あらすじ
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ!
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とても素敵な本でした!!
乃南アサさんの推理小説(刑事もの)は読んだことありましたが、これはまた一味違った作品でした。
何度でも読み直して、主人公の聖大くんや同期の三浦くん、上司や小桜さんたちに会いたくなりました。
新社会人の戸惑いや葛藤、成長がとても丁寧に描かれていて、しみじみと胸に染み渡りました。
そして、何より聖大くんが魅力的!!確かに『問題児』ではありますが、嫌な奴ではまったくない…むしろ人としての魅力が溢れてる!!と思いました。
『魅力』というと異性間の感情の言葉としてよく使いますが、小説を楽しむうえでの『魅力』はまた違うものだと思っています。この主人公の魅力は小説をより輝かせてると思います。
警察官としての物語、聖大くんの成長物語、これからも読んで楽しみたいです。
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新人、見習いの頃って聖大みたいな事、よくあったなぁ〜と思う。
若さ故の、根拠のない自信やらプライドやらで聖大がジタバタもがいているところが面白くもなんだか切なかった。
カッコいい警察ものは違って、いい事ばかりではないお巡りさんの地味でハードな仕事も改めて分かって…身近なお巡りさん、ありがとうございます。という気持ちになった。
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この本が本当に大好きで何回も読んでいます。
主人公の心境が鮮やかに描かれていて、心地よいというか、引き込まれてしまいます。
読み終わった後は登場人物ロスになります。
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インサイド警察、というよりも、主人公の高木聖大が悩みながら、もがきながら、素敵なおまわりさんに近づいていく風景が見えるような、そんな作品でした。続編を先に読んでしまっていたので、聖大がちゃんとしたおまわりさんになっていくことはわかっていたけれど、どんなふうに変わっていくのか?というところがとても面白読めました。
乃南アサさんももうすっかり僕のお気に入りの作家さんです。読みたいものが続々と出てきて楽しい読書の日々です。
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交番の警察官だったのかな?!と思うほど、警察官の仕事や内面の感情について丁寧に書かれた本です(^^)
刑事ものばかりでなく、たまにはこんなのもいいですね
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仕事との向き合い方に悩んでばかり、自分の力量を超えることばかり、大変で苦しい事ばかり。だからこそ存在意義があって、お給料をいただいている。そこに、使命感が生まれるっていうお話しだったけど、自分はとてもそこまでの境地に至っていない。あと定年まで約5年。悩みながら頑張ろう。
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新米警察官の交番勤務研修でのお話。
個人的に働き出して半年経ち、いろいろと思うところはある。
会社の中の規律とかそういうのに疑問を持ったり、
学生時代はよかったなーと振り返ったり、
はたまた何のために働いてるんだろう?
仕事のやりがいって何?幸せなんだろうか?
とかとか・・・
負のスパイラルに陥りがちのこの頃でしたが(笑)、
少し元気をもらいました電球
「ある意味自分は幸せ」
ふーん、そういう考え方もあるなぁと思った一冊でした。
やっぱり仕事することの魅力って、
いろんな人に会えることなのかなぁ。
ステキな先輩や上司に会えたらそれだけできっと、
この仕事やってよかったと思えるようになるのかも。
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内容(「BOOK」データベースより)
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。
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『駆けこみ交番』の前作。
警察学校での研修を終え、交番にて実務地域研修する主人公・聖大。プリクラにピアスと今時の若者。失敗を繰り返しながら、同期の三浦が次々に手柄をあげるなか、落ち込んだり、辞めたくなったり。新人警察官の成長記。三浦との友情もなかなか良い。
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交番で実務研修を受ける新人警察官、高木聖大が主人公。よくできた成長物語になっている。交番のおまわりさんの日常もよくわかる。ただ、主人公の高木聖大の性格はちょっとちょけすぎているのではないかとは思った(まあ、だからこそリアリティがあるのだが)。
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巡査見習いの聖大は、あまちゃんでガキで、読んでいてイライラすることもある。
だけどなぜイライラするか考えてみると、自分も聖大みたいだからなんだなぁ。
仕事が自分に向いてるのかわからないし、報われない感じもするし、なら生活のためだからと割りきろうとしても、そういう訳にもいかない。
使命感とか天職なんていう言葉を追いかけたい葛藤…
ヒーローが出てこないから、この小説は魅力的なんだ。
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成り行きで いい加減なまま警察官になった高木聖大。てれてれ、だらだらとすごしていて もうどーでもいいや やめちゃおうかな?という時 同期の三浦くんが生死をさまよう事故に合い、聖大も開眼!
