乃南アサのレビュー一覧

  • 岬にて―乃南アサ短編傑作選―

    Posted by ブクログ

    乃南アサ短編傑作選 第2弾

    ・岬にて 書き下ろし
    ・今夜も笑ってる
    ・ママは何でも知っている
    ・母の家出
    ・鈍色の春
    ・脱出
    ・泥眼
    ・春の香り
    ・花盗人
    ・微笑む女
    ・はびこる思い出
    ・湯飲み茶碗
    ・愛情弁当
    ・悪魔の羽根

    女性の心理描写の短編が盛りだくさん。

    「脱出」が一番好きだな。

    0
    2018年11月18日
  • 暗鬼

    Posted by ブクログ

    一つの家族のサスペンス。

    東京・小金井の大家族の志藤家に嫁いだ法子。

    夫である和人をはじめ、父・武雄、母・公恵、知的障害の弟・健治、妹・綾乃、祖父・松造、祖母・ふみ江、そして98歳になる曾祖母・エイの9人家族の一員となる。

    法子は手厚いほど歓待され、順調に新婚生活が2ヶ月が過ぎた頃、志藤家の借家に住む本庄屋家が心中してしまう。

    身寄りのなかった本庄屋にかわって、葬儀を取り仕切る志藤家であったが、深夜に法子以外の家族が密談の場に遭遇し、家族が事件に関わっているかもしれないと疑心暗鬼になる。

    濃密な接触をする弟妹、不気味な曾祖母、花壇に生える怪しい植物・・・

    徐々に狂気な家族に飲み込まれていく法子の運命は?


    家族という形をこんなにミステリアス、グロテスクに描けるのは流石乃南アサ!という感じ。

    一気読みでした。

    0
    2018年11月15日
  • 花盗人

    Posted by ブクログ

    ・薬缶
    ・寝言
    ・向日葵
    ・愛情弁当
    ・今夜も笑ってる
    ・他人の背広
    ・留守番電話
    ・脱出

    上記8作の短編集。

    それぞれゾッとする所がありますが、個人的には「愛情弁当」が一番ゾッとしました。

    乃南さんは短い文章で読者を引きこませるのがうまいですね。

    0
    2018年11月12日
  • 結婚詐欺師(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とりあえず、江本美和子が現れてからの、刑事阿久っちゃんの荒れっぷりにはドン引き。 しかし、最後には、ずっと相手にされなかった美和子に、正面から立ち向かい、言いたいことが言えてよかった。その結果、橋口逮捕につながったのだから。 橋口は、逮捕されても反省の色無なく、というラストもさもありなん。 とりあえず、口の上手い男には要注意という教訓になった本であった。

    0
    2022年04月04日
  • 結婚詐欺師(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚詐欺師、橋口雄一郎....はたから読んでいる私から見れば、200%胡散臭い男なんだが、次から次へと引っかかる女性たちに???となる。しかし心の隙間があったり、「自分がまさか詐欺なんて」なんて思っていると同じような目に遭うのかも、と心を引き締めた!そうこうしているうちに、キーパーソン江本美和子が現れて、物語が動き出す、ところで下巻へ~

    0
    2022年04月04日
  • 花盗人

    Posted by ブクログ

    R様オススメ本。乃南さんのブラックな短編集。
    とにかく最後がうわあと暗澹とした感じのする話が多い。というかそういう話を集めた本か?
    読み始めながら、もしかしたらそうかな?と読めてしまうあたりも多かったけど、それにも増して文章が面白いので読み進めてしまう。
    愛情弁当などは、クール便を見つけた瞬間にそうだろうと思ってしまったけど、心の内はとうなんだろうとかいろいろ考えてしまって、ページを捲らずにはいられなかった。
    留守番電話も、そんなことしてると危ないよと思いながら読み進め、最後はああああ~思った通りだよと思いつつ面白く読んいるという、やっぱり乃南さんすごいなと思わせる本でした。
    しかし、この次はちょっと幸せそうな本を読みたいかな。

    0
    2018年10月21日
  • 駆けこみ交番

    Posted by ブクログ

    乃南アサさんの作品を初めて読みました。出会いの印象がとても良かったので、一気に読み切ることができました。この作品が「ボクの町」という作品の続編であることを知ったので、順序は逆になりますが、ボクの町も探して読みたいと思います。

    0
    2018年10月17日
  • 女刑事音道貴子 嗤う闇

    Posted by ブクログ

    音道貴子シリーズ第3弾.出張のお供に.恥ずかしながら「嗤う」と言う字はこれで初めて知った.
    「ばかにした気持ちを顔に表す。あざける。嘲笑する。:大辞林 第三版」

    0
    2018年10月09日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

    Posted by ブクログ

    短編集。
    とんでもない殺人などは起きないけれど、人情溢れる話。
    しかしこの音道貴子という刑事はすごいなぁ。
    小説なんだからとは思うけど、登場人物が生き生きしていてとてもいい!

