乃南アサのレビュー一覧

  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    家裁調査官が普段どんな仕事をしてるかを知らなかったので勉強になりました。
    やはり家庭環境が影響するんですね。
    オチがない話もあったりで、結末が気になるエピソードもあったけど面白かったです。
    なぜかのんの婚約者がゴリラの飼育員の設定なのかは、本筋とは関係ないけど気になる。(笑)

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    2026年06月27日
  • 幸福な朝食

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    文体はそれほどテンポよく読めるものではなく、特に主人公が比較的まともな序盤はまだるっこしい感じがしましたが、中盤以降はほかの登場人物同様、こちら側も主人公に注目せざるをえない展開が続き楽しめました。

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    2026年06月21日
  • 結婚詐欺師(上)

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    ネタバレ

    恋は盲目を逆手に取った結婚詐欺。あの人は絶対に信頼できる!詐欺なわけない!という自信とプライドが事件を表面化させないってのが厄介よなぁ。
    女性の性格に合わせて会話術を展開するところがプロすぎて。住所録に情報を残したりマメな人しかできない犯罪だなと思ったり。

    あと乃南さんの文体がめちゃくちゃ読みやすくてスルスル読めちゃう。下巻も楽しみ!wkwk

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    2026年06月07日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    ミステリーと銘打たれているが、ミステリーっぽさはあまりない。その点はまあいいのだが、出てくる少年たちが最終的にどうなったかが描かれていないものがいくつかあり、個人的にはモヤモヤが残る。主人公や同僚のキャラはわかりやすく全体的に読みやすいので、「その後」を想像するのが好きな人にはむしろ良いかも。

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    2026年05月06日
  • いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)

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    心温まる話に怖い話に、クスッと笑ってしまう話…
    乃南アサさんはほんとにストーリーテラーだな、と思わせられる。

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    2026年05月02日
  • 自白 刑事・土門功太朗

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    昭和と土門の人間味を味わう感じ?
    雰囲気を楽しむ感覚がいいかなと思う。
    頭は使わない、疲れた頭にはちょうど良い。

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    2026年04月21日
  • 幸福な朝食

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    女性関係のイヤ〜な部分が凝縮されている感じで結構ドロドロ。なんとなく昼ドラ感あるなあと思ったけと解説によるとこちらの作品は火曜サスペンスで映像化されたこともあるらしい。

    わたしの感想として思い浮かんだキーワードは
    「ドッペルゲンガー」だった。

    主人公である人形使いの志穂子はかつて女優を目指していたものの、先にアイドルとして人気を博したマリ子と瓜二つ故に思うような活躍が出来ず影の存在として生きてきた。

    終盤にマリ子と対峙した場面が"死の前兆"を強く感じさせる展開だったから、「ドッペルゲンガーに会うと死ぬ」という伝承を思い出した。
    しかしお互いの存在を知らない方が幸せだっ

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    2026年04月14日
  • 六月の雪

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    30代で声優になる夢を諦めた主人公。入院した祖母が幼少期に過ごしたという台湾に、かつての光景を探し求めて向かう。祖母が過ごしたという台湾の風景を巡り、その地に生きる個性豊かな人々を巡る旅小説。
    近代台湾の歴史や背景、当時を生きた人々の情緒を知るにはすごく「ためになる」本作なんだけど、物語としてはイマイチだった。というのも主人公がいつまでも幼稚で、最後の決断も含め疑問符が拭えない。ある程度、主人公には感情移入せずに淡々と読む分には良き。また、現地の人たちの生き様や人生の話は、強く心に残った(562頁★3.0)

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    2026年04月06日
  • いつか陽のあたる場所で

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    共感できる部分もあれば、笆子ちゃんそれはしょーがない事だよ…と思う場面も

    いつも明るく元気な綾香さんの、想像もしていなかった一面を見たことで、笆子ちゃんも少し強くなれましたね

    続編は更に二人の変化があるのかなと期待してしまいます

    20年以上ぶりに読む乃南アサさん
    読みやすく(文字の大きさも含めて^^;)良かったですねー

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    2026年04月04日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    少年たちとの関わりが最後まで描かれていないので
    その後どうなったのか気になる。
    でも、現実はその少年の人生はずっと続くのだから
    最後まで描くのは無理なんだろう。

    かのんの弟とのやりとりが一番良かった。

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    2026年03月31日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

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    微笑みがえしだったのですね。
    女性の業を緻密に描写する乃南アサ先生の初期作。殺意はないけど気持ちが波立つ感覚はある。価値観が変わる中でも変わらない人間関係のちりっとした痛みを正確にとらえた物語。

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    2026年03月28日
  • 自白 刑事・土門功太朗

