乃南アサのレビュー一覧

  • 死んでも忘れない

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    ネタバレ

    夫が巻き込まれた痴漢冤罪事件によって、とある一家の幸せな生活が崩壊していく話。いじめ問題も絡まってとても重く、読んでいて辛い。一家のメンバーが、皆いい人ばかりなので尚更だった。ハッピーエンドで本当に良かった!!

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    2013年10月10日
  • ニサッタ、ニサッタ(上)

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    大学卒業後、就職するも続かず、それを繰り返す上、全く自分の悪い部分に気付かない片貝耕平という男。
    でも、親に迷惑をかけまいと、なんとかダメなりにも頑張るところはすごい!
    さて、下巻では社会人としての成長を見せるのか?!

    2013.10.7

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    2013年10月08日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    ネタバレ

    係長の静かな怒りに驚くデカさんたちに笑いそうになり、
    同じデカさんたちの仲間意識に泣きそうになり、
    くそ、この本は通勤電車の中で読むのには向いていない。

    このシリーズ一作目「凍える牙」は、
    音道と滝沢の葛藤も、
    この作品のためにあったといっても過言ではない。

    (下巻に続く)

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    2013年10月04日
  • 紫蘭の花嫁

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    複数の事件、複数の人物の視点が絡まって、なかなか話の展開と犯人を予想しづらかったが、その分真相が見えかけて来てからはグッと面白くなる。最後のページには本当にやられた〜。

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    2013年09月22日
  • すれ違う背中を

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    過去に罪を犯して刑務所暮らしをし、
    出所してひっそりと健気に生きている二人の女性の物語といえば、
    『いつか陽のあたる場所で』ですが、この作品はその続編にあたります。

    前作では、主人公の一人綾香が詐欺にあいます。
    それまでパン屋のパートで、
    コツコツためた70万円の貯金をだまし取られてしまうのです。
    そんな綾香をなぐさめつつ、一緒に食事をしたりして、
    友情を培っているのが、同じ刑務所暮らしをした仲間の芭子でした。
    この作品は、詐欺に会って以来、
    今まで以上に節約をし続けている二人が
    くじ引きで当たった一泊二日の「大阪USJとなんばグランド花月で楽しむツアー」に参加するところから始まりました。
    綾香は大阪で高校時代の同級生の男子と偶然に会います。
    そして、彼から綾香の過去は
    故郷でももう知れ渡っているということを聞きました。
    前科者の自分には、帰る故郷もなく守ってくれる家族もいない。
    その事実を痛いほど、綾香は感じ取ります。

    一方、前作でマッサージ店の受付のアルバイトをしていた芭子は
    院長のセクハラにあい、仕事を辞めていました。
    新しい仕事はなかなか見つかりませんでしたが、
    この作品でやっと新しい仕事が見つかりました。
    ペットショップの雑用係です。
    でも犬猫用のオリジナルの洋服をサイドビジネスに始めたところ、
    これが大当たりします。
    自分で布地を選びデザインを考えて作った洋服が、
    ペットの飼い主に気にいられて徐々に売り上げも増えていく様子に
    芭子は今後の人生の生きがいを見出していました。

    過去を他の人から知られまいと、
    ひっそりとした生活をし続ける二人ですが、
    綾香と同じように夫からDVを受けている女性と
    ふとしたことから知り合います。
    よくないから別れなさいとすすめる二人の忠告をきかないその女性は、
    ある日、二人の目の前から姿を消します。
    そしてニュースで流れた彼女と夫の犯罪。
    芭子と綾香は無事に一般世間で暮らしているのに、
    その彼女は、あの刑務所に送られてしまうのです。

    つつましやかに平凡に生きていける幸せをかみしめる二人。
    職場で辛い目にあっても、生きていくしかないから、
    ぐっと我慢して笑顔をたやさない綾香。
    家族から絶縁されても思い浮かべる身内がいるだけでも幸せだと
    自分の境遇を感じ取る芭子。

    前科者物語とはいえ、当事者の視線で描かれた
    なんとも平凡でサスペンスなど微塵もないストーリーです。
    ときどき登場するおせっかいな警察官の高木聖大君も
    一体君は何をしているの?と、言いたくなるほど、
    何の役割もはたしていない、ただの通りすがりの人物となっています。

    登場人物すべてがこんな調子で、
    谷根千のおっとした下町の雰囲気が色濃く漂う作品でした。

    このシリーズ、まだ続くようです。
    芭子と綾香がどのようにたくましく生き抜いていくのか、
    しっかりと見届けたいです。

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    2017年11月09日
  • ニサッタ、ニサッタ(下)

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    ネタバレ

    主人公の成長物語を

    どうなることかと心配しながら一気に読めた。

    最後は爽やかに終わり、続きが読みたいなと思った。

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    2013年09月17日
  • 駆けこみ交番

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    女にふられた腹いせに警察に志願しちゃらんぽらんな性格だったのがだんだんと周囲の暖かい援助で成長していきます。大きな事件は起こりませんが引き寄せられて夢中で読んでしまいました

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    2013年09月08日
  • 駆けこみ交番

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    とどろきセブンが、なんとなく有川浩の三匹のおっさんを彷彿とさせる。
    さらさら読めた。
    刑事物は色々読んだけど、交番が舞台の小説って初めて読んだかもしれない。

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    2013年08月30日
  • 禁猟区

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    2013/08/23-08/26
    犯罪者とその対局にある警察官が逆転する危うさは読み手を緊張させる。一種の内部告発的内容に、「怖いもの見たさ」や「勧善懲悪の心地よさ」がそそられる。

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    2013年08月26日
  • ボクの町

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    成り行きで いい加減なまま警察官になった高木聖大。てれてれ、だらだらとすごしていて もうどーでもいいや やめちゃおうかな?という時 同期の三浦くんが生死をさまよう事故に合い、聖大も開眼!

