乃南アサのレビュー一覧

  • 結婚詐欺師(上)

    購入済み

    引き込まれる

    昔の小説ではあるが、小説慣れしていなくても読みやすかったです。どうしようもなくクズな主人公とその周りの心の弱った被害者たちが印象的

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    2020年02月11日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

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    今作での鎖の意味として巻末の解説にもあるように、
    物理的な鎖、運命の意味の鎖、親子の絆の意味の鎖、社会のしがらみの意味の鎖など
    様々な意味で用いられて、最初タイトルを見て重いなと思ったが、読んでみてなるほどと納得がいった。

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    2020年01月31日
  • 女刑事音道貴子 未練

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    同シリーズ物の2冊目の短編集。
    題名の「未練」、
    刑事としては起きてほしくないであろう「館川古物商殺人事件」、
    前作の長編「鎖」での出来事後の貴子の心情を書く「山背吹く」、
    残忍に殺された幼児と犯人の背景を書く「聖夜まで」、など
    読んでいて個人的には全体的に”やるせなさ”や”無力感”のようなものがテーマになっていると思った。

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    2020年01月31日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    警察は男社会
    そしてその中で刑事をやることの厳しさ、
    頑固な女性に対するデリカシーのないむくつけき男、その中で
    音道貴子は頑張る
    悲しいくらい応援する
    一生懸命応援している自分がいる。音道貴子シリーズ好きです。

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    2020年01月12日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    1945年8月15日、日本にとっての第二次世界大戦は幕を下ろす。
    しかし、単純に、「戦争が終わった=平和が戻る」ではなかった。
    敗戦国・日本には占領軍がやってくる。物資は不足している。戦争で失われた人材も数知れぬ。
    人々は「戦後」がどうなるのかをはっきりとは描けぬまま、見えない新時代へと、いわば、ハードランディングせねばならなかった。

    そうした中で、国策として設立された施設があった。
    RAA(Recreation and Amusement Association)。日本語では「特殊慰安施設協会」と呼ばれる(cf:『敗者の贈り物』)。
    占領軍兵士向けの慰安所で、一般の婦女子が兵士たちに襲われ

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    2020年01月01日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    主人公は14歳の女の子。話は昭和20年の春から始まる。空襲で家を失い兄や妹も失ったが、かろうじて母とは再会し2人で生きていくことになる。そして終戦を迎え、母は英語力を買われある団体に雇われる。それは政府からの要請による、進駐軍を相手にする慰安婦を世話する組織だった。最初は主人公はそれがどういう施設なのかわかっていなかったが、次第に理解し慰安婦たちの状況を耳にすることにより、この施設を性被害を民間人に与えないための防波堤と言っている政府などに疑問を持つようになる。
    一方でかつては良妻賢母だった母が働くようになり、ついこの間までは鬼畜と呼んでいた米兵を相手に愛想を振りまいたりする母のしたたかさにも

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    2019年12月13日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    白骨死体、今川老人殺害事件、父娘惨殺事件。これらの事件に関連はあるのか。音道の立てたある仮説は、深く重く沈殿しつつあった捜査を大きく動かした。一方、刑事を騙る男が捜査を撹乱する。目的は何なのか。誰が情報を漏洩しているのか。深まる謎と謎が交錯し、溶け合っていく―。人間の欲望という業が生み落としていく悲しみをスリリングに描くシリーズ最高潮の人間ドラマ。

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    2019年11月05日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    貸家だった木造民家の解体現場から、白骨死体が発見された。音道貴子は、家主の今川篤行から店子の話を聞こうとするが、認知症で要領を得ず、収穫のない日々が過ぎていく。そんな矢先、その今川が殺害される…。唯一の鍵が消えた。捜査本部が置かれ、刑事たちが召集される。音道の相棒は…、滝沢保だった。『凍える牙』の名コンビが再び、謎が謎を呼ぶ難事件に挑む傑作長篇ミステリー。

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    2019年11月05日
  • 結婚詐欺師(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    練習場で橋口に声をかけられた江本美和子は、その強引な誘い方に驚くが、結局デートに応じる。一方、阿久津らの捜査から松川と橋口が同一人物であることが判明した。だが被害者の中にかつての恋人、美和子がいるのを知り、阿久津は愕然とする。あのしっかり者の彼女がなぜ…。橋口と被害女性、そして阿久津の心模様を丹念に追い、現代の結婚観を浮き彫りにした傑作サスペンス。

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    2019年11月05日
  • 結婚詐欺師(上)

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    あらすじ
    橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた-。

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    2019年11月05日
  • 死んでも忘れない

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    内容(「BOOK」データベースより)
    夫婦と、息子ひとりの3人家族。どこにでもある、新興住宅地の平穏で幸福な一家だった。妻が妊娠したことで、新たなる喜びに一家は包まれる…はずだった。しかし、ある朝、夫が巻き込まれた小さな事件が思いもよらぬ展開を見せ、彼らの運命を大きく狂わせていく―。次第に追い詰められ、崩壊に向かう家族に、果して救いはあるのか?現代の不安を鋭くえぐった心理サスペンス。

