乃南アサのレビュー一覧

  • それは秘密の(新潮文庫)

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    さらっと読める短編集。超短編が好きでした。ピンポン、内緒、早朝の散歩がきらっとした一瞬を切り取って好き。
    なぜか表題作が一番読んでいてだるい感じがしてしまった。

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    2019年03月26日
  • ライン

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    載せるのをサボってたので読んだのは随分前になるが、面白かったーー。まんまと騙された。よかった、騙されてて。
    子供に読ませたい。

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    2019年03月01日
  • 自白 刑事・土門功太朗

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    長編かと思ったら短編集でした
    4編収録
    土門功太朗刑事のお話
    4編の時系列が前後してるのがいまいち
    内容はそれぞれ楽しめましたけど

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    2019年01月13日
  • 暗鬼

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    「家族とは、ひとつの宗教である。」

    かつてこんなにも的確な解説文があったかね?
    言わばこの全国至る所にある宗教団体に人は知らない間に属してて、信仰して崇めてこれがあたかも当たり前のように生きていくんですよね


    「本当の家族になる」「立派な家族の一員になる」読み終えたらこの言葉たちが途端に鳥肌立つくらいには気持ち悪くて気味が悪くて綺麗な言葉なのに不気味。というのもこれは私がまだ結婚なんてしていなくて、無宗教だと思って今日まで生きていたからなのでしょうか。あらやだ「本当の家族」になれてないんだわ。

    でもそうだよね、彼氏と結婚を考えている友人が言ってたんです「結婚って当人じゃなくて家族と家族が

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    2019年01月11日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

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    絶体絶命の貴子のピンチを救ったのは「凍える牙」でコンビを組んだいけ好かない中年刑事。
    最後まで手に汗握るストーリーでした。
    「凍える牙」を読んでからでないとこの面白さは伝わらないと思う。

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    2019年01月02日
  • 風紋 下 新装版

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    高校生と浪人生、二人の娘を持つ母親が殺害された。数日後に犯人として、浪人生の元担任教師が逮捕された。不倫の末に、殺害に至ったとされ、一旦は犯行を認めたものの、凶器が発見されないまま裁判が始まる。公判で、被告は犯行を否認、弁護士は冤罪により勝訴できると考えた。

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    2018年12月02日
  • 結婚詐欺師(上)

    購入済み

    のぞき見🎵

    ちょっと、噂話をドキドキしながら、実態を聞いてる気分。リアルだったり、リアルじゃなかったり、私なら引っ掛からないわと思いながらも、とても楽しく一気読みでした。

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    2018年11月19日
  • すずの爪あと―乃南アサ短編傑作選―

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    乃南アサ短編傑作選 第3弾

    ・すずの爪あと
    ・こころとかして
    ・寝言
    ・僕のトンちゃん
    ・指定席
    ・出前家族
    ・向日葵
    ・氷雨心中
    ・秋旱
    ・Eメール
    ・水虎

    「すずの爪あと」のみ小説新潮への執筆作品。

    あとは氷雨心中、花盗人、団欒、悪魔の羽根、行きつ戻りつ。

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    2018年11月18日
  • 行きつ戻りつ

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    旅の情景と主婦の心模様を描いた短編12作。

    ・姑の写真(秋田・男鹿)
    ・一粒の真珠(熊本・天草)
    ・微笑む女(北海道・斜里町)
    ・最後の嘘(大阪・富田林)
    ・青年のお礼(新潟・佐渡)
    ・母の家出(山梨・上九一色村)
    ・湯飲み茶椀(岡山・備前)
    ・姉と妹(福島・三春)
    ・Eメール(山口・柳井)
    ・越前海岸(福井・越前町)
    ・泣き虫(三重・熊野)
    ・春の便り(高知・高知市)
    ・解説 立松和平

    全て主婦が主人公で、妬み、嫉み、後悔、悲壮、喜び、怒りと様々な感情を抱え、その地を訪れ、情景に癒され、あるいは改心し、情を深くする。

    旅の一面を切り取った作品。

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    2018年11月18日
  • 最後の花束―乃南アサ短編傑作選―

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    乃南アサ短編傑作選 第1弾

    ・くらわんか
    ・祝辞
    ・留守番電話
    ・青空
    ・ははの便り
    ・薬缶
    ・髪
    ・おし津提灯
    ・枕香
    ・ハイビスカスの森
    ・最後の花束

    主に若い女性の狂気、妬み、嫉みがテーマのサスペンススリラー。

    女性の執念深さに、男性はゾッとする読後感。

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    2018年11月18日
  • 岬にて―乃南アサ短編傑作選―

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    乃南アサ短編傑作選 第2弾

    ・岬にて 書き下ろし
    ・今夜も笑ってる
    ・ママは何でも知っている
    ・母の家出
    ・鈍色の春
    ・脱出
    ・泥眼
    ・春の香り
    ・花盗人
    ・微笑む女
    ・はびこる思い出
    ・湯飲み茶碗
    ・愛情弁当
    ・悪魔の羽根