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警察小説、てゆうか交番小説。
新人見習い警察官の聖大クンが主人公。
よく行く本屋さんで「どや?」とおススメしていたので、読んでみたりした。
お仕事小説であり、青春モノでもあり、構えず気楽に楽しめます。
って、出版されたのけっこう前なのか。
「ポケベル」て・・・・・。
交番勤務のお巡りさんたちのお仕事が、よーくわかります。
日々のお勤め御苦労さまです。
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佐々木譲や、横山秀夫の警察小説とは、違った新米警察官の成長物語。今風で、ドジな主人公が失敗を繰り返しながらも、なんとか頑張っている姿をさわやかに描いて、楽しく読むことができた。こういった地域課の‘お巡りさん’が頑張っているから、日本の治安が守られているのだと、改めて思う。
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将来、
警察官になる人へ贈った本。
いわゆる「いまどきの若者」の鏡である主人公が、よろけつまずきながらも、警察官として生きていく決意をするお話。
警察官になることのよさというものをたくさん感じることができる作品だったので、迷っている友人に贈った。
新しいことをはじめて、つまずいてしまった時に読み返したい本。
Posted by ブクログ
★あらすじ★
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを追ったことで俄然、職務に目覚める。
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現役警察官が「この本は警察官の日常がすごくリアルに書かれてる」とオススメしてくれたので読んでみた。
知ってそうで知らない仕事の数々がおもしろかった。
組織、仲間、ともすれば安っぽくなりがちなキーワードが、後半熱く熱く熱く活きてた。
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警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。
続編も読もうかな。
Posted by ブクログ
勤務外はピアスをし、警察手帳にプリクラを張っている、少々ヘタレの警察官の成長物語・・・
といえばカッコいいが、ちょっと臭いというか、やすもんTVドラマの香りがする。
もっとも、元警官だった解説の宮川花子さんもいうようにその詳しい交番警官の内容はすばらしく興味深い。
Posted by ブクログ
高木聖大という警察学校の卒業配置として警察署に配属された人物が主人公の一種の成長物語。
特に正義感もなく、なんとなくお仕事として警察に入ったという感じで、お調子者でいろいろやらかしてしまうのだが、何となく憎めないヤツ。別の交番に配属された正義感あふれる同期の三浦と手柄を競い合いながら、少しずつ成長していく姿が描かれている。3歩進んで2歩下がる、時には1歩進んで2歩下がることもあったりするのだが、人間臭さが全面に溢れている。
最後は大きな事件が起こるのだが、それまでは小さな事件はあるものの全体的にほのぼのした感じで話が進んでいく。
舞台は警察だが、警察小説の緊迫感やスピード感とは無縁とも言える。
Posted by ブクログ
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。
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評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。
Posted by ブクログ
多分読んでいるとき眉間にしわが寄っていたのでは。
とにかく人のはなしを聞かない。それも、そそっかしいのとは違って、訓示や説教、注意事項といった大事なことを聞かない。聞きたがらない。積極的に耳を閉ざす。
すぐに頭に血がのぼる。
子ども相手だろうが酔っぱらい相手だろうが、相手がけんか腰ならこっちもけんか腰だ。
市民相手に暴力事件を起こさずに済んでいるのは、周りの人が止めてくれるからだ。
では、熱血警察官なのかというとそれも違って、本当はフリーターでしばらく生きて行こうと思っていたのだが、売り言葉に買い言葉で就職することになり、行き掛かり上それが警官だっただけなのだ。
だからすぐ、この仕事は自分に向いてはいない、と逃げる。
「なら、おまえに向いている仕事ってなんだ?」といわれると黙るしかないくせに。