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    2019年11月05日
  • 再生の朝

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    あらすじ
    十月七日午後五時三十分。萩行きの夜行高速バスが品川のバスターミナルを出発した。乗客乗務員は十二人。約十四時間で目的地到着の予定だったのだが…。深夜に乗務員が殺害され、バスは殺人者とともに、何処とも知れぬ闇の中に放り出される。台風接近で風雨も激しさを増し-。それぞれの人生を背負って乗り合わせた登場人物たちの多視点から恐怖の一夜を描く、異色のサスペンス。

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    2019年11月05日
  • 駆けこみ交番

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    内容(「BOOK」データベースより)
    新米巡査の高木聖大は、世田谷区等々力の交番に赴任した。大事件などない閑静な住宅街で、不眠症のおばあさん神谷文恵の夜の話し相手が聖大の目下の役割だった。ところが、ひょんなことから、聖大は指名手配中の殺人犯を逮捕するという大手柄を挙げた。以降、文恵の態度が微かに変化する。文恵を含む七人の老人グループが聖大に近づいてきた…。人気沸騰中、聖大もの四編を収録。

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    2019年11月05日
  • ボクの町

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    内容(「BOOK」データベースより)
    警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。

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    2019年11月05日
  • 結婚詐欺師(下)

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     結婚詐欺師の正体が分かり、警察によって徐々に迫っていく下巻。下巻の主役は元恋人が追いかけていた詐欺師に落ちてしまったことを知った刑事。元恋人を助けたい思いと今手出しすれば犯人に逃げられてしまうという状況の板挟みになった苦悩を描いている。
     登場人物の心理描写が丁寧に描かれていて、まるで映像を見ているかのように情景が思い浮かぶ。
     詐欺師が人を人と思ってはいないのは現代横行している詐欺にも共通の感覚。お金が欲しいという思いもあるだろうが、それよりも騙し抜くことに快感を覚えるのだろうと思う。一種の依存症状と言ってもいいのかもしれない。そして騙されたほうはそれを認めることがなかなかできない。プライ

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    2019年10月28日
  • 結婚詐欺師(上)

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     稀代の結婚詐欺師とそれを追う刑事の様を描いた長編小説。
     著者はこの作品の約半年前に発表した「凍える牙」で直木賞を受賞している。
     本編はその上巻。ようやく事件の概要と結婚詐欺師と繋がりのある人物を特定できたところまでが描かれている。主人公は恐らく刑事だが、本編ではどちらかというと詐欺師の駆け引きテクニックが細やかに描かれている印象。人間の心理を巧みに利用する話術、動態はさすがの一言。ひとえに頭の回転の速さがなせる業であり、脱帽してしまう。

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    2019年10月27日
  • 不発弾

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    面白い短編集 ある小料理屋の鍋が大変美味しいが食べ続ける客が次々と病死していく。その隠し味とは?表題作はいただけないが。

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    2025年12月18日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    戦争が終わった終戦の日からの日々を14歳の鈴子の目線で描いた戦後の物語。
    読み応えがあった。知らなかったことがたくさんあった。戦争中の悲惨な話は見聞きすることがあったけど、戦後の混乱期にこんなことがあったとは。
    もちろん戦時中の鈴子の体験は凄まじく、戦争で母と二人生き残るも焼け野原となった東京同様に鈴子の心もがらんどうになってしまいます。でも母は生き延びるためにたくましく、したたかに新しい生活を始める。英語ができた母は、進駐軍相手の慰安施設というものにかかわる仕事に就く。
    多感な年頃の鈴子から見える理不尽と矛盾。防波堤となった女の人たちと自分は何が違ったのか、この間まで鬼畜と教わっていたアメリ

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    2019年09月12日
  • ヴァンサンカンまでに

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    ネタバレ

    ヴァンサンカン(25歳)までに。
    心情描写がリアルなところが面白くて、ドロドロしていたけど読み進めてしまった。
    翠は性格悪いな〜と思いつつも、読み進めていくとその背景には育った家庭環境での苦い経験があることが分かって同情した。恋愛の渦中にいる間はボロボロになっていても気付かないものだと痛感させられた。刑務所に入ってしまった恋愛でも幸せだと言っている人もいるので、良い顔ができる恋愛が良い恋愛とは一概に言えないけど、一体何が自分に馴染む幸せかは自分で身をもって確かめていかないと分からないなと思った。
    この小説は何を語りたかったんだろう

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    2019年09月09日
  • ニサッタ、ニサッタ(下)

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    ネタバレ

    Rさまオススメ本の下巻。
    ようやくちゃんと働くようになったかと思ったら、なぜそのような女に?と思うような女性に入れ込み。
    果ては飲酒運転で事故とは。
    もうほんと読んでて情けない、歯がゆい思いをさせられるのだけど、思いの外、芯は優しく人に対しても誠実な良い人間なのだと思う。だからなおさら歯がゆいのか。
    母親や杏奈にあたり散らしたものの、婆ちゃんのあたたかさには素直になれる。
    ようやく落ち着いて母親や姉のことも考えられるようになるなど、やはり根は優しく思いやりがあるのだと思う。
    杏奈もそんな部分に救われたのだろうと思う。
    最後にはやりたいことを見つけ、希望に溢れる感じが良かったと思う。

    しかし、

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    2019年08月12日