乃南アサのレビュー一覧

  • 涙(上)

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    娘が傷つき離婚をするということを知り萄子は自らの記憶が蘇ってくる。
    結婚を目前に、突然「会えない」とだけ告げられ消えた婚約者、その婚約者の上司の娘が殺され婚約者は容疑者になる。
    容疑者となり消えた婚約者の勝を追う萄子と娘を殺された勝の上司の韮山、それぞれがそれぞれの思いをもち勝を追う。
    ミステリーだがすごく胸が苦しくなるような感情をおぼえてしまう。
    タイトルの涙の意味は…萄子、韮山にどのような結末が待っているのかドキドキしながら読んでいる、愛なんだろうなあ…

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    2012年08月31日
  • 花盗人

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    私はえてして長編作品が好きなのだけれど、乃南アサの短編で物足りなさを感じたことがない。10の短編が収められていて、どれもゾッとする内容なうえ、驚きの展開もあったりしてとても楽しめた。「脱出」が特に気に入った。

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    2012年08月27日
  • 幸せになりたい

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    恋愛サスペンスって感じの小説です。
    こういうジャンルははじめて読みました。
    タイトルとは正反対の内容で、女の嫉妬や憎悪、欲望は怖い!と思わせる小説でした。

    自分の考え方、行動次第で最悪にも最高にもなる。

    タイトルのように幸せになりたいなら、今一度自分を見直して発言や行動をしていかねば…と考えさせられました。

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    2012年08月25日
  • ボクの町

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    ★あらすじ★
    警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを追ったことで俄然、職務に目覚める。

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    2012年08月14日
  • ボクの町

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    現役警察官が「この本は警察官の日常がすごくリアルに書かれてる」とオススメしてくれたので読んでみた。
    知ってそうで知らない仕事の数々がおもしろかった。
    組織、仲間、ともすれば安っぽくなりがちなキーワードが、後半熱く熱く熱く活きてた。

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    2012年08月11日
  • 涙(上)

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    胸が締めつけられる思いになる小説でした。
    生きていくこと、そこに価値があり、涙することもある。
    大きな喜びも、小さな喜びも、大きな悲しみも、小さな悲しみも
    年齢を重ねる事で、同じように喜べるようになり、同じように悲しむ事ができるようになる。物事の価値は他の人の評価だけで決まるのではない。歳月は、人に何かを教えてくれる。

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    2012年08月14日
  • 家族趣味

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    ネタバレ

    『魅惑の輝き』とり付かれるのかなぁ
    『彫刻する人』タイトルがユニーク、そしてどこまでいっても彫刻
    『忘れ物』解説にあったように映画や漫画では無理ですね
    『デジ・ボウイ』解説の柴門ふみさんと同じく私も涙
    『家族趣味』家族のかかわり方を考えます

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    2013年05月03日
  • ドラマチック チルドレン

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    小説だと思って読んでたけど、ドキュメンタリーだった。 だけど、ドキュメンタリーというよりは小説って感じで読みやすい。 引きこもりだったり、不良だったり、人生の最初に躓いた子供たちを更生させる「はぐれ雲」という施設でのお話。 この施設では子供たちが共同生活を送りながら、農作業をしたり、地域の大人たちと関わる事で、本来の姿を取り戻していく。 ここに出てくるのは中高生が多いけど、今同じ状態にある20代30代もいっぱいいるだろう。 本の中でも、問題を抱える人の年齢が上がってきているとの記載がある。 私だって、たまには引きこもりたくなる。 新型うつってやつですかね? 仕事は嫌だけど、休みの日はめっちゃ元気ってやつ。 10代だけでなく、多くの人が心の病を抱える今の社会ってやっぱりどこかおかしい。 その歪による圧力が、弱いところ、弱いところへかかっている。

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    2017年10月16日
  • トゥインクル・ボーイ

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    子供をテーマにした短編集。題名とは裏腹に、ある意味カテゴリーはホラー。登場する子供みんなこわっ!性悪説。その親も怖いけど。どれもゾクリとする。

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    2012年06月11日
  • 犯意

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    法律解説を読んだ後,もう一度同じ話を読んで確認したくなる。 この本はいつあなたも裁判官になるかわからない今の時代にぴったりの一冊。

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    2012年06月10日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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    女刑事の音道貴子と相棒・中年刑事の滝沢コンビの第3弾作品の上。
    貸家の解体現場で白骨死体が発見され、音道は認知症の家主を尋ねる。
    しかし家主は殺害され、滝沢を相棒に音道が難事件に挑む物語。

