鎖の上下巻が決着した後に落ち着いた頃の短編集でしょうか。女性の活躍と少子化の改善がこれからの社会を支える最優先の拠り所である現世を象徴するかのような潜在的な意図を勝手ながら感じました。犯罪の犠牲になる子供を殺めたのも子供という事件にはある女性の苦難が大いに関係している。それが主人公の身近な存在という新たな苦悩。そして、コンビを組んだ仲間も耐え難い日々に決着をt毛用と罪を犯す決心をした。が、許されない実情を最愛の伴侶が歯止めをかける。輻輳した人間関係のそれぞれで苦悩と忍耐が難事件をクリアにしていく予感が、続編を促すつくりに脱帽である。