乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1998年から2020年にかけて書かれた乃南アサさんの短編小説アンソロジー。
最初の作品は普通小説っぽくて、意外とそういう作品が並んでいるのかと思い油断して読んでいると、いきなりホラー小説みたくなったり、ミステリっぽくなったり、なかなか多彩である。読み始めた時はどんな作品なのか分からないので、読んでみてのお楽しみ、というスリルがあった。
しかし、私はこの本に対してちょっと申し訳ないことをした。途中から、ヘンリー・ジェイムズの短編集と同時に、つまりかわりばんこに読んだのである。そうしてしまうと、ジェイムズ作品の文章の味わい深さ、物語世界の(心理的な)深さが際立ってしまい、そうすると本書の諸 -
Posted by ブクログ
なおなおさんに、「松子さん、警察小説好きですよね?それなら…」と
女性刑事が主役、乃南アサさんの
『花散る頃の殺人』をおすすめしてもらった♪
ブク友さんのレビューやおすすめから、いつも読みたいものを決めていたので、自分が警察小説好きだった事に気付いていなかった!
ほんとだっ!自分の本棚を見ると警察小説がけっこうある∑(゚Д゚)
なおなおさん、すごっ!
初めての女性刑事が主役のお話。
音道貴子、32歳、バツイチ、三姉妹長女、バイク好き、職場でのあだ名は"おっちゃん"。
強く真面目で優秀な刑事。
そんな貴子の女性刑事としてのリアルな日常が書かれていた。
捜査でくたくた -
Posted by ブクログ
戦後母と14歳の娘が生き抜くお話でした。
終戦までは男達が 国外に出て 戦い
戦後は女性達が 国内で戦った話です。
戦時中は 夫や息子を差し出し
終戦後は 妻や娘を手放さねばならなくなった
多くの日本の人達
何の為の戦争だったのだろうか?
戦時中は アメリカに対してのすごい嫌悪を現していたのに
戦後手のひらを返したように GHQなどに擦り寄っていく人々。
心が豊かになる10代の主人公が
戦争の恐怖 戦後の混乱、
占領下でも 生きていくには
あきらめと いえるような 生き方をするしかなかった。
少女から大人になっていく
過程でこのような状況になってしまった主人公ですが
終わりの方には