乃南アサのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説だと思って読んでたけど、ドキュメンタリーだった。 だけど、ドキュメンタリーというよりは小説って感じで読みやすい。 引きこもりだったり、不良だったり、人生の最初に躓いた子供たちを更生させる「はぐれ雲」という施設でのお話。 この施設では子供たちが共同生活を送りながら、農作業をしたり、地域の大人たちと関わる事で、本来の姿を取り戻していく。 ここに出てくるのは中高生が多いけど、今同じ状態にある20代30代もいっぱいいるだろう。 本の中でも、問題を抱える人の年齢が上がってきているとの記載がある。 私だって、たまには引きこもりたくなる。 新型うつってやつですかね? 仕事は嫌だけど、休みの日はめっちゃ元気ってやつ。 10代だけでなく、多くの人が心の病を抱える今の社会ってやっぱりどこかおかしい。 その歪による圧力が、弱いところ、弱いところへかかっている。
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Posted by ブクログ
この小説は、「ボクの町」の続編となる
高木聖大という、巡査のお話で、
私は、その「ボクの町」は、読んでいないのだけど、
「いつか陽のあたる場所で」と「すれ違う背中を」の中に
出てくる、高木巡査が、別の小説で主人公になっていると
知ったので、読みたくなったのだ。
この駆け込み交番は、高木が、等々力の交番に異動になり
性格の悪い上司との付き合いに疲れながらも、
町の人たちと触れ合ううち、
一人の不眠症の、とても品のいい老女との出会う。
その女性のところに集まるメンバーは
みな、手に職もった職人さんたちで、
今は、それぞれがまったく別の趣味を、本職さながらにしており
町の人たちに、教えたりしている会を結成しているのだ。
とても気に入られた、高木巡査は、
たびたび食事会に招かれ、可愛がられる。
そして、町の情報がほしいという聖大のもと
定期的に届けられる、メール。
その名も、「等々力セブンより」
町の隅々のことまで詳しい年寄りたちの話も面白いし。
また、短編になっていて、老女が二人、
主役となった話も織り込まれていて、
短編なのに、とても、重厚。
乃南アサさん、ならではの、町の細かい風景、
季節感、木々の動きから、鳥のさえずりまで
聞こえてきそうな描写が、ほんとにステキ。
「すれ違う背中を」の続編に、高木巡査が
再び、登場するのを楽しみにしてる!!
その前に「ボクの町」読もう~