乃南アサのレビュー一覧

  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

    購入済み

    風の墓碑銘

    ジュルジョシムノンの作品のようでした。
    二人の刑事の心理面の描写がよかったです。
    事件の犯人展開が予想外でした。
    久し振りに面白い作品でした。

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    2022年04月14日
  • ボクの町

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    仕事との向き合い方に悩んでばかり、自分の力量を超えることばかり、大変で苦しい事ばかり。だからこそ存在意義があって、お給料をいただいている。そこに、使命感が生まれるっていうお話しだったけど、自分はとてもそこまでの境地に至っていない。あと定年まで約5年。悩みながら頑張ろう。

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    2022年08月27日
  • 六月の雪

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    戻れない。
    たとえ、どんなに望んでも。
    戻れない。
    どの時代にも、いつの私にも。
    あるのは今。そして、今から先だけだ。
    杉山未來

    しかし、過去にはなりますが、それが心に生きている問は、出来事も人も死にません。
    林賢成

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    2022年03月30日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    昭和20年8月15日水曜日は、戦争が終わった日。

    「凱歌」とは、「勝利を祝う歌」のこと。



    14歳の鈴子が、

    進駐軍相手の特殊慰安施設で通訳として働くことになった母と、

    戦後を生き抜いていく物語。

    生きていくために苦しみながら施設で働く女たちも登場するのですが、

    暗く重い物語になっていないのは、その女たちのたくましさのせいかもしれない。





    ※特殊慰安施設協会とは、日本が進駐軍の性暴力に備えるために女性を募り、

     東京、熱海など日本各地に、慰安所を作った実在の組織で、

     5万人を超える女性が売春や娯楽を提供したとされる。

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    2022年03月26日
  • 晩鐘〈下〉 新装版

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    風紋の続編。長さを感じさせずサクサク読めました。風紋からの真裕子の気持ちの変化と立ち直っていく姿が良かった。また、大輔の中の血の怖さが重い。蛙の子は蛙という事なのか。。

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    2022年03月12日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

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    シリーズ物だったから買った一冊。

    白骨死体発見から始まる殺人事件の真相を探る話だった。

    地道な調査の結果意外な人が犯人だった。
    この犯人の人が登場した時なぜ今の段階で登場したのかと思ったが、犯人だとは思わなかった。

    女刑事とベテラン刑事のコンビは良かった。
    仲は良くないのに信頼し合ってる。

    このコンビの心情が細かく書かれている所も良かった。
    この小説を読んでる自分と同じような考えだなとか共感できる所もあり、このコンビは好感がもてる。

    音道貴子シリーズがこれが最後みたいなのが残念
    だと思った小説でした。

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    2022年02月26日
  • 犬棒日記

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    淡い黄色を背景に描かれた表紙のイラストから想像していたものとは全く違うエッセイだった。
    外にでると、色々な人を見かけたり、すれ違ったりする。何となく気になって目にとめたり、聞こえてくる話をそれとなく聞いたりすることはある。それをここまで深く観察し表現することに、さすがだなと思った。
    あまり考えたくないこと、関わりたくないことばかりの中で、なんとか生きているのが今の私達なんだとも思った。

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    2022年02月14日
  • 暗鬼

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    中村うさぎさんの解説で、「家族とは宗教」という言葉があってとてもぴったりだった。
    カルトや宗教団体はこうやって出来上がるんだとも思った。
    家族ってそんなに良いものなのかな?絶対的な絆って何?と思っている人におすすめ。

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    2022年02月02日
  • 風紋 上 新装版

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    メチャクチャ面白い。

    殺された則子視点で物語が始まるからどんどん引き込まれた。
    まさにページを捲る手が止まらず。

    そう…面白いんだけど…

    ここのレビューで犯人をサラッと記載してる人が居て面白さ半減した…ネタバレ設定していて欲しかった…。


    今後読む前にネタバレ設定以外のレビューも見ないようにしないと。と反省。



    下巻も期待。

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    2022年02月01日
  • 六月の雪

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    祖母の故郷、台湾を訪れることによって、異なる文化や生活習慣、さらには根深く現地の人々に残された歴史の爪痕を知ることになる主人公。入院している祖母のモノローグと、主人公の進行形の旅の様子が交錯して描かれ、時に双方の誰かの性格や人生が近似する様が面白く描写されていた。 

    蒋介石統治時代の悲しい歴史は、初めて知ることとなった。日本統治時代は日本語を強要され、日本軍が引き上げてからの時代は中国語を母国語とすることになる。母国語を自由に話せないなんて、現代の日本人には考えられないことである。