    0
    2018年09月18日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

    Posted by ブクログ

    ジワジワとくる。途中から止まらなくなり一気に読んだ。

    読者に謎解きさせる推理小説ではなく、大きな感動を与えるわけでもない。でも、人の顔をしっかり描き、いたずらに感動エピソードを詰め込まない、最後まで安定感のある小説だった。
    今までの音道貴子シリーズは、この長編小説のフィナーレを盛り上るための前座であり、その前座でさえもクオリティーが高かった。待ちに待った貴子と滝沢のコンビは、息はあっても仲は良くならない。最後の最後に恋人と再会するが、感動のシーンはない。こんなに盛り上げておいて、なんともあっさりと現実的に事が片付いていく。読者は全部を知り得ない。だから余計にできることなら知りたいと思う。もう少しだけ書いて欲しいと切実に願う。

    0
    2018年09月18日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

    Posted by ブクログ

    待ちに待ったあの名コンビが帰ってきた。
    凍える牙以来、短編や長編で貴子のそれからを読んできた。苦難や悲しみを乗り越え、成長していく彼女の姿を見てきたのだから、前置きが長かったこともあるのだろう、滝沢とのコンビは素直に嬉しくて、また面白かった。初めから終わりまで安定のクオリティ。後半が楽しみ。

    0
    2018年09月04日
  • 女刑事音道貴子 鎖(下)

    Posted by ブクログ

    面白かった!途中から感情が溢れてくるのが止められなかった。感動と爽快感。
    加恵子の肉親の反応がとても現実的で、それ以上の情報がないところが自然で良かった。そこで無理矢理に感動的なクライマックスに持ち込むことができたが、読者に情報を与えすぎないところが現実的で安定感がある。また、星野への報復も意外とあっさりしていて、その後の星野や加恵子と肉親、加恵子の判決、井川が息子に言いたかった事など、どうなったのかもっと知りたいと思ってしまうところが、著者乃南アサの凄さだろう。
    貴子は毎回、困難と悲しみと苦しみに立ち向き、つい重く暗くなりそうなストーリーなのだが、そこには必ず小さな希望や幸せや喜びが探せばある。それはわたしたちの日常がどんなに満足のいかないものでも、探せばそこには小さな幸せがあるものなのだろうと思わせてくれる。

    0
    2018年08月22日
  • ウツボカズラの夢

    Posted by ブクログ

    Rさまオススメ本。ちょっとぶりの乃南さんは久々に面白かった。
    実はテレビドラマの最終回をうっかり観てしまい、ある程度の内容は判ってしまっているものの、志田未来ちゃんがとても良かったので原作も期待できるだろうと思って読み始めました。

    やはり既にキャスティングされた状態で読むとちょっと邪魔かなぁとも思ったけど、ドラマとも違う終わりかたで、良い感じの読後感でした。
    しかし、ドラマも見事なキャスティングだったと改めて感心したかな。

    0
    2018年06月30日
  • 結婚詐欺師(下)

    Posted by ブクログ

    完全に引き込まれた。
    次にどんな手で女性を騙すのか?
    20−60代までを手玉にとる。
    そして刑事のかつての恋人まで。
    ちなみにAoudibleで、車で聴いていたが、映像で見るドラマよりも引き込まれました。
    ドラマの方はまだ見てないけど、音声で小説を聞く方が想像力が働いてこういうドラマは絶対に面白いと思う。

    0
    2018年05月03日
  • 地のはてから(下)

    Posted by ブクログ

    最後まで暗い内容だった。終章で幾分明るくなったが。
    大正から昭和、第二次世界大戦まで、北海道東部への入植者の苦労が描かれている。
    暗いけど、面白く一気に読んだ。以前、吉村昭の赤い人という北海道樺戸刑務所の囚人が北海道開拓に一役をなしたという小説があるが、時代は赤い人より後になるが寒さ厳しき北海道東部の開拓本当に大変だったと思う。人間のすごさを感じるととともにそのような環境の中で、少しのことで幸せを感じるということに感動した。

    0
    2018年04月10日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(下)

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまいました。途中から滝沢さんの身体が心配で気になって仕方がなかった。犯人のアイツの言い分にイライラ。音道さん良くぞ言ってくれました。これからも活躍を期待しています。

    0
    2018年03月28日
  • 女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)

    Posted by ブクログ

    音道さんと滝沢さん、もう少し歩み寄っているのかと思いきや。皇帝ペンギンから立ち歩きするアザラシとは、音道さんも容赦ないですなあ。さあ、下巻を読もうっと(^。^)

    0
    2018年03月27日
  • 女刑事音道貴子 鎖(上)

    Posted by ブクログ

    6本出てる音道貴子シリーズの3作目だけど、長編としては「凍える牙」以来の2作目。音道貴子は01年にNHKで天海祐希主演でドラマ化された「凍える牙」のハードなイメージがあり、この作品は少し違和感がある。16年に小池栄子主演でテレビ東京系でドラマ化されており、それは見たが、同じことを感じた気がする。原作通りだったんだ。

    0
    2018年03月25日
  • 紫蘭の花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった…。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ。傑作長篇ミステリー*

    十ン年ぶりの再読。いやー、今読んでもその巧妙で緻密なストーリー展開には脱帽です。あれこれと想像を巡らせながら読み進めると、一層楽しめます。
    ただ、改めて読むと、それまでは丁寧かつ周到な運びだったわりに、運を天に任せたような夏希の罠はやや雑な気が…初読時は、その劇的な展開に胸を躍らせたものですが。エピローグの、少々浮足立った二人のやり取りもなんだか…
    とは言え、ラストの≪ニュース≫で一気に締める手法はさすが。

    0
    2018年03月17日
  • 火のみち(上)

    Posted by ブクログ

    Rさまオススメ本乃南さんの上巻
    久々に?最初から面白い。
    時代背景もさらっと交えて描かれるので話に納得感もあり。
    それにしても、良い兄弟だなぁと思う。
    私としては八重子がほんとにイライラしてしまう。
    女に暴力は絶対に許せないけど、殴り付けたくなるのはわかる気がする。

    上巻でこんなに面白くして、下巻ではどんな話になっていくのか?
    楽しみです。

    0
    2018年02月22日