乃南アサのレビュー一覧
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犯罪被害者遺族と加害者家族の心情が切々とリアルに描かれていて胸が苦しくなりました。が、犯人の殺害動機が今ひとつぼやけけて現実感が薄いのが残念な気がしました。
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ハズバンズ/ピンポン/僕が受験にせいこうしたわけ/内緒/アンバランス/早朝の散歩/キープ/三年目/それは秘密の
短篇集、10ページ無いのもあってビックリ。数ページでもそこに物語がある。すごい!Posted by ブクログ -
テーマは恋。大小さまざまな9つの短編集。ままならぬ恋、厄介ではあるが、愛おしく掛け替えのない宝物でもある。数ページの物語でも思いを馳せることができる乃南さんは、やはりすごい方なんだな。おススメします。
あらすじ(背表紙より)
美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか?なぜこ...続きを読むPosted by ブクログ -
「嫁ぎ先の人々は異常なほど優しい。恵まれた生活。でも、殺される?!」と帯にありますが、ある意味殺されるより恐ろしい結末になってしまったかも……。途中からこれはホラー小説なんではないかと思い始めたPosted by ブクログ
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11編の短編集が収録。どの作品も、最後の最後でゾッとさせられる作品ばかり。しかし、なかにはゾッとではなく、ホッとさせられる作品も。さあ、どの作品か?
この緩急が、短編ならではの乃南作品の味かと。Posted by ブクログ -
『凍える牙』の音道・滝沢コンビ復活。それぞれに歳を重ね、経験を積んだ2人のコンビはいかに事件解決していくのか?
ある日、古い木造家屋解体中の現場、地中から二体の白骨が発見されるところから、事件は進む。Posted by ブクログ -
乃南アサ著「不発弾」
現代社会で抑圧された不発弾の様な人々の思いが6つの作品に描かれている。
恐怖、狂気、恨みなどの怖さが根底の作品の中でひとつ「福の神」は趣の異なる心にしみる話。私は少し泣けました。
寂しさと涙を不発弾の様に抱え、こらえて生きてきた女性に幸せを運んできた福の神とは・・・Posted by ブクログ -
音道貴子シリーズ第二弾。今回は、上下巻の長編作品。
新たないけ好かない相棒と組んでの捜査。この相棒のお陰で、窮地に追いやられる主人公・音無。
昔の相棒、滝沢の登場によって、彼女は置かれた状況は打破されるのか?
いつの間にか、私生活でも心つながるパートナーとの出会いがあった音無貴子。
このシリーズ、発...続きを読むPosted by ブクログ