乃南アサのレビュー一覧

  • トゥインクル・ボーイ

    Posted by ブクログ

    乃南アサは、人物の描写に長けたひとだと思う。それは大人のみならず、子供の描写に対しても言えること。子供が、その無邪気さゆえにしてしまう行動の怖さやダークサイドが存分に描かれているオムニバス。怖。

    0
    2009年10月04日
  • 行きつ戻りつ

    Posted by ブクログ

    少しずつ歪んでしまった人と人との関係を、優しく修復していく、修復されていく短編集。舞台となる街の描写も見事で、登場人物と一緒に旅をしている気分にもなれる。

    0
    2009年10月04日
  • パラダイス・サーティー(上)

    Posted by ブクログ

    小説をドカ読みするきっかけとなった一冊。微妙に感情移入しながら読めました。やっぱりアタシ、ゲイとかのお友達が欲しい。

    0
    2009年10月04日
  • トゥインクル・ボーイ

    Posted by ブクログ

    短編集ですが、読後の後味はどれも苦くて重いです。子供達が見せる残酷さが怖くもあり、悲しくもあり。(2003.2.13)

    0
    2009年10月04日
  • 花盗人

    Posted by ブクログ

    ミステリーの短編集。さすが乃南アサという女性の描写の上手さ。ものによって、展開の意外性に結構差があるのですが、特に、表題作より「愛情弁当」「最後の花束」が上手いと感じました。どれも、日常の歯車が少し狂う様子が、短い分で上手く纏まってるところに、余計に怖さを感じます。

    0
    2009年10月04日
  • ライン

    Posted by ブクログ

    一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。


    0
    2009年10月04日
  • 六月の雪

    Posted by ブクログ

    30代で声優になる夢を諦めた主人公。入院した祖母が幼少期に過ごしたという台湾に、かつての光景を探し求めて向かう。祖母が過ごしたという台湾の風景を巡り、その地に生きる個性豊かな人々を巡る旅小説。
    近代台湾の歴史や背景、当時を生きた人々の情緒を知るにはすごく「ためになる」本作なんだけど、物語としてはイマイチだった。というのも主人公がいつまでも幼稚で、最後の決断も含め疑問符が拭えない。ある程度、主人公には感情移入せずに淡々と読む分には良き。また、現地の人たちの生き様や人生の話は、強く心に残った(562頁★3.0)

    0
    2026年04月06日
  • いつか陽のあたる場所で

    Posted by ブクログ

    共感できる部分もあれば、笆子ちゃんそれはしょーがない事だよ…と思う場面も

    いつも明るく元気な綾香さんの、想像もしていなかった一面を見たことで、笆子ちゃんも少し強くなれましたね

    続編は更に二人の変化があるのかなと期待してしまいます

    20年以上ぶりに読む乃南アサさん
    読みやすく(文字の大きさも含めて^^;)良かったですねー

    0
    2026年04月04日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    少年たちとの関わりが最後まで描かれていないので
    その後どうなったのか気になる。
    でも、現実はその少年の人生はずっと続くのだから
    最後まで描くのは無理なんだろう。

    かのんの弟とのやりとりが一番良かった。

    0
    2026年03月31日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    微笑みがえしだったのですね。
    女性の業を緻密に描写する乃南アサ先生の初期作。殺意はないけど気持ちが波立つ感覚はある。価値観が変わる中でも変わらない人間関係のちりっとした痛みを正確にとらえた物語。

    0
    2026年03月28日
  • 自白 刑事・土門功太朗

    Posted by ブクログ

     短編集。警察小説だけど、どちらかというと、日常人間ドラマ風。中に、えー、この終わり?みたいなのも(笑)。時代風景の描きが精緻で懐かしい。若手の和田あき子の記述があります(笑)。

    0
    2026年03月21日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

    Posted by ブクログ


    表向きは仲良くしていても、心のなかでは嫉妬、妬み、嫌悪。それだったら縁を切ればいいのに、なぜかズルズルと友達ごっこを続けてしまう。

    0
    2026年03月11日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かったです、一気読みでした。乃南アサさんはイヤミスの作家さんだとばかり思ってました。こんな作品も描けるなんて!登場する少年達のそれぞれの事情に寄り添う主人公や物語そのものの描き方は惹かれますし夢中になります。続編が出た、とのことで手に取ったのですが早速続きを読みたくなりました。

    0
    2026年02月22日
  • 雫の街―家裁調査官・庵原かのん―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    転勤したかのんが今作取り扱うのは離婚や相続など家庭内のさまざまな問題である「家事事件」。就籍、面会交流申立、遺産分割、離婚、慰謝料、内縁関係調整とさまざまな案件が持ち込まれる。とても大変な、だけど大事な仕事だしもっと広く知られるべき。色々考えさせられる。

