【感想・ネタバレ】団欒のレビュー

あらすじ

なぜ自分にこの親、この兄弟姉妹なのか。いつもやたらとベタベタしているのに、実はバラバラだったりする。「家族」って、よくよく考えてみれば、ヘンなものだと思いませんか? この本には、なかでもきわめつけのヘンな家族が登場します。深夜、息子がいきなり彼女の死体を連れて帰ってきたり、夫婦の寝室に「ママ」がいたり……。これに比べれば、お宅はまだまだ大丈夫でしょう?

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Posted by ブクログ

乃南アサの作品の中では、とてもユーモアがあり、
ブラックでありながら、軽快で読みやすい。

家族の奇妙さ、危うさをテーマとしていて、
「え、こんな家族いる?」と思うような、
ちょっと変わった家族を描いている。

解説にあるように、
夫婦はお互いに好意を持ち、結婚して家族になることを選んでいるけど、
子どもは生まれた瞬間から家族の一員になる。
気づけば親や兄弟に囲まれている。
血の繋がりがあるというだけで。

家族は不思議な関係だと改めて思わされる作品。

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2014年09月05日

Posted by ブクログ

短編集だったけどすっごくおもしろかった。
一時期はまった乃南アサさん・・・
またいろいろ読んでみようかなって思った。

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2013年06月16日

Posted by ブクログ

再読
家族をテーマとしたプラック短編集。
「暗鬼」の前身であり婿養子を異常に歓待する「ママは何でも知っている」、家族がとある事件により一致団結する表題作「団欒」が面白かった。
家族の在り方とか道徳的に考えずに読む本だと思う。

2012. 11. 8 再読。
ブラックな短編集。
「ママは何でも知っている」が最高に面白い!

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2015年05月07日

Posted by ブクログ

ヘンな家族のお話。その病的ともいえる異常さが面白く、ニヤニヤしてしまった。正にブラックユーモア!な作品。

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2012年11月04日

Posted by ブクログ

乃南作品の短編集の中でもかなり、好きな作品。

一見普通そうで、でも実は不気味な家族のオンパレード。
自分たちをフツウだとして他の家族をナットクさせようとする、
笑える、でも奇妙でちょっとコワイ手練手管に満足。

この作品集は秀逸。お気に入りです。

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2012年01月09日

Posted by ブクログ

幼児プレイの夫婦の話が
一番気持ち悪くておもしろかったです。
外では切れ者の店長、なのに
おうちに帰った途端幼児退行。
人間的にあぶなすぎてゾクゾク。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

中高の先輩乃南アサさんにもう一回トライ。
うーん……面白がらせたいのか怖がらせたいのか、どっちなんだろ、と思った。育ちの良い人が不思議な家族を想像したのかなという印象。面白がらせたいならもっとおもいっきり面白くしてほしいし、「家族」がもつ怖さをヒヤリと描きたいのならもっと深掘りしてほしかったかも。
普通な家族なんてない。っていうのを団欒で表現するなら、人の死はそんなに入れなくても良いと思うんだ。ドラマに頼る必要はない。
家族って、もっと面白いか、恐ろしいか、どっちかでしょ。

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2019年08月22日

Posted by ブクログ

「ママは何でも知っている」「ルール」「僕のトんちゃん」「出前家族」「団欒」の5編の短編が所収。
が、作者の他の短編集に収録されている作品もあり、今回、新たに読んだのは「ルール」「f団欒」の2作品のみ。
他の作品は既読済み。

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2017年10月03日

Posted by ブクログ

 例えば「恐ろしく潔癖な家族の中に、一人だけそれを守れない父親がいたら……」など、変わった家族を題材にした物語の短編集。
「適度に」という言葉が付けばどれもおかしくないのだが、極端すぎると相当変になるのは面白いが、結論を急ぎ過ぎて、無理がある作品が多いように思う。

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2015年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家族をテーマに、ちょっとシニカルでダークな発想で料理された短編集。
こんなにあったかくないファミリーもの、はじめて笑
家族という社会性の不気味さがこれでもかというくらいデフォルメされて、見事なエンターテイメントになっています。
皮肉がきいてて個人的には充分楽しめましたが、後味のよい作品はほぼないので、好き嫌いは別れそうかな。

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2014年09月21日

Posted by ブクログ

家族ってたぶんこうゆうとこあるよね。ちょっと行き過ぎだけど。
でもそんなありえなくなさが怖い。


3年前くらいに読みましたが
結構覚えてた。

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2011年03月11日

Posted by ブクログ

「だって、家族なんだから…」
その言葉が通用する範囲はどこまでなんだろう。
家族って、何だ?
-ママは何でも知っている-

神経質になりゆく家族。
日々増えゆくルール。
新しいルールは、なんだったか。
-ルール-

ここは僕達二人のお城なんだから。
子供なんて要らない。
だって、二人のどちらかが子供でいればいいのだから。
-僕のトんちゃん-

本当の家族はどっちだ?
借り物はどっちだ?
-出前家族-

「死んじゃったから連れてきたんだ」
息子の彼女の死体の処理方法を考える家族。
こんな事態が起こった時、家族の本当の団結力が問われるのかもしれない。
-団欒-

歪んだ5つの家族の物語。
もしかしたら、貴方の家族も、はたから見たら歪んでいるのかもしれない。

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2010年04月26日

Posted by ブクログ

◆あらすじ◆
ばぜ自分にこの親、この兄弟姉妹なのか。
いつもやたらとベタベタしているのに、実はバラバラだったりする。
「家族」ってよくよく考えてみれば、ヘンなものだと思いませんか?
この本には、なかでもきわめつけのヘンな家族が登場します。
深夜、息子がいきなり彼女の死体を連れて帰ってきたり、夫婦の寝室に「ママ」がいたり……。
これに比べれば、お宅はまだまだ大丈夫でしょう?

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2009年11月06日

Posted by ブクログ

「家族」をテーマにした短編集。
乃南さんの本は今まで長編しか読んだことなかったけど、短編もなかなかどうして。
どこにでもいそうでどこか異常な家族たち。もしかしたら、自分たちの家族も、ハタから見たら異常なのかも・・・。
「ルール」が好み。父親の正常さが寂しい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

乃南さんの色が物凄く出ていて、恐ろしい作品。ありえない話だけど、でももしかしたら本当に存在するのかもしれない・・・そういうミステリアスな作品。大好きです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

短編集。大体が「え・・?」って感じで終わるかな。まずハッピーエンドじゃないけど、読後感は悪くない気がする。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

なぜ自分にこの親、この兄弟姉妹なのか。いつもやたらとベタベタしているのに、実はバラバラだったりする。「家族」って、よくよく考えてみれば、ヘンなものだと思いませんか?この本には、なかでもきわめつけのヘンな家族が登場します。深夜、息子がいきなり彼女の死体を連れて帰ってきたり、夫婦の寝室に「ママ」がいたり…。これに比べれば、お宅はまだまだ大丈夫でしょう。

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2009年10月04日

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