乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この小説は、「ボクの町」の続編となる
高木聖大という、巡査のお話で、
私は、その「ボクの町」は、読んでいないのだけど、
「いつか陽のあたる場所で」と「すれ違う背中を」の中に
出てくる、高木巡査が、別の小説で主人公になっていると
知ったので、読みたくなったのだ。
この駆け込み交番は、高木が、等々力の交番に異動になり
性格の悪い上司との付き合いに疲れながらも、
町の人たちと触れ合ううち、
一人の不眠症の、とても品のいい老女との出会う。
その女性のところに集まるメンバーは
みな、手に職もった職人さんたちで、
今は、それぞれがまったく別の趣味を、本職さながらにしており
町の人たちに、教えたりしてい