乃南アサのレビュー一覧

  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説のアンソロジー。
    新たな作家さん発掘も兼ねて。

    ①佐々木譲さん『弁解すれば』
    初めましての作家さん。
    これはシリーズ作品の1つ。
    他者の心に協調し過ぎてしまう警察官の話。
    続きが気になるので今後読む予定

    ②乃南アサさん『青い背広で』
    こちらも初めましての作家さん。
    人気シリーズ主人公の若かりし頃の話のよう。
    シリーズのファンで無いとあまりピンと来ないかも。

    ③松嶋智左さん『刑事ヤギノメ』
    こちらも初めましての作家さん。
    面白かった。けど、短編ではもったいないかも。長編で読みたい。
    今のところシリーズは無さそう。

    ④大山誠一郎さん『三十年目の自首』
    こちらも初めましての作

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    2025年05月27日
  • いつか陽のあたる場所で

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    理由あって刑務所で一緒だった二人が
    何とか目立たないように生活基盤を
    整えようと努力する話

    夫の暴力に耐えて生活していた主婦が
    子どもにまで暴力が及び殺人を犯す
    あるよね殺人は別として
    外ではおとなしい人が家では暴力亭主
    そういうのに限って
    もう二度としないと泣いて謝る
    繰り返し繰り返し 負の連鎖
    そして
    いい所のお嬢様なのにホストに入れ揚げ一千万くらい貢けど
    出会い系サイトで知り合った男に
    睡眠薬を飲まして金を盗み御用となる

    そんな二人が娑婆で目立たないように
    何とか生きて行こうとするストーリー
    下町で庶民の関係や生活が感じられて
    面白い
    二人のキャラが違うので
    うまくいかない事やその対

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    2025年05月27日
  • マザー

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    母、妻、そして女。男である私にとって5篇それぞれに考えさせられた。父、夫の私の人生と同じ時間を生きていても、こうまで内実の違いを知らされると唖然とする。特にリアルに読んだのは、「セメタリー」、「ビースト」、「アフェア」。
    乃南アサ氏の作品には本当に教えられるものが多い。

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    2025年05月18日
  • いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトルの短編、いっちみちだけ風合が違うが他の作品は家族もの。
    青い手のお香の原料は結局何か、読み解けず。湿った耳垢を持つ男性を保存するのか?
    ルールにがんじがらめになってゆく家族、青い夜の底での女性ファンの狂いっぷり、団欒の一家団欒というか一家団結も全部薄気味悪い。
    安定して読める短編集。

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    2025年05月06日
  • マザー

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    母親にまつわる5つの短編集です。小説に出てくる母親たちはどこか普通ではない、異常なようにみえる描写もあるのですが、私にも母がいて、私自身も母だからかもしれませんが、どのお話も本当にありえるよなぁと思ったのが正直な感想です。一歩何かが違ってくると小説の中の母親たちのようになる可能性が私にもあるなと身をつままれる思いでした。読後感がいいとは言えないのですが、不思議と読む手がとまらない本でした。

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    2025年05月05日
  • いちばん長い夜に

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    前科持ちという設定がとても興味深く、なるべく穏やかな日々を過ごしてほしいと願うように読み進めていました。
    特に後半の球場のシーンからは一気に急展開し、通勤時間に電車の中で、人目をはばからず涙しながら読みました。
    震災のシーンは実体験というだけあってものすごくリアルで読み応えたっぷりでした。
    全体的に、なんでもないような穏やかな時間も無駄な描写がなく、磨き上げられたような印象の作品でした。

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    2025年05月03日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    家庭裁判所の調査官 として少年の行動の原因を探る仕事をする庵原かのん
    様々な事情を抱えた本人や家族、周りの人から聞き取りながら問題点を掴もうとする
    するするとほどけない仕事は辛いこともあるんだろうなと思う
    何とかしてほどけた時はやりがいを感じるのかな

    仕事以外のことも描かれている場面は少しホッとした

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    2025年04月09日
  • しゃぼん玉

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    ネタバレ

    フィクションゆえの「そんな都合のいいことが…」なところはあるものの、椎葉の人たちとのふれ合いを通じて、翔人が人生に前向きになっていくのは、純粋に嬉しかった

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    2025年04月07日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    著者の小説は、久々。
    再読で女刑事音道貴子シリーズを読んでいるが、新作では6年前の『水曜日の凱歌』以来。
    主人公は、家裁調査官の庵原かのん。彼女が担当する、自転車窃盗、JKビジネス、女性暴行などの罪を犯した少年や少女たちの真の原因を探る連作7短編。
    これまでも心理描写の鋭い小説を残している著者らしい読み応えのある作品。
    音道貴子シリーズのようにシリーズ化されることを期待したい。

