乃南アサのレビュー一覧

  • 幸福な朝食

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    読もうと思いつつ、後回しになっていた乃南アサさん。勝手にハードボイルドな文章を書く人だと思い込んでいたら、全然違った(笑)女性の狂気をこんなに巧く書くとは…

    とにかく怖い話でした。静かに壊れていく世界。淡々と物語が進んで行くので、何処で狂ったのかがわからない。それがまた怖い。

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    2011年02月23日
  • 駆けこみ交番

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    「僕の町」の続編にあたる短編集。警察学校を卒業していよいよ一人前に働き始めた高木聖大巡査の物語。パワフルなじぃちゃんばぁちゃんと一緒に町の事件を解決していきます。

    法律や警察では扱いきれない、見えない悪意を成敗するおじいちゃんおばあちゃんのグループの活動は爽快なところもあるけれども、一歩間違えばただの鬱憤晴らしじゃないの??という話もあって、ちょこっと悩みどころ。でも全体的には前作と同じようにほのぼのと読める、読みやすい作品です。

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    2011年02月16日
  • 来なけりゃいいのに

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    初乃南アサでした。こういう最後に突き落とす系の作品集だとは思ってもみなくて、突き落されまくりました。女の醜さが「ありそう、でも自分は経験ない、でもいつかありそう」な感じでとても楽しめました。サクッと読めちゃうのもよかったです。

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    2011年02月03日
  • ドラマチック チルドレン

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    ネタバレ

    非行に走った少年少女、引き篭もって部屋から出ずに数年経った少年少女。
    そんな子供たちの集まる施設(はぐれ雲)での物語。
    彼らは、家庭や生い立ちに何かしらの問題を抱えていた。
    正しく表現することを許されず、知らずに育ってしまった子供たち。
    だけど、はぐれ雲での生活、人々との出会いを通して、心の絡まった糸がほどけていくような感じ。
    この本のキーワードは、年齢や性別を越えた、『出会い』というものかも知れない。
    出会いの不思議を感じずには居られなかった本でした。 

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    2011年01月30日
  • 6月19日の花嫁

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    おすすめって程でもないけど、私は好きです。
    記憶が戻ったと思いきや、謎がまだ・・・という展開がハラハラしました。
    千尋が最初嫌いでしたが、いつの間にか感情移入してました。
    あと一行がなんか好きです。

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    2011年04月07日
  • 家族趣味

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    途中ぐらいから
    「これ昔読んだな」と気づきました(汗)
    でも最後までまた引きずられるように読み進めてしまいました。

    すべて怖い短編集なのですが
    【魅惑の輝き】は
    自分の収入とは見合わない値段の宝石に見せられて
    借金を重ねていく女の破滅話。

    特にこれは怖かったなぁ。

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    2011年01月21日
  • 幸福な朝食

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    あ〜怖い怖い。
    乃南アサさんは本当に、女の怨みつらみを上手にめちゃくちゃ恐ろしく描いている。

    怖いけれど面白かったです。

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    2010年12月24日
  • 水の中のふたつの月

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    「水の中のふたつの月」乃南アサ
    サイコサスペンス。暗闇の淡い蛍光。

    小学校時代の幼馴染み3人が十数年ぶりに再会。
    そのうちの一人である恵美の彼氏、哲士を軸にして交錯する3人の関係が描かれます。
    現在と過去にまたがる歪みを通じて紡ぎ出される恐怖。
    過去の”彼”、乾君が結局どういう結末になったのかはおおよそ想像がつきますが、
    少女達のあどけなさ、それに相対した全編にわたる妙な静けさに読まされます。
    ぞくぞくするような雰囲気の作品です。

    3人の性癖と昔と変わってしまった性格を描写する抑えを効かせた文章がいい味だしてます。
    うーん、女って怖い。現代版魔女話って感じでしょうか。
    誰にでも軽いトラウマやPTSDの一つや二つはありますよね。
    その辺を衝かれているようで、人間の本性を垣間見たような気がしました。

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    2010年12月12日
  • ライン

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    パソコン通信時代の話。
    昔は画面の向こう側とは電話線でつながっている感じが強かったけど、今は無線LANになってラインという感じは薄くなったかも。

    現実生活とパソコンの中の仮想生活のはざまで揺れる三浪生の話。

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    2019年01月16日
  • 涙(上)

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    上・下巻

    3分の2が前振りで、最後の第6章にほとんどのウェイトがあるのですが、面白かったです。生きることの意味を別の一面から考えさせられました。

    舞台になっている昭和39年、40年は私が幼稚園から小学校に入った年で、東京オリンピックも記憶に残っている懐かしい時代の話でした

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    2010年11月20日
  • ボクの町

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    勤務外はピアスをし、警察手帳にプリクラを張っている、少々ヘタレの警察官の成長物語・・・
    といえばカッコいいが、ちょっと臭いというか、やすもんTVドラマの香りがする。
    もっとも、元警官だった解説の宮川花子さんもいうようにその詳しい交番警官の内容はすばらしく興味深い。