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    2013年08月24日
  • ニサッタ、ニサッタ(上)

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    ごく普通に大学を卒業し、就職した片貝耕平は、
    転職した会社が倒産、派遣会社に登録するがバカにされているとか
    差別されてるとか不満ばかりでどの派遣先でも長続きせず辞めてしまう。さらに、ギャンブルに手を出し大当たりした後、女に騙され有り金を奪われる。
    ホームレスになりかけたところを、新聞販売店に拾われる。

    これでもか、これでもかという転落人生。
    しかし、それは世の中のせいにしたり、誰かが悪いと決めつけたり、
    自分の身から出た錆だということに気がつかない主人公。
    どこにでもいるような世の中をナメてる甘いバカな男。
    もうちょっと魅力があればいいのに、
    まったく共感はできない。

    なのに、するすると読めちゃう。
    いったいこの主人公はどうなるのか、
    どこまで落ちるんだと気になってしまうのだ。

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    2013年08月23日
  • 6月19日の花嫁

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    久々に乃南作品をば。

    主人公は,結婚を間近に記憶を失った花嫁,千尋。
    気づいたら見知らぬ男の家にいて,記憶を失っていた。
    そして,次々と過去が明らかになるが,それらは千尋を戸惑わせるものばかりだった。
    そして,ある日千尋の母を名乗るものが現れて,事態は急展開を見せる――

    結末はよめてしまったけど,続きが気になる作品でした。
    ツッコミどころはあるし,非現実的な部分・漫画チックな部分もある作品かとは思います。
    が,主人公が私と同じ名前だったのもあり(笑)楽しく読めました。
    また乃南さんの本,よみたくなったなー

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    2013年08月22日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    ほんと刑事さんってこういうひとがいるのかな?

    そしたらいいな。好感が持てる。
    警察にいい印象をなかなかもてないため。。。

    なんかあたしの周りにいる貴子と同世代の女性たちと感じがかぶった。

    本編も読んでみようと思う。

    乃南アサは好きな作家さんの一人だなと思った。

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    2013年08月20日
  • 禁猟区

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    警官であるからこそ陥ってしまう時があるのかも、と思わされ…
    4編全部それぞれ印象的。
    シリーズをまた読みたい。

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    2013年08月15日
  • 地のはてから(上)

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    それでも、生きていく。
    明日のことは、考えない。
    今日だけのことを考えて生きる。
    そんな主人公の強い生き方に、ただただ圧倒された。

    ともすれば将来を悲観し自殺すらする人と、強くたくましくどんな過酷な状況でも生き抜く人。
    その道を分けるものが何か。

    強く生き抜いた彼女が幸せを晩年少しでも感じてくれていたらいい。物語に感情移入しつつ、同年代を生き抜いただろう「数多のとわ」に、敬服。

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    2013年07月28日
  • 紫蘭の花嫁

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    後半の流れが良かった。夏季と摩衣子のことがこんなにもわからないものなのかと疑問にも思ったが、それ程、小田垣が女性を見てないことの現れかと。
    小田垣の犯行は知能的に本人は思ってるようだが、最初のは「偶然」会った場所が良かっただけ。二度目のは知能犯の欠片もない。

    しかし、最後が気になる。玄関先に現れたのは果たして誰なのか…。

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    2013年07月17日
  • 不発弾

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    最初の話が印象的。
    煮込みって食べたことが無いけど、どんな味かな・・・
    うなぎのたれとか、継ぎ足しを何十年も繰り返している店ってあるけど、衛生面でどうなんだろうっと思った。
    でもこういう「みの吉」のようなコミュニティがあったらいいなと思う。ほんとうに。

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    2013年06月29日
  • 再生の朝

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    ある長距離バスで起きた殺人から引き起こされた事故。その事故を巡る人間模様。その一晩のお話。これはサスペンスではなくヒューマンドラマです。

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    2013年06月23日
  • 涙(上)

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    ちょうど東京オリンピックが開催される年に警察官で父親の部下である婚約者が突如行方不明に。
    背景にその時代ならではの裏社会が描かれていて最終的には当時アメリカの植民地でもあった沖縄、宮古島にまで舞台が動くもの。

    婚約者の正義感と主人公の深い愛がとも切なく現代では味わえない感覚がありました。
    一気に上下巻読んじゃった!

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    2013年06月16日
  • 涙(下)

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    先が気になって仕方なく、一気に読み終えました。
    ある事件をきっかけに失踪した婚約者を追い続ける萄子、時代背景は高度成長期、絵に描いたようなお嬢様暮らしの中では知りえなかったことを勝を追いながら経験していきます。戦後20年近くたっても、まだまだ日本には貧しさから脱却できていない部分があったことをあらためて感じました。
    それにしても勝には失望してしまいました。現実とは思えない事件に巻き込まれたとはいえ、自分も被害者といえるでしょう。そして、警察官であったからこそ、逃げずに正面から事件に向き合うべきだったのでは? まだ、もどかしさが抜けません。
    その後、萄子の夫となる淳もいい人ではありますが、勝の死を20年以上たってから告げるというのも、どうなのかとか、なんかすっきりしませんでした。
    読後感は晴れませんが、読み応えのある小説でした。当時の風景や、米国占領下の沖縄の描写も魅力的です。

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    2013年06月11日