【感想・ネタバレ】紫蘭の花嫁のレビュー

あらすじ

「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。追跡をのがれるため、職場を変え、引越しを繰り返す日々がつづき、疲労が濃くなるばかりのうえ、相談者のいない閉塞感が彼女を襲う。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった……。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ。傑作長篇ミステリー。

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ネタバレ

複数視点で場面が細切れになって描写されます。追われる人、追う人、殺人者など視点が細切れになり、どの人がどういう関係なのか、整理しながら読み進める必要があります。
途中からそれぞれの視点の関連性を感じさせ、最後には点と点がつながっていくところが素晴らしいです。殺人者は一人ではなかったし、別人だと思って読み進めていたら、一人だったなど、びっくりしてしまうような仕掛けがありました。そして、最後はかなり後味の悪いラストです。

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2025年11月24日

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ネタバレ

*「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった…。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ。傑作長篇ミステリー*

十ン年ぶりの再読。いやー、今読んでもその巧妙で緻密なストーリー展開には脱帽です。あれこれと想像を巡らせながら読み進めると、一層楽しめます。
ただ、改めて読むと、それまでは丁寧かつ周到な運びだったわりに、運を天に任せたような夏希の罠はやや雑な気が…初読時は、その劇的な展開に胸を躍らせたものですが。エピローグの、少々浮足立った二人のやり取りもなんだか…
とは言え、ラストの≪ニュース≫で一気に締める手法はさすが。

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2018年03月17日

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Rさまオススメ本
久々の警察も絡んだミステリー。
やはりこういう作品が好きだ。
と思ったのもつかの間、途中である男の名前が呼ばれたときに、
予想が一気に覆されました。
一連の連続殺人事件のほうは、おおよその予想通りだったのに、
もうひとつ出てくる幼い頃からのお話が渋沢?
いや違った、など、なかなかつかめなかった。
そしてようやく解決したと思ったのにあのラスト。
怖かった~。
ほんとに読みごたえ十分な作品でした。

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2018年02月11日

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突如、ウエディングドレスの試着室から消えた花嫁。ここからストーリーは展開していく。次々に起こる女性連続殺人事件。園芸愛好家垂涎の蘭の花の数々。これが、ストーリーとどう関係してくるのか。

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2017年09月07日

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乃南アサの『紫欄の花嫁』を読んだ。
面白かったね~前回読んだ「凍える牙」より好きだな。
小説ならではのミステリーで、推理しようとする読者を弄ぶように話が展開される。もう、頭の中が謎でぐるぐるになってしまう(笑) あっという間に読破してしまったよ(^^)/

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2014年11月12日

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複数の事件、複数の人物の視点が絡まって、なかなか話の展開と犯人を予想しづらかったが、その分真相が見えかけて来てからはグッと面白くなる。最後のページには本当にやられた〜。

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2013年09月22日

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後半の流れが良かった。夏季と摩衣子のことがこんなにもわからないものなのかと疑問にも思ったが、それ程、小田垣が女性を見てないことの現れかと。
小田垣の犯行は知能的に本人は思ってるようだが、最初のは「偶然」会った場所が良かっただけ。二度目のは知能犯の欠片もない。

しかし、最後が気になる。玄関先に現れたのは果たして誰なのか…。

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2013年07月17日

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前評判が良くて読んでみました。
たぶん初「乃南アサ」。
あんまり読みたいと思う作家さんではなかったのですが、読んでみたらミステリっぽさはかなりあると思うし、面白かったです。
淡々とした語り口に味があります。
犯人逮捕というか、事件解決の場面が2時間ドラマ的でイマイチでした。
最後の引きが超気になります〜!!