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    2025年04月04日
  • マザー

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    マザーはつらいよ。母といってもその前に人間。なのに「母」という肩書のまあ重たいこと。「世話して当たり前」と思われる母のまあ不憫なこと。そんな鎧を振り払うかのようなイヤミステイストな短編集。①『セメタリー』→うちの母は太陽です。笑いの絶えない家庭です。②『ワンピース』→苦労ばかりの母が亡くなった。新しい母となったのは。③『ビースト』→出戻りの娘と孫とで団らんしたかったのに...④『エスケープ』→私は不倫した母親の胎児です。⑤『アフェア』→子どもが独立した途端エロババアになりました。お気に入りは①と③。

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    2025年03月26日
  • しゃぼん玉

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    暗い始まりから一気に話が転換し別の世界の話になった。肯定、期待、応援、安心、人はそんなのが必要なんだろうな。それらを与えてくれる人との関わりが必要。

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    2025年03月22日
  • 結婚詐欺師(下)

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    ネタバレ

    詐欺師の騙す手口に興味があって読んだけれど、阿久津刑事の家庭問題や過去の女性の事でイライラしているシーンは、正直飽きてしまった。少しテンポが悪かった。
    過去の小説だけれど、現代でも色々な手口で人を騙したり、落とし入れようとする人がいるので気をつけなければと思った。

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    2025年03月16日
  • 結婚詐欺師(上)

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    詐欺師がどのように女性の心をつかむのかその描写がリアルだった。淋しい思いをしている女性につけこんでお金を騙し取る男は最低だと思う

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    2025年03月16日
  • 6月19日の花嫁

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    ネタバレ

    久しぶりに読みました。
    記憶喪失になった千尋が6月19日というキーワードから記憶を徐々に取り戻していきます。主人公がなぜ記憶を失ったのか、どんな記憶を失ったのかが明らかになります。記憶がないことをいいことに、千尋をだまそうとする人、記憶を失う前の千尋に傷つけられた人。千尋は徐々に記憶を取り戻し、本当に思い出したかった人、愛している人を見つけます。
    千尋と一緒に混乱し、千尋の過去に憤り、最後にはロマンチックな気分になりました。

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    2025年03月08日
  • マザー

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    母親は母親にしかなれないの?夫の妻でなくて母親なの?母親=女性=人間だよ。近い話は、現実に確かにありそう。

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    2025年03月08日
  • マザー

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    それぞれの事情を抱えた母親たちが繰り広げる壮絶なドラマ。自分が知っている母親は、ほんの一面だけなのかもしれませんね。

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    2025年03月07日
  • 暗鬼

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    タイトルは疑心暗鬼の『暗鬼』…この言葉は、妄想からひきおこされる恐怖心。 実際にはないことを、あると思ってこわがる気持、とのことだ。これだけでも何だか引き込まれていた。

    主人公の女性が親子四代、総勢8名の大家族に嫁ぐところから、物語は始まる。この家の嫁として早く溶け込みたいと張り切る主人公。

    皆が自分に優しい、いや優しすぎる?一見温かく理想的な家庭。しかしの裏に潜む奇妙な違和感がある…効率的だからと、義母や義妹と一緒に風呂に入らされる。絶対的権力を持つ『大ばばちゃん』と呼ばれる98歳のひいお婆さんが君臨している。
    この家は何だかおかしい?それとも私が間違ってるのか…主人公は疑心暗鬼に囚われ

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    2025年03月04日
  • 結婚詐欺師(下)

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    おもしろかった!
    正直、次から次へと金銭を要求するような彼氏を信用するなんてありえないと思いながらも、結婚を前提で口がうまくて自分のツボをうまくついてくれると信用しちゃうのかもなと感じた。
    しかも仕事ができてお金持ちで、著名人と知り合いだなんて聞いたら、、人間ってこわい!

    関係ないけど最近結構な頻度で我の強いヒステリーな女性が登場するなぁ。

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    2025年02月28日
  • マザー

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    私にとって30年ぶりくらいの乃南アサ作品。『凍える牙』を読んで、「やっぱり直木賞受賞作っておもしろいなぁ」と思った記憶がある。
    そして今回、短編ではあるが、やはり「うまいな」と思った。ベテランならではの、テンポのよい文章のなかの過不足ない表現はさすが。

    この本は、ちょっとしたホラー感もある。
    読んでいくうちに、「あぁ、この人はホントはこんな人だったのか……」という予感がするのだけど、その答え合わせをするのが怖くて、毎話、一瞬ひと息入れてしまった。

    結局いちばん怖いのは、見知らぬ人じゃなくて、よく知っているはずの人の見知らぬ姿。
    でも、それは当たり前なのかもしれない。家族とはいえ、他人なのだ

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    2025年02月13日
  • マザー

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    こんな極端な話はないだろうと思いつつ、でもどの話も実際にも起こりそうな怖さを含んだ展開が気になって手が止まらなかった。
    怖いけど面白かった!

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    2025年02月11日