チーム・オベリベリ (下)
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チーム・オベリベリ (下)

946円 (税込)

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3.9

文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は、未開の大地でいかに生きたか。
私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ、
十勝は、私たちを容易に受け入れてはくれない。
信仰心に支えられながら晩成社の仲間をともに厳しい北の日常を生き抜く若き女性カネの肖像。

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チーム・オベリベリ のシリーズ作品

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  • チーム・オベリベリ (上)
    902円 (税込)
    約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • チーム・オベリベリ (下)
    946円 (税込)
    文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は、未開の大地でいかに生きたか。 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ、 十勝は、私たちを容易に受け入れてはくれない。 信仰心に支えられながら晩成社の仲間をともに厳しい北の日常を生き抜く若き女性カネの肖像。

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チーム・オベリベリ (下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月11日

    北海道開拓民の苦悩を、その中の1人の女性カネの視点から描いた作品。

    フィクションだと思いながら読んでいたので、いつになったら成功への道が開けるのかと思っていたら、とうとう最後まで苦しい展開で終わりビックリした。
    でもだからこそリアルだったし、当時の激動の時代も相まっていかに未開の地でゼロから切り開...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月26日


    残りページ数的にそろそろ見通しがたってもいいのでは?と心配しながらそのまま読み終わっちゃいました。「赤い人」だとどんどん道やら畑やらできていったかのようなスピード感で語られてますが、実際開拓してた人たちにしてみたらそんな簡単な話ではなかったんでしょうね。

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    Posted by ブクログ 2023年06月20日

    身を粉にして働いても、いっこうに作物が実ることのない極寒の地オベリベリ(帯広)。
    人の心をわかることができない依田さんや、大酒飲みの勝にいらいらする。横浜にいればカネは一般人以上にハイカラな生活ができていただろうに。

    しかし、この晩成社のおかげで、今日の十勝地方があるのであり、長い意味で大器晩成で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月07日

    開拓 それも厳しい自然の北の大地。慣れない自然の脅威に心が萎んでいくのも仕方がないと思う。これは無理と逃げ出そうとする人がいれば、来年こそと踏ん張る人もいる。どちらが正しいとはとても言えない。それぞれが自分の判断を信じていくしかないのだろう。
    柔軟に反応することが大切と感じるけれど、それも余裕があ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月09日

    過酷だし苦労も絶えない状況が続くけど、それでも日々の暮らしの中で自然の偉大さや美しさに目を向けられる主人公は、しなやかで強い女性なんだなぁと思った。

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    Posted by ブクログ 2022年09月30日

    表紙が気に入って購入。開拓の険しさにフォーカスした話は、なかなか読ませるが、3人の男たちのそれぞれの人生、開拓の顛末がエピローグでそっと触れられて終わっており、そこが読みたいんやんと思った。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月12日

    上巻で一向に開拓が進まず、良い展開にならないので下巻に期待していたものの、結局苦境を脱しないまま、終わってしまった。
    苦しい中でも心を強く持って生きようとするヒロインのリアルな姿を描くという意味では、これもアリだったのかもしれない。
    けれども、もう少し読者をホッとさせる展開があっても良かったのになと...続きを読む

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