やる気はないくせに手柄だけは立てたがる聖大。
交番勤務とはいえ、事件が起きれば命の危険もある。
だからこそ「チームプレーであることを忘れるな」「自分の命は自分で守れ」としょっちゅう怒られているのに、それが出来ないんだなあ。
いつ成長するのだろうとイライラして読んでいた。
500ページ強の作品の400ページ目で、まだ成長していない。
最後まで読んで、やっとほんのちょっぴりの成長が見える。
そうだよね。人間そんなに簡単には成長できません。
言われたことがすぐに身につくようならだれも苦労はしません。
実はこの高木聖大の成長した姿は別なシリーズに出てくる。
いや、相変わらず軽いけど、でも職務はまじめにやっていそうですぞ。
「マエ持ち女二人組」シリーズ。芭子と綾香の出てくるやつ。
先にこっちで高木巡査を見ちゃったから、未熟すぎてイタい高木聖大がちと辛かった。
読む順番も大事だな。
芭子は高木巡査に自分の前科を知られるのではといつも警戒しているけれど、この本を読む限り、彼はそういうことは気にしないくらいの器はありそうだよ。
狂言回しなのかと思って今まで彼のことをあまり気にしていなかったけど、芭子の心を癒すのは、やっぱり聖大なのかもしれない。
Posted by ブクログ
「駆け込み交番」の高木聖大巡査シリーズ第1作。
フレッシュマンの警察官、しかも型破りというのはなかなか題材になっていなかったせいか、高木クンの成長を見守る母のような気分であっという間に楽しく読んでしまった。
高木クン、警察官を続けていてよかったね。
笑えて和めるコメディタッチの作品。
高木くんがまだまだ青いのであえて星を一つ減らしてみる(笑)
Posted by ブクログ
新米警官が主人公。駅前交番での研修の日々をコミカルに描く。
主人公の高木聖大は、すごくダメなヤツ。警察手帳に前の彼女のプリクラ貼っちゃってたり、言葉遣いもままならないわりには同期の三浦くんに嫉妬ばっかして、短気だし、ものぐさだし、先輩には口答えしちゃう。そして上司や先輩にしょっちゅう怒られている。
同じ刑事モノでは「踊る大捜査線」シリーズが大好きなんだけど、聖大は青島刑事とは大違い。
まずダメなとこは、やる気がなくて適当なところ。
この物語は、終始聖大の目線で進んで行くんだけど、「大真面目でやるなんて馬鹿馬鹿しい」「ああ、学生に戻りたい。」「そんなこと、どうだって良いじゃないか」等と言った、無気力な独白が多々出てくる。
でも何だか結構リアリティあるんだよなー。世の中の新人さんは、多かれ少なかれ、思っていたことと違う現実に、落胆したり、先輩の言葉にムカついたり、腹の中では思うこともあると思う。聖大みたいに態度に出しちゃうのはある意味良い度胸してると思うけど。
でも、その聖大も後半になって、少しずつ、仕事に面白みを感じられるようになってくる。色んな先輩や町の人と接することで、少しずつ成長して行くのだ。
新社会人に読んでもらいたい!
私的には、まっすぐで努力家の三浦くんが好きだなー。
実は、この高木聖大は、「いつか陽の当たる場所に」にも出て来るのだ。今放送しているドラマの方では、ジャルジャルの片方が演じてるんだけど、何かそのイメージが強すぎて、本読んでてもジャルジャルの顔を思い起こしてしまう。。
後編が楽しみ!
Posted by ブクログ
警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、研修初日から警察手帳に彼女のプリクラを貼っていたことがバレるような、今風のドジな若者。
道案内、盗難届の処理、ケンカの仲裁などに追われるが、失敗の連続でやる気をなくしていた。
が、所轄の同期見習いが犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。
聖大の成長をさわやかに描くポリス・コメディ。
休日にはピアスを耳にはめ、昔はナンパでならした主人公が、警察官になり成長していくお話になっています。
普通「警察小説」というと、大事件があり謎を解き、犯人を探して...
という物が多いと思いますが、本作は主人公の日常や警察官(お巡りさん)の仕事内容についてなどになっています。
私が知らない世界を少し感じられた気がして楽しく読む事ができました。
自分が社会人に成りたての頃した初歩的な失敗などを思い出し「あ~こんな(似たような)経験したなぁ~」っと思え、主人公に共感する所もありました。
不純な動機でお巡りさんになった主人公が、人との出会いを通して成長し仕事に責任感を持てるようになって行くのですが、読んでいて私自身も頑張って前向きに(初心の気持ちを忘れず)取り組んでいこうっと再認識させられた小説。