    滝沢との関係が徐々に変化し、その態度と心の描写が面白かった。
    謎解きも重要だけど、心情を描写が乃南さん作品は良いです。
    特に滝沢刑事のハードボイルドなのか良くわかんない感がw

    前作を読んでいる方にオススメの作品です。

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    2012年05月14日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    女刑事の音道貴子と相棒・中年刑事の滝沢コンビの第2弾作品。
    占い師夫婦と信者が惨殺され、音道はエリート意識の強い星野とコンビに。
    しかし二人は険悪になり、別行動のところ音道は誘拐される物語。

    ふむふむ前半はひたすら新相棒の星野が嫌いになります。
    音道さんは忍耐強いです。
    でもその忍耐強さが仇となって誘拐されちゃいます。
    さー!次の作品が気になってしまいます=3

    音さんの忍耐強さを体感したい方にオススメの作品です。

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    2012年05月06日
  • あなた(下)

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    青春ホラーとはよく名付けたもので、怖いけれどもおどろおどろしくないホラーで楽しめた。話の展開というより、文章のテンポがいいため、サクサク読めた。

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    2012年04月16日
  • 死んでも忘れない

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    乃南さんの小説は好きで何冊も読んでいる。
    この小説も、とても良かった。
    題名をみたときは、どんな怖い話かと思ったが、とても良い家族の話で感動した。
    どんな家庭にも多少なりの問題があると思う。
    現代社会の中では、家族の繋がりというものが少なくなっているとされ、尚更そのような家庭も増えているのではないか。
    そんなところに視点が置かれた、とても印象に残る作品だった。

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    2012年04月01日
  • 火のみち(上)

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    殺人の罪を犯した男が、服役中に備前焼に出会うことによって、自らコントロール出来ない憤怒を作陶に込める。
    男が内縁の妻に暴力をふるうシーンは、吉村昭氏の「仮釈放」を思い出した。償いが終わっても、業から逃げることはできないのか?
    下巻で男の人生はどうなるのか、また大女優になった妹の今後はどうなるのか。とても楽しみである。

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    2012年03月21日
  • 駆けこみ交番

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    この小説は、「ボクの町」の続編となる
    高木聖大という、巡査のお話で、
    私は、その「ボクの町」は、読んでいないのだけど、
    「いつか陽のあたる場所で」と「すれ違う背中を」の中に
    出てくる、高木巡査が、別の小説で主人公になっていると
    知ったので、読みたくなったのだ。

    この駆け込み交番は、高木が、等々力の交番に異動になり
    性格の悪い上司との付き合いに疲れながらも、
    町の人たちと触れ合ううち、
    一人の不眠症の、とても品のいい老女との出会う。

    その女性のところに集まるメンバーは
    みな、手に職もった職人さんたちで、
    今は、それぞれがまったく別の趣味を、本職さながらにしており
    町の人たちに、教えたりしている会を結成しているのだ。

    とても気に入られた、高木巡査は、
    たびたび食事会に招かれ、可愛がられる。

    そして、町の情報がほしいという聖大のもと
    定期的に届けられる、メール。

    その名も、「等々力セブンより」

    町の隅々のことまで詳しい年寄りたちの話も面白いし。
    また、短編になっていて、老女が二人、
    主役となった話も織り込まれていて、
    短編なのに、とても、重厚。

    乃南アサさん、ならではの、町の細かい風景、
    季節感、木々の動きから、鳥のさえずりまで
    聞こえてきそうな描写が、ほんとにステキ。

    「すれ違う背中を」の続編に、高木巡査が
    再び、登場するのを楽しみにしてる!!
    その前に「ボクの町」読もう~

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    2012年03月21日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    久々の乃南アサ作品。面白かった。

    ホント星野みたいなヤツ大嫌いだ。でもそういう人は世渡り上手かったりするんだよね、そこがまた嫌いなんだけど。

    彼女は直子に戻れたのかな。

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    2012年03月03日
  • 不発弾

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    かくし味が一番ぞくぞくして面白いです。
    煮込みが十八番のお店で、常連客が次々に死んでいく…
    何を想像するか次第でオチのびっくり具合が変わると思いますね。

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    2012年02月04日
  • 夜離れ

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    再読。
    女性の嫉妬心、猜疑心、思い込み、底意地の悪さなどを書かせたらピカイチ。
    どの作品も面白かった。

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    2012年01月22日
  • 花盗人

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    男女間のありそうでないような、ビミョウできわどい物語。

    しんみりとまとわりつくような女性の情念が重たくてコワイ。
    でも、さらっと読めて後を引かずに読めるので、就寝前の一冊におすすめ。

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    2012年01月14日