乃南アサのレビュー一覧

  • ボクの町

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    新米警察官の交番勤務研修でのお話。

    個人的に働き出して半年経ち、いろいろと思うところはある。
    会社の中の規律とかそういうのに疑問を持ったり、
    学生時代はよかったなーと振り返ったり、
    はたまた何のために働いてるんだろう?
    仕事のやりがいって何?幸せなんだろうか?

    とかとか・・・
    負のスパイラルに陥りがちのこの頃でしたが(笑)、
    少し元気をもらいました電球


    「ある意味自分は幸せ」
    ふーん、そういう考え方もあるなぁと思った一冊でした。
    やっぱり仕事することの魅力って、
    いろんな人に会えることなのかなぁ。
    ステキな先輩や上司に会えたらそれだけできっと、
    この仕事やっ

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    2020年05月13日
  • 火のみち(上)

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    満州から命からがらで故郷に戻った南部家族、9人いた家族が日本の地を踏めたのは7人だったしかし、満州から帰ってきた家族を暖かく迎え入れる場所は無し。
    何とか親戚のボロ小屋で暮らすことに、勿論食べ物もなければ働く場所もない、母親は病気を抱え働くことができない身の時姉は家族の為働きに出が二度と家族と暮らすことはなかった。

    姉の仕送りで家族細々と暮らしていたが母の病気が悪化し帰らぬ人に、、
    母の葬儀は借金してあげたものの返せる見込み無し

    「妹を売っらないか」と言われ妹を守るために人を殺した兄次郎
    それから刑務所生活が始まった、気性の荒かった次郎は刑務所で問題児だったが
    陶芸を作るメンバーとして加わ

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    2020年05月07日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    戦後を生き抜く女性のお話。
    恥ずかしながら、この本を読むまでRAA(特殊慰安施設協会)という存在を知らなかった。
    終戦を迎えたことは1つの区切りではあるけど、それまでの思想や環境が変わっていく中でどう生き抜いていけばよかったのか、深く考えさせられた。
    女性は強いとか、女性はあざといとか、そんな言葉じゃ言い表せないけど、最後はちょっとスカッとした。

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    2020年04月24日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    どうしてこう、いつの時代も男はバカなのか……。

    ごめんなさい、そう思わずにはいられない話でした。

    戦争に負けた日本に、戦勝国のアメリカ人がいっぱいやってくる。
    だから、頼まれもしないのに、慰安所を作った……。
    そういうこと、我慢できねーのかよバカが、と女の私は思う。
    きっと日本男子は、自分たちが我慢できないから、アメリカ人もそうだと思ったんだろう。
    まあ、実際そうだったんだけど。
    ホントバカ。悪いけど。

    色んなことを「ずるい」と思う鈴子の気持ちもわかるし、おそらく日本の男に腹を立てている、という鈴子の母の気持ちも、わかるなあ。

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    2020年04月19日
  • 地のはてから(下)

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    乃南アサの描き方がすごい。

    読んでるうちに感情移入どころか、その本人になってくる。笑笑
    わたしはトワです。って。なる。ホントに。

    とわになって物語に翻弄される。

    知床開拓に来た家族の苦労話、苦戦話なんだけど。わたしが動き出す。夫や家族、バッタ、冷害その他いろんなものに振り回されて、それでも家族を守らんとして必死に生き続けるそのとわやトワのお母さんになってる。読んでる間は完全になっちゃうのよ。わたしを一人ここに残して、完全に『あんにゃは我慢しすぎるけぇ』とか呟いちゃうから。

    もう、本を読んでるこのわたしすらトワでした。笑笑
    人生の落ち込み、浮き、そしてまた落ち込み、それで少しづつ年を重ね

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    2020年04月17日
  • 花盗人

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    実は2度目でした^ - ^

    読み進めるうちにあれ?
    実は2度目でした^ - ^
    ですがやはり面白かった。グロテスクな表現や言葉ではなく文章を読むことで自分なりに自由に思い描けるのでそこも深く楽しめました。まだ読んでない方が羨ましいです。たくさんぞくっとして下さい^ - ^

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    2020年04月13日
  • 風紋 上 新装版

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    重い。心理的負担が凄い。ある日、母が殺された。その事件を巡る家族や警察や報道の物語。こう書けば1行ですむ話だが、上巻だけで2冊分ありそうなビックリの分厚さで、淡々と、延々と、詳細に事件を追っていく。リアリティが過ぎる。遺体の描写など一瞬ウッとなるくらい。もうとにかく母を殺された女子高生、真裕子が悲痛でしょうがない。何度も目が涙で潤む。そして周囲の大人達の身勝手さや口さがないのに腹が立つ。あまり動きのない物語なので、ともすれば退屈になりそうなものだが暗く、深く心を掴んでくる。下巻に救いはあるのだろうか?

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    2020年04月10日
  • 不発弾

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    後味悪めが3編、スッキリ系が3編の短編集。一番好きなのは『かくし味』。煮込みが絶品の老舗店に通い詰める男の話。この主人公の気持ち、めっちゃわかる。私もお店の人とは話したいけど、常連客とは絡みたくない。『福の神』も小料理屋の話でじんわりいい話。『幽霊』も良い。『夕立』はオチはイマイチだけど、ポケベルや女子高生のギャルとかが懐かしい。表題作『不発弾』は期待したよりは普通。『夜明け前の道』は印象に残らず。やはり乃南さんは長編の方が好きだけど、たまには短編も良い。

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    2020年03月30日
  • 涙(下)

