乃南アサのレビュー一覧

  • 火のみち(上)

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    陶芸をテーマに描かれた作品。
    上巻では、昭和の戦後の時代を必死で
    生き抜いてきた主人公と、その家族の
    物語が主になっている。

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    2012年02月19日
  • 暗鬼

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    最近本棚の整理を決意。
    以前買って読んだんだけど、処分するか否か?という審査を始めた。

    要するにもう一度、残すかどうかという観点でしっかりと読もう、というもの。

    乃南作品は、さらさらと読めるんだけど自分の中では評価があまり高くはなく。
    標準点以上ではあるんだけど図抜けた作品はないというか、残らない。
    ただその中で、ぼやっと覚えていたのがこれ。

    なんか、うっすらと寒気がするような不気味な話だったような‥
    と、読み進み、思わずの一気読み。

    いやこれ、すごいわ。
    洗脳の基本というか、ものすごい論理詰めの恐怖。
    文章は軽く、さらさらと流れるように、でも芯から冷えるような物語。

    よかったよかっ

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    2012年01月12日
  • 行きつ戻りつ

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    旅をテーマにした短編が12。
    ずっと前に読んだ時には、当時ドキッとするお話や、じんわりするものもあったのですが、何年かたって読み返すとまったくちがう感想を持ちました。
    若い人より・・・私くらい・・・もう、冒険とか恋愛とか、遠くなってしまった世代が共感する本かも、です。

    家族を大事にしよう、と思いました。

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    2011年12月24日
  • ウツボカズラの夢

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    主人公は、高校を卒業したばかりの
    19歳の未芙由(みふゆ)。
    母を病気で亡くし、
    父は、早々に再婚し
    たった一人の弟も、新しい母親に懐いてしまって
    孤立した未芙由は、もはや、家にいることが
    できなくなってしまった。

    そこに、遠い親戚の東京のオバ、尚子が
    上京しておいで、お母さんとは、仲が良かったのだと
    連絡が入り、
    一人、長野の田舎町から、
    都会の一等地、渋谷の豪邸、鹿島田家へと招かれ
    同居がはじまる。

    その尚子の、何不自由のなさそうな
    セレブリティなニオイ。
    それとは裏はらに、バラバラな尚子の家族たち。

    鹿島田家の人々と、なんとか馴染んでいきながらも
    馴染めない孤立感と悲壮感を抱えなが

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    2017年08月06日
  • 氷雨心中

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    高校の時に読んで、再読。
    「青い手」「氷雨心中」「おし津提灯」は覚えていたのだがあとは読むうちに思い出すという感じだった。
    話は全て好きだが最後の「おし津提灯」で全てかっさらわれてしまうため、他の作品がうろ覚えになってしまう。自分だけかな?

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    2011年12月09日
  • 涙(上)

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    萄子の勝を想う純粋な気持ちがひしひしと伝わって来た。勝は無実と解っていても、失踪の理由が解らず、ラストで真実が明かされる。失踪の理由が読者も納得できる内容で良かった。台風の中の最後の二人のやり取りは、タイトルの「涙」に相応しいラストでした。久々の感動ものでした。

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    2011年08月05日
  • 結婚詐欺師(上)

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    ネタバレ

    作者は女性なのに、女性だからなのだろうか、本当に上手い、と思った。
    全て個性の違う女性を言葉巧みに、魅力あふれる行動力で騙す。
    その手口に引き込まれます。
    ラストまで飽きさせない展開は素晴らしい。

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    2011年06月28日
  • 結婚詐欺師(下)

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    こんなの、現実では騙されるか!という人こそ、こういう詐欺師に騙されたりするんです(笑)
    自分は大丈夫という心のスキに詐欺師は潜りこんでくる。
    みんな自分は大丈夫だと思ってるのに騙される。そういうことを、よくここまでリアルに表現できたなと思った。
    作品中の被害者女性が現実世界に存在したとして、この本を読んだとしても、「こんな男に騙されるなんてありえない」と口を揃えて言うだろう。

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    2011年06月10日
  • 結婚詐欺師(上)

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    この作者は、どうしてこんなにも女性目線・男性目線 両方の描写が上手いのか。と、この作品しか読んでないのに思った。
    本を読んだのに、映像の感覚が残る。
    下巻も楽しみ。

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    2011年06月10日
  • 家族趣味

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    ひょんな事から乃南著書ゲット~♪

    タイトル作含む5話を収録した短編集です↓
    1)魅惑の輝き
    2)彫刻する人
    3)忘れ物
    4)デジ・ボウイ
    5)家族趣味

    各話を通してのテーマは「没頭するあまり一線を越えた人々」でしょうか。「誰しもが犯罪者になれる、通常・異常のFine line」って感じでしょうか。(Fine Lineの上手い言い回しってなんだ?)
    前者のほうがいいな。やっぱりアイデアは一番最初に出た奴がベストだな。

    1)魅惑の輝き:宝石に魅入られて借金を重ねる、ちょっと頭のネジの飛んだ(言うならばさっこみたいな?)女の話。返済できなくても宝石のためにサラ金の自転車操業を繰り返して、いざピ

