乃南アサのレビュー一覧

  • しゃぼん玉

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    映画から見て読んだ本。

    最近、乃南アサを読むようになって、まさか彼女の作品とは思わなかった。

    小説を読みながら、映像が思い浮かぶ程、映画はよく再現されていると思った。

    主人公の心情描写や情景もよく描かれていた。

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    2024年07月30日
  • いちばん長い夜に

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    前科持ちの女性二人の物語。

    自分の素性がバレないようにビクビク、しかし温かく生きる姿を描いている。

    最初はその調子で物語が終わると思いきや、3.11に巻き込まれて、人生が変わるという急展開。

    人生いろいろあると思い出させる本だった

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    2024年07月30日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    直木賞受賞作。主人公や犯人サイドに共感しやすい。
    どんでん返し感はない。

    ウルフドッグの疾風が健気で、犬好きの方には刺さるのでは。

    ポケベルが出てくるなど、時代を感じる。

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    2024年07月14日
  • 幸福な朝食

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    すごい読みながらゾクゾクした。

    幸福な朝食というタイトルだけど
    装丁の不気味さから覚悟して読んだが
    しっかり引き込まれた。

    これがデビュー作なんてすごい

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    2024年07月08日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた――。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。


    『何をしても、何を聴いても、どこかの記憶につながっていく。それが、年を重ねていくということなのだろうか。思い出したくもない風景ばかりを、自分のうちにため込むのが人生だというのか。』

    【個人的な感想】
    知り合いからおすすめされ

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    2024年06月30日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。

    警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。


    佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。

    乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と

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    2024年06月15日
  • 火のみち(下)

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    汝窯(じょよう)と呼ばれる幻の器。

    何年も前だったか、
    テレビで観たことがあるんだけど
    確かにそれは美しかった^⁠_⁠^
    非常に高い技術で、再現不可能。

    そんな幻の器に完全に
    心奪われてしまった次郎。

    器をこの手で蘇らせたい···!

    のめりこめばのめりこむほどに
    次郎は現実からかけ離れていく。
    大切なものを失ってもなお
    孤独な世界を突き進んでいく。

    最後、訪れた中国で
    大地に額をなすりつける次郎。
    彼がやっとたどりついた境地に、
    読んで胸がいっぱいになりました。

    人生をなげうってまで
    のめりこめるものがあるなんてね。
    ちょっと羨ましい···

    ドラマチックなストーリーでした!

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    2024年05月30日
  • 犬棒日記

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    ネタバレ

    「×月×日」から始まる、一篇3ページ程度のストーリー。

    最初これは日記の体をしたエッセイなのかと思った。
    さすが作家というのは、普段の生活からストーリーを引き出すのが巧いものだ。
    何気ない日常の隣でどんな会話がなされているのか、人ごみの中にどんな異彩を放つ存在があるのか、その耳は、目は、逃さないのだな。
    日ごろの観察眼のたまものということか。

    けれど、こんなにこんなにドラマって落ちているもの?
    明らかに変だよ、その人っていうのが次から次へと彼女の前に現れる。
    ほのぼのとした情景、一切なし。

    これは、日記の体をした、日常系ショートショートですね。
    きちんとオチが付くものばかりではない。

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    2024年05月29日
  • 火のみち(上)

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    時は昭和28年。
    殺人で逮捕されるシーンから始まる。

    戦後、命からがら満州から
    引き揚げてきたというものの

    日本で待ち受けていたのは
    悲惨で貧しい暮らし。

    元は9人の賑やかな家族だったのに
    ついには次郎と妹の君子の二人きりに。

    大切な妹を守るために
    罪を犯した次郎。

    陰鬱な服役生活の中
    陶芸と出逢うことで
    新たな人生が動き出す。

    これは。
    後に一流の陶芸作家になって
    のぼりつめたと思ったら
    暗い過去を暴かれて
    転落していく···
    っていうストーリーかしらね!

    と思っていたら。

    私のカンなんぞ見事にハズれ
    中国の青磁と出逢ってからは
    まったく違う方向に☆

    その青磁は、
    満州から

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    2024年05月27日
  • すずの爪あと―乃南アサ短編傑作選―

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    すずって、珠洲市なんですね。
    あまりの一致に驚きました。動物好きには泣けてくる話。もっと探してあげて欲しかった。

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    2024年05月22日
  • いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)

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    ほとんど、結末はどこかで読んだようなオチなんだけど、安定した読ませる。最新のいっちみちはいまいちかな。偶然が出来過ぎ。

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    2024年05月19日
  • しゃぼん玉

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    未読本と既読本が何かのタイミングで混ざってしまった。なので、これ再読です。再読でも十分に面白かった。しゃぼん玉の人生が、確かのものに変わっていくお話。この作家は本当多才だなぁって感心します。一気に読み終わって暖かくなりました。

