乃南アサのレビュー一覧

  • いちばん長い夜に

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    前科持ちという設定がとても興味深く、なるべく穏やかな日々を過ごしてほしいと願うように読み進めていました。
    特に後半の球場のシーンからは一気に急展開し、通勤時間に電車の中で、人目をはばからず涙しながら読みました。
    震災のシーンは実体験というだけあってものすごくリアルで読み応えたっぷりでした。
    全体的に、なんでもないような穏やかな時間も無駄な描写がなく、磨き上げられたような印象の作品でした。

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    2025年05月03日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    家庭裁判所の調査官 として少年の行動の原因を探る仕事をする庵原かのん
    様々な事情を抱えた本人や家族、周りの人から聞き取りながら問題点を掴もうとする
    するするとほどけない仕事は辛いこともあるんだろうなと思う
    何とかしてほどけた時はやりがいを感じるのかな

    仕事以外のことも描かれている場面は少しホッとした

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    2025年04月09日
  • しゃぼん玉

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    ネタバレ

    フィクションゆえの「そんな都合のいいことが…」なところはあるものの、椎葉の人たちとのふれ合いを通じて、翔人が人生に前向きになっていくのは、純粋に嬉しかった

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    2025年04月07日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    著者の小説は、久々。
    再読で女刑事音道貴子シリーズを読んでいるが、新作では6年前の『水曜日の凱歌』以来。
    主人公は、家裁調査官の庵原かのん。彼女が担当する、自転車窃盗、JKビジネス、女性暴行などの罪を犯した少年や少女たちの真の原因を探る連作7短編。
    これまでも心理描写の鋭い小説を残している著者らしい読み応えのある作品。
    音道貴子シリーズのようにシリーズ化されることを期待したい。

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    2025年04月04日
  • マザー

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    マザーはつらいよ。母といってもその前に人間。なのに「母」という肩書のまあ重たいこと。「世話して当たり前」と思われる母のまあ不憫なこと。そんな鎧を振り払うかのようなイヤミステイストな短編集。①『セメタリー』→うちの母は太陽です。笑いの絶えない家庭です。②『ワンピース』→苦労ばかりの母が亡くなった。新しい母となったのは。③『ビースト』→出戻りの娘と孫とで団らんしたかったのに...④『エスケープ』→私は不倫した母親の胎児です。⑤『アフェア』→子どもが独立した途端エロババアになりました。お気に入りは①と③。

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    2025年03月26日
  • しゃぼん玉

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    暗い始まりから一気に話が転換し別の世界の話になった。肯定、期待、応援、安心、人はそんなのが必要なんだろうな。それらを与えてくれる人との関わりが必要。

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    2025年03月22日
  • 結婚詐欺師(下)

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    ネタバレ

    詐欺師の騙す手口に興味があって読んだけれど、阿久津刑事の家庭問題や過去の女性の事でイライラしているシーンは、正直飽きてしまった。少しテンポが悪かった。
    過去の小説だけれど、現代でも色々な手口で人を騙したり、落とし入れようとする人がいるので気をつけなければと思った。

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    2025年03月16日
  • 結婚詐欺師(上)

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    詐欺師がどのように女性の心をつかむのかその描写がリアルだった。淋しい思いをしている女性につけこんでお金を騙し取る男は最低だと思う

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    2025年03月16日
  • 6月19日の花嫁

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    ネタバレ

    久しぶりに読みました。
    記憶喪失になった千尋が6月19日というキーワードから記憶を徐々に取り戻していきます。主人公がなぜ記憶を失ったのか、どんな記憶を失ったのかが明らかになります。記憶がないことをいいことに、千尋をだまそうとする人、記憶を失う前の千尋に傷つけられた人。千尋は徐々に記憶を取り戻し、本当に思い出したかった人、愛している人を見つけます。
    千尋と一緒に混乱し、千尋の過去に憤り、最後にはロマンチックな気分になりました。

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    2025年03月08日
  • マザー

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    母親は母親にしかなれないの?夫の妻でなくて母親なの?母親=女性=人間だよ。近い話は、現実に確かにありそう。

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    2025年03月08日
  • マザー

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    それぞれの事情を抱えた母親たちが繰り広げる壮絶なドラマ。自分が知っている母親は、ほんの一面だけなのかもしれませんね。

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    2025年03月07日
  • 暗鬼

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    タイトルは疑心暗鬼の『暗鬼』…この言葉は、妄想からひきおこされる恐怖心。 実際にはないことを、あると思ってこわがる気持、とのことだ。これだけでも何だか引き込まれていた。