    女性の心理描写の短編が盛りだくさん。

    「脱出」が一番好きだな。

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    2018年11月18日
  • 暗鬼

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    一つの家族のサスペンス。

    東京・小金井の大家族の志藤家に嫁いだ法子。

    夫である和人をはじめ、父・武雄、母・公恵、知的障害の弟・健治、妹・綾乃、祖父・松造、祖母・ふみ江、そして98歳になる曾祖母・エイの9人家族の一員となる。

    法子は手厚いほど歓待され、順調に新婚生活が2ヶ月が過ぎた頃、志藤家の借家に住む本庄屋家が心中してしまう。

    身寄りのなかった本庄屋にかわって、葬儀を取り仕切る志藤家であったが、深夜に法子以外の家族が密談の場に遭遇し、家族が事件に関わっているかもしれないと疑心暗鬼になる。

    濃密な接触をする弟妹、不気味な曾祖母、花壇に生える怪しい植物・・・

    徐々に狂気な家

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    2018年11月15日
  • 花盗人

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    ・薬缶
    ・寝言
    ・向日葵
    ・愛情弁当
    ・今夜も笑ってる
    ・他人の背広
    ・留守番電話
    ・脱出

    上記8作の短編集。

    それぞれゾッとする所がありますが、個人的には「愛情弁当」が一番ゾッとしました。

    乃南さんは短い文章で読者を引きこませるのがうまいですね。

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    2018年11月12日
  • 結婚詐欺師(下)

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    ネタバレ

    とりあえず、江本美和子が現れてからの、刑事阿久っちゃんの荒れっぷりにはドン引き。 しかし、最後には、ずっと相手にされなかった美和子に、正面から立ち向かい、言いたいことが言えてよかった。その結果、橋口逮捕につながったのだから。 橋口は、逮捕されても反省の色無なく、というラストもさもありなん。 とりあえず、口の上手い男には要注意という教訓になった本であった。

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    2018年10月22日
  • 結婚詐欺師(上)

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    ネタバレ

    結婚詐欺師、橋口雄一郎....はたから読んでいる私から見れば、200%胡散臭い男なんだが、次から次へと引っかかる女性たちに???となる。しかし心の隙間があったり、「自分がまさか詐欺なんて」なんて思っていると同じような目に遭うのかも、と心を引き締めた!そうこうしているうちに、キーパーソン江本美和子が現れて、物語が動き出す、ところで下巻へ~

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    2018年10月22日
  • 花盗人

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    R様オススメ本。乃南さんのブラックな短編集。
    とにかく最後がうわあと暗澹とした感じのする話が多い。というかそういう話を集めた本か?
    読み始めながら、もしかしたらそうかな?と読めてしまうあたりも多かったけど、それにも増して文章が面白いので読み進めてしまう。
    愛情弁当などは、クール便を見つけた瞬間にそうだろうと思ってしまったけど、心の内はとうなんだろうとかいろいろ考えてしまって、ページを捲らずにはいられなかった。
    留守番電話も、そんなことしてると危ないよと思いながら読み進め、最後はああああ~思った通りだよと思いつつ面白く読んいるという、やっぱり乃南さんすごいなと思わせる本でした。
    しかし、この次は

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    2018年10月21日
  • 駆けこみ交番

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    乃南アサさんの作品を初めて読みました。出会いの印象がとても良かったので、一気に読み切ることができました。この作品が「ボクの町」という作品の続編であることを知ったので、順序は逆になりますが、ボクの町も探して読みたいと思います。

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    2018年10月17日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

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    音道貴子シリーズ第3弾.出張のお供に.恥ずかしながら「嗤う」と言う字はこれで初めて知った.
    「ばかにした気持ちを顔に表す。あざける。嘲笑する。:大辞林 第三版」

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    2018年10月09日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    短編集。
    とんでもない殺人などは起きないけれど、人情溢れる話。
    しかしこの音道貴子という刑事はすごいなぁ。
    小説なんだからとは思うけど、登場人物が生き生きしていてとてもいい!

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    2018年09月18日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    ジワジワとくる。途中から止まらなくなり一気に読んだ。

    読者に謎解きさせる推理小説ではなく、大きな感動を与えるわけでもない。でも、人の顔をしっかり描き、いたずらに感動エピソードを詰め込まない、最後まで安定感のある小説だった。
    今までの音道貴子シリーズは、この長編小説のフィナーレを盛り上るための前座であり、その前座でさえもクオリティーが高かった。待ちに待った貴子と滝沢のコンビは、息はあっても仲は良くならない。最後の最後に恋人と再会するが、感動のシーンはない。こんなに盛り上げておいて、なんともあっさりと現実的に事が片付いていく。読者は全部を知り得ない。だから余計にできることなら知りたいと思う。もう

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    2018年09月09日