乃南アサのレビュー一覧

  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    音道貴子と滝沢保のコンビが捜査活動を行い、最終的に検挙に至る物語だが、男社会の刑事組織の中で葛藤する貴子の感情的な様子が巧みに描写されており、非常に楽しめた.原照夫が「発火ベルト」で焼け死に、堀川一樹、吉井知永子、水谷拓が喉を食いちぎられて死ぬという事件が起こり、それぞれの事件の関連性を捜査する過程で、オオカミ犬が登場する.知能の優れたこの犬を訓練していた人物を洗い出したが、大火傷に瀕死の状態.貴子らの努力で高木から動機を聞き出し、次の殺害者を守るべく貴子がオオカミ犬を追跡.手に汗握る迫力ある場面が面白かった.娘の復讐を企てた高木の執念は結果的に殺人を引き起こすことになったが、親として理解でき

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    2024年01月13日
  • 緊立ち 警視庁捜査共助課

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    警視庁刑事部捜査共助課に勤務する2人の女性を軸に指名手配犯を捜査する逮捕劇。

    「見当たり捜査班」で4人1組のチームで動く、川東小桃。
    けっして派手さはないのだが、「目元」だけで動く人の中からひとりを見つけるのは容易ではなく、集中力が必要。
    見当てたときのゾクゾク感、快感なのか武者震いなのか身体中の血液がすごいスピードで巡る感覚は、たまらないんだろう。
    待つ、ひたすら待つ、、、

    頭の中でスーパーの鮮魚コーナーで流れている
    サカナ サカナ サカナ
    サカナを食べると〜

    読みながら思わず口にしてしまう…

    「広域捜査共助係」でペアを組み動くのは佐宗燈。
    粘り強く地道な捜査で、気づかれることなく張

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    2023年12月17日
  • 悪魔の羽根

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    ネタバレ

    全体を通して、四季がテーマの短編集でした。
    こういう何かテーマに沿って書かれている小説というのが好きで、発想が面白いなーと楽しませて頂きました。

    「はなの便り」
    後ろのあらすじを読んでネタバレを食らってしまい、あまり楽しめなかったのが残念でした。

    「はびこる思い出」
    何が隠されているのかワクワクしながら読めました。強かな主人公だな…と感心しました。

    「ハイビスカスの森」
    ホラーチックだけど、ほっこりハッピーエンドで良かったです。
    幼い頃の記憶って、印象深いところだけ残ってたり改竄されてたりしますよね。
    ちゃんと真実を確かめて、トラウマ解消できて良かったです。

    「水虎」
    最後ゾワッとしま

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    2023年12月07日
  • 来なけりゃいいのに

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    この出てくる女性たちがリアル!
    嫌だな~この感じ!と思いながら
    自分は大丈夫かな?と不安にもなる感覚。

    読みやすくて好きなタイプだった。

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    2023年11月29日
  • ドラマチック チルドレン

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    感想
    子供達は本当は何を求めているのか。生徒と教師ではない。仲の良い上級生。目線を合わせて、立場に立って。でも時には厳しさも求められる。

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    2023年11月15日
  • いつか陽のあたる場所で

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    音道貴子シリーズ以来、しばらくぶりでの乃南アサさん小説。

    これもシリーズということですが、警察に捕まってしまったほうが主人公の二人とは、意表を突かれます。ひとりは殺人、他は昏睡泥棒の罪!!しかも刑期を全うして社会復帰中という設定。逮捕歴を他人に秘して、谷中という古き良き時代の下町風情での生活。

    ぶっちゃけ更生生活…。どうなることか、でも、そんな緊張感ある日々をさらりとまじめかつ、哀愁をこめ、ユーモアぶくみによく描けていますので、二人に感情移入バリバリです。乃南アサさん、ほんとうまいですね。

    シリーズ2~3が楽しみに。こういう時、遅れて読むのは利点があります。すぐ続きを読めますから。

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    2023年11月13日
  • 六月の雪

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    ネタバレ

    台湾に興味を持ってば、なるほどと思うことも多い。ただ流し読みには適さないほど、頭を使う必要はある。それだけ読み応えはあると思います。
    最後の唐突な別れは、読んでいて胸を締め付けられます。

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    2023年11月05日
  • 緊立ち 警視庁捜査共助課

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    警視庁捜査協助課に勤務している女性刑事の話。それぞれの仕事の内容が少し違っているが仲が良い。家庭内にそれぞれ悩みがあり事件解決にも忙しい。犯人逮捕で東奔西走する毎日は大変だ。ただもう少し犯人像に深掘りすると良かったかな?

