乃南アサのレビュー一覧

  • 火のみち(上)

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    殺人の罪を犯した男が、服役中に備前焼に出会うことによって、自らコントロール出来ない憤怒を作陶に込める。
    男が内縁の妻に暴力をふるうシーンは、吉村昭氏の「仮釈放」を思い出した。償いが終わっても、業から逃げることはできないのか?
    下巻で男の人生はどうなるのか、また大女優になった妹の今後はどうなるのか。とても楽しみである。

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    2012年03月21日
  • 駆けこみ交番

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    この小説は、「ボクの町」の続編となる
    高木聖大という、巡査のお話で、
    私は、その「ボクの町」は、読んでいないのだけど、
    「いつか陽のあたる場所で」と「すれ違う背中を」の中に
    出てくる、高木巡査が、別の小説で主人公になっていると
    知ったので、読みたくなったのだ。

    この駆け込み交番は、高木が、等々力の交番に異動になり
    性格の悪い上司との付き合いに疲れながらも、
    町の人たちと触れ合ううち、
    一人の不眠症の、とても品のいい老女との出会う。

    その女性のところに集まるメンバーは
    みな、手に職もった職人さんたちで、
    今は、それぞれがまったく別の趣味を、本職さながらにしており
    町の人たちに、教えたりしてい

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    2012年03月21日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    久々の乃南アサ作品。面白かった。

    ホント星野みたいなヤツ大嫌いだ。でもそういう人は世渡り上手かったりするんだよね、そこがまた嫌いなんだけど。

    彼女は直子に戻れたのかな。

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    2012年03月03日
  • 不発弾

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    かくし味が一番ぞくぞくして面白いです。
    煮込みが十八番のお店で、常連客が次々に死んでいく…
    何を想像するか次第でオチのびっくり具合が変わると思いますね。

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    2012年02月04日
  • 夜離れ

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    再読。
    女性の嫉妬心、猜疑心、思い込み、底意地の悪さなどを書かせたらピカイチ。
    どの作品も面白かった。

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    2012年01月22日
  • 花盗人

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    男女間のありそうでないような、ビミョウできわどい物語。

    しんみりとまとわりつくような女性の情念が重たくてコワイ。
    でも、さらっと読めて後を引かずに読めるので、就寝前の一冊におすすめ。

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    2012年01月14日
  • 家族趣味

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    彫刻する人>忘れ物>デジ・ボウイのつながりが秀逸。


    肉体トレーニングに潜む罠(ありそう)、
    出来る上司と優秀なリーダーに憧れる女子社員、
    クールというよりやる気のない友人のプレゼント。

    すべてがきちっと展開するのが、気持ちよい。
    この短編集も、なかなかの粒ぞろいです。

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    2012年01月10日
  • 団欒

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    乃南作品の短編集の中でもかなり、好きな作品。

    一見普通そうで、でも実は不気味な家族のオンパレード。
    自分たちをフツウだとして他の家族をナットクさせようとする、
    笑える、でも奇妙でちょっとコワイ手練手管に満足。

    この作品集は秀逸。お気に入りです。

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    2012年01月09日
  • トゥインクル・ボーイ

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    物語のキーになるのが少年少女。

    天使のようなほほえみでオトナたちを翻弄するのが小気味よかったり気持ち悪かったり。

    乃南作品は後を引かないし残らない。
    ただ、最後の一作がケッコウ可愛いと言うか好きだった。

    タマシイを取り戻す、その方法論がなかなか秀逸。
    完全なファンタジーなんだけどちょっと気に入りました。
    ということで、★4つ。

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    2012年01月07日
  • 今夜もベルが鳴る

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    岩谷という男性を好きになってしまったゆかり。
    でも、岩谷と話をしていても不思議なことばかり。なにかがすれ違ってしまっているような…
    でも、こんな結末だなんて…