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     短編集。警察小説だけど、どちらかというと、日常人間ドラマ風。中に、えー、この終わり?みたいなのも(笑)。時代風景の描きが精緻で懐かしい。若手の和田あき子の記述があります(笑)。

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    2026年03月21日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

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    表向きは仲良くしていても、心のなかでは嫉妬、妬み、嫌悪。それだったら縁を切ればいいのに、なぜかズルズルと友達ごっこを続けてしまう。

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    2026年03月11日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    面白かったです、一気読みでした。乃南アサさんはイヤミスの作家さんだとばかり思ってました。こんな作品も描けるなんて!登場する少年達のそれぞれの事情に寄り添う主人公や物語そのものの描き方は惹かれますし夢中になります。続編が出た、とのことで手に取ったのですが早速続きを読みたくなりました。

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    2026年02月22日
  • 雫の街―家裁調査官・庵原かのん―(新潮文庫)

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    転勤したかのんが今作取り扱うのは離婚や相続など家庭内のさまざまな問題である「家事事件」。就籍、面会交流申立、遺産分割、離婚、慰謝料、内縁関係調整とさまざまな案件が持ち込まれる。とても大変な、だけど大事な仕事だしもっと広く知られるべき。色々考えさせられる。

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    2026年02月22日
  • マザー

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    セメタリーとワンピースの2編読んだら怖くなってきてそれ以後挫折

    母親をテーマにしているが、これほど読後感に寒気を感じる作品を読んだ事はない
    さすが乃南アサ先生

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    2026年02月22日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

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    女友達の関係
    中高校生の頃の女友達はベチャベチャ
    くっつき 離れ 互いに悪口を言いながら やはり離れない
    疎遠になるのは
    互いに進路が違って生活や価値観に
    変化が明らかになった頃
    それでも何らかの連絡があり
    関係を保っていると
    それぞれの生活に嫉妬し
    意地悪をしたくなるものらしい

    このストーリーの四人の関係は
    とても哀しい
    仲間内で頭の軽い娘がアイドルになり
    美人の娘は女優を目指すが芽が出ない
    男癖の悪いちょいワル娘は地方局の
    アナウンサー
    もう一人は結婚して地方の雑誌編集者
    それぞれの絡みと意地悪の仕方が
    哀しい

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    2026年02月18日
  • チーム・オベリベリ (上)

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    明治時代に横浜の女学校で学んでいた鈴木カネの兄の銃太郎は、同窓の2人と共に北海道開拓に挑むと旅立った。
    その後、兄のいる北海道の十勝オベリベリの地に、父とカネも行くことになる。
    カネは兄の同窓の1人渡辺勝と結婚して、オベリベリの地で暮らすためだ。
    母や弟妹たち、慣れ親しんだ女学校の先生たちとは離れて暮らすことになる。
    何もない地に着いたカネは、自然の厳しさや慣れない暮らしに戸惑いながらも、日々教会での教えを思い出し、聖書を開き、感謝の気持ちも忘れず、夫との新しい暮らしにも前向きに過ごしていた。
    ただ、決して暮らしは楽ではなく、働いても働いても作物は多く育たず、同じように内地から希望を抱いて来た

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    2026年02月11日
  • 来なけりゃいいのに

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    働く女性たちの心に芽生える闇を綴った短編集ということになるか?裏表紙の作品紹介を読んで、なるほどこういう筋でこういう題名とはいささかキツイなあ、と思って手にとったんだけど、これ表題作の紹介ではないのだね。よくよく見ると小さく(「春愁」より)って入っている。なるほど。ストーリーとしてインパクトがあるのはこちらで、題名としては表題作がいけるっていう判断か。うーむ。
    女性ならずともサラリーマンなら身につまされるであろう「熱帯魚」にはじまり、矛盾点があるようでちょっと気になるんだけどありそうで怖い「ばら色マニュアル」、この作品集中もっとも不安な気分になった「降りそうで降らなかった水曜日のこと」

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    2026年02月08日
  • 悪魔の羽根

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    季節にまつわる心理ミステリ。表題作の悪魔の羽根っていうのは雪のことだと帯に書いてある。ううむ、雪のない国に育った主人公がそれに追いつめられていく過程ももちろん怖いんだけど、結論がそこに行くのか?ってところがぼくはもっと怖いんだけど。同じことが「はびこる思い出」とか「秋旱」とかにも言えるような気がするのだけど……。その怖さっていうのはいかにも異常な行動が日常の中に取り込まれてしまうということ。女性が主人公の場合にそれは顕著ですよね。男はなんというか日常に戻れないんですよ、そういう場合。そう思いませんか?

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    2026年02月08日