    祖母の容態は楽観できないが、主人公が現況から一歩踏み出していこうとする矢先、悲しい事故が起きる。六月の雪をバックに写真を撮った4人の姿は、永遠には続かないのだ。目の前の現実を飲み込み、さらに一歩進んでいこうとする主人公の姿が爽やかだった。

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    2022年01月29日
  • 美麗島プリズム紀行

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    日本統治時代も含め、難しい歴史を持つ台湾。
    もちろん親日ばかりではないとは思っていたが、そうでない方のリアルな声や心情は本書から知ることができた。

    コロナ前までは毎年数回は出張していたことが懐かしい。あまり観光もできないままであったが、次はゆっくりと日本統治時代の名残りを散策したい。

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    2022年01月23日
  • 風紋 下 新装版

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    犯人は別にいるの?と疑いながら、事件に関わるそれぞれの人生の変化がとてもよく描かれてました。真裕子の母に対する感情の動きや、描写が良かったです。

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    2022年01月23日
  • 躯 KARADA

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    臍(へそ)/血流/つむじ/尻/顎(あご)

    人体のパーツに絡む、ある意味異常な思考や行動。
    読みながらクラクラする。日常の思考から離れてしまっても、それを異常と思わないその異常さが読み続ける気持ちを暗くする。

    ちょっと疲れたな

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    2022年01月22日
  • 水曜日の凱歌(新潮文庫)

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    太平洋戦争は末期に大空襲が幾度も起こり、原爆が投下され、多数の市民が死に街が荒野と化した。その印象は強烈に後世に伝わっているが、終戦直後の暮らしについては徐々に弱くなっているようだ。本著では思春期の少女の目を通してその悲惨さと、懸命に生きる特に女性の姿を描く。何も主張できず献身を強要され、犠牲になったのは婦女子で、戦後は女性の自立の幕開けでもあったことを暗く落ち込むことなく謳っている。2022.1.9

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    2022年01月09日
  • 躯 KARADA

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    面白かったです。
    現実世界でもそうですが、「デブ」「ハゲ」「ブス」など、誰かの何気ない一言で自分を見失ってしまうのは悲しいことだなと感じました。
    想像力に乏しいのか、それぞれのストーリーの終わり方だけ毎回「???」となってしまいました。

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    2022年01月03日
  • 暗鬼

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    人間の恐ろしさが如実に描かれており、後味の引く気味悪さがクセになります。
    重苦しい世界観ではありますがテンポが良く、また文章の作り方も巧いのでかなり読みやすいです。
    人を選ぶ作品だとは思います。

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    2021年12月24日
  • 来なけりゃいいのに

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    私は結構好き。
    普通だと思ってる人の普通じゃない短編集。
    読むごとにこれはすごい、強烈だわ、、、を更新してくる。
    なかでも表題作の「来なけりゃいいのに」と1番最初の「熱帯魚」が印象に残ってるかなぁ。
    人生、誰でも、何かをきっかけにして一気に脱輪してしまう。誰でも同じような境遇に陥りそうだけど、人生って怖い。

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    2021年12月14日
  • 幸せになりたい

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    イヤミスってこうゆう感じ?
    男性女性の主人公出てくるけど、たしかに共感はできない。こういう人もいるよなーくらい。
    後味は悪いかもしれんが、人間の幅広さを知れる点では、好きかも。
    強く生きようと思う。あと、因果応報だなって。悪いことすると帰ってくるんだなって。

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    2021年12月06日
  • いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)

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    短編の名手。もちろん長編も優れてるけど。日常の中に狂気を描くのも上手だ。ホラーと読むもコメディと読むも読者次第と思わせる。他の文庫本で既読のものもあったが時代遅れ感はない。『いっちみち』最初はつらい内容だったけどいい話です。主人公の女性は強くてすてき。

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    2021年12月05日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

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    シリーズ物なので買った一冊。

    拉致された刑事の話

    事件が解決するまでスピード感はなかったが、緊張やドキドキが続いた。

    あの気の強い主人公がだんだん心が折れて行く様子がちょっとショックだった。
    そして怒りの対象がだんだん犯人から自身の仲間にまで移って行く様子は、なんとなくわかる気がする。

    主人公と元相棒の信頼関係は感動した。
    この信頼が主人公が心折れるのを食い止めたと思う。

    主人公と元相棒がまたコンビを組んで事件解決してくれないかなと思った小説でした。

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    2021年12月03日