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なぜ自分にこの親、この兄弟姉妹なのか。いつもやたらとベタベタしているのに、実はバラバラだったりする。「家族」って、よくよく考えてみれば、ヘンなものだと思いませんか? この本には、なかでもきわめつけのヘンな家族が登場します。深夜、息子がいきなり彼女の死体を連れて帰ってきたり、夫婦の寝室に「ママ」がいたり……。これに比べれば、お宅はまだまだ大丈夫でしょう?
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Posted by ブクログ
乃南アサの作品の中では、とてもユーモアがあり、 ブラックでありながら、軽快で読みやすい。 家族の奇妙さ、危うさをテーマとしていて、 「え、こんな家族いる?」と思うような、 ちょっと変わった家族を描いている。 解説にあるように、 夫婦はお互いに好意を持ち、結婚して家族になることを選んでいるけど、 ...続きを読む子どもは生まれた瞬間から家族の一員になる。 気づけば親や兄弟に囲まれている。 血の繋がりがあるというだけで。 家族は不思議な関係だと改めて思わされる作品。
短編集だったけどすっごくおもしろかった。 一時期はまった乃南アサさん・・・ またいろいろ読んでみようかなって思った。
再読 家族をテーマとしたプラック短編集。 「暗鬼」の前身であり婿養子を異常に歓待する「ママは何でも知っている」、家族がとある事件により一致団結する表題作「団欒」が面白かった。 家族の在り方とか道徳的に考えずに読む本だと思う。 2012. 11. 8 再読。 ブラックな短編集。 「ママは何でも知って...続きを読むいる」が最高に面白い!
ヘンな家族のお話。その病的ともいえる異常さが面白く、ニヤニヤしてしまった。正にブラックユーモア!な作品。
乃南作品の短編集の中でもかなり、好きな作品。 一見普通そうで、でも実は不気味な家族のオンパレード。 自分たちをフツウだとして他の家族をナットクさせようとする、 笑える、でも奇妙でちょっとコワイ手練手管に満足。 この作品集は秀逸。お気に入りです。
幼児プレイの夫婦の話が 一番気持ち悪くておもしろかったです。 外では切れ者の店長、なのに おうちに帰った途端幼児退行。 人間的にあぶなすぎてゾクゾク。
中高の先輩乃南アサさんにもう一回トライ。 うーん……面白がらせたいのか怖がらせたいのか、どっちなんだろ、と思った。育ちの良い人が不思議な家族を想像したのかなという印象。面白がらせたいならもっとおもいっきり面白くしてほしいし、「家族」がもつ怖さをヒヤリと描きたいのならもっと深掘りしてほしかったかも。 ...続きを読む普通な家族なんてない。っていうのを団欒で表現するなら、人の死はそんなに入れなくても良いと思うんだ。ドラマに頼る必要はない。 家族って、もっと面白いか、恐ろしいか、どっちかでしょ。
「ママは何でも知っている」「ルール」「僕のトんちゃん」「出前家族」「団欒」の5編の短編が所収。 が、作者の他の短編集に収録されている作品もあり、今回、新たに読んだのは「ルール」「f団欒」の2作品のみ。 他の作品は既読済み。
例えば「恐ろしく潔癖な家族の中に、一人だけそれを守れない父親がいたら……」など、変わった家族を題材にした物語の短編集。 「適度に」という言葉が付けばどれもおかしくないのだが、極端すぎると相当変になるのは面白いが、結論を急ぎ過ぎて、無理がある作品が多いように思う。
家族ってたぶんこうゆうとこあるよね。ちょっと行き過ぎだけど。 でもそんなありえなくなさが怖い。 3年前くらいに読みましたが 結構覚えてた。
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