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    2024年05月19日
  • 5年目の魔女

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    怖い怖い。怖いもの見たさを掻き立てられる本。最初は恋愛絡みの内容かと思いきや、さすがサスペンスの女王。恐れ入りました。もう、イッキ読みですわ。何で?何でが続いて、最終的には伏せん回収。読んで損はありません。

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    2024年05月08日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

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    乃南アサさん著『鎖(上)』の概要と感想です。音道貴子シリーズ文庫本3作目は上下巻という長編。

    概要です。
    音道貴子は、かつてないほどの怒りを感じていた。占い師を名乗っていた夫婦と信者らしき夫婦の四人が殺害された事件を機に組んだ相方は、一作目の滝沢と比べようもない程に音道貴子を困らせ、挙げ句に鎖の道へ追いやった。果たして音道貴子は無事に鎖を解かれる道を歩めるのだろうか。

    感想です。
    音道貴子シリーズは警察社会の格差に留まらず、年齢、性別、身なりや生い立ちなど、あらゆる観点で日常的に人々が抱いてしまう差別的な意識を事件という媒体で強調している作品だと改めて感じました。

    という冷静なレビューで

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    2024年04月19日
  • しゃぼん玉

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    ネタバレ

    乃南アサだからなあ。
    ハッピーエンドでもバッドエンドでもいけるんだよなあ。
    どっちに落とすつもりなのだろう。

    三浪して五流大学にやっと入ったものの、そこに居場所はなく、かといって家族はとうの昔に崩壊していて、することもしたいこともない伊豆見翔人は、行き当たりばったりにひったくりやコンビニ強盗をしながら西へ西へと流れていった。
    ヒッチハイクしたトラックで運転手を脅しもっと遠くまで乗せてもらおうとしたが、つい居眠りをしてしまい、見知らぬ山道に落とされてしまう。
    そこで、怪我をした老婆と出会い、金か物を奪おうと助けたことから翔人の運命が変わる。

    父親からは物理的に、母親からは言葉の暴力を浴びせら

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    2024年04月12日
  • 緊立ち 警視庁捜査共助課

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    警視庁捜査共助課という部署を舞台に女性刑事2人の人間ドラマを描く。1人は見当たり班、小桃。通称メモリーアスリートと言われる記憶力の達人で、指名手配犯を雑踏から見当てて確保する。もう1人は広域班、燈。情報網を駆使して指名手配犯を追う。2人は班も年齢も違えども友達だ。彼女たちが特殊な任務に就いてバリバリ能力を発揮しているのとは裏腹に、プライベートの悩みは普遍的でそのギャップがよかった。ちょうど自分が小桃と燈の中間くらいの年齢なのでどちらにも共感できた。ただ装丁がもっとオシャレだったり可愛かったらなお良し。

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    2024年03月10日
  • 暗鬼

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    ドラマを見てるような感覚で、あっという間に読み終わりました。宗教に狂った家族のような、世間と違う価値観で生活してる人ってこんな感じなのかなと思いました。終わり方が違えば星5でした。

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    2024年03月05日
  • 地のはてから(下)

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    知床を舞台に開拓民少女が過酷な自然、貧しさ、戦争を生き抜く

    息子が小学生の時に自由研究でアイヌ文化を勉強していて、夏休みにアイヌを学ぶ旅で道東に行く前に一度読みました。
    そして、知床半島の美しい知床連山と知床五胡に心を打たれながら、開拓民の壮絶な人生を思っていました。

    再読し、また心に重く深く。
    時代の流れと運命は受け入れ、その中で力強く精一杯に生きる、ということ

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    2024年02月25日
  • 禁猟区

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    『禁猟区』
    『免疫力』
    『秋霖』
    『見つめないで』

    悪徳警官ものの4編。
    あっさりしてるように思えたのは悪い方の語りで話が進む所為なんだろう。
    裏側で動いている監察官との視点が入れ替わるもののスッキリとはしない。
    なんせ入り口は良い行いなのに、どんどん深みにハマって、言い訳をして
    それがリアルなんだよね。
    少しずつ少しずつ自分しか見えなくなる怖さ。
    私も『禁猟区』の空気を知ったようだ




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    2024年02月22日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    音道貴子シリーズの刊行順2作目は短編集でした。

    前作では機動捜査隊らしく、颯爽と舞台を結末へ追い込む音道貴子に惹かれましたが、本作も短編集ながら音道貴子の様々な視点や周りの戦友との関係性が見える作品で、より音道貴子シリーズの世界観にハマってしまいますね♪

    最後の短編を読み始めた時にピッチやポケベルと言う単語が出てきて、昭和から平成に掛けての時代感が分かる私としては、この令和が平和な時代でいてくれるのを願いつつ、音道貴子のような女性の活躍を応援したくなります。

    次回作も必ず読もうと思いました!!

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    2024年01月14日