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    2011年12月28日
  • 行きつ戻りつ

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    いろいろな事情を抱えた女性たちの旅をテーマにした12の短編集。短編集はとても読みやすいけれど、ひとつひとつの話が面白いので、もう少し続きを読みたかった。読後感もすっきり。

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    2014年05月03日
  • あなた(上)

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    ネタバレ

    主人公秀明は2浪目の浪人生。
    カッコつけで、女癖が悪く、苦労や努力が嫌いだけど見栄だけはある、そんなつまらない男。
    そんな彼に憑いている私。
    この物語は俺こと秀明と彼に憑く私の二人称で書かれている。

    秀明は浪人生活を送る傍ら、美菜子(女子大生)と沙紀(クリスマスの日に偶然知り合い付き合う)と付き合い、無事に早稲田に合格。
    その後教習所で知り合ったカンナとも付き合い、見事な女たらしっぷり。
    女からみれば最低な奴。
    そんな秀明にとり憑く私。
    あなたを愛し、想い、身を砕く私。

    ラスト3行が怖かった。。。そして下巻も楽しみ!

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    2011年12月03日
  • 家族趣味

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    「忘れ物」「デジ・ボウイ」の2編は恐ろしいながらもおもしろい。あとの3編はただただ恐ろしいと思いながら読みました。

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    2011年11月27日
  • 幸せになりたい

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    女って怖い作品はあれど。

    男って怖い作品はあったっけなー?と思いつつ。

    嫉妬、執着、執念。
    同じ女でありながら、「ぞくり」として、少し笑える。
    怖いもの見たさで読むことは止めないが、共感のレベルは超えていると思われる。

    共感なんてできやしない。
    なのにまるきり他人事でもない気がして、それがまた「ぞくり」とさせるのかもしれない。

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    2011年11月25日
  • 涙(上)

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    ネタバレ

    タイトル通り、じーんとくる涙のストーリー。
    やっとの思いで婚約者の元に辿り着くんだけど、結局は別々の人生を歩むことになった主人公。娘の境遇を機に、自分の過去の記憶を蘇らせている点で、悲しいけど最後は重たくなくスッキリと読み終えられる。

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    2012年11月05日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    ネタバレ

    女刑事 音道貴子シリーズ「嗤う闇」を読みました。
    4編からなる短編集です。
    それぞれの話がとてもしっかりとしています。
    刑事、犯人、周囲の人たちの人間像が細やかに描かれています。
    中でも音道刑事に惹かれます。
    音道刑事に憧れて、XJR1200が気になっているミーハーな自分・・

    音道シリーズは今のところすべて読んだので、次は少し違った作品を読みたいと思います。

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    2011年10月04日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    音道貴子シリーズの短編モノ。
    読む順番は前後間違ってる気もするが、あまり気にならない。
    このシリーズの短編は長編とは違ってなかなか味わい深いモノが多い。
    同僚の年配刑事の娘さんの話とか「花散る頃の殺人」の中の年末年始のまさに12月31日から元旦へ日付がかわるくだりの警察署内の様子とか・・・
    引き続き、音道貴子シリーズを読むことにする。

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    2011年09月17日
  • ライン

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    最も愛するどんでん返し小説の極みですな。

    もっと有名になってもいい。
    いい。
    うん、いい。

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    2011年09月05日
  • ボクの町

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    警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。


    続編も読もうかな。

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    2011年08月19日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    レイプ未遂事件発生。被害女性は通報者の男が犯人だと主張。被疑者は羽場昂一―。レイプ事件の捜査に動いていた音道貴子に無線が飛び込んだ。貴子の恋人、昂一が連続レイプ犯?被害者は大手新聞社の女性記者。無実の通報者に罪を着せる彼女の目的とは?都市生活者の心の闇を暴く表題作など、隅田川東署へと異動となった貴子の活躍を描くシリーズ第三弾。傑作短篇四編収録。

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    2011年08月19日