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    2010年11月06日
  • パラダイス・サーティー(下)

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    ろくでなし男を書かせたら、天下逸品ですね!
    そして、そんなろくでなしに、上手にだまされて、夢見てしまう女性心理も。
    だけど、今回のグリコちゃんは、夢見る夢子ちゃん。じぶんの身近にいたら、イラっとしそう。

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    2010年11月05日
  • 結婚詐欺師(下)

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    ろくでなし男だけれど、彼言い分も、理解できないでもない。。。
    でも、やっぱり、人をだまして、不幸のどん底に陥れてしまう彼の行動は許せない!

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    2010年10月28日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    適切な表現なのかどうかわからないが、解りやすい話でスッキリと読めた。テレビの2時間ドラマのように、きっちり30分ぐらいに事件のカギを握る重要人物ともう役者さんを見ただけで犯人この人とおもわれる人物が登場し、1時間くらいでその人たちが本格的に動き出す。きっちり残り30分頃には犯行動機が裏づけされ逮捕、最後10分で自白、被害者関係者や刑事たちが事件から乗り越えていく、エンディングテーマ曲流れる。そんな風にきっちりと収まり、実に読んでいて安心できる。このシリーズはもう何年も前に「凍える牙」を読んだきりで、今作までにいろいろあったらしいが、わたしには相変わらずの二人が出てきてのやりとり。謎解きよりも、互いに苦手意識でタイプも違う二人がそれでも少しづつ相手を認め合い信頼しあっていく過程が読んでいて楽しい。犯人の犯行にいたるまでとかいろんなことが甘いなと思うこともあるのだが、あまりリアルに重いものを読むよりも肩の力が入らないこれくらいが読み物として楽しい。

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    2011年07月16日
  • 死んでも忘れない

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    内容(「BOOK」データベースより)
    夫婦と、息子ひとりの3人家族。どこにでもある、新興住宅地の平穏で幸福な一家だった。妻が妊娠したことで、新たなる喜びに一家は包まれる…はずだった。しかし、ある朝、夫が巻き込まれた小さな事件が思いもよらぬ展開を見せ、彼らの運命を大きく狂わせていく―。次第に追い詰められ、崩壊に向かう家族に、果して救いはあるのか?現代の不安を鋭くえぐった心理サスペンス。

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    2010年09月23日
  • 花盗人

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    これはショート・ショートなので

    どんどん読めてしまうんだけど

    大どんでんあり

    ちょっと怖いendingばっかりで

    ちょっと背筋がゾクゾクする感じ

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    2010年09月11日
  • 火のみち(上)

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    戦後の混乱期運命に翻弄された、家族の、生き残った兄弟の物語。たくさんのやんごとなき時代の波と状況で殺人という犯罪を犯した、次郎の慟哭が物語を包む。そこに、妹が女優となって活躍し出すという運命を見事に両輪としてからませている。どうなるかと固唾をのんで読み進めた。次郎の心理描写や昭和の世界観がリアルで読みごたえ抜群だった。

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    2010年08月31日
  • 幸せになりたい

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    いろんな本屋さんで取り上げられてたので、なんとなく購入。


    大人の恋愛に関する短編集。

    サスペンス調が強かったというか、これはあまり周りには薦めたくないかな。
    結婚に対してマイナスのイメージを抱かれそうだから。


    今まで結婚ってキラキラしてたり、幸せ!っていう認識が強かったけど、そんな簡単なものじゃないんだなって改めて感じた。

    相手だけじゃなくて、相手側の親族との関係も考えなきゃだし、不倫なんて言語道断ですよね。


    それにしても、エリートコースを進むには「よくできた妻を迎える」っていうステータスも必要なんだって知りました。うーん確かにそうかもね。

    乃南さんの作品でこんなぞくっとしたのは初めてでした。

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    2010年07月18日
  • 行きつ戻りつ

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    誰にも言えない妻の悩み
    そんな悩みを抱えた妻が旅をするとき・・・

    「旅」をテーマにした短編集
    悩み、苦しみながら旅に出、心が前を向いていく。
    紀行小説ともいえるような各地の描写も素敵です

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    2010年07月12日
  • 幸福な朝食

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    前半はなにごともなく、だが、読み進めるうちに主人公が
    崩壊していく様が、あまりにも狂気に満ちており圧倒された。
    この本を読んでから、思わず、及南アサの本を何冊も読んだが
    これほどの作品はなかったと思う(私の個人的見解だが..)

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    2010年07月05日