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    2023年11月03日
  • 緊立ち 警視庁捜査共助課

    購入済み

    さらっと読めました

     乃南さんの新作に久しぶりに手が伸びました。
     あらすじを読んでみて、内容が重そうではなかったので。
     昔、音道貴子シリーズを読んで女性警察官ものに共感するようになりました。他の作家さんの女性刑事ものもいろいろ読んできました。しかしこのごろは、昭和から平成にかけての女警の覚悟みたいなものの重さに、読むのにも覚悟がいるようになってしまっていました。
     でも、この作品はそうでもないらしいと読んでみました。その通りで、さらに令和のこの時代の夫婦の姿が見えてきて、興味深いものがありました。自分と似たような年取った親を抱えた夫婦、子どもたちと同じ年頃の若い夫婦、刑事ものと夫婦ものの二本立てがうまく織りな

    #共感する

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    2023年10月26日
  • 緊立ち 警視庁捜査共助課

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    指名手配犯を追う二人の女性刑事を中心に描いた警察小説。

    一人はメモリー・アスリートと呼ばれ、秀でた記憶力と鋭い観察力を武器に手配犯を探し出す。
    もう一人は細い糸を手繰り寄せながら地道に手配犯を追う広域捜査共助係。

    過程は違えども、被疑者逮捕へ向かう情熱と努力に感服する。

    犯人逮捕に至るまでの緊迫感と確保した時の解放感。
    その落差がスリリングで楽しめた。

    女性刑事達が抱える問題も織り込まれ、仕事と家庭を両立する事の難しさに溜息が漏れる。

    緊急立ち回り情報を意味する「緊立ち」。
    終盤の大捕り物は圧巻。

    読み応え十分な警察小説。

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    2023年10月26日
  • 女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

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    『凍える牙』で、読者に熱い共感を与えた女性刑事・音道貴子。彼女を主人公にした初の短編集。貴子自身がゴミ漁りストーカーに狙われて、気味悪い日々を過ごす「あなたの匂い」。ビジネスホテルで無理心中した老夫婦の、つらい過去を辿る表題作など6編。家族や自分の将来に不安を抱きつつも、捜査に追われる貴子の日常が細やかに描かれる。

    懸命にコツコツ男社会で働く姿は・・・応援したくなる。

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    2023年10月16日
  • いちばん長い夜に

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    何故か東北地震のときだけすごくリアルな書き方なので驚いたけど、本当に経験されたとは。
    新しく彼氏で来たりあやさんと距離ができたり。かなり動きの多い内容だった。

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    2023年10月11日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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     「疾風はの全身は見事に躍動し、輝いていた。背中の中心から尾は黒に近い灰色、腹の方に下がるに従って毛は銀色に見える。自分をお追ってくる者の存在など、まるで眼中にもないように、一点を見つめて走っている。」

    走っている姿が目に浮かびます。

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    2023年09月26日
  • しゃぼん玉

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    さくさく読めた。心が摩耗し人生を捨て去ろうとしていた男が今一度自分を見つめ直すまでの過程がよかった。清々しい

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    2023年08月16日
  • 女刑事音道貴子 凍える牙

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    冒頭の火災の焼死体に咬傷がのこされていた。テロ的なミステリーかと思いきや大型犬に襲われて命を奪われる事件が勃発する。孤高の女刑事が理不尽な男社会で抗いながら常に前を向いて闘う姿勢は読み手をひきこみます。ドラマ化されて音道貴子役は小池栄子さんが演じているようですがちょっとイメージがわきません。作品は違いますが誉田哲也さんのストロベリーナイトの姫川玲子を演じた竹内結子さんが個人的には適役で、相棒の滝沢刑事はマキタスポーツが適役ではないかと感じます。音道貴子シリーズを読破しようと思います。

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    2023年08月15日
  • いつか陽のあたる場所で

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    連作短編だった。主人公が歳上の女性と2人で助け合って生きる話。わりとハートフル。読後感がよい。社会で生きていると、こういうお節介に困惑したり、ご厚意に救われたり、噂話や無意識の差別意識に傷つけられたりするなあと思った。

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    2023年07月30日
  • 行きつ戻りつ

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    日本全国各地を舞台にした家族の物語。短編なのに色んな感情それぞれ湧いて読後は自分が旅に行ったような気持ちにさえなった。それぞれの感想はあとがきとまるで一致していたことにも驚いた。

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    2023年07月26日
  • 躯 KARADA

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    アンソロジーで短編を読んで気になってた作家さん。殺人鬼や明らかな異常者(ちょっとヤバめな人はいたけど)が出てくるわけではなく、日常に潜む狂気がほんの少しのきっかけで表出する怖さ、薄気味悪さを感じる作品集。「臍」が好きかな。

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    2023年07月12日
  • しゃぼん玉

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    ん?この本は読んだこあったかな?…章が進むにつれて数年前の深夜にやっていた映画、主人公の青年が林遣都で片田舎の婆ちゃんが市原悦子だったなあと思い出した。この二人を想いうかべながら読んだが違和感なく読むことができた。原作もそうですが脚本が素晴らしかったのかなあと感じました。

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    2023年07月08日
  • 六月の雪

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    「六月の雪』という題名
    南の国「台湾」で、降るはずのない「六月」に、目にすることのできない「雪」
    それだけで、ドラマが鳴り響く。

    主人公の成長物語に、あまり教育の場に出てこない「昭和における日本とアジア」のこと。

    太平洋戦争が終わるまで「日本」であった地域「台湾」
    最近話題になった、同時期の朝鮮半島を描いた『パチンコ』とこの本を比べてしまうと、日本人作者のせいか、どことなく日本人の身勝手な“甘さ”が、目についてしまう。

    ひとつ、間違えてはいけないこと。
    中国にも、韓国にも、ロシアにも、マレーシア、インドネシアにも、親日家がいて、嫌日家がいる。
    そしてどちらでもない「無関心」が、本当は大多

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    2023年06月28日