乃南アサのレビュー一覧
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『花散る頃の殺人』に継ぐ音道貴子シリーズの短編集。
約20年ぶりに再読。6話が納められている。
表題作の「未練」は、貴子の私生活が綴られ、オカマの安曇から紹介された男との交際など。
「立川古物商殺人事件」は、機動捜査隊として現場に赴く貴子と事件の顛末だが、事件は未解決のまま?ここで相棒となる島本の視点で綴られるのが、最後の「殺人者」
「山背吹く」は、長編『鎖』で監禁されて受けたダメージ(と思うが)を癒やすため休暇を取り、友人の旅館で過ごす貴子が、ある事件をきっかけに再生を期す話。
「聖夜まで」は、保育園児が砂場で殺害された事件を担当した貴子がその容疑者の素性に慄然とし、読者も暗澹たる面持ちに。 -
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ネタバレ【あらすじ】
深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた――。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。
『何をしても、何を聴いても、どこかの記憶につながっていく。それが、年を重ねていくということなのだろうか。思い出したくもない風景ばかりを、自分のうちにため込むのが人生だというのか。』
【個人的な感想】
知り合いからおすすめされ -
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佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。
警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。
佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。
乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と -
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汝窯(じょよう)と呼ばれる幻の器。
何年も前だったか、
テレビで観たことがあるんだけど
確かにそれは美しかった^_^
非常に高い技術で、再現不可能。
そんな幻の器に完全に
心奪われてしまった次郎。
器をこの手で蘇らせたい···!
のめりこめばのめりこむほどに
次郎は現実からかけ離れていく。
大切なものを失ってもなお
孤独な世界を突き進んでいく。
最後、訪れた中国で
大地に額をなすりつける次郎。
彼がやっとたどりついた境地に、
読んで胸がいっぱいになりました。
人生をなげうってまで
のめりこめるものがあるなんてね。
ちょっと羨ましい···
ドラマチックなストーリーでした!