    0
    2026年02月22日
  • マザー

    Posted by ブクログ

    セメタリーとワンピースの2編読んだら怖くなってきてそれ以後挫折

    母親をテーマにしているが、これほど読後感に寒気を感じる作品を読んだ事はない
    さすが乃南アサ先生

    0
    2026年02月22日
  • 殺意はないけど(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    女友達の関係
    中高校生の頃の女友達はベチャベチャ
    くっつき 離れ 互いに悪口を言いながら やはり離れない
    疎遠になるのは
    互いに進路が違って生活や価値観に
    変化が明らかになった頃
    それでも何らかの連絡があり
    関係を保っていると
    それぞれの生活に嫉妬し
    意地悪をしたくなるものらしい

    このストーリーの四人の関係は
    とても哀しい
    仲間内で頭の軽い娘がアイドルになり
    美人の娘は女優を目指すが芽が出ない
    男癖の悪いちょいワル娘は地方局の
    アナウンサー
    もう一人は結婚して地方の雑誌編集者
    それぞれの絡みと意地悪の仕方が
    哀しい

    0
    2026年02月18日
  • チーム・オベリベリ (上)

    Posted by ブクログ

    明治時代に横浜の女学校で学んでいた鈴木カネの兄の銃太郎は、同窓の2人と共に北海道開拓に挑むと旅立った。
    その後、兄のいる北海道の十勝オベリベリの地に、父とカネも行くことになる。
    カネは兄の同窓の1人渡辺勝と結婚して、オベリベリの地で暮らすためだ。
    母や弟妹たち、慣れ親しんだ女学校の先生たちとは離れて暮らすことになる。
    何もない地に着いたカネは、自然の厳しさや慣れない暮らしに戸惑いながらも、日々教会での教えを思い出し、聖書を開き、感謝の気持ちも忘れず、夫との新しい暮らしにも前向きに過ごしていた。
    ただ、決して暮らしは楽ではなく、働いても働いても作物は多く育たず、同じように内地から希望を抱いて来た

    0
    2026年02月11日
  • 来なけりゃいいのに

    Posted by ブクログ

    働く女性たちの心に芽生える闇を綴った短編集ということになるか?裏表紙の作品紹介を読んで、なるほどこういう筋でこういう題名とはいささかキツイなあ、と思って手にとったんだけど、これ表題作の紹介ではないのだね。よくよく見ると小さく(「春愁」より)って入っている。なるほど。ストーリーとしてインパクトがあるのはこちらで、題名としては表題作がいけるっていう判断か。うーむ。
    女性ならずともサラリーマンなら身につまされるであろう「熱帯魚」にはじまり、矛盾点があるようでちょっと気になるんだけどありそうで怖い「ばら色マニュアル」、この作品集中もっとも不安な気分になった「降りそうで降らなかった水曜日のこと」

    0
    2026年02月08日
  • 悪魔の羽根

    Posted by ブクログ

    季節にまつわる心理ミステリ。表題作の悪魔の羽根っていうのは雪のことだと帯に書いてある。ううむ、雪のない国に育った主人公がそれに追いつめられていく過程ももちろん怖いんだけど、結論がそこに行くのか?ってところがぼくはもっと怖いんだけど。同じことが「はびこる思い出」とか「秋旱」とかにも言えるような気がするのだけど……。その怖さっていうのはいかにも異常な行動が日常の中に取り込まれてしまうということ。女性が主人公の場合にそれは顕著ですよね。男はなんというか日常に戻れないんですよ、そういう場合。そう思いませんか?

    0
    2026年02月08日
  • 花盗人

    Posted by ブクログ

    作者の直木賞受賞第一作である表題作を含む短編集。ちょっと怖い話が多い。それも女性の怖さというのか。冒頭の「薬缶」というのはごく短い話なのだが主婦の不満ということを題名がじつにうまく象徴していてうまい。しかも耳に?いやほんとうに怖い。ある女性と義弟の不可思議な関係を描いた「愛情弁当」というのもよい。これを愛情だと言われてしまうとなんとももっていきどころがなくなってしまうんだがなあ。「最後の花束」っていうのもそういう意味では女性の怖さを描いた作品ですよね。そう、男が真似ようと思ったってかなうわけはないんですよ。それに表題作もなんというか口の中で砂を噛むような読後感ですね。どうも、なんだかやりきれな

    0
    2026年01月26日