とペアを組んで捜査する。さらに獣による咬殺事件が続く。ちょっと非現実的なところはあるが、楽しめた。

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    2024年10月31日
  • 涙(下)

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    ネタバレ

    ミステリーとしての謎に対する整合な説明もさることながら、ラストの情景と迫力がとてもよい。
    時代背景や考え方は昭和な感。

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    2024年10月27日
  • いちばん長い夜に

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    マエ持ち。
    前科持ちの事を言うそうだ。

    前科持ちの刑務所仲間の2人の女性。芭子と綾香の服役後の人生を描いた物語。
    刑務所で知り合った芭子と綾香。服役後はお互い家族に縁を切られ、過去を隠して細々と支え合って生きていく。

    震災直後の文面は作者の乃南アサさんの実体験に基づき描かれているそうで、震災後の時系列の状況が臨場感に溢れていた。
    綾香は、震災のボランティアをしながら、命の大切さを痛いほど感じ、自分の犯した罪に向き合っていく。
    最期には、それぞれ違う道を進んでいくことになるが、ゆっくり前を向きお互い新たな一歩を踏み出す事が出来て良かったのと、芭子の過去を受け入れ、ゆっくりと一緒に歩んでいく

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    2024年10月20日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    オーディブルで聴きました。
    昭和の話かと思ったら平成(1996年)の話だった。警察官が特にガラが悪いのか、他の職種はもっとひどいのか知らないが、ひどい時代。
    セクハラは当たり前。女性というより、他人に対してのリスペクトとまではいかなくても、礼儀やらはなかったのか。で、男が女性に対して少し思いやりでも出そうものなら、いきなりいい人認定。
    今の女性警察官が「女のくせに」と、差別も理不尽な扱いもされていないことを願うばかり。

    ストーリーはそれなりに面白かった。ものすごく面白かったわけじゃない。2つの事件の種明かしがいまいちだった。動機も、もっと深い意味があるのかと期待してたのとは違った。

    疾風(

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    2024年09月27日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    音道貴子シリーズ『嗤う闇』の概要と感想になります。

    概要です。
    意外な人でも魔が差して犯罪を起こすことがある。音道貴子は機捜から隅田川東署の盗犯係に勤務しながら、平穏な日常の中で起きるいくつかの事件に勘を働かせる。あの日の記憶が癒えるまで、今は一つずつ事件を解決して過ごす日常に奮闘する。

    感想です。
    『鎖』の記憶が断片的に残りつつも、様々な事件と向き合う音道貴子の短編集。その一編にはいつかの相棒である滝沢も登場しますが、また新たな一面が出てきて、なんか和んでいる私がいました。短編集ですが音道貴子らしさが垣間見える作品ですので、箸休め?にちょうど良いと思います。

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    2024年09月26日
  • 躯 KARADA

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    割と平凡。
    タイトルからは、もっと特殊な世界を期待したけど、まぁよくある話。
    身体って言うタイトルに振り回された感じかな。
    最後の話は、会長さんがいい人でよかった。

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    2024年09月04日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    「弁解すれば/佐々木譲」
    「青い背広で/乃南アサ」
    「刑事ヤギノメ/松嶋智左」
    「三十年目の自首/大山誠一郎」
    「嚙みついた沼/長岡弘樹」
    「ルームシェア警視の事件簿/櫛木理宇」
    「ケースオフィサー/今野敏」
    7話収録の警察小説アンソロジーで文庫オリジナル作品。

    一番面白かったのは長岡さんの「嚙みついた沼」
    警察官の夫が特定外来生物のカミツキガメを発見した事から事態は思わぬ方向へ。
    僻地の駐在所に異動になった夫の魂胆とは…。
    行間から沼の悪臭が漂って来る様だった。

    乃南作品にはあの土門功太朗が登場。
    懐かしい人に再会出来て嬉しい。

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    2024年08月13日