【感想・ネタバレ】チーム・オベリベリ (下)のレビュー

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Posted by ブクログ

北海道開拓民の苦悩を、その中の1人の女性カネの視点から描いた作品。

フィクションだと思いながら読んでいたので、いつになったら成功への道が開けるのかと思っていたら、とうとう最後まで苦しい展開で終わりビックリした。
でもだからこそリアルだったし、当時の激動の時代も相まっていかに未開の地でゼロから切り開いていくかの大変さがありありと伝わってきた。
主人公カネに対する勝の態度や依田さんの不器用すぎる姿勢に大分イライラした場面も多かったが、カネのひたむきさと逞しさに終始励まされる。しかしあの時代にあれだけの教養をつけた女性が勿体無いという感想もやっぱり捨てきれない。
先が気になって一気読みできた本だった。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ


残りページ数的にそろそろ見通しがたってもいいのでは?と心配しながらそのまま読み終わっちゃいました。「赤い人」だとどんどん道やら畑やらできていったかのようなスピード感で語られてますが、実際開拓してた人たちにしてみたらそんな簡単な話ではなかったんでしょうね。

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2023年01月26日

Posted by ブクログ

身を粉にして働いても、いっこうに作物が実ることのない極寒の地オベリベリ(帯広)。
人の心をわかることができない依田さんや、大酒飲みの勝にいらいらする。横浜にいればカネは一般人以上にハイカラな生活ができていただろうに。

しかし、この晩成社のおかげで、今日の十勝地方があるのであり、長い意味で大器晩成であった。

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2023年06月20日

Posted by ブクログ

開拓 それも厳しい自然の北の大地。慣れない自然の脅威に心が萎んでいくのも仕方がないと思う。これは無理と逃げ出そうとする人がいれば、来年こそと踏ん張る人もいる。どちらが正しいとはとても言えない。それぞれが自分の判断を信じていくしかないのだろう。
柔軟に反応することが大切と感じるけれど、それも余裕があればこそとも思う。

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

過酷だし苦労も絶えない状況が続くけど、それでも日々の暮らしの中で自然の偉大さや美しさに目を向けられる主人公は、しなやかで強い女性なんだなぁと思った。

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2023年03月09日

Posted by ブクログ

表紙が気に入って購入。開拓の険しさにフォーカスした話は、なかなか読ませるが、3人の男たちのそれぞれの人生、開拓の顛末がエピローグでそっと触れられて終わっており、そこが読みたいんやんと思った。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻で一向に開拓が進まず、良い展開にならないので下巻に期待していたものの、結局苦境を脱しないまま、終わってしまった。
苦しい中でも心を強く持って生きようとするヒロインのリアルな姿を描くという意味では、これもアリだったのかもしれない。
けれども、もう少し読者をホッとさせる展開があっても良かったのになと思った。

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2022年08月12日

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