    主人公の女性が親子四代、総勢8名の大家族に嫁ぐところから、物語は始まる。この家の嫁として早く溶け込みたいと張り切る主人公。

    皆が自分に優しい、いや優しすぎる?一見温かく理想的な家庭。しかしの裏に潜む奇妙な違和感がある…効率的だからと、義母や義妹と一緒に風呂に入らされる。絶対的権力を持つ『大ばばちゃん』と呼ばれる98歳のひいお婆さんが君臨している。
    この家は何だかおかしい?それとも私が間違ってるのか…主人公は疑心暗鬼に囚われ

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    2025年03月04日
  • 結婚詐欺師(下)

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    おもしろかった!
    正直、次から次へと金銭を要求するような彼氏を信用するなんてありえないと思いながらも、結婚を前提で口がうまくて自分のツボをうまくついてくれると信用しちゃうのかもなと感じた。
    しかも仕事ができてお金持ちで、著名人と知り合いだなんて聞いたら、、人間ってこわい!

    関係ないけど最近結構な頻度で我の強いヒステリーな女性が登場するなぁ。

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    2025年02月28日
  • マザー

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    私にとって30年ぶりくらいの乃南アサ作品。『凍える牙』を読んで、「やっぱり直木賞受賞作っておもしろいなぁ」と思った記憶がある。
    そして今回、短編ではあるが、やはり「うまいな」と思った。ベテランならではの、テンポのよい文章のなかの過不足ない表現はさすが。

    この本は、ちょっとしたホラー感もある。
    読んでいくうちに、「あぁ、この人はホントはこんな人だったのか……」という予感がするのだけど、その答え合わせをするのが怖くて、毎話、一瞬ひと息入れてしまった。

    結局いちばん怖いのは、見知らぬ人じゃなくて、よく知っているはずの人の見知らぬ姿。
    でも、それは当たり前なのかもしれない。家族とはいえ、他人なのだ

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    2025年02月13日
  • マザー

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    こんな極端な話はないだろうと思いつつ、でもどの話も実際にも起こりそうな怖さを含んだ展開が気になって手が止まらなかった。
    怖いけど面白かった!

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    2025年02月11日
  • 六月の雪

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    台湾に興味があり手に取った本です
    かなり読み応えがありましたし、旅をしている感覚になりました
    日本と台湾の歴史などもわかって、もっと詳しく知りたいとも思いました

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    2025年02月09日
  • 家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)

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    久しぶりに乃南さんの作品を読みました。
    会社帰りに立ち寄った書店で新刊を。
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    少年たちの
    声を聴く
    それが
    私の仕事

    自転車窃盗、暴行、
    JKビジネス……。
    事件を調べるため
    かのんは今日も走る!

    乃南ミステリー
    新シリーズ開幕!
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    福岡県で家庭調査官をしている、庵原かのん。
    「ケーキを切れない非行少年たち」を思い出しました。

    家庭や貧困、
    誰かの理解や支援があれば、
    違う未来があったかもしれない。

    ルーツや核心的な部分に迫ろうとすることは、
    ミステリ

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    2025年02月09日
  • マザー

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    ネタバレ

    『セメタリー』
    どういう意味なのかな?と思って調べたら
    お墓とか墓場という意味があるらしいのだけれど
    この作品については後者が当てはまるのだろう。
    結婚は人生の墓場、なんて昔の人はよく言ったもんだ…

    『ワンピース』
    …うぇぇ?そこで終わり?
    というくらい唐突に終わる。
    冴子の気持ちはわからなくはないけれど、
    『そっとしておいた方がいい』という建前で
    (そういう意図はなくとも)放置してた以上、
    寂しさに漬け込んでくる人間がいたとしても、
    どうしようもないんだよなぁ…

    『ビースト』
    あつかましいな、とは思う。
    ただ…こういうの実は多いんじゃなかろうか。
    離婚してなくても、保育園の送り迎えとか

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    2025年02月10日
  • しゃぼん玉

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    主人公・翔人の心の成長の描写が上手く描かれていた。
    そしてなんと言っても、老婆スマとの出会い。宮崎県の方言が各登場人物の個性を更に際立たせていた。
    個人的に好きなシーンは夜の雨のシーンです。夜に突然降る雨の音や雰囲気がかなり繊細に描かれていて、田舎に住んでる人は共感できると思います。
    人を信じることって難しい。でも、信じてくれる人が傍にいることがとても大切なんだと思い知った。タイトルの『しゃぼん玉』の意味も最後まで読めば分かりますよ。

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    2025年01月17日
  • マザー

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    母としての顔 妻としての顔
    でもやっぱり女は女
    一人の人間としても認めてほしい
    雑に扱われるとこうなるんだよなぁ…
    「ビースト」はほんとに可哀想だった

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    2025年01月11日