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    2011年05月16日
  • 犯意

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    久々です、乃南さん。もうタイトルから惹かれて即レジへ。いやあ、読んで良かった。面白かったです。小説と法解説が同時に読めるって、なかなかないし。これ、第二弾・第三弾…って出してくれないかなあ。こういうタイプは新しくてすごく面白い。そして勉強になりました。法解説は、一回読んだだけじゃ全然理解できないから、何回か読み返しました。それでも、え?どういうこと?って思う部分が沢山あって。分からない、何で?って思うたびに、法律って面白いなあと思った。知らないことばかりだった。法律って深くて難しくて面倒くさくて面白い、と改めて思った小説でした。

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    2011年05月08日
  • 氷雨心中

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    良かったです。

    この本を友人に勧めたことがあるのですが
    「暗っ」と言われてしまいました…が

    これって暗いのか…
    暗いと言うより情念のような
    強さと恐ろしさを感じないかな…。

    短編ですが一つ一つ確かな仕上がりの本だと思います。

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    2011年03月25日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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    相変わらず相方についていない音道刑事。

    自分勝手な行動や言動の多い相方に振り回せれまいと、職務に全うする彼女を応援したくなる。

    この本には彼女の私生活のその後も描かれていて。
    こちらも気になる所。

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    2011年03月04日
  • 今夜もベルが鳴る

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    ネタバレ

    友人が主催する真夜中のパーティで、天野ゆかりは魅力的な青年岩谷と知り合った。落ち着いた物腰と静かな喋り方に、ゆかりはひどく惹かれた。2日後、夜更けに突然、岩谷から電話がかかり、ゆかりの中で恋の炎が燃え上がった。だが、それが身も凍る恐怖の始まりだった。電話は毎夜かかってきたが、話すにつれて、彼女の心にある恐ろしい疑惑が頭をもたげ始めた。いったい岩谷とは何者なのか。気鋭の女流が毎夜鳴り響くベルに怯える女を鮮烈に描くサスペンスの傑作。

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    2011年02月16日
  • 幸せになりたい

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    短編集&恋愛ミステリーな1冊。
    女って、、、。
    帯には「おぞましい7つの愛の物語」なんて書いてあったけど、、、。
    おぞましかったかなぁ?
    それとも共感できる部分があるアタシが、おぞましいのか?(笑)

    ☆キャンドル・サービス
    ☆背中
    ☆お引っ越し
    ☆たのしいわが家
    ☆口封じ
    ☆挨拶状
    ☆二人の思い出

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    2011年02月09日
  • 涙(上)

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    涙ってタイトル、読み終わってから分かった。本当に涙が止まらなかった。昭和の昔懐かしい時代から現代まで。運命に翻弄されたカップルの話。

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    2011年02月03日
  • 家族趣味

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    短篇集。

    これもすべてが、シャープでスマートで面白かった。乃南さんの書く短編は、最後の落とし方が鋭くて、ユニークで。あっけなくて、面白い。
    「彫刻する人」なんかは特に、そう感じた。

    乃南さんの話に出てくる、女の人も男の人も女子も男子も、老女も老翁も、みんなすべてが「本物」みたい。気持ち、というか視点がそれに近い。

    表題作の「家族趣味」は、怖かった。そして悲しかった。哀しかった。
    「家族」――理想の家族像――をつくることが、趣味。そこには人の温もりがまったくない、ということに、まったく考えを及ばせなかったことで、なにもかも失ってしまう。これも展開が隙なく、意外で最初から最後まで楽

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    2011年01月27日
  • 花盗人

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    自立できない夫との生活に疲れた女は逃げ場を求めた。しかしそれが彼女の「脱線」の始まりだった...。表題作のほか、「最後の花束」「脱出」など、怖くて意外な結末が詰まった全10編。

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    2010年09月30日
  • 死んでも忘れない

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    さすが乃南アサ!!

    良い話だった!
    実際問題に現代日本において起こった事を上手く利用し
    そこから浮き彫りにした内容を
    ストレートに表現し綺麗にまとめきってる

    さすが色んな部門で受賞を総なめにした著者だと思う

    ただ 本当に 人間って
    とっても醜く、自分本位で その行動や仕草で
    他人を不幸に落としいれていたとしても
    それに気づかない

    簡単に言えば どこぞで火事があってる!
    って聞けば野次馬に見に行く そんな卑屈な人間が
    俺自身 一番受け付けられないが
    その弱い存在を上手い事利用し、まとまった内容だった

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    2010年08月05日
  • 夜離れ

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    乃南節! フルスロットルww
    はじめて著書を拝読して以来、いちばん好きな女性作家ですv

    結婚というテーマで統一してるとこがモノトーン(?)でオサレなので、お気に入りの一冊。
    ただし、内容はオサレどころか、相変わらずドロッドロww
    女性の奥に渦巻くコールタールのような「闇」が赤裸々にダダ漏れ!
    そこが良いっっv ←

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    2010年08月04日