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    主人公は刑事である婚約者と東京オリンピック後に式を挙げる予定だったが、オリンピック直前に電話で自分のことは忘れるよう言われ姿をくらましてしまう。混乱する主人公に彼が殺人事件の容疑者であるということも知らされる。しかも被害者は婚約者とコンビを組んでいた老刑事の娘だった。
    主人公は婚約者の潔白を信じながら、彼を自力で探し出すことを決意。細い糸をたどりながら川崎、熱海、焼津、筑豊と彼を追うがすんでのところで会えず仕舞いでいた。
    一方、その後の捜査で彼は嵌められただけということがわかる。しかし黒幕を裁くためには何としても彼の証言が必要。そのことを知った主人公はさらに彼の足取りを辿るが、ある偶然から彼の

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    2020年03月04日
  • 結婚詐欺師(上)

    購入済み

    引き込まれる

    昔の小説ではあるが、小説慣れしていなくても読みやすかったです。どうしようもなくクズな主人公とその周りの心の弱った被害者たちが印象的

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    2020年02月11日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

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    今作での鎖の意味として巻末の解説にもあるように、
    物理的な鎖、運命の意味の鎖、親子の絆の意味の鎖、社会のしがらみの意味の鎖など
    様々な意味で用いられて、最初タイトルを見て重いなと思ったが、読んでみてなるほどと納得がいった。

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    2020年01月31日
  • 女刑事音道貴子 未練

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    同シリーズ物の2冊目の短編集。
    題名の「未練」、
    刑事としては起きてほしくないであろう「館川古物商殺人事件」、
    前作の長編「鎖」での出来事後の貴子の心情を書く「山背吹く」、
    残忍に殺された幼児と犯人の背景を書く「聖夜まで」、など
    読んでいて個人的には全体的に”やるせなさ”や”無力感”のようなものがテーマになっていると思った。

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    2020年01月31日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    警察は男社会
    そしてその中で刑事をやることの厳しさ、
    頑固な女性に対するデリカシーのないむくつけき男、その中で
    音道貴子は頑張る
    悲しいくらい応援する
    一生懸命応援している自分がいる。音道貴子シリーズ好きです。

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    2020年01月12日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    1945年8月15日、日本にとっての第二次世界大戦は幕を下ろす。
    しかし、単純に、「戦争が終わった=平和が戻る」ではなかった。
    敗戦国・日本には占領軍がやってくる。物資は不足している。戦争で失われた人材も数知れぬ。
    人々は「戦後」がどうなるのかをはっきりとは描けぬまま、見えない新時代へと、いわば、ハードランディングせねばならなかった。

    そうした中で、国策として設立された施設があった。
    RAA(Recreation and Amusement Association)。日本語では「特殊慰安施設協会」と呼ばれる(cf:『敗者の贈り物』)。
    占領軍兵士向けの慰安所で、一般の婦女子が兵士たちに襲われ

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    2020年01月01日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    主人公は14歳の女の子。話は昭和20年の春から始まる。空襲で家を失い兄や妹も失ったが、かろうじて母とは再会し2人で生きていくことになる。そして終戦を迎え、母は英語力を買われある団体に雇われる。それは政府からの要請による、進駐軍を相手にする慰安婦を世話する組織だった。最初は主人公はそれがどういう施設なのかわかっていなかったが、次第に理解し慰安婦たちの状況を耳にすることにより、この施設を性被害を民間人に与えないための防波堤と言っている政府などに疑問を持つようになる。
    一方でかつては良妻賢母だった母が働くようになり、ついこの間までは鬼畜と呼んでいた米兵を相手に愛想を振りまいたりする母のしたたかさにも

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    2019年12月13日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    白骨死体、今川老人殺害事件、父娘惨殺事件。これらの事件に関連はあるのか。音道の立てたある仮説は、深く重く沈殿しつつあった捜査を大きく動かした。一方、刑事を騙る男が捜査を撹乱する。目的は何なのか。誰が情報を漏洩しているのか。深まる謎と謎が交錯し、溶け合っていく―。人間の欲望という業が生み落としていく悲しみをスリリングに描くシリーズ最高潮の人間ドラマ。

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    2019年11月05日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    貸家だった木造民家の解体現場から、白骨死体が発見された。音道貴子は、家主の今川篤行から店子の話を聞こうとするが、認知症で要領を得ず、収穫のない日々が過ぎていく。そんな矢先、その今川が殺害される…。唯一の鍵が消えた。捜査本部が置かれ、刑事たちが召集される。音道の相棒は…、滝沢保だった。『凍える牙』の名コンビが再び、謎が謎を呼ぶ難事件に挑む傑作長篇ミステリー。

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    2019年11月05日
  • 結婚詐欺師(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    練習場で橋口に声をかけられた江本美和子は、その強引な誘い方に驚くが、結局デートに応じる。一方、阿久津らの捜査から松川と橋口が同一人物であることが判明した。だが被害者の中にかつての恋人、美和子がいるのを知り、阿久津は愕然とする。あのしっかり者の彼女がなぜ…。橋口と被害女性、そして阿久津の心模様を丹念に追い、現代の結婚観を浮き彫りにした傑作サスペンス。

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    2019年11月05日
  • 結婚詐欺師(上)

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    あらすじ
    橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた-。

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    2019年11月05日
  • 死んでも忘れない

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    内容(「BOOK」データベースより)
    夫婦と、息子ひとりの3人家族。どこにでもある、新興住宅地の平穏で幸福な一家だった。妻が妊娠したことで、新たなる喜びに一家は包まれる…はずだった。しかし、ある朝、夫が巻き込まれた小さな事件が思いもよらぬ展開を見せ、彼らの運命を大きく狂わせていく―。次第に追い詰められ、崩壊に向かう家族に、果して救いはあるのか?現代の不安を鋭くえぐった心理サスペンス。

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    2019年11月05日