乃南アサのレビュー一覧
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音道貴子と滝沢保のコンビが捜査活動を行い、最終的に検挙に至る物語だが、男社会の刑事組織の中で葛藤する貴子の感情的な様子が巧みに描写されており、非常に楽しめた.原照夫が「発火ベルト」で焼け死に、堀川一樹、吉井知永子、水谷拓が喉を食いちぎられて死ぬという事件が起こり、それぞれの事件の関連性を捜査する過程で、オオカミ犬が登場する.知能の優れたこの犬を訓練していた人物を洗い出したが、大火傷に瀕死の状態.貴子らの努力で高木から動機を聞き出し、次の殺害者を守るべく貴子がオオカミ犬を追跡.手に汗握る迫力ある場面が面白かった.娘の復讐を企てた高木の執念は結果的に殺人を引き起こすことになったが、親として理解でき
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ネタバレ全体を通して、四季がテーマの短編集でした。
こういう何かテーマに沿って書かれている小説というのが好きで、発想が面白いなーと楽しませて頂きました。
「はなの便り」
後ろのあらすじを読んでネタバレを食らってしまい、あまり楽しめなかったのが残念でした。
「はびこる思い出」
何が隠されているのかワクワクしながら読めました。強かな主人公だな…と感心しました。
「ハイビスカスの森」
ホラーチックだけど、ほっこりハッピーエンドで良かったです。
幼い頃の記憶って、印象深いところだけ残ってたり改竄されてたりしますよね。
ちゃんと真実を確かめて、トラウマ解消できて良かったです。
「水虎」
最後ゾワッとしま -
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音道貴子シリーズ以来、しばらくぶりでの乃南アサさん小説。
これもシリーズということですが、警察に捕まってしまったほうが主人公の二人とは、意表を突かれます。ひとりは殺人、他は昏睡泥棒の罪!!しかも刑期を全うして社会復帰中という設定。逮捕歴を他人に秘して、谷中という古き良き時代の下町風情での生活。
ぶっちゃけ更生生活…。どうなることか、でも、そんな緊張感ある日々をさらりとまじめかつ、哀愁をこめ、ユーモアぶくみによく描けていますので、二人に感情移入バリバリです。乃南アサさん、ほんとうまいですね。
シリーズ2~3が楽しみに。こういう時、遅れて読むのは利点があります。すぐ続きを読めますから。 -
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「六月の雪』という題名
南の国「台湾」で、降るはずのない「六月」に、目にすることのできない「雪」
それだけで、ドラマが鳴り響く。
主人公の成長物語に、あまり教育の場に出てこない「昭和における日本とアジア」のこと。
太平洋戦争が終わるまで「日本」であった地域「台湾」
最近話題になった、同時期の朝鮮半島を描いた『パチンコ』とこの本を比べてしまうと、日本人作者のせいか、どことなく日本人の身勝手な“甘さ”が、目についてしまう。
ひとつ、間違えてはいけないこと。
中国にも、韓国にも、ロシアにも、マレーシア、インドネシアにも、親日家がいて、嫌日家がいる。
そしてどちらでもない「無関心」が、本当は大多 -
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ハコちゃん綾さんシリーズ3弾。
読み進めるにつれて、面白くなった。
1冊目は、なんかはこれという展開もなく、淡々と読んだ感じだったけど、2冊目は、地味ながらもいろんな事件?が起こって引き込まれた。
それで3冊目は、震災の話が出てくるなんて予想外でら、しかも超リアルだと思ったら、実体験を元にかかれていたかとは…
説得力の違う表現に引き込まれたのも、もちろんだけど、それでも、そこからの南くんの登場がなんとも言えず切なさが増して、良かったなぁ。
綾さんの最後の告白や、ニコイチだった2人が
それぞれに想い合いながらも、別の人生を辿っていく結末だけど、なんとも暖かな読後感だった。 -
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ネタバレ風紋から7年後、加害者と被害者の家族のその後を描いた名作。
母を殺された真裕子。新聞記者・建部。父が殺人者となった大輔。それぞれの人生は途方もない道筋を辿っていく。
レビューをわけていない為、3冊通した後の感想をわけて掲載する。
被害者(真裕子)の家族は少しずつ日常を取り戻している。が、主人公はどこか心が壊れてしまい、母親の死の現実を乗り越えられないでいる。
父親や姉はそれぞれパートナーをみつけ、新しい人生をスタートさせている。彼らの心理描写は余り描かれないが、真裕子と同じ様にうちひしがれ乗り越えられたのだと思いたい。
主人公の母親が殺害された事実を知る記者(建部)との会合が主人公の人 -
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ネタバレ風紋から7年後、加害者と被害者の家族のその後を描いた名作。
母を殺された真裕子。新聞記者・建部。父が殺人者となった大輔。それぞれの人生は途方もない道筋を辿っていく。
レビューをわけていない為、3冊通した後の感想をわけて掲載する。
加害者の子供(大輔と妹)達は、祖父母の家で暮らし、父親が殺人犯である事は知らない。
母親も事件後、生活が大きく変化し、実家に子供を預けたまま。
少年はとても大人びており、少しずつ運命に導かれていく。
彼の描写は何処か危なっかしい。既に身体は大人と同様であり、周囲から少し際立っている。
少年の葛藤描写は少ない(葛藤というか、心理描写はたくさんある。)が、描