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2013年05月27日

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ネタバレ

男から逃げる主人公。
連続殺人を捜査する刑事。
二つの話は全くかかわりがないようですが、、、


連続殺人の犯人が、現実のある事件を思い起こさせ、あまりいい気分ではありませんでした。

そして、最後・・・。

こわい。。どうなったんだろう。

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2011年06月06日

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当時の読書記録で★5ツの本。よほど面白かったのだろうと思うけれど、現在どんな話だったか全く思い出せないので、★4ツで登録。

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2011年05月12日

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一気に読んでしまった。

途中もしかしたら・・・と思ってたら、本当にそんな結末になってしまった。

でも、最後気になるー。
ハッピーエンドかと思いきや・・

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2010年05月24日

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逃げないといけない相手がいる花屋の店員。
連続殺人事件を追う刑事部長。検視をする法医学者。
からまる人間関係。
ギリギリ最後までダマサレタ。
どんでん返し。

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2009年10月04日

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【「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった…。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ】

【凍える牙】に引き続き乃南アサは2冊目。
よくできた話で面白かったです。
時間をかけて読んでしまった為か最初に花嫁が逃げ出したところは忘れてしまっていたのですが、
最後のつながり方には納得。
予想通り!と思うところと、意外な真実があって面白かったです。
最後があっさりし過ぎていたような気もしますが、
もやもやした感じで終わらなかっただけ良かったのかも。

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2009年10月10日

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いったい「誰」が「誰」なのか、最後までドキドキで謎でした。主人公の強さに脱帽です。でも小田垣があまりに酷いやつすぎて気分が悪くなりました。

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2009年10月04日

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読みやすかったです。
適度にエロも入っていました。
韓国ドラマの様に狭い世界に関係者が
複雑に交わります。
なのでご都合的な部分もチラホラ。
韓国ドラマのツッコミ楽しめる人なら 
楽しめると思います。

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2024年07月20日

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複数の登場人物の過去・現在・思惑が交錯し、序盤までは一体誰が何のために行動しているのか、真実を知りたくてページが進む。終盤はそれぞれの目的が見えてきて、結果も予想できたものの、そのすべてが繋がっていく感じが気持ちいい。
きっと普通ならば理解しがたい犯人の心理ですが、幼少期からの気持ちの積み重ねの描き方が丁寧で、すんなり入ってくる。歪で、異常なのだけど、当人にとってそれは自然で理路整然としているというか。それって少し恐怖感を受ける部分ですね。
落ちはなんともばたばたと、割とふつうに収束していた、のに。
最後、安心した直後にこう、ぐさっと。。

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2013年12月11日

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追いかけてくる人がほんとは愛情があって、摩衣子が小田垣の事が好きなのかと思ったら違っていたところがおもしろかった。というか、安心した。

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2013年08月18日

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おもしろかった。回想部分が誰のものなのか、途中までわからずまだるっこしいとも思いましたが。
娯楽として、二時間ドラマにしたらおもしろいでしょうね。

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2013年06月15日

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ウエディングドレスの試着室から突然消えた花嫁。
誰かから逃げ続ける花屋の店員。
誰かを追い続ける刑事。
そして連続殺人事件。
    
まあ、普通におもしろかったです。

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2011年12月05日

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ラスト恐怖と救いが交差して目まぐるしかった!ラストのラストまで安心させてくれない。心理的にはちょい特殊な感じ。

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2011年03月25日

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乃南アサは「凍える牙」に引き続き2作目。謎の男から追われる女、クラブで働く謎の女と、警察官。女に憎しみを感じ、今まで何人も殺してきた性別不明の人、法医学者で謎の行動をとる男…これらの人が連続殺人事件が起こる周りで複雑な人間関係を作る。最後の最後まで読めない結末。一気に読んだ。ただ壮大なことをしすぎて結局腑に落ちないかんじで終わった…そもそも連続殺人事件の犯人の周りが解き明かされなさすぎでしょ…完全に凍える牙の方が良かった。

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2010年10月14日

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追いかける側と追いかけられる側。
凄く華麗でしたねー。なんだかこう女性を馬鹿にしてるやつが出てくるんですが途中で踏みにじりたくなりましたよ(笑)
でも面白かったです。狂気じみてるのがでてきて(そういうキャラ大好きです)

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2009年10月04日

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【2004.02.10.Tue】
蘭の美しさとは裏腹に、残忍な人殺しが行われていく。小田垣の几帳面さは度を越してしまい、徐々に異常な性格が顔を覗かせる。幼少時代の叙述を間に挟め、小田垣の真実を読者に読ませる。登場人物の様々な顔を描き、結末を驚かせることに成功している。

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2009年10月04日

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内容(「BOOK」データベースより)
「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった…。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ。傑作長篇ミステリー。

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2009年10月04日

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